不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

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#manga
リボーンの棋士 』読んだ。
なんで今まで読んでなかったんですか将棋漫画第2弾。
気付いたら5巻以上出ていて手を出すのをやめていました……。
たしかその時『将棋指す獣』とか『永世乙女の戦い方』とか将棋漫画が同時に出ていて手が回らなかったんだよな。

『リボーンの棋士』は好感をもてる将棋好きの主人公の底が見えない感じで話が進むのでキャラの扱いは盤王に近くて、
将棋の内容はシナリオの内容とはそこまで絡まないけどちゃんと棋譜が作られているのが分かって読んでいて楽しかったです。
自由・高見を目指す手・オールラウンダーで相手の得意戦法を受ける形なので羽生先生がベースにあるのかな~。
対局中の顔が赤くなる描写が滅茶苦茶好きなんだよな~。頭に血が上っているように見えてギラギラしている様。
私が好きな将棋指している人間っぽくて滅茶苦茶見ていて好きだ。土屋も良いキャラしているしな~……。
なんかこの二人はダイの大冒険のダイとホップみたいなW主人公形式を意識していそうで面白い。
関係ないけど望月が好き♡おかっぱぎょろめの性格の悪いプロ棋士♡

感想

#manga
龍と苺 』10巻まで読んだ。
『響~小説家になる方法~』の作者さんの将棋漫画

長期将棋漫画だ!
なんで今まで読んでなかったかと言うと、序盤の女を馬鹿にする男の描写が直接的過ぎて避けていたからです!
カウンターするためなのは分かっているんだけど、マジでそういう言動する人は本当にいるのもあってストレスがね!
最近腰を上げたんですが、最後の方はもう苺さんが常人離れしているのであんまりそういう言及少なくなって良かった。
苺さんがどんな風に強いのかもわかって楽しい将棋漫画だ~。
あと性格が悪い奴が強いという理屈なので、登場人物軒並み性格悪くて良い。
11巻楽しみだね~。

感想

#eiga
スマホを落としただけなのに
韓国版が見たくて日本版をちゃんと見た。偉い。
以下ネタバレ感想

ちゃんとスマホを落としただけなのにだ―――!
総括としてはサスペンスとしてよくできていた楽しく見ることが出来ました。
作中でもちゃんとスマホがたびたび演出として登場するのでとても良かった。

スマホによって人間がつながりやすくなったから簡単に炎上するし、スマホでしか繋がっていないから簡単に人間関係が壊れたりするよ!というのをやっていて、スマホを使った内容に超絶真摯だった。ちゃんとした映画だ……。
スマホのパスワードもちゃんと簡単にわからないようになっている。これがネット犯罪だよ。そうだよ。
ホラーとしての演出も良いし、人間関係ホラーとしても良い。
主人公と刑事が家族関係がうまくいっていないという点で対比になっていたり、最後に主人公の友人からの連絡もスマホ経由だったりとか、すげーちゃんとした映画だ―――。
犯人が刑事の息子に成り代わっているところが、日本版のヒロインが別の人と入れ替わっているネタとたぶん掛かっているんだよな……。偉すぎ……。
サスペンス系の韓国映画が好きなので、これも良かったです。
ここまで

感想

#eiga
スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 』見た!

韓国版を見るために見直した②
以下ネタバレ感想

総括としては1よりも倫理レベルが下がっていてカスがよ!と思いながら見ました。

児童虐待ネタで引っ張った上におとり捜査の際に着替えシーンを見る警察に暴力シーンをエロシーン的な扱いしてきたし虐待経験がある人間に親と仲直りしろをポジティブな文脈で出してきたりで倫理レベルがカス!
同性愛のことを若干イジリネタとして出した後にMにそういう属性を振って来たところも何!?
前作はまだエンタメ映画としてやってます!目をつぶってね!って感じだったけど、今回は話の本筋にがっつり絡むところでそれをやるから好きではない。

でも1から引き続き、話を二転三転させるための引きを何度も作っているところとかはエンタメ作品としては偉いし面白かったです。
犯人が白髪になっているところとか、羊たちの沈黙みたいに協力関係築いたり、犯人と刑事は表裏一体……っていう明智と二十面相みたいな文脈で色気を出してきたところとかはウケた。
スマホ、落としてねぇじゃねえかと思ったら最後のエピソードぶち込んできて、ここまでそのタイトルにこだわる必要があるんですか!
ここまで

感想

#eiga
スマホを落としただけなのに 』見た!

韓国版を見るために見直した。
以下ネタバレ感想

総括としてはお手本のようなB級邦画サスペンスなので、何も考えたくね~!と思ったときに見るのが丁度いいです。

スマホを落としただけじゃなくて、落とした先がカスのピタゴラスイッチだった映画。
殺人鬼の人や被害者の過剰な演技やごり押しの展開、山場を作るための謎の設定など何も考えなくていい作品で良いね~。
酒を飲みながらツッコミを入れつつ見るのが良い。
山場を作るための設定に児童虐待ネタを採用するところや女性の暴行シーンが長いのがカスだとは思うけど、サメ映画の被害者が大抵水着の女になるのと同じ文脈なんだろうな~。全然好きじゃないことだけは宣言しておくぜ!
メリーゴーランドの件もうぐちゃぐちゃで笑いながら見ていた。
ネットリテラシーが終わっている人々。
スマホを落とすって怖いね!ここまで

感想

#hon
千個の青 』読了!

Twitterで知らない人がお勧めしているのを見て買った記憶。
少し不思議くらいのSF世界で人間関係と言葉でやり取りすることと貴方に理解してほしいと思うことをやってくれるお話。

以下感想

読めて良かったし、電子書籍で買っていたけど手元に置いておきたくて紙で買いなおした。
あなたと私は理解し合えないけれど、それでも人間は言葉を介さないとあなたの気持ちを想像することができない/しすぎてしまうから、例え傷ついてもあなたのことを理解したいし理解してほしいと思う。それでも言葉にしなくても伝わることもある。
そういうのを淡々とした言葉で静かにずっと語ってくれるので私はとても好き。

■翻訳について
私は翻訳本があんまり得意ではない(読みやすいと感じられる翻訳本をあんまり読んだことがない)んだけど、今作はなんか読みやすかった。
二人称の距離感が揺れているか?と思うところは合ったけど、基本的には遠くの距離から揺れている感じなのでそこまで気にしなくてよかったかも。
マーダーボット・ダイアリー 』も問題なかったんだけど、それはロボットが淡々としゃべる感じと翻訳文の冷たい感じが合っているように感じるからなのかな~とおもったんだけど、本作もそれが適用されている気がする。滅茶苦茶主観的だ……。
あと個人的に韓国語の翻訳本はそこまで読みにくさを感じない傾向にあるんだけど、ただの思い込みなのか相性なのかどうなんだろう。

■語り
コリーの語りが良い。
マーダーボット・ダイアリー 』の時にも感じたけど、自分は人間とは異なる(人間感情に憧れない)ロボットの語りがとても心地いい。
コリーは自分の語りで衝動の話をするけど、徹底して感情はないと言うし、それでも感情のようなものを感じると語るという塩梅が好き。感情に名前を与えないがそこに感情の動きを認めるという距離感私好みだ~。
あと作中で何度も何度も感情は完全に言葉にすることはできないし、本人でさえ完全に把握することが出来ないということを言ってくれるのが良かった。私が好きな価値観だからね!
ロボットだからコリーの気持ちは分からないよね、それでも彼を人間のように扱うことは両立できるしそれをコリーは嬉しく思うという話をやってくれつつ、トゥディの一人称は絶対に取らない構成とても好きだ。
ロボットでない人間同士だって気持ちはわからないよというのも勿論ベースにある……。
コリーが喜んでいると証明できるものはなにもないが、ヨンジェはコリーの言葉を信じた。コリーは、自分を生きていると表現してくれたことを心から喜んでいるようだった。チョン ソンラン. 千個の青 (p.263). 早川書房. Kindle 版.
あんまり本の好きな台詞とかをメモしたりしないんだけど、この本には線を何回か引いている。
また読み直して感想追記したいな。

ここまで

感想

#hon
七回死んだ男 』読了!
特殊設定ミステリが読みたくて買っていたのを最近引っ張り出した。

以下ネタバレ感想

総括としては滅茶苦茶面白かったです!私は特殊設定ミステリが大好き!

同じ設定を何度もやり直すことで登場人物のいろいろな可能性を見るというのも好きだし、なぜ毎回同じことが起きるのか?というのも好き。
ループごとに新しい情報が手に入ったり毎回同じ部分を知ることで重要な情報が何かを知れる構造が好き。世界における対称実験ができるところ。
それをしやすい媒体がマルチエンドノベルゲームだと思っているから、私はゲームを作っているんだけど、小説でも出来るんだ!と思ってそこがまず大好き。
加えて、主人公の誤認トリックを挟んでくるのが憎い。情報をたくさん知っている人間が、それゆえに情報を取り落とした誤認トリック!
カッコいい―!
トリックは全然わからなかったんだけど、読んでいる時に違和感のある部分が根拠になっていて滅茶苦茶良かった。
友理さんもループしてるのかな~と思っていたけど、全然違ったね。
特殊設定ミステリはそもそも犯人が誰か?だけでなくてその特殊設定は正しいのか?とかその設定で何ができるのか?というフーダニットやワイダニットだけじゃない推理が主になる点で楽しく読めるよな。
一応特殊設定は何個か読んだけど、その中でも一番楽しく読めました。

倫理観的なヤバさはあったけど、それらが全部老人の暴走で片づけられる腕力すごいと思う。
文体も砕けているおかげか、そういうノリでもまぁ飲み込めるので空気づくりって大事だ……。
ここまで

感想

#hon
マカロンはマカロン 』読了!
『タルト・タタンの夢』と『ヴァン・ショーをあなたに』の続き。
シリーズ物。

以下ネタバレ感想
総括としては、なんか全体的に視線や手つきが合わないな~という感じだった。

シリーズを通して女性の権利とか立場の非対称性について気にしているシナリオなのかな~とは思っていたのに今まで言及していなかったが、『マカロンはマカロン』でかなりしっかり描いていたから今回は言及します……。
そういう話をするにしては、語り手の主人公やバランサーの志村さん、探偵の三舟さんの言葉選びがちょくちょく気になる。「女性らしい感性」とか「女性実業家」とかわざわざ女性であることについて言及する必要はあるんだろうかとか。
『マカロンはマカロン』でも、本人がいない状態でその人のことをトランスジェンダーと類推してしゃべるのとかもアウティングじゃねーかと思うし。まぁ語り手の主人公が聞かないといけない+ページ数の関係なんだろうなと思う。
シナリオ全体がバイアスを指摘する話っぽいなのに、語り手や世界観の方の言葉選びのバイアスに自覚的かどうかが私にはわかりかねて、安心して読めなかった。
バイアスのない語りなどないが、性的嗜好とかジェンダー観とかについて語る話の中でそこに関するネガティブなバイアスを私が感じて合わなかった~……。
語り手の高築くん、そろそろ信頼できない語り手属性を作中で明示してくれないと辛いぜ!
あと前回からずっとそうなんだけど、作中の悪意を持った側の人が大抵その場にいないので、以降の展開が丸投げされるからスッキリしないことに加えて、毎回悪意の感じがすごい嫌なんだよな!
この語り手というか世界観、人間のこと嫌いか!?ってなる。
勧善懲悪にしろという訳ではないが、そういう有様に対してこの作品はどういうスタンスを取るのかというのが明示されていないからかもしれない。
とりあえず私向けの作品ではなかったな~と言う感じです。あと料理ものに関しては安心して読みたいという私の個人的な願いがあるのかもしれない。
今手元にあるシリーズ全部読み終わったので良かったです。
ここまで

感想

#eiga
サウンド・オブ・ミュージック 』見た!
友人が面白いと言っていたので配信で見た。
タイトルだけ聞いたことあったけど内容全然知らなかった。

以下ネタバレ感想

総括としては音楽も好きだし、社会風刺も込めつつすっきりした終わりだったのでとても良かった。

■人間関係
登場人物が理性的でいい人達が多くて良かった。
それでいて全面的にいい人という訳では全然ないのが好き。
例えば娘の彼氏だった人の変貌とかまでやっているところや父親の元婚約者が「あなたのことは好きだけど一緒に居るのは難しい」と言葉で伝えて去るところとか。まぁ婚約者周りに関しては感情だけでなく経済的な戦略の話も入って来るので一概に言えないんだけど、でもそこにちゃんと感情と経済の話を挟んで複雑にしてくるところも良いよな。娘の恋人だって、むやみに悪役にしているわけではなくあの環境のせいでと言う風に受け取れる余白だってあるから、全体的に登場人物に対する視線が優しいと感じました。
子どもたちだって、親の気を引くために家庭教師虐めたりするしな……。
でもどのキャラクターも過剰に厭らしく描かれる部分が少なくて、素朴に受け取れるから良かった。
なんか昔の作品ってわかりやすいけどこてこての消費用エンタメ設定そんなに盛ってこないから素直に受け取れるんだよな。(私はこてこての消費用エンタメ設定は好きなんだけど、それと人情物は食い合わせが悪くなる時がある)
それか実際はそういうのがあるけど、時代の違いのせいで私がそのテンプレを知らずにただそのキャラとして受け取っちゃってるだけかもしれない。
まぁなんにせよ、私は受け取りやすくていい人たちだなと思いました。

■歌について
歌自体がちゃんと物語として必要な構造になっているので見やすかった。
感情を表現するだけではなく、子どもに実際に歌を教えているとか人前で発表するとかの建付けがあるので、突然歌い始めた!?みたいな奴がそんなに多くなかったような?
2022年の『ウエスト・サイド・ストーリー』がそんなに刺さらなかったので、これも難しいかと思っていたけど楽しく聞けた。歌からシナリオへの接続や建付けの仕方がこっちの方が私好みだったのかな~。
『ウエスト・サイド・ストーリー』は映画館で、『サウンド・オブ・ミュージック』は配信なので、前者は飽きても画面を見ないと行けず、後者は歌部分興味なくなったら作業すればいいので私の飽きの感情を直視しなくて済んだからという側面も十分にありそうだけどな。
私は配信映画は集中して見れない……。申し訳ない……。
それはそれとして作中の雷を聞きながらみんなで好きなものを数え上げる歌が滅茶苦茶好きでちょっと泣いちゃった。
私は好きな物をいっぱいいっぱい教えてくれる言葉が~大好き!作中にもっとそういう描写増やそうと思いました!

■シナリオについて
途中まで家庭教師と家族の交流の話かと思っていたら、途中からナチスドイツの話が表面にゴリゴリ出てきたからびっくりした。
音楽の力と戦争や差別の話はセットになるのをよく見るけど、サウンドオブミュージックもそういう話だったんだ……、私は無知。
でも音楽のおかげで悪役は改心して、家族は逃げ延びました!という話では全然ないところが好きだったよ。
ここまで

感想

#eiga
エゴイスト 』見た!
恋愛映画見よう年間なのと、鈴木亮平さんのインタビュー がTwitterで流れていたので見た。
あとこのレビュー が面白そうだった。

以下ネタバレ感想

総括としては、鈴木亮平さんの演技とカメラの切り取り方の温度感が日常と地続きの映画で良かった。

■空気感
序盤の飲み会のシーンの時点で頭がちゃんと映画内世界に接続されたのですごい。
あんまり演技とかの観点で作品を見ることがないんだけど、あまりにも空気感が統一されていて入り込みやすかった。
私は飲み会とか好きじゃないからああいう雰囲気や空気になるのかはよくわからないけど、みんなが地に足着けて喋っている!と感じられた。すごい。
途中の熱唱シーンとか、多分ほかの映画で入っていたら私にとっては一回集中力切れるタイプの差し込みなはずなのにちゃんと画面見続けているのどうしてか未だに自分でも理解できていない。
直接言及はしないけど露骨な財政状況の差を出してくるところも容赦なくて好き。
龍太郎君の雰囲気に関してはあまりにも可愛かったので、ミステリーを見過ぎ人間は「これ絶対騙されてる奴だよ……」って思い続けていました。私の物の見方が悲しいだけです。
セックスのシーンもタチネコの入れ替わりが描写されたりイチャイチャしているシーンをハンドカメラっぽくずっと映して来たところがとても好きだな。
そういう濡れ場のシーンがただの恋の成就の舞台装置的演出ではなく、彼らの生活の延長として受け取れるのが好きだった。
ずっと世界が地続きだったな。素敵な作品だ。
主人公と龍太郎の母親の会話がとても好き。
「愛は何かわかりません」「あなたは分からなくていいの。受け取った私たちが愛だと思えたなら」(うろ覚え)
アラビアンナイト』で愛っていったい……?と思っていたところに滅茶苦茶好きな定義づけが来たので唇噛みしめちゃった。
愛、相互であることは素晴らしいが、それはそれとして受け取り手が愛だと思ってくれないと愛であることは難しいと思うし、関係のない第三者が二人の間の感情の何が愛と呼ぶかみたいな話をするのって難しいよな~と思っている節があるので、この定義が大変私は好き。
まぁこれ定義と言うより愛を渡す人受け取る人がそれぞれ定義を決められて、それは他人によって上書かれたり奪われたりされる物ではないよという宣言でしかないんだけど。
主人公の行動はエゴなのかもしれないけど(作中でも主人公はこれを何度も「これは僕のわがままなので」と言う)、それは受け取り手によっていかようにも形を変えるし、それでいいんだよな。

■お話について
物語としてのエンタメ的な起伏は少なめ。
でもこれはあくまで日常と地続きの物語だと私は受け取ったのでそれでいいし、龍太郎の死を過剰にエンタメとして演出されると自伝的小説が原作というのも踏まえてかなりえぐみが出てしまうのでこうで良かったと思う。
あくまで主人公の視点に寄り添って、たまに龍太郎の背景も交えながら主人公の人間関係を覗くという形。
会話の中で「結婚ができないから婚姻届けを書いて飾る人の話」や「日本の制度のせいで龍太郎と婚姻届けを出せないため戸籍上家族と担保できない」→「龍太郎とその家族への援助に歪な文脈を持たせる視線が発生する」「自分は家族だと自信をもって言えない」や「親に自分の恋人として紹介するのにうしろめたさを感じさせられる/認められても謝罪をしないといけないと感じる」や「男は女と付き合って結婚して子どもを産むという常識や感覚があるので、会話のスタートが『彼女はいる?』となる」という日本の現状があってずっと嫌だ~~~~~~となっていた。
未だに婚姻制度程度で何をもめているのか理解ができないなぁ!
経済格差によって取れる選択肢が狭くなり、そのせいで余計格差は広がるという話もあって、主人公が経済的に力を持っているから何とかなっていた側面もあったよな~。
主人公もちゃんと経済的に無理をしているという描写もあったけど、それでもあの大きさのマンションに住めて毎月10万近く工面してもその生活を手放さなくて済む程度の経済力だもんな……。
社会とは……。生活とは……。
何にせよとてもいい映画でした。
ここまで

感想

#hon
ヴァン・ショーをあなたに 』読了!
『タルト・タタンの夢』の続き。
以下ネタバレ感想

総括としては、不誠実がテーマなのかわからないが全体的にえぐみのある話が割と軽いエンタメとして提示され続ける+フォローがあまりされないのであんまり私向けではなかったです。

料理描写は前作はおいしそうだったけど、今回は基本その料理や受け手に不誠実さがあったりするのであんまり刺さらず。
ちゃんと美味しそうな料理描写は表題の『ヴァン・ショーをあなたに』くらい?
別にスッキリしない話が嫌いなわけじゃないけど、それをちゃんとスッキリしない話です!と提示してもらわないとどう受け取ればいいのかわかりかねる。

一発目に『錆びないスキレット』猫が事故で死ぬ+それを家族に言わない+原因をそのままにする話を軽く釘刺しで入れられてウギー――からスタート!
ついでに野良猫にエサをやってはなったままの三舟さんに釘は刺されるが、その後の斡旋先がこのざまなのでなんかもう嫌ッ!
逆セーブザキャット!
『憂さばらしのピストゥ』は明らかな悪役が出てくるけど、そもそも語り手が割とその人と感性が近い語りをするくせにそれに釘を刺さないのが滅茶苦茶気になる。もともとこの語り手、女性男性をひとくくりにして語って来ることが多いので割と苦手なんだけど、悪役と一緒の言動をしたらさすがにフォローを入れてほしい。
『ブーランジュリーのメロンパン』はむやみやたらに他パンを下げる人が出てくるし『マドモワゼル・ブイヤベースにご用心』は作中でもろ不誠実という単語が出てくるのでそのまんまだし、『氷姫』は語り手の男も氷姫もやってること滅茶苦茶だしそれを愛で丸め込んで提示してきたっぽいのが不誠実じゃねぇか!と思うし『天空の泉』もなんか愛で丸めて出してくるし『ヴァン・ショーをあなたに』はワインを植物に掛けるな!
みたいな本筋じゃないけど中途半端に本筋に掠る部分が気になるというのが全作品にあり、読むの辛かったな。
こじつけじゃねぇかみたいな奴もあるんだけど、こうも連続で嫌な感じの話で構成されるとそういう視線になるんだよ!
それも全部愛と表現するには自分本位すぎない!?って奴が多くてあんまり好きじゃない奴だし!
それが人間っぽさだよね~というには愛でまとめる力業を見せてくるから、もう人間だね~でまとめてくれた方がまだよかった。
短い話だからこそ、えぐみが浮いちゃって気になって流れるというのを続けてしまった感じがある。
多分それぞれの話がもっと分散していたらそんなに気にならないか、多方面で見せる構成なんだな~ってなるんだけど、一冊全部不誠実料理か不誠実受け手の話にされると辛い!
まぁこの本についてはネガポジのバランスが合わなかったな~という読後感でした。
あと1冊残っているんだけどどうなるんだ!
ここまで

感想

#eiga
アラビアンナイト 三千年の願い 』見た!
物語と願いの話っぽかったので見た。

以下ネタバレ感想

総括としては前半部分の人間は物語ることで世界を認知できる・願いや欲望はその人の本質を表しそれはまた愛にもなるという要所要所はなんとなく受け取れたけど、全体像が今の状態だといまいちわかりかねている……。

■物語る構造
実際の歴史や神話と異なる物語をジンが語り、それを受けとった主人公は物語そのものであるジンを愛するという、物語を愛すること物語によって救われることを肯定する映画として受け取ったんだけど、ちゃんとしたライン取りができていない!未だに自分の感想がわからなさ過ぎてニヤニヤしながら書いている!
物語によって救われてきた人間は、科学の発達によって自分の心を助ける物語から離れているように見えているが、実際は科学の中にも物語を見出しているし、また物語だって科学によって構成されている側面もあるという部分もなんとなく……。
あと主人公が眼鏡を掛けるのが世界の細部を拾うこと(理性で世の中を捕らえること)で外すことが世界をぼんやりと受け取ること(感情で世界を受け取ること)というギミックがあり、だから最後に彼女に眼鏡が増えるということをやっているっぽい?
加えて自分で自分を物語る・それを受け取ることで初めて自分の感情を知ることが出来るという話もやっているような気がするるる。
なんか上記のようなパッチワーク的な受け取り方をして全体像がわかっていない。
これは映画として分かりにくいから悪いという話や評価ではなく、私が自分の感想がわからないだけです。
これ一週間くらいおいて考えないとよくわかんない気がする。

なんでここまで分かりかねているのかを考えているけど、この映画では物語を受け取るということと愛することを並列して語っているんだけど、私は愛という単語が出てくると、自分の中の採択できる文脈が多すぎるためそのうちのどれを取ればいいのかわかんなくなって、作中でかなり明確に愛の定義をやってくれないと思考が鈍るからなんだよな。
この映画の主軸、愛な上に「愛とは理性によって制御できない物」(理性を取り除いたロジックで受け取れない物である!)というのは定義されてしまったので、私はそれをされるとどう考えればいいのかわからなくなる。
「愛とは与えるものであり、求めるものではない」
いやかなり明確に定義されている気がするんだけど……。
そもそも愛をロジックで語ろうとすることが誤りと言われたらそうなんですけど。でも一回物語として再構成されているのに!?!?!??!
ううう愛っていったいなんなんだ……。
後日なんか思いついたら感想②が追加されるかもしれない。
ここまで

感想

#hon
『タルト・タタンの夢』 読了!

Twitterでおすすめされたのを見て買ったのかな?
覚えていない。なんかkindleに入っていた。
料理とミステリの短編集。

以下ネタバレ感想


総括としては食にまつわるお話が好きなのと文体も軽かったのでサクサク読めました。登場人物も漫画的なので読んでて楽しいね。

ミステリとしては、食材の特徴や歴史などを知っているかどうかなので推理をするタイプではないです。特定のジャンルに絞ったミステリーはそうなりやすい気がする。それに短編だから知識一個知っていれば完答できるシンプルな謎が多い。
登場人物が漫画的なので、どうしてその事件が起こったのか?という動機の方にフォーカスして読む方が楽しく読めると思いました。
料理は相手にどう受け取ってもらうのかが重要だったりするし、全体的にそういう謎が多かった気がするな。
志村さんが可愛かったので「ガレット・デ・ロワの秘密」が一番好き。

食べ物の描写が美味しそうなので、そういうのを読んでいるだけで私は十分満足だったので楽しかった。
軽い読書とか息抜きに丁度良い作品でした。
ここまで

感想

#hon
『僕は令和で棋士になる 江戸前期に夭折した少年棋士が令和へタイムスリップ』 読了!

将棋題材小説シリーズ。
Amazonのアンリミデッドに入っていたので読みました。
将棋ものでラノベみたいな長いタイトルなの初めてみたかも。

以下ネタバレ感想

令和で棋士にならないんかいッッッ!!!!
総括としては江戸と現代の差を出しているので棋譜を並べるのは楽しかったです。SF要素は棋譜のためのギミックだったので期待するには肩透かしという感じ。

■棋譜について
最初に出てくるのが雁木でテンション上がっちゃった。
江戸時代からある+当時と型が少し違う+ちょっと前に流行ったので採用されていることに違和感が少ないというので雁木だったんだろうな~。
私は5三銀型しか指さないので、むしろ印達さんの気持ちに近かったけども。
ほとんどの対局が全部書いてあったので、並べるのが楽しい。
マイナビの方で買うと棋譜データ貰えるらしい。
本編では棋譜解説とほぼ同じ書き方なので、これ将棋知らん人からするとショートカットするページになるんだろうな~と思いました。
あと私は該当ページの棋譜を読み切ってから並べるので、毎回ざっと流し読んだら印達の勝ちがさらっと確定して笑いました。
特に最後の決勝戦くらいは、最終手5手前くらいまで図式で描いて、最後の5手は文章で書いた方がお互いにテンションぶちあがらないか!?
棋譜途中図まで全部描いてからその後に解説が付く形式だと、感想戦と似た感じになって印達に同調して読めないんだよ~。
そういう描き方に関しては漫画の方に部があるのかな~。でも絶対小説でもできるよな~。

■将棋じゃない部分
SF部分の解説フェーズいる!?!??!?!いや現代に来るきっかけの部分だからいるんだけど、それにしては長いし軽い。
なんの根拠もないSF小説好きたちが好き勝手言ったのを、何の根拠もなくこっちがいい!で採択していくので、「まぁじゃあもうそれでいいんじゃない……」となった。
本当かどうかはわからないけど、それの方があなたのことを忘れなくて済むのだからそうであってくれと願う様と恋愛を絡めている部分なのかもしれない。私はそういう機微がわからない。
途中の入院時のSF解説フェーズのタッチが軽いので、真面目に読む必要があるのかないのかわからず、結局何がきっかけて戻ったのかもわかっていないので本当にいる!?!?!?
なんとなく後味としてはバタフライエフェクトの最後みたいにしたかったんだろうなとは思う。
SF部分も恋愛部分も人間関係部分もかるいタッチで進んでいくので、人によっては読みやすいといえば読みやすいと思うが、私は情報量が少なくて読み応えがないと受け取っちゃったな。
コロナの話を絡めてくるのかと思ったらそうでもないし。これは年代を合わせて没入感高めるためなのかな。
結核の話をすることで、今も昔も病気の危機は同じようにあるけれど、将棋のように医療も進歩しているよ!という話なのか?わからない。
色んな将棋じゃないフックを作ろうとしたのかと思うけど、フックにしては私は邪魔だなと思ったので私向けではなかった。
かといって将棋知らない人が読むには棋譜部分が多すぎるので、なんかもうどっちかに振り切ればよかったのではとは思う。

そんな感じなので将棋が好きな人は棋譜部分はオススメするけど、シナリオ部分では将棋好きにもそうじゃない人にもおすすめはしないくらいだった。

ここまで

感想

#butai
舞台刀剣乱舞 禺伝 矛盾源氏物語 見た!
千秋楽ライブビューイングでした!
以下感想!

概要としては物語を愛するものを肯定することに全力を注いだ物語で良かった~!
それはそれとして物語を付与することの暴力性の話からいい加減逃げるなとは思うぜ!

■物語の消費と創作賛歌
全体を通して、あの世界は紫式部と彼女の源氏物語を愛した人間の起こした騒動であり、その人物の創作したキャラクターたちの感情に意味はあるのか?という疑問を提示したうえでそこに意味はあるし感情はあるし、そこに確かに愛はあるんだ!というのをやる話でした。
源氏物語を好きでいた人や物語を見る人達を肯定するお話になっていてよかったな~と思いました。
加えて、最後にこの舞台が物語だったとして、それがどんなに過酷な物でもそれでもこの世界を愛するし生きていくと宣言することで、物語に生きる彼らの生きざまやそれを愛する人達を含めて全部肯定する話だったので、やりたいことが明確で良かったです。

■構造の話
構造が5重になっていてクソ複雑で笑いました。
①オタク君の考えた最強の源氏物語本編
②オタク君の考えた最強の源氏物語行間
③オタク君の考えた最強の紫式部世界
④作中現実世界
⑤刀剣乱舞という物語世界
欲張りセット?真田十勇士の辺りからこれいつかメタ構造やるだろうな~って思っていたけど、ここまでやってくるとすごすぎて笑っちゃうね。

源氏物語のキャラクターに勝手に意志を付与して物語展開するの、刀ステの最近の話的にどうなんだろうな~と思っていたので、実際は全部オタク君の二次創作でした!という構造で出して来たのは好きです。
雲隠の結論を知っているのは紫式部だけで、お前ではないと言ってくれたのもマジでちゃんとしていて偉いと思う。
ただそれだったら女御の台詞に関しても「お前の受け取った物語中の女御がそう思う気持ちは否定しないが、原作の物語で彼女たちがそう思っているかどうかもわからない」くらいまでのライン引いてほしかった。
紫式部の「物語を作った罪を償う!」とか女御たちの「光源氏を恨んでいるが、それ以上に愛している!」とかも全部全部オタク君の妄想!原作とは一切関係ありません!
女御たちが男性社会に蔑ろにされた存在としての意味も持ってしまっているので、その状態で彼女たちに「本当に光源氏を愛していたから彼を殺せない」って言わせたまま終わらせたら再生産になっとるやんけ!と思う。
私はあれをオタク君の妄想としてバッサリ受け取るけど、仮にオタク君の妄想として受け取ってても、再び男性の意思で女性の意思がなかったことになる構造になるので、そこはちゃんとやれよと思う。
オタク君の性別を男で固定してきたっぽいので余計そう感じる。
別に性別固定してなくない?に関しては大倶利伽羅が六条の御息所に成り代わろうとしたら性別を理由に拒否されてるんで、まぁ性別は固定なんだろうな~と私は受け取りました。
途中まで光源氏のベース人格を菅原孝標女とか~?って思っていたのも、女性でやった方がえぐみ落ち着くかな~と思っていたのもある。
でも菅原孝標女に紫式部のため!って言いだす人格を付与することもまたえぐみになるので、紫式部の物語を愛した性別も分からない誰かにした方が個人的には好きだったかもしれないなと思いました。
そうすると本当に光源氏ベースオタク君に私が完全に内包されるし。

■光源氏について
私はこういう自分勝手にあなたのためにって言う大義名分で無自覚にエゴ振り回して他人のもの踏み荒らしながら最後まで反省せずに気持ちよくなって消える害悪男が好きなので喜んじゃった。
禺伝の全貌、原作沿い光源氏成り代わり夢小説を現実にしようとするオタクの話なので、最後に光源氏が女御に殺されそうになったり若紫に殺されそうになるシーンで「それもいいかもしれない!」と言い出すところとか本当に私の好きじゃないオタクの手つきでウケる。最悪。
自分の大好きな紫式部を桐壺に宛書して、その上自分は光源次ではないと理解させたうえで両想いにする+光源氏の役割を失っているのに自分が何者か分かってくれる若紫+女御たちは最後まで自分のことを愛し続けたとする
あ~~~^^あ~~~~~~^^
人の夢小説の趣味にケチをつけてはいけません。はい。でもこの人これを公式にしようとしてきたんです!?!??!
私は光源氏のTwitterアカウントブロックはしないけどミュートにはすると思う。出土してきた骨、工事現場の人たちがうわー工事延期されちゃう~って言って隠匿してなかったことにしてほしい。
にしても紫式部を物語で登場人物を苦しませた罪で苛ませるくせに、オタク君が勝手にキャラの感情代弁してキャッキャすることに罪を付与しないのなんでなんでなんで~?
それはオタク君とお客さん(私)がニアリーイコールでそこに罪を付与すると最後の怒涛の丸め込みに水を差してしまい失敗する可能性が高くなるからだと思います!エンタメ商業作品ッッ!
まぁいうて創作をしたことに苛まれている紫式部もオタク君の二次創作なんだけど……。オタク君と紫式部の解釈が合わな過ぎてずっと紫式部のこと「誰?」って思っていた。
紫式部苛ますわりに、今回の作中で刀剣男子たちに物語を付与することに対してのえぐみについての描写も少ない。政府がやったことに対しての批判も軽い。
そもそも刀剣乱舞というゲーム自体が歴史として正しくない(と言われている)逸話で成立している刀剣男子がいることに全部ブーメランになるから先延ばしにしてんだろうな~というのもある。
段々刀ステではそこら辺の回収はしないんじゃないかとも思っているし……。
もしかして一文字の人達の「物語を愛そう」とか「愛によって紡がれている」とか歌仙の「地獄だ!」とかで物語付与の功罪を説明しきったという体なんだろうか。
確かに昨今のインターネットだと地獄とか鬱とか言ってりゃ勝手に点と点をつなげてくれるだろうけども……。ず、ずるい……。
まぁ私の好きではないメタ構造あるあるの「読み手の攻撃性に言及するわりに自己の暴力性には無自覚」のうちの読み手の攻撃性への言及が少なかったから、まぁまぁまぁ……。
いや全然飲み込めてはいないけど……。
なんかそういう攻撃性に無自覚で無邪気なところも込みで光源氏が最悪で好きなんだけど、作劇上そこらへんに自覚的なのかどうかは割と微妙でそこはどうかと思います!
いい加減物語付与して消費する暴力性の話を先延ばしにするには、作品数が重なりすぎじゃないかなと思います。

構造が複雑だったり登場人物多かったりやってること多かったりで言及する箇所が多すぎて確実に漏れがあるし、語り口としても雑な扱いが多いのはそうなんだけど、
それはそれとして物語賛歌をしたいんじゃい!!!!という熱意は確かに受け取りました!という作品だった。
好きか嫌いかと言ったら好き。それはそれとして人には気軽には勧めない。そういう距離感の話だった。
ここまで

感想

#eiga
BLUE GIANT 』見た!

以下感想。

主人公の「良い物は届くんです」を体現した音楽と映像で私は全面的に屈服するしかなかった~~!ありがとうBLUE GIANT……。

私自身、音楽を楽しむ素養がないため音楽を中心にした映画などはあんまり刺さらない傾向にあったんだけど、それを全部打ち壊していく作品だったので本当にすげ~~!という感想ばかり出てくる。
私音楽映画楽しめるんだ……。教えてくれてありがとうBLUE GIANT……。
何がすごいって、BLUE GIANTは音楽+物語進行という構成ではなく、そのまんまライブを見せてもらえる形の音楽と映像的音楽表現ということなんだよ~。
私は映画のことを時間区切りの情報量で見る傾向にあるので、物語が進まないパートのことを早く終わらないかなと思う気があります!これは良くないところです!
にも拘わらず、音楽と映像で物語進行がないパートなのにそこにはちゃんと感情と熱量があって私がずっと聞けていました!アンコールしたかったです!
うぎーカッコよかったよー!
演奏はもちろんのこと、映像でのスポットライトを浴びた楽器の煌めきだとか、顔に入る影の青い境界ラインとか、揺らめく熱量が液体の表面張力みたいに張りつめて張りつめて音楽になる表現とか全部カッコよかった~!
ライブ聞きながら一緒に体を揺らしたかった。

特に私は過去に打楽器やってた経験があるので、ドラムやってる人がどんどんうまくなっていくのを見ては「すごすぎる……!」で勝手に手に汗を握っていたし、ファンの人に「君のドラムが成長するのを見るのが楽しみなんだ」と言われているシーンを見て「そうだよすごいんだよ~!」と一緒に頷いてしまった。
パーカッション経験あるのになんで音楽的素養ないんですか?知りませんが……。
それでもドラムの大変さを知っているので、ドラムの人が最後ソロをやり切ったのを見てうわぉんとなりました。かっこいいよ……。
というか一番最初の空き缶で主人公の演奏に合わせてリズムを取るシーン、あのソロを聞きながらテンポを崩さない時点でリズム感えぐくない!?
あと2人の演奏に置いていかれるときの、なんとか入りたいけど音の濁流に置いていかれてもうどうにもなれない孤独感とかを見ていてお、おぉぉ……私は……。
そしてライブが重なるごとにちゃんとドラムが上手になっている曲のそういう作りもよかったし、ドラムのソロがなかったり主人公とぴったり合わせた気持ちのいいパートはちゃんと確保されていたり多分ドラムの人に合わせた曲作りをしてくれてるピアノの人の優しさやら厳しさやらにも触れられて楽しかった……。楽しかったです……。

音楽映画として出して、こんなに音楽を楽しめる映画に触れられて私はとーっても嬉しかったし楽しかったです!
音響最強映画館でやってくれないかな~。
ここまで


感想

#manga
『いじめるヤバイ奴』100話無料読んだ。
加藤の顔が好きです。
あと私はガチガチのロジック+アンジャッシュか常軌を逸しているので分かり合えないコミュニケーションが好きなので気持ちがいい~!
最近こういうパワープレイで読み手を引っ張っていく漫画増えているように感じて楽しい。
増えているというより、そういう漫画はインターネットで発信しやすいから目に付きやすくなったのかもしれない。
『ハイパーインフレーション』とか『チート付与』とか。

感想

#hon
ダークゾーン 読了!
私は将棋を題材にした漫画とか小説とか映画とか見るのが趣味なんですが、「将棋&バトル」と言われてので買いました。
「何だこれは!?」(KADOKAWA説明文)
何だったんですか!?

以下ネタバレ感想


総括としては、性格の悪い人が性格の悪いまま自分の世界に引き篭もって終わったので、そうだね~と思いました。

■最後まで変化しない主人公について
主人公の塚田が最初から最後まで性格悪いし嫌な奴だし内省しないし他責思考故の信頼できない語り手で面白かった。奥田君と理紗さんに謝ってほしい。
そしてその性質のまんま突っ走った結果ダークゾーンに居直ったという男なので、可愛いね♡
この可愛いね♡は全然褒めてない可愛いね♡です。
ダークゾーン2が出て、塚田が敵キャラとしてぼこぼこにされるのを見ないと許せないよ。
将棋指しで主人公という設定を負っているにも関わらず、ここまで嫌なキャラ初めて見たかも。
そして最後まで自分の性格の悪さや視野狭窄に言及せずに終わるのですごい。
永遠に理紗と一緒にいたいからあの世界を作ったよ!という最悪状態をネタ晴らしのフックにするなら、そりゃ主人公は成長しないよな。
まぁそこフックになっているかというと、読む前から「これ主人公(塚田)の精神世界っぽいですよね~」って言っていたので……。

塚田の成長のしなさ、自己世界で一人将棋(っぽいゲーム)し続けているだけで成長はないという話なんだろうか。
一人将棋も勉強になると思うけど、塚田君は性格が悪い他責思考だから自分が悪いと結論づけるのには難しいということなのかもしれない。
一応本編で理紗や教授や河野のアドバイスのおかげで自分の想定していなかった結果を得ることが出来たという側面があるから、何百回も続けて塚田の記憶の蓄積が続けば変わるかもしれないという余白はあるのか?
でもその閃きだってゲームルールに即した認識の変化であって、他人に対する印象はずっとそのまま(むしろ現実より悪い状態)だったから、あくまで自分の中にはある手法ではあるという解答であるなら、塚田君は一生あの中っぽい~。
でも「出て来なくていいよ……」よりも、「さっさと起きてごめんなさいしろ!」という気持ちなので、ダークゾーン2でぼこぼこにしてほしい。出ません!

■将棋
17
これで将棋定義について言っていたけど、作品紹介で将棋&バトル!と言われているのに対して本文中で三回くらい「これ将棋と全然違くね?」って言われていて笑った。
違うよな!!!!!
ついでに本編では「完全情報ではない」って言われていたけど、個人的には以下では!?と思いました。
2人:×(コマが自立して戦っている)
零和:○
有限:△(ダークゾーンに手番という概念がない)
確定:×(出現位置がランダム)
完全情報:×(コマの位置もコマの役割も分からん)
最後の方にまた塚田君が「やはりこれは将棋!」って言い始めたのでもうなんでもいいです!
あと作中で突然まぁまぁ長尺で囲碁ディスが始まったのなんだったんですか!?
塚田、全然内省しないので囲碁ディスに対してのフォローを全然してなくてびっくりしたよ。
い、いいんですか!?

■塚田を取り巻く人たち
ダークゾーンを作ったのが塚田という前提の感想。
あそこにいる人たちは全員現実の人たちを塚田が受け止めた結果考えたコマたちなので、奥田の性格がクソ悪いのとかラミアの見た目が醜いのとか、理紗が超聖人風なのもそれは~!そう!嫌ッ
自分の見た目に対して理紗に「冗談でもかっこいいよって言えよ」って言ったくせに、理紗のプロポーション後にその姿を直視することができないとかいう+冗談でもきれいだよとか言わん精神性で、自分が嫌いな人たちの見た目が醜悪になってるの、ここここコイツ~^^っ
全く同じ役職の理紗と梓の見た目が全然違うのも、塚田が嫌いだからなんだろうしな。こいつ……。
にしても断章で梓のことを「蛇女」って呟いたのって、ダークゾーンが本当に別世界にあってその記憶が混線した結果時系列が混ざったのか、塚田のオリジナル言語なのかわからないな。
仮に後者なんだとしたら、塚田君オリジナル感覚で出ているのに自分でゲームっぽいと言及する(自分はこれがカッコよくないことをわかっていますよという防衛線を張る)という嫌なプライドの高いふるまいなので、可愛いね♡ポイントが高まる。
理紗が奥田君をかばうのは「塚田自身は本当は奥田が悪いと思っていないけど認められないのを理紗が代弁している」のか「理紗は人のことを疑わない聖女のような生き物だから、最後まで奥田のことをかばうだろうと塚田が信じている」のか「理紗は奥田のこと最後まで庇いそうだよな……アイツ奥田とデキてたもんな……と塚田が思っている」なのかどれでもないのか~。
理紗のプロポーションの見た目的に3つ目っぽそ~。
キャラクターの手触りから塚田の感性を見るの、面白いけどその対象の塚田が嫌な奴過ぎて普通に嫌だな。

最初は何を楽しんで読めばいいのかわからなかったけど、途中からこれB級映画のノリじゃん!と思ってからは一人でツッコミ入れながら読んでいました。
楽しかったです。
ダークゾーンは将棋ペンクラブ大賞 で特別賞を取っているんですが、「将棋というゲームの可能性を限りなく広めたもの」と書評されているぜ!
いろんな将棋の可能性を見よ!
ここまで

感想

感想をため込む場所にもしたいので、この前行ったライブの感想も残しておこう。
1月28日に開催した星街すいせいさんの2ndライブ に参加してきました~!

総括としては技術と金銭があるVTuber事務所+作家性のある演者による大変贅沢なライブで超楽しかった~!

金銭の話をするなよと自分で書きながら思ってはいる。
しかし生身の人間のライブと比べて明確に技術と掛けた金額がライブ内容に跳ねるのがVTuberのライブだと思っているので、いい意味でとても楽しみだったんですよ私は!
グッズもとても可愛いし、生演奏だし、ゲスト豪華だし、何より映像と演出が超凝っていた。

■VTuberとしての演出
ノータイムの衣装替え・演出としての消失・過去の自分のモデルと同時に登場するとか、VTuberだから出来る演出てんこ盛りでとても良かったよ~!
特に過去があるから今の私があるという旨の演出の時に、1stライブのモデルが今の星街さんと同じ動きをしながら出てくる演出がカッコよかった!
あと配信の関係で本人が登場するモニターの背景が真っ黒になっているんだけど、それに合わせてライブ会場の背景を満天の星空にしているのが演出の妙だ~!むしろ現場だとモニターと夜空の差がないので本当に星空の下のライブみたいだった!とても綺麗!
ライブ配信のカメラでは抜けない部分の演出や美術も力が入っているので、情報の差がまぁまぁ大きいからなるたけ現地参加したくなるよな。
Clusterがライブ会場だったら、収容人数とか立ち位置とか関係なく同じ演出が何度も見えるのがバーチャル的強みだと思っているけど、
まぁ体験の高い唯一性とか現地の熱狂とかを一切無視したエンタメづくりに振り切るのは難しいだろうな~とも思っているので、VTuberのリアルライブはなくならないだろうな。

■曲について
元々曲の歌詞やMVにガンガン主義主張が入っていて好きだったんですが、ライブの演出もそれが反映されていて超よかったです!
Twitterでも言っていたけど、VTuberを消費する側面を批判しているっぽいMV!

これを歌った後にアイドルになった彼女を思う「サリシノハラ」を歌う構成すごーい!
今回はライブに誰か呼んだりするのかな~?でVTuberの誰を呼ぶのか予想していたんだけど、全員作曲家さんだったのでこれも個人的にすごいと思った。
自分の音楽性でライブを全部構成する気概を感じて気持ち良かった。私は創作物から明確に主義主張を感じる作品が好きです。

ただ当日になって「声だしOKになりました!」と言われるのは怖いからやめてほしかったぜ!
Twitter見てなかったから当日現場で初めて知ったので驚いたよ。
ライブは怖いけど声出しOKでなければ参加しようかなて思っている私だっているから、一度声出し禁止を発表していたら当日も禁止にしてくれ……。
ただVTuberって2018年から流行り出して生ライブが出来る!ってなってからドンピシャでイベントができなくなった人たちだから、声出しを切望する気持ちは分かる。声出し楽しい気持ちと声出しでコールアンドレスポンスしたい気持ちはとても尊重します!
しかし私は健康に生きたいヨヨヨ……。

ここまで

感想

日記っぽいこと書こうかな。
今日はエゴン・シーレ展 に行ってきました。
絵に対する素養も知識もないので感じたままに書くよ~。

総括としては現代にも余裕で通じる絵ばかりで超楽しかったです。100年先も届くの、夢があるね。

エゴン・シーレのこと全然知らなかったけど、一番有名な「鬼灯のある自画像」をポスターで見た時の第一感が「岸部露伴みた~い!」だったのでお行儀が悪い。
ネットで調べると荒木先生が敬愛していたなどの記事が出てくるには出てくるけど、明確なソースは見つからなかったのでどうなんでしょう。

好きな絵は学生時代に描いたおじさんの絵「レオポルト・ツィハチェックの肖像」と「肩掛けを羽織る裸婦、後ろ菅盾(《回心Ⅱ》の断片)」。
どっちもキャンバスが大きいのでかっこいい!!!!!!!!!!!!!!
叔父さんの絵は(言われて気付いたけど)背景とおじさんの光の当たり方が反転していてデザインとしてかっこよすぎる。
裸婦の絵は後ろ姿と足首のシルエットが力強くてかっこいい~!

前述の現代に通じる点としてフェチズムが大変今風だなと感じた。
裸婦のスケッチのはずなんだけど、ごつごつの靴だけ履いていたり、太ももまであるブーツの上に太ももの肉が乗っていたりで「現代にも通じるフェチ~~!」ってなって面白かった。
見たまま描いたらそうなるのは分かってるけど、そういうシチュエーションにしないと太ももの肉は乗らないから……。
私があんまり同じ年代の裸婦のスケッチ見てないだけかもしれないけど、そういう組み合わせ見たことなかったからさぁ!!!!

エゴン・シーレ展というにはシーレの師匠のクリムトやウィーン分離派の人たちの作品が多かったので、作品数的にはウィーン分離派展の方が正しいのでは?と思った。しかしウィーン分離派展よりも、エゴン・シーレ展の方が私も来やすいのはわかっています……。
作品展示の順路が分かりやすさに振るためか時系列とは異なった構成の仕方になってたのも面白い。
私は美術展示作品の選び方や解説から主義主張を見るのが好き。
あと警察に捕まった辺りの話にほとんど触れず、それを髣髴とさせそうな幼女の絵が一枚もなかったのもこう、「シーレに気を使っている~!」と思って面白かった。しかし一度裁判で有罪判決受けても3年くらいで再起できる画壇、芸能界みたいだな……。
そうは言ってもその裁判も、問題のシーレの作品を目の前で燃やすとかいう公平性も糞もないイベントがあったらしいのでもうなにがなんだかわかんないよ~😭
倫理観……。
色々調べてもシーレはロリコンだのそうじゃないだの証拠はあっただのなんだの色々書いてあって調べれば調べるほどわからなくなった。歴史上の人物のゴシップ的なバックボーンはあんまり考えない方が身のためだなと思いました。

ここまで

Twitterだと検索に引っかかったり、長々と呟く気力がないから言わないでいたことなども呟きやすいから良いな。
本とか映画とかゲームとかの感想も残しやすい気がする。う、嬉しすぎる……。

感想

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