不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

No.59

映画を倍速で見る文化について、問題視する人がいるのって面白いな~と思う。

これに怒る人がいる理由として、「そのように消費される予定ではない物を情報を取得するために想定外の消費の仕方をしているから」というのを見ました。
その際には、物語の想定されている「本当の楽しみ」があるという前提があって、倍速はそれに背く消費の仕方だからという論法なのかなと思います。
「本当の楽しみ」に向き合う際にどこまで「本当じゃない楽しみ方」を許容していいかというラインがそれぞれの人の中にあって、倍速映画が要求ラインを下回った人がそれに怒っているのかなと仮定してみます。
その際、私個人は「倍速映画」と「作業しながらアニメ・映画を見る」と「同時視聴」って想定されている消費方法じゃないライン全部同じくらいなんだけど、後者2つはそんなにやり玉に挙げられるのを見たことがないのも、ラインの違いなんだろうな~と思って面白い。
私自身は映画館で観たいし、配信もあんまり見ないのでラインとしては面倒くさい方なんだと思う。
私は映画よりも「ゲーム実況を見た」人が「そのゲーム好き!」ってプレイした人と同じ体で話しかけてきたら「そのゲームの実況を見るのが好き!」と言ってくれ……!と思っちゃうしな……。
そう考えると私は映画よりもゲームの方が要求ラインが厳しいらしい。たぶんゲームには「プレイヤーの体験が紐づくこと」が必須だと思っているからだな。
まぁ他人の物の消費の仕方に口を出す権利はないので、自分と他人は別の人間だということはちゃんと覚えておきたいね~。

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