不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

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#eiga
』さっき見終わったので軽く感想。

物語の回転も速ければちょくちょく戦も入ってくれるしコメディもあり恋愛もありでしっかりエンタメ作品をやってくれている。
ホモソーシャルにおける恋愛やら誇りやらをそれなりに真面目にやりつつ、徹底してショーもな!の気持ちでやってくれるので見ていて楽しかった。
私は愛やら恋やら友情やら誇りやらを丁寧に書きながらしょーもなと言ってくれる作品が好き。
最後の「首なんかどうでもいいんだよ!」を聞きたいがための映画だったので満足である。

ここまで

感想

#eiga
犬神家の一族がyoutubeで無料公開されていたので見たけど、見たのが一週間以上前なので感想がぼんやりしている。
にしても犬神家は原作既読映画もドラマも見ているのに、毎回トリック忘れる。
犬神家はトリックよりもそこに発生した人間関係の方が重要で、私がホワイダニットに興味がないので結果的に最後の重要だけどトリックがないところがすっぽ抜けているだけです。

感想

#eiga
ミステリと言う勿れ 』見た
原作はどこまで読んだか覚えてない
ドラマ未見
あまり原作が好きではないが、すすめられたので見た

なぜミステリと言う勿れが好きじゃないか考えるタイプ
以下ネタバレ感想


■総括
シナリオラインがそもそも原作の時点で好きではないのだが、加えて演技のわざとらしさとBGMの気の合わなさとが相まって割と集中できなかったし好みではないと感じました。

■BGM
マジで私BGM興味ないんだけどちょくちょく「いまこのBGM?」とか「何このBGM」って思考が止まる場面が多々あって気になった。覚えてないけどBGMで思考止まったことだけ超覚えている。知らん。

■演技
私基本的に演技に対する興味ないんですがこてこてのわかりやすい演技で見ていてつらかったです。特に主人公の依頼人である汐路。
一応途中で「大人の要求にこたえるためにわざとらしく子どもっぽい演技をしていた」と開示されるので「あの鼻につく演技はわざとだったのかー」となるのですが、最後にすべてを吹っ切ったっぽい時の「また会いに行くからね!」みたいなセリフもわざとらしくて「結局本心っぽい演技もわざとらしいんかい!」ってずっこけました。私の受け取り方が悪いんですか?いや子どもの心の傷がすぐに治るわけがないのでそのわざとらしい演技もわざとで、最後に声をかけたという事実が大事なんです!と言われればまぁそうなんですが……。全体の演技のチューニング的にわざとらしい演技に全員が寄っていたのであんまりそのラインに対する信用がない。
整君の演技に関してはあんまり意識が途切れなかったので良かったんだと思う。というか私は本当に演技に対する頓着があんまりないので、気になるときくらいしか言及できないのでよぅ…………。

■シナリオ
この映画は伏線が出てきた時点でカメラの「ここが重要ですよ!」の圧がすごい上にそこから特にひねることもないので解答部分を聞いても全部「そうね……」という気持ちになる。謎の転換部分に関しても、火曜サスペンス方式で後出しの証拠が出てこないと進展がない(自力推理が不可能)やつなのでどんでん返し的な驚きもなく。いやミステリじゃないらしいんでそれでいいんですけど……。
「秘密の花園は紫色なんだ!」とかいう子どもが覚えているかわからないようなヒントによって解決するというのが「些細な言葉でも子どもにはいつまでも残る」とつながっているのはわかるんだけど、本来お父さんはあそこで死ぬとは思っていなかったので他にヒントを残していなかったということなんだろうか。仮にお父さんが意図的に汐路に紫をそこで与えたことをヒントだよ!と考えているんだとしたら子どもに重責負わせすぎだろと思う。博打ということか?(それでも作中で執拗に繰り返される紫はここにしかないので推理としては普通にたどり着く
まぁ本作はミステリじゃないらしいので、じゃあ何を楽しめばいいのかというと残るのはキャラクターなのか?と思うが、割とどのキャラクターも舞台装置的かつミステリーが得意ではないみなさまなので整君がいないと話が進まないので私はいったい何を見ればいいんだろう……と思っていました。キャラクター誰も好きになれない……何をみればいいの……

■なんで好きじゃないのか
私が「ミステリと言う勿れ」を好きじゃない理由の一つに、整君の現実問題に対するフラットな視線っぽいやつを今ままでそんなこと考えてもいなかっただろうみんながくそ早い理解速度で納得して迎合していく様があまりにも非現実的なところだったんだけど、まぁそれに対しては創作物だからいいんじゃない?という気持ちもある。そうだったらいいねとは思いますし。今回も子ども枠である汐路の前でばりばりに言い争いをしていた家族たちが後半になってから汐路に対して「あなたは子どもなんだから」と守る側になっていくのが爆速で、まぁこれに関しても根は善良な人たちが遺産相続という異常事態のせいでそうなっちゃっただけなんだろうからな~という落としどころもある。個人的には最後に犯人に汐路さんが攻撃されているシーンで誰も言葉でも行動でも止めに来ない時点で「ぶ、舞台装置ども……!」みたいな気持ちですが……。これはたぶん原作だと漫画なのでもっとテンポよくいってるから止める暇がない感じなんだろうな。これは映像化するにあたっての時間経過の調整の難しさでもあるが。
気になるとは言っても理由付けによってはフォローできるのになんでこんなに読む気しないんだろうな~と自分で今までよくわかっていなかったんだけど、今回の映画で音声化されたことで勝手に得心がいったんだけど、整君の発言がフラットっぽい演出になっている割にあんまりフラットじゃないところがちょくちょくあって気持ち悪いからでした!
整君は「なんでみんなはそういう風に偏った・凝り固まった見方をするのかな~?」って独り言を言うんだけど、女性の権利について語るときにわざわざ「おじさん」という単語を使って逆襲したり、父親の死は事故じゃなかったと信じたい汐路に対して証拠なしで「あなたの父親は事故だったんです」と断定したりする物言いをめちゃくちゃするんだけど、そこが私にはめちゃくちゃブーメランに見えるんだということが分かりました。
女性の権利でおじさんという単語を出すのは男性と女性の権力の不均衡があるからいいじゃん!という気持ちもあるが、それをするのって相手を殴り返すときの物言いであって独り言ではなく、それなのに整君のはあくまで独り言ですから!みたいな感じでどこからどこまでが独り言でどこからどこまでが明確な反論なのかが不明瞭なのがめちゃくちゃずるいなと思う。誰かの味方であるための言葉であるならそれでいいんだけど、あくまで独り言という体だから……。作品的には意見であり、整君(キャラクター)的には独り言であるということは本来成り立つんだけど、整君の独り言であるさまが作品内で一貫できていないように私が感じる。それに整君の立ち位置はたぶん作品テーマ的に「みんなそれぞれの思いがあって、それは他人によって虐げられてはいけない。私たちはそれぞれ尊重されるべき人間なのだからお互いを大事にしてください」の人で、途中で登場するジェンダーとかの解体は「あなたは一人の人間であってそれらのラベリングは他人がつけたものであってあなたがそれに従う必要はない」ことの自覚を促すための手段であって目的じゃないのだから、そこで別のラベリングを発生させて殴るようにするのは独り言で他人を救うスタンスと私はかみ合わせが悪いなぁと感じて嫌だ。スタートのテーマと途中に発生する独り言の方向性にばらつきがある点が大変気になる。
汐路に関してはもう「なんでみんなはそういう風に偏った・凝り固まった見方をするのかな~?」ってあたかも自分がそれから外れているように言っている割に、証拠もなしに汐路の父親の死の真相を断定してきた当たりがそのままブーメランになっているのにそれに対する突込みがないのがかゆい。あと自分のテリトリーに厳しいがその代わり他人のテリトリーも大事にする的なふるまいをしている人間が、汐路のアルバム本人に無許可で見ているのとかめちゃくちゃ気になる。整君自分のアルバム勝手に他人に見られたら怒るタイプだと思うんだけどそうでもないんですか?
作品内の自他ともに繊細な男という描写の整君に対して、他人に対してそこまで繊細じゃなくないかという違和感が大きいのであんまり好きじゃないっぽいということが分かってよくはあった。ここら辺は私の面倒くさくて細かい部分でただの重箱の隅つつきか自分の気持ち悪さに対する後出しの理論づけかもしれないのでしばらく寝かせるが、いったんメモ。
あと私が映画の犯人が、普通の人ではないみたいな描き方をされるのも気になってしゃーないんだよな。演技的にも異常者のような立ち振る舞いをしていたように見える。人を大事にしようね人それぞれ思想があるからねという話をするわりに、犯罪者を自分たちの地続きからかなり離す描写は苦手かもしらん。一応各々の正義で動いているだけなんですよねとセリフでは語られますから、「同じ人間なんだ。あんな人でも……」って感じではあるんだろう。原作どんな感じなんだろう。これ映画だけの演出なのかな。ここに関してはバランスというか演出の比重の好みでしかないような気がする。
ここまで

感想

#eiga
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 』見た
原作はちょくちょくつまみ読んでいる。鬼太郎の1話?なんか水木が鬼太郎拾う漫画も既読。なんで既読なのかは覚えてない。
アニメは古いやつをつまみつまみ見ていたような見なかったようなので未見でいいです。
今回3本分感想書くから概要飛ばす

以下ネタバレ感想

■総括
思ったよりバトルシーンが多くて面白かった。子ども向けにしては子ども(というか弱者)が搾取され、未来も明るいかと言われるとそうでもない!で着地するのが悲しい意味で今風。子ども向けか?と言われるとわからん。どっちかっていうと大人向けというか大人に向けて「これから我々は未来をちゃんと作っていかないといけませんよねぇ!?」と言っている感じ。
風景描写が綺麗。その中でちょくちょく明らかな空間論的境界線ずらしがあってそこはいい意味で古典的だな~とちょっと面白かった。
キャラデザはかわいい~。しかしそのキャラデザからどうやって墓場鬼太郎1話へ?と思っていたらそこもちゃんと回収されていて面白かった

■映画的演出
タバコとか食べ物とかの小物の使い方が良い。シナリオ本筋に直接関係ないんだけど、作中の描写に一役買っているものが多いので変なところでおぉ~となった。
タバコをガンガン吸う時代なので水木のカッコよさの演出になりつつ、最初の電車の中で子どもがせき込む・サヨさんに対する許可なくタバコを吸い始めるさまから弱者に対する視線のなさの表現にもなっているし時代的にもそれが自然なことっていう塩梅が面白い。当時は子どももガンガン煙草吸っていたという話を見たことあるけど、それを描くと文脈がずれるので省いたのだろうから、時代考証をやりつつテーマとそぐわないところはかっ飛ばすというのが良かった。
水木が食べ物を食べるのがめちゃくちゃ早いのは戦争帰りでいつ食べ物が奪われるかわからないしいつ敵襲が始まるかわからないときの名残だろうしな~。
あと作中の風景描写でたびたび橋と川とか雨の降る境内と外とかの境界線の描写と水木がそれをまたぐ・ゲゲ郎と同じ側に立つという演出が頻発しており、勝手になつかしさを感じるなどしました。トンネルをくぐった先に異なる世界があるなども境界ずらしである。
サヨさんが水木に呼び出されたところで服を一新しており、それを水木への期待とするなども好き。

■水木
制作人からのキャラ萌えしてください!!!!!!!の意思をひしひしと感じる男。片耳欠けに左目の傷だけかと見せかけて全身のやけど。戦争帰りかつ戦争で生き残ってしまった念に駆られており、死なないために偉くならなければ、強者に食い物にされない存在にならねという強迫観念に駆られている男。それでもなお戦争に縛られ苦しんでいるヒロイックな男……。
それだけ並べ立てれば割と影のある近寄りがたい男になりそうなものなのに、最初にサヨさんに対して組みひもを直すための会話を仕掛ける会話を見て「こいつモテるだろうなーーーーーーーーーーーーーー」と思いました。下手に潔癖な感じを見せず女性慣れした自信を見せ、それでいて気軽に下の名前を呼んでくる。こ、こいつ……
途中で妖怪知識が豊富なのは笑っちゃったけど。どうして初見であの妖怪が鬼火ではないことがわかるのですか……。
決断即行動だし打算的だが義理人情で動いてしまう部分もあり、それでいて子どもを守らねばならないという思想はちゃんとあるみたいなバランスが不安定でかわいかったです。
最後にこんな国滅んでしまえよで捨て鉢になるところも好きだったな。それはそれとしてもらった日記を即座に破いたのは外部にその記録を持っていけないようにという演出が原因なんだろうけど、びっくりしました。結局全部忘れているしな……。
それはそれとしてゴジラ-1.0と同じ時期に戦争帰りで生きて帰ってきてしまった念にとらわれている男が子どもを引き取って育てるようになるという文脈がここまでかぶるの珍しくいな。流行りか?ついでにその前に見たyoutube再放送の犬神家とミステリという勿れの映画では遺言書開示からの一家のごたごたがあり、それもそれで被っていて鬼太郎見ている最中めちゃくちゃ混戦しました。

■うみねこ病
これはもう私は自分のどうにかしたい点なんだけど、途中から「これうみねこ的な部分がないか?」と気づいてからずっとうみねこ正誤判定みたいな見方がずっとちらちらしていてマジで集中できなかった。私はこのバイアスが外せないし外せない事実が本当に嫌なので自分に対してこれは病と断定することにしている。ほかのうみねこを好きな人に対する他意はなく、私が自分と作品限りなく一対一でありたいという願いがありそのようにふるまえないという事実に呻いていることによるものです。
毎回いうけどこれは作品が模倣しているとかではなくうみねこの当たり判定がでかいだけなので悪いのはそのバイアスを外せない私です。
以下うみねこの要素がちらついて集中できなかった点。自分で書き上げることで外部に排出して忘れる方針です。
・戦後昭和の物語
・戦争によって大成した一族
・当主の遺言公開にまつわる一族のいざこざ
・赤い鳥居
・島に伝わる祟り
・妖怪は見ようと思わないと見えることができない
・愛を持って接するから相手の悪いところや足りないところも含めてまなざすことができる妻
・その人と出会ったことで世界が変わったゲゲ郎
・「大切な人を得ることで新しい世界を見ることができる」
・クローズドサークル(言葉によって作られたクローズドサークルである点は似ていない点なのだが言葉によって世界をそう認知するという点では相似形になる(許されるか?
・島に住む村人全員が共犯者
・当主と孫による近親相関
・サヨ
・「あなたなら私をここから救い出してくれる」
・少女に嘯く/誠実に対応しなかった色男
・「あなただけには知られたくなかった」
・村が全部燃えて何が起きたのか知る者はゲゲ郎とその妻しかいなくなる
・狂骨になった少年の最後の願いが「忘れないで」(これは微妙
・それを受けて「君のことを忘れないよ」という鬼太郎と「ではあの男との出会いを語ろう」と受ける目玉おやじ(こっちが本筋
はぁ……はぁ……バーっと描いただけだから全部思い出せてないんですが……
水木が「君を東京に連れて行こう」というところで「こいつ戦人枠かよ!!!!!!!」ってなった後にサヨという名前に気づいて閉口した。もう嫌だ……これは私が悪いのか?しらんが……。
ここまで

感想

#eiga
リゾートバイト 』見た!
リゾートバイト原作既読

■総括
後半の「くらえインターネットオカルト掲示板住みのみなさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」という畳みかけに爆笑しました。
こんにちはインターネットオカルト掲示板住みのみなさんです。

■概要
主人公とその幼馴染の3人組で夏の旅館で住み込みのバイトをすることになる。その旅館には使われていない2階の部屋があり、毎晩おかみさんがそこに食べ物を供えている。
肝試しとしてその2階へ行った主人公たちだったが、その結果主人公と1人の幼馴染は子どもの霊に追い回されるようになり、最終的に八尺様に魂を奪われてしまう。
霊感の強い和尚の力を借りて魂を肉体に取り戻したことですべて解決と思われたが、実はその肉体に戻された魂は主人公とその幼馴染ではなく、過去に八尺様に魂を奪われた旅館の女将の息子と和尚の娘だったことが分かり終幕。

■オカルト掲示板のみなさん大集合
「ぽ」って音が出てきた瞬間笑っちゃった。なんで八尺様が出てくるんだよ。車と並走する八尺様もビンタで応戦してくる八尺様も面白すぎてズルだよ!中途半端に子どもというワードでインターネット怪異が本物になってしまったという言霊現象に接続してくるのもオカルト掲示板で見た奴!ってなって良かった。
贅沢なVFXを使っての八尺様とのバトル。なんで?
こちらの期待通り和尚も多彩なCGを駆使して「破ァ!」してくれるので元気。馬鹿。
みんな大好き寺の本堂に閉じ込められて声をかけられる奴もやってくれるし、そこで話を間延びさせるのは良くないので主人公は速攻で開けてしまう。いいね!
さらにみんな大好き強キャラ霊感少女を出すために和尚の魂を主人公の肉体に入れます!!!!!!!!!で解決してくる。
赤い袈裟で無表情で強い霊感少女も大好きだし、イケメンの体に入ったおっさんも、おっさんの体に入った少女もみんな大好きだから楽しいね。その後からの雑なギャグも大好き。冒頭のカーレースゲーム好きの設定が活きてくるとはこっちも思ってないよ。そんなにうまくないのも知ってるからオチも見えているけど、おっさんの体なので腰をいわすのとダブルで張って来るのでどうやっても笑っちゃった。やっぱり見え見えのオチは二重にするのがアドです。
そんで後半ここまでのギャグを叩きこんでからの、中身入れ替わり系の読後感悪い終わりにしてくるオカルト掲示板で見た奴に帰ってくる!!!!!!!!
エンタメジェットコースター映画だ……。
公式の煽り文が「絶対に先が読めない」だったけど読める訳なくて笑いました。前後の展開を無視して忍者が出てきた方が面白い時点でその映画は面白くないという言説に対して、割と「途中でスーパー忍者が出てきたらどんな映画でも笑っちゃうよな」って思ってたけど、私は今回の突然の八尺様で大満足ですし全体的にいい映画だったと思います!伏線も回収しているしな!
まぁ一応八尺様はインターネットオカルト掲示板出身という文脈が乗っているけども……。でもこれが許されるなら面白くないのはシナリオとか以前に演出の問題だなって感じだ。
車と並走する八尺様の動きが雑CGなのも味で良かった。カタカタと小刻みに動く八尺様。
きさらぎ駅と同じ監督らしいけど、インターネット文脈をうまいこと使ったエンタメ映画を作るのが上手になっているな。私は真・鮫島事件は面白くなかったので……。

ここまで

感想

#eiga
ゴジラ-1.0 』見た!
ゴジラはシリーズ追うとかはしておらず、モスラとかキングギドラとかが出ている映画をちょくちょく見ているくらい。シン・ゴジラも見た。
以下感想

■総括
多方面にチューニングされつつ王道展開をやっていて真面目な映画だ…‥!というのと、神木隆之介の演技が迫真過ぎて初めて演技について考えました。
あとゴジラの演出がいつもと違うような気がして面白かった。いままでで一番こちらの生命の危機感を感じさせるゴジラだったように思う。
それはそれとして戦争を扱う作品としてはかなり雑だけどこれはエンタメ映画なので―――――――――――――!と突き進んでくるのでそうだね!となる。

■概要
1945年戦時下で特攻隊員の敷島は機体不良の名目で不時着した日本領土の島でゴジラに襲われ、自分と1名の隊員を残して全滅する。
敷島は敗戦の中戦争で生き残ってしまったことを悔いながらも、スミコと孤児のアキコと出会い人生をやり直そうとするが、ゴジラが日本に上陸したことでスミコは行方不明となり敷島はゴジラへの復讐を決意する。
ゴジラを海の水圧差で倒す作戦が失敗したが、敷島の乗った飛行機でゴジラの口に突っ込む特攻によってゴジラを倒すことに成功。
ただし敷島の飛行機には脱出装置が付いており、敷島は生存。またアキコも発見され、日本は死ぬためではなく生きるため前に進みだすのだった。

■ゴジラ
最初の島に登場するゴジラが小型で足が速いし人間のことを狙ってくるし口で咥えて吹っ飛ばしたりするので滅茶苦茶怖い!今までの私が知っているゴジラって、災害的故に建物を破壊した末に巻き込まれて人間が死んでいるんだろうな~(画面外)という感じだったので、直接人間に対して敵意を持って襲ってくるので怖いよそりゃ!ジュラシックパークのティラノサウルスの動き!
最初の人間を吐け狙う動きがあったおかげで、この後のゴジラの反撃行為が敵に対して狙っているという文脈が付与されるのか、今までで一番敵意が強くて怖いゴジラだったように感じました。そりゃ敷島も撃ちませんよあんなの……。
その後は巨大になるので動きはゆっくりになります。これは結果的に1映画内で違うゴジラの動きが見れる感じになっていて良い。シン・ゴジラにおける完全体とカマタンみたいなお得感があります。
今回は街だけじゃなく船をたくさん壊してくれるんだけど、船の壊し方がメグと似ているので勝手に盛り上がりました。船をバキバキに折ってくれる巨大生物はカッコいい。横から口で1噛みで破壊する奴が一番好きだけど、上に乗っかって握りつぶす奴も良かった~!こんなん敵う訳ないじゃないですか!最後の口に爆弾突っ込む流れとか完全にジョーズで見た奴!!!!!!!!!!!(総じてサメ映画でよく見る奴)でテンション上がっちゃった。ゴジラの口に何か突っ込んで爆発させる奴は良く見るんだっけ?
あとビームを打つときの演出がかっこいいんだ!背中のとげとげが尻尾から段々に青白く光り突出していってビームを吐くんですが、それが戦隊ロボットのビームのための力溜めみたいで超かっこいいし、演出としてもビームが来るぞ!とこちらが思えるので良い。さらにそのビームの火力が強すぎるのでゴジラの口が自壊するんですよね!力が強大過ぎて反射ダメージがある強い技大好きなので嬉しかったです。その代わり今回のゴジラには再生能力があるので自壊してもすぐに治ります。ズル。
あと演出面で面白かったのが、ゴジラは災害ではあるんだけど登場するときの音楽がオーケストラっぽいというか神々しいものになっていて、有名なゴジラの曲じゃなくなっているんですよね~。災害だけでなく神のような生物としての演出が強かったような気がする。これはちょっと珍しいなと思った。KOMの影響なのかな。KOMはゴジラ周りを神聖なものとして描いていると聞いているのですが、KOM見ていないので今度見ます。なんか今回のゴジラは放射線の話は出てくるけどゴジラ本体が水爆物質によってつくられたみたいな文脈がほとんど出てこなかったのも、神みたいななにかっぽさを強めているような気がする。
逆に有名なゴジラの曲は人間が対ゴジラ作戦を決行した時に流れたんだよな。これに関しては他作品でもやっていたかも。シン・ゴジラどうだったかな。シン・ゴジラは普通にゴジラ登場であの曲使っていたと思うけど。
あのゴジラの曲ってカッコよくて盛り上がるので、今回のようなゴジラを災害として描く作品でゴジラ登場に使うと文脈と違ってしまうし、人間がゴジラに立ち向かう視聴者として一番テンションが上がるシーンにあの曲を採用すると音楽効果が何倍にもなる感じがするので個人的には好きでした。
ゴジラが現れると深海魚が海に浮かぶというのも不気味な演出でよかったな……。個人的にゴジラ周りの演出では今までの作品の中で一番好きかもしれない。

■戦後の日本
シン・ゴジラの後にゴジラ作品作らされるの大変だろうな~って思っていたので、要素を一つずつちゃんとずらしたうえで価値観を原題向けにチューニングしつつ王道も踏んでおり、滅茶苦茶真面目な作品だ!??!?となった。
まずゴジラを災害扱いするというフォーマットは同じだけど、そこにゴジラと戦争から生き残ってしまった敷島という主人公を刺しこむことで人間の成長物語にスライドし、敷島の成長を描きながら科学者の「我々は死ぬための戦いではなく生きるための戦いをしなくてはならない」と戦争の有様を否定しこれからの未来を肯定する話をちゃんと入れることで価値感のチューニングもしつつ、敷島の成長をちゃんとそのチューニングに合わせて着地させるというのをやっているのでマジで偉いな!?!??という感想になった。あとゴジラと戦う主体がシン・ゴジラの時は国だったけど、こっちは民間になっているところも個人的には面白かった。シン・ゴジラだと国の人たちがみんな有能だったけど、こっちでは国は情報隠匿!足きり!改ざん!って感じなのでへへへ……。
あと1人の成長物語に終始することで、他のこまごまとした大事をショートカットできるのも良いよね……。あと戦後設定で調べられる機材も人材も禄にいないので不明瞭な部分が多いのが許容されるのもいい。わからないことを描いているので受け取り手もそれに納得するので描かなくていい。科学技術が発達する前の時代設定とか、クローズドサークルで鑑識が呼べないとかのミステリーの味がする。
戦争に際して自分に「国のために役立てる」というロールを与えることで立ち直れる人々を描きながら、立ち直ることは否定しないがそのロールは決してあってはいけない認めるわけにはいかないというのを1人に言わせて、周りの人もそれに看過されるという流れを踏んでいるのも面白い。これ看過させるタイミング難しかっただろうな……。
ほいで戦争の良し悪しについては悪いに主軸を置きながら敷島個人の成長物語なので細部に関しては描写しなくて良い!逃れ!となるのはエンタメ映画的でうまいことやっとるな~って感じだ。

■対ゴジラ作戦
やっぱりゴジラの作戦にはかっけー名前を付けるとかっこいいよな!!!!!!11みんなが集まってゴジラを引っ張り上げるシーンに繋がるとこも好きだけど、1回減圧止まっている時点で失敗では!?と思わなくもないけどとりあえずやることを全部やるぜ!が主軸なのでヨシ!

■敷島
本作の主人公兼生き残ってしまった悔恨をこれでもかと植え付けられた復讐者。敷島が立ち直ろうとするたびに現れるゴジラ、お前は一体敷島に何を……?
どんなにゴジラを殺したいと思っていてもベースは「生きたい」の人なので、だから最後の時にもちゃんと脱出装置が動かせたんだというのが好きだ。
敷島、ラックとアイディアはクリティカル出すのにEDUかINTが低いのかゴジラが来るってわかっている状態でアキコさんを銀座へ放つから「なんなんだ……」って思ってたけど、多分これ後日敷島が公開するための失敗判定だったんだろうな!敷島…‥
作中で何回も何回も絶望に叩き落される人なので、敷島の泣きや叫びの演技を何度も見ることになるのですが神木隆之介の演技がうますぎる。全部違う苦悩だと思わせる演技ばかりでびっくりした。邦画の絶望の演技って「うぉぁぁああああああ!」って絶叫してシーン切り替えなものが多く、私はそういうの見ると白けるタイプだったので今回滅茶苦茶びっくりしたし演出と演技で与える印象全然違うしやっぱり今までの私が見たことある邦画真面目にやってなかったんじゃないですか!?!?!?!?ほかの作品を腐すのはやめなさい。はい。ともかく神木隆之介の演技がすごい。演出もすごい。ついでに演技でいうとアキコちゃんのは演技というよりそこにいる子どもにそのまま喋らせてる感じが良い意味で強く、演技なのかそうじゃないのかわかんなかったんですが、泣きの演技がどう見てもガチ泣きでこれどうやって撮ったんですか!?!??て普通に心配になった。どうとったんだ。
ここまで

感想

#eiga
『MEG ザ・モンスターズ2』見た!
今の私はご機嫌だぜ!
MEG視聴済み
以下ネタバレ感想。

■総括
あのMEGがもーっとジェイソンステイサムになって帰ってきた!!!!!!!!!!!

■概要
前作で海底には白亜紀の生き物が生存していることを知ったジェイソンステイサムたちは海底の調査に乗り出すが、なんやかんやあって海底のメガロドンが海上に出てきてしまった!
その上今回はメガロドンだけではなく、なんかよくわからない両生類と巨大蛸も一緒だ!
なんやかんやジェイソンステイサムはメガロドンを撃退したぜ!
なんにせよめでたしめでたしだぜ!

■ジェイソンステイサム
開始5分で屈強な肉体とバトルシーンが始まったのでキャッキャしました。ジェイソンステイサムが強いと嬉しい!
水上スキーもする!そしてシャークネードみたいな口に鉄パイプを突き刺す!友情もある!
前回はジェイソンステイサム:メガロドンが6:4くらいだったけど、今作はジェイソンステイサム:メガロドン:そのほかが7:2:1くらい!ジェイソンステイサムのカッコいいところをみたいならぜひ見るといいと思います!

■前作との違い
前作はジェイソンとメガロドンが出てくる映画でした。
それはそれとして中盤に人間関係の話や教訓的な部分がちょっとあって中だるみしたのですが、今作はそれらがすべて取っ払われています。一応あるにはあるけど最終的には結果良ければすべてよし!というモンスターパニックあるある教訓なので何も考えなくて良し!
序盤中盤終盤で全然違う映画になっており、序盤は幻想的かつ恐怖の海底を逃げるパニックホラー、中盤は敵の暗躍する海底基地を捜査するアクション、そして待ちに待った終盤でご機嫌なビーチとメガロドンと巨大蛸と狂暴な両生類!お子様ランチだ!
巨大蛸と狂暴な両生類の時点でお察しですが、メガロドンの出番がすごい減る!序盤の海底パニックホラー部分での死亡者の人数は3人なのですが、そのうちメガロドンによって死亡した人数は1人!
そもそも海底での死亡理由が1人は巨大蛸に捕食され、2人目は酸素が無くなり生存を諦めて仲間を助けるためにメガロドンに食べられ、3人目は対圧性のヘルメットが壊れたことが原因で圧縮されて死亡するという感じなので、描かれていたのはメガロドンの怖さというよりも海底の恐ろしさの描写に感じました。
それはそれとして圧死は初めてみたので超良かった。死亡理由が三者三様なので飽きない。
次にアクション部分は今までの仲間が裏切っていたということが発覚する推理パートなのですが、敵方が早々にゲロってくれるのであとは暴力で脱出するだけなので展開が早く良かったです。
ここでもう一つの違いとして、!仲間のIQが上がっている!
前作はジェイソンステイサム以外の人間は、メガロドンを寄せ付けるか助けを求めてジェイソンステイサムを危機的状況に陥らせるための舞台装置でしかなかったのですが、今作は仲間たちがパワーアップしているので協力プレイができる!嬉しい!フラストレーションがたまりにくいし、仲間を信頼するジェイソンステイサムが見れるので嬉しい!(前作は仲間思いでなんでも解決してくれる頭のいいジェイソンステイサムが見れるので嬉しい
そして満を持してメガロドンが島を襲う!島の名前はファンアイランド(楽しい島)!!!!!くぅー――待ってました!
金持ちやインスタグラマーがキャッキャしながらあほほどカラフルなボールや浮き輪でどうぞ食べてくださいと浮いている中、颯爽と登場するメガロドン!いえーーーーーーい!
加えて巨大蛸!出てくるとは思っていたけど!?!?!?!頭によぎるシャークトパス!やっぱり巨大蛸は最強だぜ!海上喫茶で騒ぐ金持ちたちを捕食!うぉぉおぉ!
そして想定外狂暴な両生類!!!!お前ら海底で生きていたのにまだ陸上でも呼吸できるの!??!?!でも確かに陸上でのバトルシーン書きたいもんね!わかる!
こんなにたくさん巨大狂暴生物を出していいんですか!?!??!いいんです!!!!!11TheMonster"""s""""なので!!!!!!!!!!!!!嬉しい!!!!!!!!!
ジェイソンステイサムはメガロドン専門家なので水上スキーでメガロドンを殺しつくす!相変わらず長い鉄パイプみたいな奴一本ですべてのメガロドンを倒しつくせるのはジェイソンステイサムだけ!!!!
狂暴両生類とのバトルは仲間たちが担ってくれるんですが、それがギャグに全振りしてくれているのも良い。ジェイソンステイサムはクールに、仲間たちはドタバタコメディ式に闘ってくれるので飽きない。嬉しい。
ジェイソンステイサムが巨大メガロドンを滅茶苦茶カッコいいカメラワークで倒して、めでたしめでたし!!!!
蛸はメガロドンと相打ちになった……んですか!?!?よくわからない!し地上に大量に表れた狂暴両生類をどうやって駆逐したのか全然描かれないけど、良い!
なぜならジェイソンステイサムがメガロドンを倒したのだから!!!!!!!!完!!!!!!!1な!!!!!!!
という勢いが良すぎて嬉しかった。
潤沢な資金でもって作られるジェイソンステイサムとパニックホラー何も考えなくてよい映画、素晴らしい……。
いい物をみた……。
MEG3のフラグを立てていたので楽しみです。次は恐竜が出てこないかな~。

■犬
前作も出ていた犬が再登場しており、今作も人間が大量に死ぬ中余裕の生存を決めていて良かった。
ここまで

感想

#eiga
SAND LAND 』見た!
原作ちょっとだけ読んだ。
以下ネタバレ感想

■総括
わかりやすい勧善懲悪ものなんだけど登場人物がおじさんとおじさんと見た目少年の3000歳オーバーの悪魔と見た目おっさんの3000歳オーバーのおっさんなのが面白い。
あとねーメカがね!鳥山明のメカが滅茶苦茶カワイイ!!!!!!!!!!!ウルトラ可愛い~~!
そして王子が想定よりもクソ餓鬼感がなくてずっと「か、カッコいい……!」となっていました。

■概要
悪魔とごく少数の人間がお互い関わり合いにならないよう過ごす水が枯れ砂漠化が進行したサンドランド。
サンドランドの国王が少ない水を高額で販売し、それを買えない人々が水不足にあえぐ様を憂いた保安官のラオは、砂漠の世界にあるというオアシスを探すため忌み嫌われている悪魔のベルゼブブとシーフと共に冒険に旅立った。
その道中でラオはシーフから「人間は自分たちの都合の悪いことはすべて悪魔のせいにしてきた」「過去にラオが所属してた軍に対してある悪魔の殲滅作戦を国が命令したが、その悪魔は無実だった」ことを知る。
オアシスを探すのと並行してその命令を出した上司を倒すことを決意するラオは、サンドランドの水不足の原因もその上司が原因だったことを解明する。
水不足の原因を破壊し、上司を倒した3人は国に帰って楽しく暮らしましたとさ。

■メカ
メカがかっこいいの!!!!!!!!!!
私はマクロスとガンダムならガンダムが好きで、ガンダムでも連邦軍とジオン軍だとジオン軍が好きという丸みを帯びたメカが大大大大大好き人間なので鳥山明先生のメカが可愛くって仕方なかったです。
それもラオが凄腕の戦車操縦技術を持っている設定なので動きが早い!操作も早い!そしてごちゃごちゃした操縦部分もちゃんと描いてくれているので見ているだけでニコニコする。たくさん動く丸みを帯びたメカが可愛い。
戦争に使う武器はカッコいいよね!というのを無邪気にやることもできるけど、ラオが退役軍人かつその結果大切な人を亡くしているので「戦車は好きだがそれによってもたらされる争いや殺害を肯定する気はない」というスタンスをブレさせないのも個人的に見やすかった。最後までラオは人殺さないし。
あと王子とシーフが車や戦車を運転したがっているのも、それを嬉しそうに見ているラオの様子も好き。私は何かを見て喜んでいる人を見るのが好き。

■ベルゼ
王子が滅茶苦茶カッコいい!!!!!!!
私の想定だともっとクソガキっぽいふるまいをすると思っていた(というか前半のキャラ振り的にそうだと思っていた)んだけど、後半になってからの純真かつクールな立ち振る舞いがメインになったのでひたすらに格好良さを受け取り続けていた。私は強いクソガキも大好きなのでどっちでも良かったけど、クソガキだった場合はカッコいい~♡でクールメインだとかっこいい……くらいの差異が出る。どっちも良い。
前半クソガキが最新ゲーム機につられてパパに命令されてついてきたと思わせて、ラオに対して「お前じゃなかったら一緒に冒険してないよ」と言ってくるのは、作中人間よりも視座の高さや純真さの強度を強く描かれていて「かっこいい――――――!」となりました。この一連の流れはラオの良さと王子の良さがそれぞれ書かれているので嬉しくなっちゃった……。
ここまで

感想

#eiga
ニューオーリンズ・トライアル 』見た!
陪審制度関わっているという話を聞いたので見た。
ただ今の私は集中力がまったくないので感想が短い。

以下ネタバレ感想

■総括
陪審員制度、改めて見るといくらでも悪いことが出来そうな制度で面白いな~。
丁度やっている大逆転裁判の正義って何?陪審員制度って何?と話がド被りしているので勉強になる。

■陪審員制度
悪いことがいくらでもできる制度だ……。
民主制も参加者すべてが健全で意欲的で論理的に考えられる優秀な人間であるという前提で成り立っているけど、陪審員もそれだと思うし摩擦は存在しない物とすると同じくらいの前提だね~と思う。
参加者すべてが意識的に思考して議論を行うというのが理想論だけど、一人意欲的な人間を投下すればそれで会話の主導権握って話誘導いくらでもできそう。絶対その場の雰囲気で流される人がほとんどだろうな。
とりあえずそれくらいふわふわしている上に陪審員が常に危険に晒されている制度なんだよ~という話をやっている。あんな風にテレビにガンガン流されたらプライバシーもクソもないしな……。
その上被告側は裁判無効になればめっけもんなのでいくらでも暴れられるのか~なんだかな~。
今作は陪審員自体はあくまで善良で無力な一般市民であるという感じで進んでいるので議論の内容自体は触れてもらえないんだけど、一番最後の陪審では「大事なのは感情ではなくどんな証言があったのか」について言及してくれているのはとても嬉しかった。
ここまで

感想

#eiga
岸部露伴、ルーヴルへ行く
ドラマ版は放送していた奴は全部見た。
ジョジョシリーズは原作の1部を読んだのと3部の古いアニメを軽く知っているくらい。
岸部露伴は4部に出てくるらしいことしか知らない。

以下ネタバレ

■総括
映画版としてボリュームアップしているんだけど、その方向性が私とあっていないゆえにかなりnot for me映画になってしまった感がある……。
これに関しては映画に求めるものが違うのと、ターゲット層から私が大きくずれているのが原因だと思われました。

■雑感
すいません滅茶苦茶眠かった……。
原因としては以下が考えられます。
①シナリオの主体が岸部露伴の過去回想
②情景を撮影する遠回しのカメラワークが多い
③無言の空間が多い
④全体的に暗い画面が多い

これらがnot for meになる原因としては、私の以下の性質が関係していると考えられます。
・岸部露伴をほとんど知らないので、過去回想に興味が持てない(小説や漫画における過去回想回が好きではない
・シナリオ展開が早い・事象や行為の描写を好む(左記の内容が充実している部分に加筆する形の情景描写は好む
・暗い画面が続くと視認性が悪くなり、画面から拾える情報が減るため集中力が途切れる

①シナリオの主体が岸部露伴の過去回想
これ岸部露伴が好きな人は楽しかったんだと思う!
私は岸部露伴のことなんも知らないから、岸部露伴の壮絶な過去!と言われても知らん……となる。でもあるキャラクターが語る過去の出来事みたいな形の漫画や映画は見れるので、なんなんだろうね。
それに過去の描写がしっとりゆったりじっとりしたひと夏の出会いみたいな奴をずっと見ることになるので……わからない……。
私岸部露伴のことドラマ版でしか知らないしついでに言うと1年目と2年目は好きだったが3年目の巻き込まれる側?としての性質が強くなった話がそんなに刺さらなかった側でした!
なんですがこの映画3年目っぽさが滅茶苦茶強い!
1年目と2年目の自分から事件に突っ込んでいって滅茶苦茶にしていく奴だと力関係が怪異≦岸部露伴だと思っていたけど、3年目は怪異>岸部露伴(抜け穴を見つければ打開可能)くらいという体感。
というか最初に岸部露伴が出てきた時点で「この演技、岸部露伴というよりいつもの高橋一生がよく振られる奴じゃね……?」ってなっていたんだけどそんなことない!?!??
ぱっと見へらへらしている/冷たいが実際付き合ってみるとこちらに内面全然提示してこない癖にそれなりの激情を抱えているいつもの高橋一生の奴じゃないですか?って思ったら最後直虎の時の高橋一生が出てきて笑った。
過去のお姉さんのことを思い出してアンニュイになっている岸部露伴はあまりにも高橋一生がよく振られるキャラクターになるんだなぁとおもいました。

②情景を撮影する遠回しのカメラワークが多い
③無言の空間が多い
もともと岸部露伴はこじゃれたカメラワークやたっぷりとして間の取り方が世にも奇妙な物語っぽくて好きだったんだけど、それを映画版にした結果風景や俳優の横顔をこだわったカメラワークで間をたっぷりとって無言の空間を多用することで情感たっぷり表現する!という感じになっていた。BGMもあんまりかからない。BGMはたくさん欲しかったな……岸部露伴の奇妙っぽさにかなり貢献しているのがBGMだと思っていたので……。
映画だから出来る潤沢な資金でのルーヴル美術館での撮影なので、美術館の異様な空気を表現することに重きを置いておりその方向に力を入れるのはシナリオとも合っていて良いんだと思う。
問題はそういうゆったりとしたテンポの映画をずっと見るのが私はマジできついということだけ……ッッ!オレが好きなのは驚くほどの速さで話が進みサクサク登場人物が死ぬ90分短編映画!!!!!!!!エンドロールが爆速で流れるとより最高!!!!!!!!の物語コスパ人間だから………………。
自分でもどうかと思っています。
そういう訳で、岸部露伴は映画作品としてのボリュームアップをきちんと文脈を揃えてやっているが、私がその方向性の作品が向いていないのでがっつりターゲット層から外れました。
最後の人がいっぱい死ぬシーンは良かったけど、もっと元気よく死んでも良かったんじゃないですか!?とちょっと思いました。
あとこれは私が情報見落としている気がするんだけど、血縁に含まれる後悔さえ想起させる呪いの絵画の話なのに、自分の記憶を消すとそれから逃げられるのはよくわかんなかった。
ヘブンズ・ドアーは記憶だけじゃなくて体に刻み込まれたしがらみさえ記述されているから、それを消せば血縁の呪いさえ断ち切れるのかな?

③暗い画面が続くと視認性が悪くなり、画面から拾える情報が減るため集中力が途切れる
これは暗い絵というテーマなのでもう仕方ないと思う……。
画面暗い映画いつも眠くなるんだけどどうすればいいんだろうね。ストロベリーナイトとかバッドマンとかの、雨とか夜とかが主題の映画で眠くならなかったことない。
全体的にテンポがゆっくりした作品で画面暗くなることが多いせいでそのコンボで眠くなります。助けてください。

ここまで

感想

#eiga
リバー、流れないでよ 』見た!
2分間ループ物!『ドロステのはてで僕ら 』視聴済み!

以下ネタバレ感想

■総括
群像劇ものとしてもループ物としてもコメディとしても満足して見られる作品だった!
全員がループに巻き込まれる広がりに短時間という縛りをつけるとこんなに面白くなるのかと思って滅茶苦茶楽しかった。
ヨーロッパ企画であることを全く知らずに行ったので、最初ロゴが出てきた時点でびっくりしちゃった。
あと主人公が……可愛いよ……。

■ループ物
最初説明だけ聞いた時点で、2分間のループは精神的にきつすぎるけどどうやって楽しくするんだ……って思ってたけど同じ地域の人全員が巻き込まれると聞いて安心した。一人で2分間ループの孤独感閉塞感考えただけでキツイ。誰にも説明でいないもんな……。最近やったルーパーズがループ物の構造としては近いのかな。
みんなループとか初期位置とかの単語をポンポン出してくるので見やすい。そしてループとリープは何が違うの?みたいな話をしだす人とかいて気持ちわかる~と思いつつ滅茶苦茶邪魔な奴扱いされていて笑った。でもそうなるよな……。
ループの発端の部分に関しては、コメディ色強めだったけど何より「タイムパトロールさん!?!??!?!」という喜びの方が大きかったしそこは本論でないので良い。むしろこの話ですごい真面目なループ解析をやっている眼鏡の板前のお兄さんはツッコミ不在の異常存在だから……。
2分毎に初期位置に戻されるので「移動が面倒くさい」というのが最大のネックになるの大変人間臭くて好きだ。仕事中だから携帯を持っていない人が多いというのも利いていてよい。現代文明を殺すには時間の縛りを厳しくすれば良い。素晴らしい。
みんな爆速でループに慣れていくので、途中で捨てループが発生するのとか好き。思考がRTA走者になっていく。
話の構成も①世界観説明②ループ発生から状況確認③偽のループの原因を明かす④全員で協力してループを打開するという無駄のない脚本になっているのが大変綺麗だ。
短いループだからこそ、最初は最初はどう話を運ぶのかわからない興味が強く出るけど、段々次の起こることが予測できるようになるので中だるみが普通のドラマよりも早く起きやすいはずなんだけど、一連の話の中の山場を定期的に作ってくれるから滅茶苦茶見やすい~!
特に③が好き!ずっと主人公視点で行ったところで、主人公の印象がガラッと変わるので一気に雰囲気が張るし一度視聴者と主人公の突き放しをやってくれる作品が私は好き。
加えてただ突き放すだけじゃなくって、③の終盤で実はみんな自分が犯人なんじゃないかと思っていた(時間が止まればいいと思っていた)とすることで主人公も登場人物も視聴者もみんなそういう一面があるよねと拾ってくれる塩梅が滅茶苦茶丁寧で好きだ~~。
他人は自分の人生にとって脇役だが、本人にとっては自分自身が人生の主人公だもんね~可愛いしそれが当然だとしてくれるのが好き。映画みたいだ。
ループ物って大抵原因になる巨大な何かに選ばれた特別な物の話になりがちだけど、原因を完全に外部委託することでこういう話にさっと接続できるの滅茶苦茶好きだ。
全然描かれなかったみんなのループも見て観たかったな~となる作品なのでとても好き。ループの使い方としては作家先生が言うまでもなく好きです。
番外編が見れるなら眼鏡の板前のお兄ちゃんとチケット戦争していた千鶴さん?が見たいかも。

■主人公
ミコトちゃん可愛いよね……。
ループの原因は自分だと明言してからの挙動が本当に可愛い。中学生の夏休みの逃避行みたいで……。
私は周りのことどうでもいいよ!って言って自分の好き勝手やっちゃう自分を世界の中心だと思っている女の子も、そういう挙動をするわりにその結果人が死んだのを見た瞬間自分事だとやっと理解して心が折れる柔らかい視野狭窄も好きなので③のフェーズずっとにこにこしていました。
特に途中別のお店の板前さんが死んだとか交通事故で死んだ人とか喧嘩が始まったのとかは、本人視点どうでもいいと思っちゃっているところが大変良い。
最初に自分の言動が原因で人が死んだかもしれないというのを自覚して、次の瞬間目の前で作家先生が死んだのを見せられて状況を理解するところの流れとかがね~~物語の緩急をつけるためという作劇上の都合もあるだろうけどそれによって成立するキャラクターが可愛い~~。
こういう視野狭窄はジュブナイルものではよく見るんだけど、社会人のミコトちゃんでそれを見れるのが良い。
多分ループがなかったら彼女は最後まで言うことなかったと思うので、ループだからこそ表に出せた一面という話をやってくれているのが好きだ。
特に自分のことを「面倒くさいと思ってるんでしょ」って言いながらもループ打開の主導権を握っていると思っているから悪びれている感じが全然ないのとかカワイイし、その後原因が自分で無かったと明かされるところまで込みで本当に可愛いよ……。

周回ゲーム好き人間としてはいつかループ物作りたいと思っているけど、ループが成立する世界線となると今作っている創作世界とは別軸にならないといけないのでどうしようかな~と思っている。

ここまで

感想

#eiga
『劇場版PSYCHO-PASS』見た!

以下ネタバレ感想!

■総括
やっとサイコパス世界外を描写することでシビュラシステムがあった方がマシ!と私たちに思わせてくれる話だ!!!1って思ったのに着地点がシビュラシステムは糞!だったのでなんなんだよと思いました。

■世界描写
なんで戦争かシビュラの二択なのか全然わからなかった。
というかシビュラって戦争が落ち着く+資金が潤沢+国民の犯罪係数が低下している状態でやっと導入できるシムシティでもかなり後半に導入できる手段だと思っているのでその2択しかない状態がよくわからない。シビュラを導入できる国、もうちょっと治安どうにかなるでしょ。
まぁ日本がシビュラの統治範囲を広げるために資金援助までして無理やり犯罪係数が低下した都市を外部に作ったという流れなのだろうか。
なんで世界で戦争が頻発しているのかよくわかっていないので、そうなんだ……と思いました。
そこらへん不明瞭なのでいつか最終回ですべてシビュラの画策だったんだ!!!ナ、ナンダッテーッ!?!?!?という流れを追加することも可能という。
ガバガバSFは後出しし放題なので良いね。

■キャラクター
世界観設定がガバの作品で既存キャラクターをほとんど出さずに進めていくのが決まった時点で疲れることが確定していたのですが案の定疲れたぜ!!!!!!!
常守さん、1期で泳げないって言われてたのにガンガン泳げている。もう設定の一貫性を求めること自体が罪なのかもしれない。
狡噛さんに関しては良かったです。途中でイマジナリーマキシマと会話を始めた時はウケたけど。まだ続けるんだ狡噛とマキシマはイコール文脈……。
それはそれとして狡噛さんが出てくると肉弾戦ができるから映えますね!
ずっと疲れていたので2期のメンバーが出てきてくれたシーンは滅茶苦茶嬉しかったです!!!!!!!!!!!!(温度差による喜び
というかシビュラの思想に関しては常守さんより霜月さんの方が上ってことなのか、ただ強気に出たかったから後出しでいったのかな……?
宜野座と狡噛さんの会話はよくわからなかったです!
常守さんが狡噛さんに縛られないようにしたい!というなら常守さんの言う通り逮捕した方が良くないか?いやもう男のロマン文脈っぽいので私は知らんが……。
もう二度と常守の前に現れるな!って言ってるけど、まぁどうせ狡噛さんは日本に帰ってくるんだろうな……。
ここまで

感想

#eiga
『善き人のためのソナタ』見た!
Twitterで知らない人がおすすめしていたのと配信日が昨日までなので見た!

以下ネタバレ感想

■総括
良い映画だね~
それはそれとして人の生活を覗き観てそこに感動を抱く構造自体には『こづかい万歳』の駅を歩く人を観察して映画として消費する人とか江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』とか思い出す人間なので、最初の方はノれる自分と冷静になる自分がいて大変複雑な気持ちになりました!
それに監視対象の人が最後まで主人公に声をかけないことで、完全に許すということはしないというライン引きがされているのかなと思うので良い。
善き人のためのソナタを買う主人公が「私のための本だ」っていうシーンが綺麗だ……。

■概要
東ベルリンのシュタージュである冷酷無比な主人公は、反逆の可能性がある作家のドライマンとその恋人の舞台役者クリスタを盗聴することになった。
自分の上司に役者の職を奪う脅迫を受けるクリスタと主人公の恋愛関係や、ドライマンの読む本、ピアノの演奏を聞くうちに、主人公はドライマンとクリスタに惹かれていく。
ドライマンが反逆者のグループに所属してしまうが、2人に肩入れをした主人公は二人がシュタージュに疑われるたびに全ての証拠を処分していく。
最終的に上司の反感を買ったクリスタがシュタージュに捕まり、主人公はドライマンが反逆者である証拠を尋問するように命令される。
主人公はクリスタから証拠の場所を引き出し、主人公は逮捕されそうになるがその証拠は主人公によって処分されていた。
それをしらないクリスタは道路に飛び出て自殺した。
ベルリンの壁崩壊後、ドライマンは自分の身を救ったのが主人公であったことを知る。二人は最後まで出会わないが、ドライマンは『善き人のためのソナタ』という本の序文に主人公の名前を記載して出版した。
主人公が『善き人のためのソナタ』を購入して終幕

■人間ドラマ
人間の日常を覗き観て消費するの楽しいよな~~~!これは最悪感想。
本筋としては、敵対したり支配下においている人間のことを生きている人間だと思っていなかった主人公が、リアルリアリティショーを見たことでその人々を生きる人間として愛してしまったという流れだと思う。どうやっても最悪な言葉選びにしかできないの?
いえ、人を人と思っていなかった人間が、人間同士の熱い交流や芸術を通して心を呼び覚ました話です。
面白いのは主人公が関わるのはドライマンの恋人のクリスタだけで、主人公に直接会ったことはないということですかね。
ドライマンと話をしたことはないが、彼の人生や人となり、読む本や作った劇、彼の奏でる音楽を知ったことでドライマンに惹かれる。
いや……プライバシーの侵害……。
でもこの作品は、結局ドライマンは最後まで主人公に声をかけることもないしお礼も言われないし貧しい生活を送ることになっているという線を保っているので良い。
そもそも題材自体が社会風刺として重めの話題なので、これくらいの塩梅で良いのだろうなと思う。
というか最後のドライマンが自力で主人公までたどり付くフェーズと、主人公の「私のための本だ」という台詞のおかげでかなり爽やかな後味になっているというのは感じる。

なんか久しぶりに感想を書いたので書き方を忘れた。良い映画だったんだよ!?!??!?!??!?!?!
ここまで

感想

#eiga
ゴースト・キラーズ 血塗られた少女の謎 』見た!
Twitterで知らない人がおすすめしていたので配信で見た。

以下ネタバレ感想

■総括
何も考えなくていい非倫理的悪ふざけ映画を何も考えずに見るのは楽しいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
既存のホラー作品のテンプレを擦る部分が多いのでいくらかホラーを見てからの方が楽しいと思う。
それはそれとして冷笑的な笑いが多く、そこらへんはあんまり好みじゃない。
滅茶苦茶汚いので食べ物を食べながら見ていたのは後悔しました。

■概要
幽霊退治のやらせYoutuberグループ「ゴースト・キラーズ」の四人組は資金繰りに困っているところ、ある学校の呪いを解く仕事を依頼される。
今回も適当なやらせ映像を作る気だったが、夜の学校に閉じ込められた上、霊感のある仲間が頭を爆破されて死亡したり自分が殺されかけりしたことでこれは本物の幽霊だということを確信する。
幽霊は無機物有機物に憑依し執拗に主人公たちを殺そうとしてくるが、グループ内のいじめられっ子がホラー作品で見たことのある封印の儀式を行ったところ封印に成功する。
生き残ったゴースト・キラーズは一時期幽霊退治成功者として有名になるが、施設内で死んだ人間を殺したとして摘発されて終幕。

■幽霊
幽霊がすごい元気に人を殺すのでスピード感があって大変良い。殺すときに意味が分からないくらい血でべたべたになるのとか、憑依するものが人間だけじゃなくてホルマリン漬けの胎児とかうんことかで意味が分からないので何も考えなくていいです。
ホラー映画あるあるの「少女の霊は虐められていた悲しさから人を殺していたのです!」を露骨に馬鹿にするラインで、基本構造は冷笑でしたね!
幽霊が自己申告してきた悲しい過去、信ぴょう性0だよなぁ!?!?という話なのでそこは大好き。第三者からの証拠がないと、自分が被害者面の語りは信用してはいけません!
それはそれとして個人的に過去に悲しい過去があろうとも人殺しは人殺しただろ派閥ではある。

■キャラクター
全員ろくでもないし、ホラーゲームやったことない人の挙動ばっかりするので見ていて面白かったです。
オタクキャラクターが最後まで一切顧みられないのは珍しい。
全員ろくでもないので全員ろくでもない目に遭います。そうだね……。
ただ霊感のある仲間だけはもうちょっとなんとかならんかった!?!?グループ内でも嫌なタイプのイジリを受けていたせいで割と一方的に嫌な目に合っていたよ。
本人的にはマジで霊力があるのでああいうことしかやってられないタイプなのか、思い込んでるタイプなのかわかりかねるし、そういうことをやりつつこれってコンプラ違反?笑なノリは好きではない。
ここまで

感想

#eiga
パラノーマル・アクティビティ 』見た!
見てた実況動画で言及されているので配信で見た。

以下ネタバレ感想。

■総括
夜に配信で見るとちょうどいいし、夜見て部屋うろつくの若干怖くなって良い作品だった!
モキュメンタリーとしてよくできている~。

■概要
女性が幼少期からポルターガイストやラップ音に悩まされている原因を調べるために、恋人である男性は部屋に監視カメラを仕掛ける。
最初は女性を馬鹿にしていた男性であったが、カメラに映る部屋の様子がどんどんとおかしくなっていく。
原因は幽霊でなく悪魔であり、専門家に頼まないと解決できないと霊媒師に言われた2人だったが、男性は自力で問題を解決しようと悪魔との交信を試みる。
悪魔との交信によって得た在る女の子の名前を調べたところ、年代こそ違えど女性と同じ経験をした悪魔憑きであることが分かる。
悪魔が本物だと男性が本格的に慌てだしたところで、悪魔の憑依が完了したのか様子のおかしくなった女性によって男性が殺害・女性は行方不明になり終幕。

■彼氏
ホラー映画あるある、余計なことしかしないへらへらした彼氏!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼女がやめろって言っているのに撮影をやめない!せっかく来てくれた霊媒師に失礼な態度をとる!役に立たないのに高圧的!お前を守るって言うけど最後死ぬ!
様式美ですね。美しいね。
ただ悪魔憑きの話だと、彼氏にそういう性質が0だったとは言わないけど悪魔のせいでその性質が助長されている可能性もあるので面白い。
彼女がマジ切れしているのにカメラを止めない根性がすごすぎる。カメラを止めるな!

■定点カメラ
定点カメラだからこそのジャンプスケアが面白かった。来ると分かっているけどびっくりしちゃうね……。
あと彼女が変な方向にぶっ飛んでいく奴はどうやって撮影したのかわからなくてよかった。
最後の彼氏がぶっ飛んでくる奴も良い。
ここまで

感想

#eiga
プラットフォーム 』見た!
以前勧められたので配信で見た。

以下ネタバレ感想。

■総括
久しぶりに気分が落ち込む良い映画だなと思いました。
それはそれとして食べ物を粗末にしたり切迫状態の非倫理的な言動だったり犬が死んだり、私はこういう物を見るとテンションが下がるんだな~というのが分かって面白かったです。

■概要
主人公は部屋の中心に穴が開いた部屋に知らない人間と2人1組で閉じ込められている。
この建物は一日に一度上の階から穴を通じて食べ物が乗った机が降りてくるが、すべての階層の人間が一つの机の食材を取り合うため下の階層に行けば行くほど机の上に残る食材は減り、状態は汚くなっていく。
階層は定期的に入れ替わることになっており、100層より下になると食材が一切手に入らないため、一緒に居る人間を食べることで生きながらえる者も出てくる。
主人公は一緒に居る人間を入れ替えながら、最終的にこの施設で最下層の人間にまで食べ物をいきわたらせようと決断する。
机に乗って下の階層に行くまで机の食材を守り抜こうとするが、道中この建物の管理者に抗議の意として一切手を付けられていない料理を上の階に返すことを思いつく。
死傷を負いながら料理を配り切りパンナコッタを守った主人公だったが、最下層近くに子どもが一人いるのを見つけパンナコッタを渡してしまう。
最下層まで来た主人公は、本来ならこの建物にいるはずのない子どもを送り返すことで、管理者になにかのメッセージを送れると信じ何もない最下層に1人残り終幕。

■犬が死ぬ
悲しい

■落ち込むところ
・食べ物を使って下の階層の人間に鬱憤を晴らそうとする人間が多いこと
・食べ物を踏む人がいること
・犬が死ぬところ
極限状態に置いて上の人から虐げられた経験から、自分より目下の人間に嫌がらせをすることで鬱憤を晴らす人が多いというのをずっと描かれるのでひたすらに悲しくなるね~。
作中で人に向けて話し合いや許しの気持ちを持つよう提案する人や宗教によって理性ある姿勢を求める人がいるんだけど、主人公は序盤それに看過されてある程度まで実践するんだけど速攻で挫折するのがまぁ……そうだよね……となる。
ただ宗教での理性的な姿勢を提案してきた人も「一回は話し合いをして言うこと聞かなかったら殴っていいと思うよ!」って寛容だったので、最低限こちらの寛容さは見せましたよ!という大義名分を獲得する姿勢滅茶苦茶わかる~!ってなりました。
私も基本的には話しあえよ!という人間なんだけど、それは社会に所属する生物で自分がい続けるため・相手と殴り合いになる前に自分は最低限の努力をしたのでこちらに非はないですと主張するためなので、こういう極限状態でそれを求めるのは利点があんまりないので酷だなと思います(カス
ただ下の人間に嫌がらせをするために机ぐちゃぐちゃにする奴らは元気だな……と思います。
下の人間に興味がない、くらいならわかるけど下の人間虐めるというのは教室内でカースト作って虐めするのとおんなじ感じなのかな。
やることがない状態だとしたの人間に嫌がらせをするのが楽しみになったりするのかな。
こういう思考実験的な作品を見ると、自分は何するんだろうなとなって悲しくなるね。

■社会構造
あんまり詳しくないけど格差社会の話なんだろうなと思う。
上の人たちは好きな物をいくらでも食べられるし、下の層への嫌がらせも出来るし自分の状況が悪いのは自分より上の層の奴らのせいだし、下の層の奴らは自分より下であるのでいくらでも虐げていいという姿勢が社会の縮図として提示されているのか。
今回嫌がらせする人間ばっかり映っているけど、多分嫌がらせはしないけど自分が満足するだけたくさん食べて下の人に残さないようにする人はいるだろうからむしろそっちの方が私は分かるな……。
最下層まで行った人間が初めて何かを見つけて、世界に何かしら訴えかけることが出来るというのがオチなのかと思うけど、割と最後はぼんやり終わったのでちょっとわからねぇ。

■ドン・キホーテ
主人公がドン・キホーテを建物に持ち込んでいたのは、途中で幻覚を見始める件で空想と現実の境界崩しやるためなのと、暴力よりも知性や理性を上とするためなのかな~。
全体的に示唆的+社会風刺な側面が強いけど私に知識がないため難しいぜ!

ここまで

感想

#eiga
左様なら今晩は 』見た!
恋愛映画年間なんだ~と言ったら、これは見やすいのではと言われたので配信で見た!

以下ネタバレ感想

■総括
登場人物が須らく気持ち悪くてすごかったです。
多分なんでもかんでもなぁなぁに生きていた主人公が幽霊と恋をすることで成長するボーイミーツガールなんだろうな……。
両方とも社会人だけど、やっている内容をそのまま高校生にスライドしても大体成立すると思います。
いやでもこのぼんやりなぁなぁとしている優男感を強調するために社会人設定は必要なのかもしれない。わからない。

■概要
破局が原因で彼女との同棲を解消した主人公だったが、霊感の強い彼女がいなくなったことで部屋に憑りついていた地縛霊が見えるようになってしまう。
最初は幽霊の存在に困惑する主人公だったが、次第に二人は惹かれ合うようになる。
しかし、主人公の同僚が紹介してきた霊媒師によって、幽霊のせいで主人公の生気が抜かれ近いうちに死ぬ可能性があることが二人に各々伝えられる。
自分が死ぬことよりも幽霊と過ごすことを優先する主人公だったが、幽霊は主人公との初めての屋外デートを最後に部屋からいなくなってしまう。
数年後、成長した主人公は最後のデートで行くことの出来なかった映画館を訪れるが、そこで主人公の近くの席に座った女子高生が地縛霊だった幽霊の転生した姿であることを示唆して終幕。

■主人公
最後まで主人公が自己中心的な思考回路のままだったので、私はこの映画を一体どういう物として受け取ればいいのかわからなくて困惑しています。
ボーイミーツガールというには、最後に幽霊がいなくなった時に「なんで自分が死ぬ可能性を彼女につたえたんだ!俺はあいつといられるなら死んでも良かったのに!」と霊媒師の人にぶちぎれた結果「お前はそれでいいかもしれないけど彼女がそれでいいわけないだろちょっとは相手の気持ち考えろ」って怒られるシーンが入っている+冒頭で主人公が恋人に振られる原因も相手の気持ちを何も考えていないことが原因なんで、映画を通して主人公の性質があんまり変化してない。
まぁ別に主人公の成長がなきゃいけない訳じゃないとは思うんですが、それはそれとしてこの映画に関してはその成長しなさをどういう演出効果として狙っているのか全然わからない。
もしかして何事にも必死になれなかった主人公が、最後には必死に幽霊を探す姿勢を見せたこと自体を成長としているのかな……。
あと主人公が全体的に嫌な男かつ自分のことをかっこいいと思っていそうな男になっていて私向けじゃ無さすぎて辛かったです!
初対面の時点から相手に高圧的な態度を取るのはまぁ、相手が異分子かつ家賃も払っていない異形ということでまぁ、まぁ差し引きますけど。(いやでも主人公の高圧的な態度を取っている理由が自分に害をなさない見下してもいい存在だからっぽいんだよな……。嫌だな……)
仲良くなった結果二人称にお前を採用してくるとか、あだ名をつけるときに「犬みたいで呼びやすいから」で照れ隠しにふざけた名前つけたりとか、無許可で頭撫でてきたりとか、幽霊が部屋から出られないことを理解しているのに部屋に同僚を連れ込んで相手がモーション掛けてくるまましけ込もうとするとかの相手に丸投げするわりに上から目線の行動基準が私に合わなさ過ぎて見ていてつらかったです。
途中に挟まるギャグも雰囲気と採用タイミングが肌に合わなくて、全力で私向けじゃないぜ!と思って面白かったです。
もしかしたらあれらはギャグというよりラブコントみたいなものなのかもしれない。ラブコントを名乗るには男が中途半端に理性がなく中途半端に理性があるせいで飲み込むには私は喉が滅茶苦茶イガイガするんですが……。バカップルやりたいなら素直にバカになって私の頭を破壊して欲しい。
最後は悲恋に若干ハッピーエンドをにじませる感じなのでどの層向けなんだろう。

特にキモイ主人公の言動は幽霊が初めて登場した時の「ノーブラ?」です!
主人公以外だと幽霊が出ることを相談しに行ったときに大家さんが言う「若い女性と一緒に住んでると思えば生活に潤いが出るでしょ」です。

■幽霊
恋愛経験がなくて俺にしか見えなくてちょっと生意気だけど俺のことが好きで俺みたいな人と恋愛がしてみたかった、体のシルエットがくっきりわかるタイプの白いワンピースを着たノーブラの女。願望器?
幽霊設定、無理やり主人公と同じ空間で過ごすのと最後に消える理由付けにはなっているけど、後半主人公からも幽霊からも触れるし最後にはほかの人間からも見えるようになっていたのでウケちゃった。
「こんなのもう生きてるようなもんじゃん……!」って切ない文脈で主人公言ってたけどさすがに第三者からの認識入ったらその扱いで良いと思うよ。切なくもなんもないよ。
なんか生気吸われている設定もあったけど作中で主人公がダルそうにしている描写がまったくなく実害が主人公の心霊写真が黒ずむくらいしかないのも面白かった。
にしても主人公は「君のことが知りたいんだ!」って言ったわりに全く彼女の生い立ちとか死んだ背景とかを調べている様子をこちらに開示しないまま数年後……で墓参りに行ってしまったので、私幽霊のこと何にも知らないまま映画が終わった……。
途中まで生霊なのかな~って思っていたけど本当に死んでいたっぽく、大家さんに聞きに行く前に大島てるで調べろよと思いましたし、この主人公なら調べてないんだろうなという逆信頼が築けていて面白かったです。
ここまで

感想

#eiga
聖闘士星矢 The Beginning 』見た
いや本当に……感想としてカスみたいな奴なのですいません……。

以下ネタバレというかなんというか

■総括
すいません途中で寝ました……。自分でもびっくりしました……。

■言い訳
疲れていたのかな……。
寝た原因を映画側に転嫁するとしたら、画面が割とずっと暗いのと戦闘シーンがあんまり派手じゃないのと話が動くのが遅くて集中できないな……と思っていたのは覚えているんですが、
映画を見ている時に寝るのは割と意味が分からないので自分でも驚いている。他に見ている人がいなかったのが救いですが……。

■感想
聖闘士聖夜をみたことないんだけど、序盤から闇の地下闘技場みたいなところで戦いが始まったんだけどあれは原作にあるんですかね。
敵キャラもそんなに見栄えがしないのでよくわからず、鎧も色が落ち着いていてかっこいいよりも渋いね……!という感情が優先されていた。
全体的に戦いの枠を神々の世界観の大きな話と捉えればいいのか家族の小さな話とみればいいのかわかりかねて入り込みにくかったのもある。
いや別にどっちかにしないといけないわけじゃないんだけど、中心軸がどっちか分からないと入り込めなかった。まぁ寝ている時にその解説があったら完全に私のせいです!!
うつらうつらしながら、ずっと似たような修行してんな……と目が覚めるたびに思っていたけど、これ夢を見ていた可能性が否定しきれないよ。
最後のバトルの時は起きたけど、観ていて目が覚めなかったので本当に私向けじゃなかったのか滅茶苦茶眠かったのかわからない。
ここまで

感想

#eiga
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』見た!
面白そうだったので見た!
原作ゲームはswitchより前の奴は割とやっているけど、switch以降のマリカとかルイージマンションとかオデッセイとかは全然触れていない!
これは単純に私のゲーム離れが原因。

以下ネタバレ感想。

■総括
ゲームをクリアするために何度も試行錯誤するその姿をこそ美しいとしてくれる映画をマリオでやってくれる、もうそれだけで私は見ていて幸せでした!!!!ありがとうございます!!!!!!!!
小ネタもえぐくて始終ニコニコしていた。たぶん移民問題とか家族関係とかの問題提起も邪魔にならないくらいにすっと置いているのがすごい~!
吹き替えで見たんだけど、次は字幕とか4DXでみたいな……。

■概要
ブルックリンに住む配管工の兄弟マリオとルイージは仕事でヒーローになるべく洪水の原因を調査していたところ、ひょんなことからキノコワールドに迷い込んでしまった。
ルイージとはぐれたマリオは、クッパによって滅ぼされそうとしているキノコワールドの姫ピーチと勇敢なキノピオと共にキノコワールドを守るための冒険に出る。
道中王様の息子であるドンキーとの対決によってコング王国との同盟を結ぶが、クッパによって壊滅させられた上、マリオとドンキーはピーチ一行と離れ離れになってしまう。
クッパと無理やり婚約させられたピーチは結婚のタイミングで謀反を起こし合流できたマリオとドンキーと共に抵抗したところ、ひょんなことからキノコワールドの一部がブルックリンに転移してしまう。
ブルックリンでもなお暴れようとするクッパだったが、スターを手に入れたマリオとルイージによって倒され、ブルックリンのヒーローとなった2人はキノコワールドへ移り住み配管工として活躍している姿が映されて終幕。

■プレイヤー肯定について
この映画の根本にあるのが「例え失敗しようともゲームをクリアしようと挑むその姿をヒーローと呼ぶ」なのでもうもうもうマリオとか関係なくゲームが好きな私は滅茶苦茶嬉しくなりました!
そもそも映画が始まる前に入る任天堂のCMが、老若男女がマリオのゲームで失敗して悔しがるシーン→クリアして喜ぶシーンを映してからの「It'me,Mario!」「It's you,Mario!」でマリオ≒プレイヤーを出してその姿が好きだよと提示してくれる物だったので、重ね重ね本当に嬉しくなっちゃった……。
それもゲームの上手い人も下手な人もクリアしたいと思う気持ちは変わらないよというのを言うために、RTAみたいな動きをするピーチ姫とずっとステージの練習をするマリオの対比をするのも好きだ……!練習量が多い/少ないのが偉いのではなく、挑むその姿勢が美しいのだ……!好きだ。
あとこれは勝手な読み取りだけど、マリオはルイージと一緒にいるから強くなれるスーパーマリオブラザーズなんだ!をやっており、プレイヤーはマリオが主人公だからマリオシリーズのゲームやってる側面もあるので一緒にいるから強くなれる文脈が乗って来ることが本当に本当に嬉しい……。
加えて言うなら、諦めない姿がヒーローだ!の文脈のおかげでドンキーはもちろんクッパの格が落ちない塩梅もいいよね……。キャラクターコンテンツ映画として素敵です。クッパのファンだって世界にたくさんいるからね……。

■マリオ作品映画として
知ってる要素が多いというより知ってる要素しかないし、多分理解できていない奴もたくさんあるな!というくらい細かいネタが多すぎる。
特に好きなのは最初のブルックリンの街を横スクロール風の画面で横切る画面―――!!!!
あと吹き替えのルイージの「マリオ?」の呼び方が完全にルイージマンションでテンションが上がってしまった。音声の一致を発見すると嬉しくなっちゃう。
全然知らんマリオの両親だったり、ピーチ姫はキノピオに拾われた子どもだったりの設定が出てくるのも面白い~。何それ知らんのにすごいしっくりくる~!
BGMはもっとわかりやすくマリオマリオしてもよかったのでは!?と思うけど、それはそれとしてアレンジでたくさん入っていて良かったです。
あとドンキーをキャラとして拾ってくれたのも嬉しい!最初のマリオの登場作品だし、私はドンキーが好きなので……。
それにしてもドンキーの設定が「王様の息子かつ放蕩息子かつカリスマ持ちで地元では最強!」の道中仲間になる3番手キャラっぽい造形になっているのが可愛いよね……。

ここまで

感想

#eiga
リアル人狼ゲーム 』見た!
Twitterで知らない人が言及していたので配信で見た。

以下ネタバレ感想。

■総括
雑!!!!!!!!!!!!!!!!!

■概要
「人狼が、村人を喰い殺しました」という台詞で8人の人間が目を覚ますと、目の前で1人の人間が首を包丁で刺されて死亡した。
8人を閉じこめた人間はエナというアイドルのファンであり、エナは交通事故で死んだこと、集まった8人はエナが死んだ事件の関係者であること、エナを殺した罰を受ける必要があることを伝え、人狼ゲームで殺し合うことを命令。
人狼ゲームを進めていくうちに、残り人数は3人になり、人狼はエナの信者の仲間であること、誰が人狼かも発覚。
黒確の人狼に投票してゲームは終了と思われたが、主人公はなぜか「自分もエナを殺した責任を果たさないといけない」と自分に投票し、人狼と自分で2票を獲得した主人公はつられる。人狼と村人が1対1になったため、残りの一人も死亡してゲームは終了。ゲームの主催者と人狼は、「エナのもとに行ける」と喜びながらガソリンを被り炎を着火して画面暗転。
最後にエナのために命を捧げた主人公は罪を許され生存していたが、目覚めた場所はドルオタが踊り狂う地下アイドルのステージ上。主人公が絶叫して終幕。

■感想
全部雑!!!!!!!!素直に全員燃やせばよかったじゃん!!!!!?!?!?!?!?!??!?どうして人狼に?
人狼の説明がパワーポイントのアニメーションで始まったので滅茶苦茶笑ってしまった。そんな細いフォントで人狼って書くな!!!!!!!!イラレもフォトショも使えないのにアイドルの雑オリジナルMVを作って放送するな!!!!!!!!そんなことエナは望んでない!!!!!!!!
最初に占いCOかつ対抗無しの人間が吊られたので、「人狼ゲームに見せかけて実際の人間関係を重視したレイジングループみたいなやつなのかな?」って思ってみていたのに人狼も人間関係も雑で笑った。
2人の占いCOが吊られたあと(なんで?)2人の占いが対抗になるんだけど、対抗から黒出しされた占い師が人狼COしてくる(なんで?)
人狼ゲームって吊られた人が人狼じゃないかわからないからゲーム性が出てくるのに、映画としては人狼の苦悩を語らせたいので、回想モノローグとかない限り普通にギミックとして相性悪いんだろうな……。だからどうして人狼に?
そしてホラー映画の因習村と同じ扱いのドルオタへの手つき。カルトに近い物なら何をやらせてもいいと思っている雑さ……。そして独白の薄っぺらさ……。狂気的な笑い声の演出の雑さ……。
中途半端に最初に死んだ人間は黒幕側というあるあるを雑に回収してきたのも面白かった。雑さ、味だね~。
最後のシーンに関してはよくわかりませんでしたが、ホルガの踊りみたいなものだったんでしょうか。
ここまで

感想

#eiga
ダーク・アンド・ウィケッド 』見た!
Twitterで知らない人が紹介していたので配信で見た。

以下ネタバレ感想

■総括
悪魔憑き系の映画で、7日間ずっと嫌な感じを見る映画だった。
私は人が派手に死ぬ奴やミステリー式の奴が好きなので、常に「人の死に方が……地味……!」となった。
始終嫌な気持ちになる感じの話。エンタメ向きではない。

■概要
死に掛けの父親とその周りで起こる異常な恐怖体験を映す7日間の映画。
父親が危篤になったということで、娘と息子が実家に帰って来たのだが母親は「どうして帰って来たのか」と冷たい態度を取る。
2人は母親が精神的に疲れておかしくなったと心配するが、次の日母親が首をつって死んでいるのを発見する。
その間父親が死ぬまで実家にとどまろうと二人は決めるが、そこからお互いの目の前に死んだはずの母親や動けないはずの父親が現れたり、身の回りの人間が死ぬなどの異常事態が起き続ける。
2人の精神が限界に達した7日目、息子は自分の身を守るために家を出るが自分の妻や娘が死んだ姿を目撃し自殺する。しかし妻や娘の死体は彼の幻覚であった。
父親を一人残せないと実家にとどまり続けた娘も、父親が死ぬと同時に何かを見て絶叫し、終幕。

■雑感
なんとなく知っていたけど、私は悪魔系のホラーが退屈に感じる質のようです。ゾンビも走らないゾンビだとコメディじゃないとあんまり刺さらないし、多分激しく人が死なないとエンタメとしてウキウキできないらしい。
でも和風ホラーのじわじわは楽しいので、何が違うんだろうね。自分の趣味について考えるのが好きなので、何か思いついたらまた加筆します。
ぱっと思いつくのは悪魔のせい!ってされると和風ホラーの何が原因が分からない感じが低くなっちゃうからなのかな。
でもエクソシストみたいにさかさまゴキブリみたいになると面白いから、単純に今作の怖がらせ方がじっとり嫌な方に振ってあるのが原因かも。派手さが欲しいぜ!
あと父親を病院に入れようとしている妹に対して、6日目に「でも一人で死ぬの可哀想じゃん……」って言って病院への電話をやめさせた兄貴が速攻で逃げ出したのマジでなんなんだよと思いました。
でも兄貴の死に方でカタルシスなんて得たくなかったので、本当に嫌な気分に振っていく映画なんだこれは……。
人間の気持ち的嫌な気分映画は好きなんだけどね、不思議~。
ここまで

感想

#eiga
薔薇の名前 』見た!
12ヵ月のシネマリレー で放映していたのと、原作を持っているんだけど文書量と登場人物の多さで読む腰が滅茶苦茶重いからもう映画を見ることで何とかしようと思った。

以下ネタバレ感想

■総括
思った以上にシャーロックホームズの冒険や少年探偵団的なエンタメ映画でびっくりした!
それに加えて宗教戦争やたぶん物語ることもやっているので頭空っぽエンタメ映画脳と真面目に考えてみる脳のどっちを働かせればいいのか混乱していたけど、何にせよ内容が充実していたとても楽しかった。

■概要
師匠のウィリアムと弟子のアドソが訪れた協会で、不可解な殺人事件が起きる。殺人事件のせいで異端審問で異端とされたくないと考えた副院長はウィリアムに事件の調査を依頼する。
調査を進める最中次々と殺人が起きるが、被害者の死に方がヨハネの黙示録を見立てたものだったため、悪魔の仕業だといううわさがたつ。
その捜査のため異端審問官がやってきて、副院長・修道士・修道士相手に売春を行っていた少女たちを悪魔に身を売り殺人を犯した人々だと火刑に処すことが決定される。
ウィリアムは一連の殺人がある禁書を発端にして置き、1件目は自殺・2件目以降は禁書に塗られていた毒薬に触れた指を口にしたことによる毒殺で、見立て自体は偶然か近くにいた人間が隠ぺいするためになぞらえたものであることを看破する。
その禁書に毒薬を塗ったのは、教会の院長であった。
その禁書とは、アリストテレスによって書かれた「笑い」について書かれた本であり、院長曰く「笑い」を肯定すると世の中に神が必要なくなることを協会が公式に認めることになるため、この本を読んだものが死ぬように毒物を含ませたという。
院長はすべての証拠を無くすため、協会に火をつけで書の多くを燃やしたが、ウィリアムとアドソはいくつかの書を持って無事に脱出、その火事によって異端審問官が逃げ出したことで、火刑に処された人間のうち少女だけは脱出することが出来た。
ウィリアムとアドソは少女に見送られながら、本を抱えつつ修行へと旅立って行って終幕。

■シナリオ
ミステリー部分は捻りがない+そ、そんなことが!?というびっくり推理部分があるのでミステリーとしての手つきがシャーロックホームズでした。エンタメだね!
原作が滅茶苦茶分厚いので、多分いろいろカットして分かりやすくしてくれたんだろうなと思います。おかげで大変見やすかったです。前半の3人目が死ぬところくらいまで私の生活状況も合わさって滅茶苦茶眠かったですが。
と言うかここ最近『ノック』に『九十九十九』にヨハネの黙示録の見立てを連続して見ていたので「また!?!?!?」となっていました。
そしてこっちの見立ては見立てというよりウルトラスーパーミラクルが重なって自然と見立てになっているので「マジ!?!?!?!?」となりました。いや、いいんだけどね……。そもそもこの話の原作が春琴抄みたいに作中作をほかの人間が見るという構想になっているらしいので、この不自然な見立ての件も作中リアリティライン的にどういう扱いになっているのかは全然わからんから、まぁ原作を読まないといけないんだな私はという思いが強くなりました。
それにしても私は異端審問系の映画を見ていると本当にイライラする人間なので、ほほほほホホホとなっていました。論理で話をしろ!!!!!物的証拠を示せ!いや物的証拠も捏造されればそれまでなんだけど、少なくとも論理的に話す気概は示して!?!?!?ハァハァ……ッッ!異端審問のクソ裁判が現実にあった・あると思うと本当に許せないよ……。

多分「笑い」の件と物語として残すところとかが、原作だともっと掘り下げられているんだろうな~、清貧議論のところとかもっと掘り下げあるんだろうな~、異端審問官とウィリアム先生の話とかもっとあるんだろうな~と思いながら見ていたけど、映画としてよくまとまっていて良かったなと思います。個人的に大変楽しかった。

■舞台
小物とか音声とか滅茶苦茶凝っていて良かった~。建物も綺麗だ。
音声が綺麗なので、映画館で見れて良かったな~と思います。
図書館の本とかもすごい準備されていたし、階段が入り組んだ図書館とかきれいだった!


ここまで

感想

#eiga
ミスター・ガラス 』見た!
配信で見た。
シャマランのヒーローシリーズ(と勝手に私がよんでいる)の最新作だね~。

以下ネタバレ感想。

■総括
嫌いじゃない!!!!!!!!!!!むしろ好き!!!!!!!!!!
今までの登場人物が自分をヒーロー/ヴィランと定義するに至った超能力はすべて本人の思い込みであるという観点で話を進行して、なおそれを否定する話、嫌いじゃない!!!!!
というか終盤のミスターガラスの上位グループの裏をかく件と超能力とは人間が自分を信じることで覚醒するという件が入ったおかげで最大風速がかなりでかいので、映画館で見ていたらかなり満足して退出していただろう程度には好き!!!!!!!!!!
ただそれはそれとしてヒーローの定義がまったく合わない上に、精神科医の「お前たちのそれは思い込みである!」の理詰めが温くてお前らもっとちゃんと反論せい!とは思ったけど、やっぱり私はこういうの嫌いじゃない!嫌いじゃない~
前半は「痒い所に手が届かないけどこれ好きな奴~」からの後半の「これは私の好きな奴です!!!!!!!!!!!!!」で満足度が確保されてしまった。(後半で前半の痒いところのフォローがされるわけではない
でも人には勧めません!

■概要
超人的な能力を持って隠れて街の自治を行っていたデイヴィッドと、多重人格の殺人犯のビーストは、対決の最中に警察に確保されミスターガラスもいる精神病院に収容される。
そこで3人は「お前たちの能力はあくまで一般人の範囲に過ぎない/自己認知が歪んだ勘違いであり、超能力ではない」という旨の治療を受ける。
それによってデイヴィッドやビーストたちは、自分たちの能力を疑うようになるが、施設を脱走したミスターガラスによって「お前たちの能力は真実である」と宣言される。
自分たちが実際に超人的な能力を使えることを再確認した二人は、それによって自身の超能力を確信し施設を脱走。
脱走しながらヒールとして道中に人間を殺すビーストと、ビーストにこれ以上人を襲わせないように人々を助けたデイヴィッドはお互い戦闘を始める。
しかし、ビーストの人格分裂の原因となった父親の事故が、8年前にミスターガラスがヒーローを見つけ出すために起こした脱線事故によるものだったことが発覚し、ビーストによってミスターガラスは殺害される。
また、戦闘によって弱った2人は警察によって殺害されるが、その警察組織は実際は「表立った超能力者をこれ以上増やさないように殺害する」ことを目的とした秘密組織だった。
3人を殺害したことで超能力者の出現を抑えたかに思えたが、ミスターガラスはその組織の存在をしっていたのか、3人の超能力を使った脱走や戦闘を映した監視カメラの映像をネットで配信していたのだった。
世間の人々が超能力の存在を知り、自身の能力を信じることでこの世界はさらに進歩するという予見を残して終幕。


■ヒーロー・ヒールについて
『アンブレイカブル』で、この人ヒーローを人を救うかどうかではなく超能力があるかどうかで定義してんな~って思っていたので、精神科医の「お前のその超能力は思い込みだ」で速攻でぐらついたのまぁそれはそうで面白かった。
でもビーストと対峙する時に、ヴィランは人を襲うこと・ヒーローは人を助けることを優先して動いていたあたりちょっとだけヒーロー側の解釈が変わってるっぽいんだよな~。
どっちかというと、自分たちの定義についてよく考えた結果、ヒーロー側はロジックを整理しなおせたという話なんかな。
でも話が途中でヒーロー・ヴィランではなく超能力は人間の力を持つことで覚醒するという話に挿げ替えられているのが、ズルいぜ……!とはなる。
でも人類の信じる力による進歩するという方向の肯定は好きなんだよな~。痒い所……。

■精神科医
対デヴィッドの犯罪者をビジョンによって見つける時の詰め方が「あなたは超有能な精神科医と同じような能力によってロジックを立てる暇もなく特定の人間を悪人だと予想した上にそれが全部正解だっただけ!」なんだけど、もうそれは超能力で良いだろと思いました。
というか未来予知もしているんだから、デイヴィッドはそこでももうちょっと暴れろよ!実験とかすれば一撃でしょう!
まぁアンブレイカブルでも主人公は自主的に自分の能力を信じた訳じゃなく、周りに言われたから信じているだけの能動的おじさんだから、押されたらすぐ倒れちゃうのかもしれない。よくそれで8年も哲学なくヒーローやってこれたな……。

■ミスターガラス
この人だけ超能力持ってないだろって思って前作から見てたけど、もう最後の奴みたらもうお前が一番だよ……!!!!!!!1111になっちゃった。
それはそれとしてミスターガラスは特殊能力持ってない上に責任能力クソあるんだから無期懲役で良いだろ。いえ、ミスターガラスがいないとビーストたちの統制ができないので映画的に必要なので良いです。はい。最初から責任能力なしと見せかけるために呆けた演技しているのかと思ったら、最初は普通に会話していた見たいなので彼が精神病院に入れられている意味がわからない。
それか特殊能力というのは特殊能力自体を指すのではなく、特殊能力は絶対にあるという強い信念があることを指すのかな~。
でもそうするとアンブレイカブルがそうなっている意味が分からないもんな。どっちかというと息子の方?

あと関係ないけど「MG」のピンバッチを用意していたのは笑った。自分用のサインを考えるの滅茶苦茶強い版だ。

■ビースト
この人が一番ズルいよな……。
両親から虐待を受けているというつらい過去があると能力が覚醒してヒールになるという、良くない偏見を助長させる設定+食人+犯罪者なので普通に強めに否定を入れてほしかった。
最終的に愛を知れたしその特殊能力を人類の進歩の行先という肯定を与えるなどの最後の畳みかけで、今までの罪をなぁなぁにされている感がある。
にしてもスプリットはサスペンスだと思ったらファンタジーだったので当時はキレていたけど、今見直したら普通に楽しく見れそう。もともと多重人格ものが好きなので……。
ここまで

感想

#eiga
アンブレイカブル 』見た!
配信で見た。
この前『ノック』みた時に、感想喋った相手が「俺たちのシャマラン」という単語を使っていたけど私の中でシャマランって当たり外れが大きい+シックスセンス以外そんなに当たってないイメージで「俺たち」と言われている監督なのがよくわからなかったから確認したかった。
以前スプリット見てことがあるので、シリーズものだしこっから行くか……となったので次はミスターガラスみます。

以下ネタバレ感想

■総括
ヒーローが自分のことヒーローって気付くまでをシリアスにやったらカッコよくね!?という話と「ヒーローは悪役が存在するから存在できているんだ!」理論を流用することで自己証明を果たす悪役の話の2本軸。
私はこの「ヒーローは悪役が存在するから存在できているんだ」理論のこと(正しく言うならその理論をどや顔で振りかざすタイプの思考)が好きじゃないけど、悪役の方は自己証明に必死で切実だったのと理論はあくまでツールであって結論ではなかったので良かった。
それはそれとしてここ最近日本の煮詰まったヒーロー理論作品を連続で浴びているので、ヒーロー理論の密度が低くて物足りねぇぜ……と感じる自分もいる。見るタイミングが悪かったね!高校生くらいの時に見たかったかもしれない。

■概要
列車の脱線事故に巻き込まれた主人公は、自分が生まれてから一度も怪我や病気になったことがないことに気付く。
主人公が異常な筋力や機器察知能力など常人を超えた力を持っていることに気付いた自分の息子や、生まれつき体が極端に弱いヒーローマニアのイライジャから「お前の不死身だ、ヒーローになるべきだ」と言われる。
特にイライジャは、妻と結婚するためにアメフトの選手になることを諦めた主人公の背景や、水に弱いという明らかな弱点がある点を見て「彼こそが自分の憧れたアメコミのヒーローである」と心酔していく。
最初は自分の力を信じていなかった主人公だったが、最終的にその能力を使って人助けをすることに成功する。
主人公の活躍に喜ぶ息子とイライジャであったが、イライジャは主人公のようなヒーローを探すために主人公が巻き込まれた列車の脱線事故を起こした犯人であることが発覚する。
イライジャは「体が弱く自分の存在意義を感じられなかったが、ヒーローの敵対する存在になれば自分は悲しい過去を持ったヒールになることが出来る。そうすることで自分の存在意義を肯定できる」と語るが、主人公は警察に連絡してイライジャは逮捕、精神病院に収容されて終幕。

■どんでん返し
作中で「物語にはどんでん返しが必要!」って言う台詞があるんだけど、シャマランのことを勝手に毎回どんでん返し期待されて大変だな……と思っていたのでなんか……本人がそれを楽しんでいるならもういいよ……。ファンの期待に応えようとしているだけなのかもしれないけども。
この作者なら××する!みたいな偏見で見るのあんまり好きじゃないからあんまりそういう目で見る予定なかったけど、作者本人がそういうなら……でどんでん返しある予定で見てたけど、妥当なところに着地したのでなんなんだ!と思いました。
スプリットの時はスリラーかと思ったら超能力バトルだったのでキレたけど、こっちは超能力バトルかと思ったら警察+精神病院のコンボでリアリティライン戻してきて笑っちゃった。それをどんでん返しと呼ぶならまぁもうそれでいいんですが……。
個人的にどんでん返しは目的ではなく物語の補強であって欲しい派なので、多分びっくりどんでん返しでも刺さんないのかもしれない。
にしてもこれスプリットのシリーズってことは、ミスターガラスさんの夢は叶うってことなんだね。ミスターガラスに特殊能力があるのかは知らんけど少なくともあの世界にはヒールが存在するということなので、良かったね!

■ヒーローとは
冒頭から結婚しているのに隣の席に座った女に粉かけようとしている時点で主人公の好感度滅茶苦茶下がってスタートしたんだけど、あのシーンって必要だったのか?のちのちヒーローになる主人公の人間臭さの追加の意味があるのか、妻との仲が悪くなる描写の意味なのかな。ちょっとわかんなかった。
未来予知で止める犯罪行為もえり好みするし、自分がヒーローやってることを息子に言うし、なんかそこらへんがすでに完璧なヒーローではない。人間臭さの調整が入っている主人公ということでいいのかな。
なんかスパイダーマンの俗物さを滅茶苦茶薄めた感じの人間性なので、どういう方向に行くのかよくわからなかったね~。人助けも1回しかやってないので、ミスターガラスで方向性が分かるのかな。
息子が「お父さんが不死身だって証明するんだ!」って父親に銃を突きつけるシーンが一番楽しかった。
お父さん撃ったらその後ニューヨーク行っちゃうからな!で説得ロール振るの、もう撃たれても死なないの確信しているの面白い。
何かしらを守るためにヒーローになるのではなく、ヒーローになる力があって周りの人に求められているからヒーローになる感じが不思議だ。
イライジャも誰かを傷つけたいからヒールになる訳ではなく、自分の存在理由が欲しいからヒールになる人間なので、二人ともヒーロー/ヒールになるのは目的ではないんだよな。
この場合だとヒールは自分の存在証明のために悪役であることをやめられないけど、ヒーローの方は頭打ちが早そうだ。
ニチアサ系列のヒーローとアメコミのヒーロー像が違うからなのか割とヒーローの趣味が合わないな……と思った。まぁヒーロー像なんて千差万別なのでそりゃそうなんだけど。
誰かを守るという大義名分もないので、誰を助けるのかの線引きはどこ?の疑問提起で一撃で崩れそう。というか息子がヒーローに興味なくなったらやめそうなんだよな~!
この作品におけるヒーロー、誰かを守る人ではなく強大な力を持っているかどうかでしかない。
私にとってのヒーローって、誰かの健やかな毎日を祈れる人であることが必須条件なのでそう考えると主人公は全くその要件に当てはまってないんだな。面白。
ついでにその要件を守れてさえいればヒールが存在しなくてもヒーローは存在できると思っているのでイライジャとも全く趣味が合いません。

ここまで

感想

#eiga
イニシェリン島の精霊 』見た!
配信で見た。
映画館で見ようと思っていたら時間が過ぎていた。

以下ネタバレ感想

■総括
閉鎖的田舎空間なのでどんなに相手のことが嫌いでも縁が切れない上にぬるま湯故に自分が移動する活力も思考力もない癖に怒りの爆発力とプライドだけは残っている嫌な奴を見たぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
外に出る手段があるならさっさと外に出ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
主人公の方もなんか……趣味を見つけるとかそういうことをしろ!!!!!

■概要
イニシェリン島という田舎の島に住む主人公は、ある日突然親友が自分と口をきいてくれなくなり困惑する。
親友が言うには、自分は音楽を作ることで後世に名を残したいが、そのためにはつまらない話しかしない主人公が邪魔だという。
どうにか関係を修復しようと奮闘する主人公に対して、親友は主人公が自分に話しかけるたびに自分の指を切って主人公の家に投げつけると宣言し、それを実践する。
ただでさえ人口が少なく友人関係も狭い島で孤立した主人公に反して、島にやって来た音大生と意気投合し作曲・演奏に打ち込んでいく親友。
孤独を深める主人公に追い打ちをかけるように、隣人の少年からも縁を切られ、主人公の妹は島を離れて本土へ出向き、買っていたペットのロバが親友の投げつけた指を食べて死亡した。
主人公は親友に対して「お前の家を明日焼く」と宣言し、実際に親友の家を焼く。
火事から生き残った親友と主人公で共に海を眺めて終幕。

■人間関係
さっさと閉鎖空間から外に出ろ―――――――――――――――!!!!!!!
主人公、改善させる気があるなら自分も何かしらの趣味を始めてみて親友の気持ちを理解しようとする姿勢を見せてください!(閉鎖空間でそもそもそういうことをしている人が少ない+生活が平坦なのでそういうことをしようという選択肢があることにそもそも気付いていない
親友、主人公が喋って時間を潰すこと自体が目的になっている喋るのがかったるい相手だというのは分かるけど、ある程度の距離感というのがあるので突然100突き放して自分の指を投げつけるのはやめてください!(でもそれくらいやらないと閉鎖空間なので絶対に顔を合わせるしこの主人公はまたへらへら話しかけてくるだろうことも分かる
そしてお互いに距離を取るという選択肢を取るつもりはない。なぜならこの島はぬるま湯で丁度いいし、平坦な人生を変えるのはとても大変だからです。
その癖現状や他人に対する不満は常に鬱屈としているので悪意は満ち満ちている。
い、田舎………………。(個人の感想です

私はどっちかっていうとメンタルは親友側で、他人に対して延々とつまんねぇ話を一方的にするところは主人公という最悪のハイブリットなのでマジでどっちの側にも立つ可能性がある~~~~^^^^^^^^^^^^と最悪な気持ちになりました。
自分しか友達がいないので一生つまんねぇ話してくる悪い奴でもないがそれはそれとして喋っている時の目的がコミュニケーションではなく本人の時間つぶしであることが透けて見える相手、そしてそいつは毎日毎日自分に話しかけてくるしそのせいでほかの人と喋る時間も無くなるし創作の時間もつぶれるのマジで嫌だなという親友の気持ち……(最悪な言語化(そしてこれはすべて私に返ってくる
主人公的には相手が改善してほしい箇所があるならこっちも頑張るからさぁ!って一生懸命なんだけどそのやり口が親友の方を変えさせようとする姿勢な時点であんまり冷静さがないし、ベースが被害者面なのでそういう相手に向かって一生懸命喋るのも面倒くさいしお前の中身がないからつまらないという話をしているのにまずそこを認めないというところが本当に嫌。妹がいなくなる時の自分の心配しかしない視野の狭さ。喧嘩を通しても何も変わっていない(これも全部私に返ってきます
自傷行為?

わかりやすい改善案としては主人公も音楽を始めてみるとかなんだろうけど、主人公はそういうの全然なかったな……。
なんか最後の仲直りも、現状維持に近い感じがするんだけどそうでもない?そうでもないんですか……?わからないです……。

ここまで

感想

#eiga
パラサイティック 』見た!
Twitterで知らない人が紹介していて見た。
邦題と日本のポスターだとモンスターパニック系のB級に見えるけど、本当は人種問題とかに切り込んだ話だしポスターも元の方が格好良かったという感じのツイートだった気がする。

以下ネタバレ感想。

■総括
最初は父親に認められたいおどおどした男の子が、移民という虐げられている人たちを化物に食べさせることで自分の身を守るようになる感じの搾取する側とされる側が逆転する話。スタンフォード監獄実験!
最後主人公が化物を殺そうとするので「君ははっきりしないねぇ!?」と思っていたら、ちゃんとそうは問屋が卸してくれなかったので良かった。
最後のクリーチャーの造形好き♡死に方はそんなに派手じゃないけど、多分そこ主題じゃないので抑えていたんだろうな。
エンディングの短調の曲と遠くに歩き続ける主人公のエンドロールが意地悪くて良かった~。

■概要
母親の死がきっかけで生き別れの父親の元を尋ねることになった主人公だが、主人公の父親はモーテルに集めた行くあてのない移民から金を巻き上げた挙句化物の餌にしていた!
自分は人を傷つけたくないと思う主人公だったが、父が事故と怪物によって死ぬと同時に父が次のターゲットにした移民たちがモーテルに来てしまった。
事故により移民のうちの一人が怪物に食べられ、父親に「決して化物に女は近づけるな」と言われていたにも関わらず女に怪物の子どもを産みつけられてしまう。
どうにもならなくなった主人公は、残りの移民を化物に食わせ、父親のように化物を自分の支配下に置くことを決めた。
無事男の移民を殺し、化物になぜか同情的な女の移民と共にモーテルを旅立つことを決めた主人公は、最後にモーテルごと化物を燃やす。
しかし、逃げ出す途中に女は身ごもった怪物を出産し死亡し、主人公はその怪物に寄生される。寄生された主人公はモーテルのもとを去って終幕。

■主人公
いい人なのか悪い人なのか中途半端な感じが人間っぽ~い!
あの姿勢で最後まで「僕は人を傷つけたくない」と言えるのすごいよ。
虐げられる移民を餌にして育った化物が世に放たれるエンディングなので、平常時は人に優しくと思ってはいるけど状況になれば虐げる側にも軽々しくなれるところがたぶん世の多くの人の投影になっているんだろうな~。

■化物
あのモーテル自体が化物というのはなんなんだろうね。ベッドや壁の穴が化物の口になっているのは、生殖とつなげてるのかな、わからないけどパニックホラー的にはニッコリなので良い。
女だと化物に同情的になっちゃうのもなんなんだろうね、わからない。

■邦題ポスターについて
お手軽B級っぽいタイトルに変えられるのあるあるではあるんだけど、それはそれとして元のポスターだったら見てなかったという側面もあるから何とも言えないね……。
私はバクラウという映画を邦画ポスターを見て「宇宙人と閉鎖空間の村のバトルものか~♪」で見に行って「虐げられ住む場所を奪われた移民たちの戦いの話だった……!」で良い経験をしたけど、「虐げられ住む場所を奪われた移民の戦いの話です!」ってポスターだったら行ってなかったしな……。
もう邦題ポスターと原作ポスター二枚張るようにしてほしい。
まぁパラサイティックの邦画ポスターはマジでダサい上になにがあるのかもわからんから仮に映画館で観ても私は行かないんですけどね!!!!
ここまで

感想

#eiga
第三の男 』見た!
Twitterで知らない人が言及しているのを見て観た。
なんで言及していたのかは忘れた。

以下ネタバレ感想。

■総括
かなりわかりやすく友情と正義のどちらを取るのか?という話と貴方の知っているその人はあくまで一面であり、どこを重要視するかはあなた次第ということをやってくれる映画で見やすかった。
あんまり親友が何考えているのかわからない感じの作りになっているのも良かった。最後まで主人公の近くをうろついてしまうところに人情を感じる塩梅なので、見ている方も若干元恋人に傾くように作っているのかな。
私は犯罪者はさっさと裁かれて欲しいのでアレでしたが。

■概要
親友が仕事を斡旋してくれると聞いて田舎からウィーンに出てきた売れない小説家の主人公だが、ウィーンに到着した前日に親友が交通事故で死亡したことを知る。
警察に「親友が犯罪に手を染めていた」ことを伝えられるが、それを信じられない主人公は調査に乗り出す。
親友の元恋人との調査によって、親友の死亡事故が事故ではなく他殺の線が浮かび上がるが、最終的に親友が薬物の密売によって多くの人を苦しめていたこと・実際は親友は死亡しておらず死体は替え玉だったことが発覚する。
警察から親友の身柄を引き渡すよう言われた主人公は友情を取るか正義を取るか悩んだ末、逃走する親友を殺害し死体を警察に引き渡した。
最後まで親友の味方をしてほしいと言っていた親友の元恋人は、親友を殺した主人公のことをなじるが、主人公は元恋人の身を案じ、事件を解決した後もウィーンに残ることを決意して終幕。

■画面
モノクロ映画は画面のコントラストが映えて見やすいね~!
夜の時間帯が多いから見にくいかなと思ったけど、光のあるところをしっかり映してくれるのでむしろ綺麗でした。親友の顔が影から見えるところとか。
あとカメラワークが面白いところがちょくちょくあって良かった。モノクロ映画って遠巻きから地面に平行なカメラ遷移するイメージだったので、下から見上げるアングルが何度かあるのが面白い。
特に下水道から親友が逃げ出そうと網に手をかけるシーンは、上から差し込む光も込みで蜘蛛の糸みたいで綺麗だった。
親友を殺した後にこちらに向かって歩く主人公と靄もシーンも好き。好きなシーン下水道に集約されているな。
関係ないけど、画面右上のテープ入れ替えタイミングを教えてくれる黒丸を久しぶりに見て感動した。

■シナリオ
古い映画は捻った所がそんなにないので、今の作品より素直に受け入れられる気がする。
にしても場面転換が滅茶苦茶テンポが良いというか速足というかでちょっとびっくりした。情報量がぎちぎちだ。
親友を挟んだ主人公と元恋人が、相手が悪人だった時にどう立ち回るか?の対立構造になっているところが途中から明示されてからは特に見やすい。
前半が親友が何者だったのか?が曖昧な状態からの明確な対比なので際立ったのもあるかもしれない。
元恋人は彼にもいろんな側面があって、彼を最後まで愛し続けられる人なんていなかったんだから許してあげたい派。ちゃんと犯罪者の側面は彼の一つであり、すべてではないという話をしてくれます。彼は私にたくさん笑ってくれたし笑わせてくれたし飼っていた猫も懐いてくれる素敵な人だった。
主人公は割とぐらっぐらなので元恋人にも警察にも直前にあった方にほだされてウケます。しゃんとしろ!でも疑問提起映画だからしゃんとしてなくて良し!
可哀想な過去があるからと言って、可哀想だったら罪が許される訳ではないので正当な手続きで警察に連れて行って欲しかったから勝手に殺した主人公にはお前----------------!とは思いました。親友銃で撃たれていたから連行できただろ!けじめということ!?何!?そういう直情的な判断をするから元恋人にも警察にもすぐに丸め込まれるんだぞ!
でも最後にもう一度親友の葬儀をする演出は超好き♡殺してくれないとできない♡
元恋人は主人公の元を去るけど、主人公は元恋人のことを見守れるようにウィーンに残るという終わり方も好き。
離別ではあるが完全な離別ではない。主人公は最後まで元恋人に恨まれていてほしいし、それを静かに受け入れてくれ。

自分の身代わりの死体を用意できるくらいの裏社会人間の親友が、主人公の周りをウロチョロするのはまぁ主人公と一緒に居たいというのが本心だからなのかな。それともどこまで情報掴んでいるのか確認したいからなのかな。そこらへんは読み手委任ではあると思いますが。
個人的には別にそこはどっちでもいいけどな!犯罪なので!
そして元恋人の前には一切現れないし、切り捨てる気満々なところも好き♡主人公はそのことを元恋人にも告げないし、こう……主人公……柔らかいね……可愛いね……。

にしても割と暗い内容に反してBGMがバリバリに明るいのはなんで!?
調べたら当時の大衆酒場で人気の音楽だったらしいけど、それでもなんで!?!?
ここまで

感想

#eiga
名探偵コナン 緋色の弾丸 』流し見した。
将棋指す人が出るよと詰将棋という単語が出るよという話だけ知った状態で見た。

以下ネタバレ感想。

将棋は全然関係なかったぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最後に敵を追い詰めることを詰将棋に例えていたが5手詰めって言っているのに自分が5手指している状態だから9手詰めじゃねーかと思いました。
銀の弾丸はリニアモーターカーを貫通しても一切の抵抗を受けないとする。
映画版のコナンさんは推理部分については空想科学読本になるので、お酒を飲みながら楽しく見るのが丁度いいね。
赤井さん家はなんかみんなやってることがバラバラだからか、全員出す作品作るの大変だな……と思いました。
ここまで

感想

#eiga
仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ 』見た!
仮面ライダーW見終わったので見た。

以下ネタバレ感想。

総括としては風都が若干ゴッサムシティみたいになっているけど、それはそれとしてヒーローに対して頑張れ仮面ライダー!と言うシーンを見るのは健康にいいのでなんでもいいです!

何も考えずに見ていたけど、ニチアサの映画って2本立てだから1時間なんだね。
時系列はいつなんだろう。本編全部見た後だったから、フィリップ君が母親について考えているシーンあってびっくりした。
先にこっち見てからの方が本編最後の母親との会話のくだりもっと楽しく見れたのかな?今オーズ見ているんだけど、オーズも時系列合わせて映画見た方がいいのかな。
エターナルが主体の映画もあるらしいんだけど、そっちはアマプラにないんだな~、どうしようかな。

ここまで

感想

#eiga
ノック 終末の訪問者 』見た。
映画の宣伝で見て面白そうだったのと、オチがどうなるのか知りたかったから見た。
以下ネタバレ感想。

総括としては「世界と大切な人の命どっちが大事ですか?」の思考実験的問題提起の、問題提起部分を信じさせるフェーズに滅茶苦茶時間を割いてくる映画だったので、最後まで見てもそうだね……となって終わった。
後味の悪さにも振り切らないミストだ~。どっちかというと切ないエンドなんだろうか。
訪問者たちの話を信じるか信じないかは決断する人たちの心持にしか影響はせず、最後に世界が救われるか救われないかは本当に監督の匙加減だからあんまりしっくりこなかったです。
あとバシバシの津波描写があるので注意書きは入れろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!これは日本の広報にいっています。

世界規模のトロッコ問題を提示してきた人間がいたとして、そもそもトロッコで大事な人が轢殺される状態が本当かどうか質問された人間はすぐに信じられないよね!?からスタートする話。
提示されたのがあなたの常識からかけ離れたものであればテレビの外部情報や目の前で人が死ぬ様を見ても、それを信じようと思わなければどこまでも疑ってしまって選択をすることもできないよね~!決断する際のあなたの判断材料ってなんなんだと思う⁉で話を回している。
現在の陰謀論に対する姿勢で、あなたがそれを信じないのはあなたが信じたくない物だからですか?ちゃんと冷静に判断していますか?という疑問提起もあるのかな。
それにしては4人の襲撃者はもうちょっとこちらが信じられるような下準備をしてほしい!みんなテレビしか証拠くれないのでテレビを疑うと全部疑うことになっちゃうから弁護士の方の主人公の気持ちめちゃ分かるよ……。
もし私が同じ状況で、パートナーが「あの4人は黙示録の四騎士を表していたんだ!」とか言い始めたら普通にキレるもんな……。外に人影が見えただったらまだ了解するけど、考察厨を始められたらそれはもうお前の見たいものを見たいだけだよ。というか神が人間程度が作ったテキストに則った4人を派遣をしてくるの、ダサすぎて嫌だろーが……!これは神はちゃんと人間の埒外にいろという一人類の面倒くさい奴。
あとビジョンとかの内輪用専門用語を使うのもよしてください。

弁護士の方の主人公はちょっとでも疑える箇所があるとそれを理由に全否定する。もともと男性のカップルだというのをフックにしてヘイトを向けられた経験もあって、4人の警告者のことを全否定する。
逆にもう一人の主人公は脳震盪もあってか4人の警告者と似たビジョンのようなものを見た結果ふわっとそれを信じる。多分選択から逃げていた生い立ちから選択をすることを目的にして世界の滅亡を信じるという流れを追っているのか?わからない。
なんか極限状態に居る人間が信じるものを選ぶ基準が揺れ動くさまを描く映画であって、選択をするからどうとかいう映画としての結論は特にないっぽいんだよな。
しいて言うなら選択をするということは、選択をするということなんだぜ!ということだと思う。わからん。
だからエンドロール後にノックする音入れることで「見ている皆さんはどんな選択をしますか!?!?!?」がこの映画の投げかけて来た事なんだと思う~。受けとった結果「私は○○を選ぶ予定だけど、それはこの映画を見た結果とはあんま関係ないよ!」なのでこう……映画から得たものではない!!
受け取ったのはそれについて考える機会なんだけど、個人的にはそういう問題提起してきたなら映画なりの解答例とそれによって描きたかったものの提示をしてほしいな~と思う。個人の趣味。
まぁ問題提起ものは嫌いではないので私向けではないというほどでもない。

途中までこれ創造主(神)の気まぐれから選択を強いられているゲームキャラクターを題材にしたメタ作品なのか?と思ったけどそういうことでもなかった。
それはそれとして作中で「神」の存在に言及することでデウスエクスマキナを良しとしているのズルなのか発明なのか!?

ただ映画見る前だと4人の襲撃者が並んでいるように見えていたポスターが、視聴後だと何かしらの使命感と覚悟を持ってそこに来た人々(勇者ではない)に見えるようになっているのはとても好き。
ここまで

感想

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