#hon
『
科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
』読んだ!
以下感想
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■総括
天才と言われている人たちの発想の飛躍の仕方、意味わからなさ過ぎてかっこいい~~!となったし、アインシュタインが漫画キャラにいたら私の性癖?というくらいの宗教との殴り合いをしていて可愛かったです。なんだこの感想。
■概要
世間的に相容れないと考えられがちな宗教と科学者との関係について、物理学量子力学天文学の進歩を簡単にまとめながら、著名な科学者がそれぞれ宗教に対してどのような姿勢を持っていたのかを注釈していく新書。
地動説と天動説の対立の流れにおいて宗教がどのような立場を取っていたのか、その後「光」「世界の始まり」というキリスト教における重要なファクターがどのように科学で解釈・研究されていったのかを簡潔にまとめている。
要所要所に挟まれる科学者と宗教の関係に関しては、世間で有名な逸話や新聞や本人の著作などを引用しつつ、筆者の思想を交えながらわかりやすく紹介されている。
それはそれとして最終的にどの著名人も神との関係は切っても切れないよね!何にせよ心惹かれているよね!に着地させており恣意的だなと感じる部分はないことはない。
■感想
宗教をベースに科学の話をするというよりも、科学の歴史をベースに宗教と合わせて解説するという感じの本だった。
有名な逸話や新聞の記事について、あくまで創作だと言われているとかのフォローアップがしっかりしていて良かった。
ニュートンのりんごが落ちるのを見て万有引力を発見した話は知っているけど、そこから「どうして月は地球から離れないのか?」で遠心力と同じ理屈を思いつくの意味が分からないよな。そもそもなんの知識もない状態で「目に見えない力が働いてりんごが落ちるんだ!」となるのも意味が分からない。
真面目に考えるほど気持ち悪くなってくる。面白。今まで気にしないように生きていた世界、意味が分からなくてウケる。というようなことを読みながらずっと考えていた。紹介されている例の人たち、みんななぜそこのたどり着けるのか……?となる例ばかりで良い。
そういう基礎知識何にも身についていないので全員「なんか……聞いたことある……!」となるけど何も思いつかない。この前「進化論を発見したのは?」と聞かれてガリレオガリレイ!と元気に答えた人間です。
進化論以前の人は生活と政治ががっつり宗教と癒着していたからたびたび神について悩むのは分かるんだけど、進化論以降・近現代になっても著名な人が神について言及するのは面白い。まぁそういう人をこの著者が選んでいるのかもしれないけど。
とりあえず著者がいいたいことは最後の章のまとめに全部書いてあるのでそこを読めばOk!
アインシュタインで萌えたとこ。宗教に反発していたアインシュタインが「特殊相対性理論」によって時間の不平等性・光の速さはどんな時も一定などを証明することで聖書で唱えられていたものを軒並み否定することに成功したと思ったのに、「宇宙はビックバンにより生まれ膨張し続けている」という「神は「光あれ」と言われた。すると光があった」を髣髴とさせる事象の証明に特殊相殺性理論が使われたり、最終的に仇とした量子力学を論破しようと作った「箱の中の時計」問答も特殊相対性理論で反論されたりした構造があまりにも寝取られで良かったです。何を言っている?
ここまで
感想
編集
2023.07.14
『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで 』読んだ!
以下感想
■総括
天才と言われている人たちの発想の飛躍の仕方、意味わからなさ過ぎてかっこいい~~!となったし、アインシュタインが漫画キャラにいたら私の性癖?というくらいの宗教との殴り合いをしていて可愛かったです。なんだこの感想。
■概要
世間的に相容れないと考えられがちな宗教と科学者との関係について、物理学量子力学天文学の進歩を簡単にまとめながら、著名な科学者がそれぞれ宗教に対してどのような姿勢を持っていたのかを注釈していく新書。
地動説と天動説の対立の流れにおいて宗教がどのような立場を取っていたのか、その後「光」「世界の始まり」というキリスト教における重要なファクターがどのように科学で解釈・研究されていったのかを簡潔にまとめている。
要所要所に挟まれる科学者と宗教の関係に関しては、世間で有名な逸話や新聞や本人の著作などを引用しつつ、筆者の思想を交えながらわかりやすく紹介されている。
それはそれとして最終的にどの著名人も神との関係は切っても切れないよね!何にせよ心惹かれているよね!に着地させており恣意的だなと感じる部分はないことはない。
■感想
宗教をベースに科学の話をするというよりも、科学の歴史をベースに宗教と合わせて解説するという感じの本だった。
有名な逸話や新聞の記事について、あくまで創作だと言われているとかのフォローアップがしっかりしていて良かった。
ニュートンのりんごが落ちるのを見て万有引力を発見した話は知っているけど、そこから「どうして月は地球から離れないのか?」で遠心力と同じ理屈を思いつくの意味が分からないよな。そもそもなんの知識もない状態で「目に見えない力が働いてりんごが落ちるんだ!」となるのも意味が分からない。
真面目に考えるほど気持ち悪くなってくる。面白。今まで気にしないように生きていた世界、意味が分からなくてウケる。というようなことを読みながらずっと考えていた。紹介されている例の人たち、みんななぜそこのたどり着けるのか……?となる例ばかりで良い。
そういう基礎知識何にも身についていないので全員「なんか……聞いたことある……!」となるけど何も思いつかない。この前「進化論を発見したのは?」と聞かれてガリレオガリレイ!と元気に答えた人間です。
進化論以前の人は生活と政治ががっつり宗教と癒着していたからたびたび神について悩むのは分かるんだけど、進化論以降・近現代になっても著名な人が神について言及するのは面白い。まぁそういう人をこの著者が選んでいるのかもしれないけど。
とりあえず著者がいいたいことは最後の章のまとめに全部書いてあるのでそこを読めばOk!
アインシュタインで萌えたとこ。宗教に反発していたアインシュタインが「特殊相対性理論」によって時間の不平等性・光の速さはどんな時も一定などを証明することで聖書で唱えられていたものを軒並み否定することに成功したと思ったのに、「宇宙はビックバンにより生まれ膨張し続けている」という「神は「光あれ」と言われた。すると光があった」を髣髴とさせる事象の証明に特殊相殺性理論が使われたり、最終的に仇とした量子力学を論破しようと作った「箱の中の時計」問答も特殊相対性理論で反論されたりした構造があまりにも寝取られで良かったです。何を言っている?
ここまで