不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

No.50, No.48, No.47, No.46, No.45, No.44, No.437件]

他の奴も感想書きたいんだけど、今回ほとんどの作品が情報量多めかつ重めなので無理だな。
一応下書きは残しておくけど、加筆しながら上げよう……。

#eiga
アラビアンナイト 三千年の願い 』見た!
物語と願いの話っぽかったので見た。

以下ネタバレ感想

総括としては前半部分の人間は物語ることで世界を認知できる・願いや欲望はその人の本質を表しそれはまた愛にもなるという要所要所はなんとなく受け取れたけど、全体像が今の状態だといまいちわかりかねている……。

■物語る構造
実際の歴史や神話と異なる物語をジンが語り、それを受けとった主人公は物語そのものであるジンを愛するという、物語を愛すること物語によって救われることを肯定する映画として受け取ったんだけど、ちゃんとしたライン取りができていない!未だに自分の感想がわからなさ過ぎてニヤニヤしながら書いている!
物語によって救われてきた人間は、科学の発達によって自分の心を助ける物語から離れているように見えているが、実際は科学の中にも物語を見出しているし、また物語だって科学によって構成されている側面もあるという部分もなんとなく……。
あと主人公が眼鏡を掛けるのが世界の細部を拾うこと(理性で世の中を捕らえること)で外すことが世界をぼんやりと受け取ること(感情で世界を受け取ること)というギミックがあり、だから最後に彼女に眼鏡が増えるということをやっているっぽい?
加えて自分で自分を物語る・それを受け取ることで初めて自分の感情を知ることが出来るという話もやっているような気がするるる。
なんか上記のようなパッチワーク的な受け取り方をして全体像がわかっていない。
これは映画として分かりにくいから悪いという話や評価ではなく、私が自分の感想がわからないだけです。
これ一週間くらいおいて考えないとよくわかんない気がする。

なんでここまで分かりかねているのかを考えているけど、この映画では物語を受け取るということと愛することを並列して語っているんだけど、私は愛という単語が出てくると、自分の中の採択できる文脈が多すぎるためそのうちのどれを取ればいいのかわかんなくなって、作中でかなり明確に愛の定義をやってくれないと思考が鈍るからなんだよな。
この映画の主軸、愛な上に「愛とは理性によって制御できない物」(理性を取り除いたロジックで受け取れない物である!)というのは定義されてしまったので、私はそれをされるとどう考えればいいのかわからなくなる。
「愛とは与えるものであり、求めるものではない」
いやかなり明確に定義されている気がするんだけど……。
そもそも愛をロジックで語ろうとすることが誤りと言われたらそうなんですけど。でも一回物語として再構成されているのに!?!?!??!
ううう愛っていったいなんなんだ……。
後日なんか思いついたら感想②が追加されるかもしれない。
ここまで

感想

うぉぉぉ今日感想書き切れるかな。とりあえず忘れないうちにメモしておこう。
あと私は映画見た1週間後とかに感想変わってたり情報増えて新しく考えが増えたりするのでまたそういうメモもしたいね~。

#hon
『タルト・タタンの夢』 読了!

Twitterでおすすめされたのを見て買ったのかな?
覚えていない。なんかkindleに入っていた。
料理とミステリの短編集。

以下ネタバレ感想


総括としては食にまつわるお話が好きなのと文体も軽かったのでサクサク読めました。登場人物も漫画的なので読んでて楽しいね。

ミステリとしては、食材の特徴や歴史などを知っているかどうかなので推理をするタイプではないです。特定のジャンルに絞ったミステリーはそうなりやすい気がする。それに短編だから知識一個知っていれば完答できるシンプルな謎が多い。
登場人物が漫画的なので、どうしてその事件が起こったのか?という動機の方にフォーカスして読む方が楽しく読めると思いました。
料理は相手にどう受け取ってもらうのかが重要だったりするし、全体的にそういう謎が多かった気がするな。
志村さんが可愛かったので「ガレット・デ・ロワの秘密」が一番好き。

食べ物の描写が美味しそうなので、そういうのを読んでいるだけで私は十分満足だったので楽しかった。
軽い読書とか息抜きに丁度良い作品でした。
ここまで

感想

#hon
『僕は令和で棋士になる 江戸前期に夭折した少年棋士が令和へタイムスリップ』 読了!

将棋題材小説シリーズ。
Amazonのアンリミデッドに入っていたので読みました。
将棋ものでラノベみたいな長いタイトルなの初めてみたかも。

以下ネタバレ感想

令和で棋士にならないんかいッッッ!!!!
総括としては江戸と現代の差を出しているので棋譜を並べるのは楽しかったです。SF要素は棋譜のためのギミックだったので期待するには肩透かしという感じ。

■棋譜について
最初に出てくるのが雁木でテンション上がっちゃった。
江戸時代からある+当時と型が少し違う+ちょっと前に流行ったので採用されていることに違和感が少ないというので雁木だったんだろうな~。
私は5三銀型しか指さないので、むしろ印達さんの気持ちに近かったけども。
ほとんどの対局が全部書いてあったので、並べるのが楽しい。
マイナビの方で買うと棋譜データ貰えるらしい。
本編では棋譜解説とほぼ同じ書き方なので、これ将棋知らん人からするとショートカットするページになるんだろうな~と思いました。
あと私は該当ページの棋譜を読み切ってから並べるので、毎回ざっと流し読んだら印達の勝ちがさらっと確定して笑いました。
特に最後の決勝戦くらいは、最終手5手前くらいまで図式で描いて、最後の5手は文章で書いた方がお互いにテンションぶちあがらないか!?
棋譜途中図まで全部描いてからその後に解説が付く形式だと、感想戦と似た感じになって印達に同調して読めないんだよ~。
そういう描き方に関しては漫画の方に部があるのかな~。でも絶対小説でもできるよな~。

■将棋じゃない部分
SF部分の解説フェーズいる!?!??!?!いや現代に来るきっかけの部分だからいるんだけど、それにしては長いし軽い。
なんの根拠もないSF小説好きたちが好き勝手言ったのを、何の根拠もなくこっちがいい!で採択していくので、「まぁじゃあもうそれでいいんじゃない……」となった。
本当かどうかはわからないけど、それの方があなたのことを忘れなくて済むのだからそうであってくれと願う様と恋愛を絡めている部分なのかもしれない。私はそういう機微がわからない。
途中の入院時のSF解説フェーズのタッチが軽いので、真面目に読む必要があるのかないのかわからず、結局何がきっかけて戻ったのかもわかっていないので本当にいる!?!?!?
なんとなく後味としてはバタフライエフェクトの最後みたいにしたかったんだろうなとは思う。
SF部分も恋愛部分も人間関係部分もかるいタッチで進んでいくので、人によっては読みやすいといえば読みやすいと思うが、私は情報量が少なくて読み応えがないと受け取っちゃったな。
コロナの話を絡めてくるのかと思ったらそうでもないし。これは年代を合わせて没入感高めるためなのかな。
結核の話をすることで、今も昔も病気の危機は同じようにあるけれど、将棋のように医療も進歩しているよ!という話なのか?わからない。
色んな将棋じゃないフックを作ろうとしたのかと思うけど、フックにしては私は邪魔だなと思ったので私向けではなかった。
かといって将棋知らない人が読むには棋譜部分が多すぎるので、なんかもうどっちかに振り切ればよかったのではとは思う。

そんな感じなので将棋が好きな人は棋譜部分はオススメするけど、シナリオ部分では将棋好きにもそうじゃない人にもおすすめはしないくらいだった。

ここまで

感想


これ、私だと趣味が合うとか合わないとかよりも、
趣味が合う合わないについて言及しない・相手の意見は相手の意見自分の意見は自分の意見としてくれる人との方が合うんだよな。
言及してもいいけど、それは感想であって利点として言及してこないというか。
倫理観全然違っても、こちらに押し付けてきたりそれが当然という思想さえなければ楽しく話聞けるしな。
実際に付き合いが長い人って、趣味の傾向合わないし映画の感想も違うし許せる許せないのラインも全然違うけど、そういう感想を「へ~」って聞いてくれる人ばっかりな気がする。
趣味が合うことをフックに話をされると、なんかコンテンツを人間関係のツールにしてるっぽく感じて好きじゃないのかもしれない。コンテンツ・作品と私の一対一の関係に別な物を混ぜたくない。
インターネット向いてない人間すぎ。
他人の意見の付き合い方の気が合う人というのが正しいかもしれないね。

そういう考えがあるので、二次創作はあくまでFAくらいの塩梅にしたいし、やるとしても既存キャラクターの一人称は取らないようにしているし、こう考えていたと断定する表現は用いないようにしているし、こんなこと考えるならもう1次創作してましょうよ!!!!ということでいまここにいます。

Powered by てがろぐ Ver 4.5.0.