不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する


書評系の本を買って該当の本を読むまで書評は読まないというのをよくやっていたけど、「学術書はミステリと違ってネタバレという概念はないので書評を読んでも良い」と言われてそういえばそうだな……と思いました。
月見バーガーにもネタバレの概念を持ち出すから私の中のネタバレが崩壊してきている。
しいて言えば書評の評価を先に見たせいで学術書への評価が他人に引っ張られる可能性があるけど、学術書はまず情報を集めることが第一だからそれでいいんだろうな。
この世にあるすべての本を読めないという諦めを受け入れることで、たくさんの本に触れる機会を確保するという姿勢は面白いな~。

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満足

知らないうちに感想タグ100超えていた。10個くらい感想書いてないし忘れているものもあるけどまぁもうそういうのは仕方ないので書ける奴から書いていきます。

『左様なら今晩は』みた時も『東京最低最悪最高!』読んだ時も思ったけど、
そういう生き方の主人公のことを描くことが主体の作品に対して「この主人公好きになれないな~」で終わりでいいと思っている。
作品自体で何かしらを提起する必要もなく、ただそれを描きました!で終わる作品もあるのでそれ自体は否定しない(場合によってはただそうある人を描くことに成功した漫画と受け取る)のは可能なのでそういうスタンスだな……。
その主人公の何が嫌かを言語化していると、たまに外野からはその作品自体を批判しているように受け取られることもあるのでこういう内々のところでこねるくらいでいいんだ……私は……
それはそれとしてそういう嫌さをただそういう嫌さとして描いてフォローなしで終わり!とすること自体に無邪気だな……と思いはする。ここまで

感想

#manga
東京最低最悪最高!  』
この作者の漫画大抵私向けじゃないので今回も記録しておくぜ~
以下ネタバレ感想

■総括
主人公が嫌な視線の持ち主であることが最後にがっつり描かれているので受け取りやすくはあるんだけど、それはそれとして田舎とかジェンダーとかに対する悪意で滅茶苦茶殴ってくるのが気持ち悪いしそれらに自覚的かどうかが信頼しきれないので苦手だ~。
それらのジェンダー観や差別的な視線の嫌さを環境や両親の責任として書いている比重が強いことに自覚的かどうかいつもわからん。

■ネットにおける都会よりも価値観が遅れている地元描写
作中で主人公の帰る場所は「地元」としか呼ばれていないんだけど、感想を見るに地元のことを多くの人が「田舎」と読み替えているし作中でも割とそういう扱いではあるのが気になってしゃーない。
描写をみるによもや東京大阪などの発展都市以外を全て田舎と呼ぶのか?という気持ちと、あの家庭の問題を田舎のせいにして語るミステリーにおける因習村的手つきが強くて田舎ってラベリングは便利だな~という気持ちがあります。自覚的にそれらが運用されているならいいんだけど、かなり無邪気に採用されている気がする。
あとこれフィクション作品における扱いの話ですが、お互いの生活に直接干渉しないが外部から嫌な態度をしたり噂話の的にしたりしつつないものとして振る舞うって田舎というよりマンションとか集合住宅とかの隣接しながらも関わりの希薄な都会空間的描写として採用されがちだと私は思っていた。作中の街中描写が個人的にそちらに近いので、これを見て田舎と言われると不思議な感じがする。空港が近くにあって、町散策が出来る空間があって、集合住宅地があって、家から徒歩圏内にゴミ捨て場があって、都会の人から見てもオシャレで綺麗だと判定される街並みがあって、町を歩いていても知人とかち合わなくて、歩いている人たちがみんな綺麗な格好をしていてを並べた時、私は全然田舎だとは思わないんだな~。ここまで行くと個人個人による本当の田舎論になってしまうけど、だから作中だと「地元」と表現されているのだろうなと思う。でもインターネットではこの地元を「田舎」と受け取るらしい。オレとお前、どっちが本当の田舎か勝負だ!
それを思うと、社会的に遅れているといわれる価値観がある場所=田舎っていう刷り込みがもうあるのだろうか。
家庭内男尊女卑(社会的に遅れている価値観)=田舎!!!!となっているのだろうか。田舎には家庭内男尊女卑が空間的に芽吹きやすいのは情報の偏りが出来やすい・関係が固定化しやすいからわかるけど、家庭内男尊女卑があるからここは田舎!の論法は酷いやい!
ここまで作品というよりそれを受け取ったインターネットの感想に対する「うわッ!」という感想だな……。
ただそれとは別軸で私は多分この作中描写は九州の方の奴なんだろうな……と思うし、九州出身の友人とかがこういう九州男尊女卑描写を見ると「うちもそうだったし九州地方大体これ」と言っているのことが多いので、なんとも……言えないな……

■作中の嫌な価値観
最後に主人公の嫌さが指摘されることで、これらの地元蔑視の視点を開示されるってシステムなのだろうけど、その反転を使った場合どこまでが嫌なことと自覚しているのか判定が難しいので相変わらず安心して読めないな~と思いました。
主人公の振る舞いを100%主人公のせいにするのもおかしいが、100%両親や環境のせいにするのもさすがに主人公の選択の自由や責任を奪われすぎだろうと思う。全部主人公のせいという訳じゃないが、全部他人のせいでもないんだけどそこに関しての自己言及があんまりない。
偏見に対する批判の話のわりに、構造的に偏見を助長することで没入感を高めるやり口を使っているのがいっつも気になるぜ。
外野の人間がよく知りもせず主人公に対してお前や家庭が全部悪いというのはやってはいけないことだし、地元に住む彼らを見下す主人公が家庭や環境が全部悪いというのもそれは自分の選択責任をあまりにも放棄しすぎでは!?だって現在のあなたはその様に気付けているのに!?となる側面もあるし(そしてそれは何も知らない第三者が指摘するのもまた良くないし…………
でも結論を出さないことでほとんどの作品がネットで侃侃諤諤になっているのでもうそういう手法なんだろうな~。おぉ我もそれに引っかかりしもの♪
おしまい。
ここまで

感想


こういうの見るともう一回景清でケルヌンノスチャレンジしたぁい!という気持ちになります。
終わったFGOの強かった戦闘の単騎チャレンジとか見るの大好き。

牛スキ月見バーガー食べた。
ネタバレ感想
辛みは抑えめだけど牛スキの味が濃くオーロラソースの味と相殺されており月見でやらなくてもいいのでは!?と思う。
牛スキと卵のシナジーを優先したんだろうけど、個人的には月見バーガーに求めているのは卵よりオーロラソースなので私はターゲット層から外れた感じ。ここまで

#kanso
ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart 2周年記念コンサート 』行ってきた!
ときメモのこういうイベント参加するの初めてだったので割と困惑してた。
以下ネタバレ感想

■総括
パーカッションが滅茶苦茶小物多くて良かった。
参加者全体のノリがぎこちなくてライト振ればいいのか声出せばいいのか手叩けばいいのかわからないのが初めての音楽イベントっぽくて面白かった。
途中で楽曲に対する小ネタがあったので嬉しい!もっとあってもいいよ!
大接近モードのBGMになった瞬間会場の雰囲気がふわふわするのが面白かったし私の脳も瞬間的に快感物質が出ているのがわかった。

■概要
ときメモGS4のBGMやOPを生演奏で聞けるよ!というイベントでした。
曲順もOPからの入学式から始まって季節にあわせた特別BGMの演奏をする形式でした。
風間君の誕生日の時点ではハッピーバースデーを歌いました。

■演奏
パーカッションの小物の数が滅茶苦茶多い上に持ち替えの回数が多くてカッコよかったねぇ!スレイベル久しぶりに見た。
本田君の曲の時に使っているヤシの実みたいなやつに小石いっぱいついてるあの楽器なんなんだろう。
途中にキャラクターごとの制作側の作曲依頼イメージについて触れてくれているのが良かった。
風間君の依頼文が「①ときメモGS4のメインヒーロー②王子様!③最初からずっとあなたのことが大好き!」で③の言及をなんどもしてくれていて嬉しかったね~。
風間君は今までの王子様キャラと大きく違うキャラである!嬉しいね~。
巴君と七ツ森君は見た目と中身のギャップ・複雑性を表現するために軽やかなBGMに見せかけてメロディラインに強めにエレキギターを入れているらしい。そういうの聞けるの嬉しい。
個人的に夜ノ介と空也さんという私の中の二大どうしてそこまで他人のために生きるのですかキャラが二人とも三拍子だったの聞いていて面白くなっていました。あんまりBGMの拍などを気にしたことがなかったのでいい機会だった。
それはそれとしてゲーム音楽にライトを持ってきてもどう振ればいいのかわかりかねるね!
コンサート系のイベント参加したことあるのがメギド72だけなんだけど、メギドは戦闘BGMだけじゃなくってキャラクターソングがあるから合いの手は入れやすいんだなというのが良く分かった。
一応ときメモGSはOPとエンディングに歌詞があるけど、コーレスするタイプの曲じゃないからね!

■参加者
参加者の層を確認するのが趣味。
全体の年齢層は高いというか中高生を見かけなかった。大学生以上かな?
実況動画とかで若年層もやっているのかと思ったけど実況経由でコンサートイベント参加するまでくる人はあんまりいないのか、こういうイベントに来るのは金銭的余裕がある層なので偏りが出るのかコンサートイベントという人が入るのかよくわからないイベントに来るファンとなると偏りが出るのか。
ただ大学生から上だとかなり年齢に幅があったので、GS1の時から現役の人までいる感じがして面白かった。
司会者の方のしてくださった2018年から突如始まった謎のはばたきウォッチャーアカウントの話で沸き立つ会場を見ていたのでときメモGS4開発前から待っていた人が多い感じがして嬉しい。不穏なアカウントだったからね……。
どのBGMでも全員どういう反応をすればいいのか、司会者の人の絡みにどう反応すればいいのかわかりかねる…‥という雰囲気があったんだけど、大接近モードのBGMになった瞬間沸き立つ会場、プロジェクターで風間君が映った途端上がる黄色い声で面白くなっちゃった。
大接近モードの時は理性を外してもいい物とする。

ここまで

感想

寝落ちAudibleに挑戦したけど、脳が話を聞くモードに入ったので全然寝られなくなったよ!
初めてポケモンスリープの入眠時間が50分を超えたよ!
まだ慣れていないのが原因なのかそもそも向いていない人間なのかしばらく試してみます。

Audibleを聞くときの疲れ、他人と喋ったあとの疲れと似ているなと思った。
推敲されている文章なのである程度の予測がつく分会話よりマシだけど、先の会話が予測できないし何言っているのかわからない時にすぐ戻れないところが……。

キャラクターの台詞に乗る感情は私のそのキャラクターがいま感じている感情を読み取る際の邪魔になるが、新書という伝えることが明快で感情が乗っていようがいまいが結論が変わらない文章はいくらでも感情が乗っても良いという線引き。

以前Audibleに挑戦してキャラクターの声に朗読者の感情が載っているのが嫌すぎて聞くのをやめた経験があったんですが、新書なら声に感情が乗っていても読解の邪魔にならないのでは!?と気づいて早速聞いてみた。
滅茶苦茶聞ける―――――!嬉しい!嬉しいよ!
ただ0.7倍速にする+何言っているのかわからないところはもとに戻って3回くらい聞きなおすというのをやるので3時間くらいで集中力が切れました!
多分私は普通に読んだ方が早いと思う。慣れたら大丈夫になるのかな。
目で文字を読むときは先にある文章を視界に入れながら本文を読むのでこの次に何を言われるのか?を念頭に置けるけど、Audibleだとそれができず常に新情報を処理しないといけないので滅茶苦茶疲れる。
本来7時間で終わる奴らしいけど10時間くらいかかるらしい。
でもおかげで夜電気消した状態で寝落ちしつつ読めるかもしれない。嬉しい。

全然読み終わってない本やゲームの参考文献などを先んじて買う癖があるんだけど、おかげでFGOの2部6章のプロット本もオベロンの初期資料集も手元にあるのでため込み癖も良い物ですね。
ついでに買ったまま一切手を付けないが出来るので新情報しかないまま読める。るん
買ったの何年前かもわからない。
そして人からもらった『薔薇の名前』という本の参考資料が7冊くらい家にあるし薔薇の名前はまだ上巻半分も読めてないしだから参考資料には一切手を付けてない。

自分の認知していない性癖(この時はカップリング)について解析する場合、どうするのが分かりやすいかという話になった。
自分の好きなCPを羅列してその共通点をさらう方法だと、関係性やシナリオやキャラクターの見た目やかけた時間や思い入れなどが入ってしまって焦点がブレちゃうね~というのが原因です。
そこで思いついたのがDLSiteの表紙一覧を見てそこからパッと好きそうな奴を3つくらい選ぶというのを何回か繰り返す方法!
そうすることで「キャラクターの見た目や絵柄」に特化した性癖が分かるんじゃないかというのが発想のスタートです。
問題は自分の無自覚な性癖をむき身で他人に開示することになるので場合によっては解析した時の危険さが跳ね上がるということですね!!!!

作業していればやる気が出る理論を実践しても、20分以上手は動いていても常に「作業をやめたい」という選択肢が出現し続けており全くやる気が出て来ないので、この理論は本当なのかと懐疑的になっている。

人と出かける機会があったんだけど靴左右間違えて履いてたのでひとしきり笑ってから帰宅したら、靴下も左右間違えていてなぜその場で両方披露できなかったんだ……!となった。

歯の治療をする際に「麻酔しますか?」と聞かれるたびに即答で麻酔してもらう程度に痛いのが嫌ッッ

2023年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

『恋する男』の文字数の増え方が尋常ではないんですが、文字数が増える達成感はなく「この量を最後まで読んでもらえるほどの面白テキストが書けるわけないだろ……」という苦しみが大きい~!
選択肢たくさん置いて選択する楽しみか展開自体を早く回してシナリオが進む気持ち良さで置換するしかないよなぁ。
逆転裁判は80~90万文字らしいけど、それであんなに楽しくすいすい読めるんだからすごいよぅ。
まぁ全部描き終わった時にまたテキストを削除する作業をするので今のうちに駆け抜けていこう。

#hon
神薙虚無最後の事件 』読んだ!
以下ネタバレ感想

■総括
多重解決ミステリーに「真実とは受け取り手が信じて初めて成立する」ロジックを適用して物語ることによって作家が届けたいことを探偵が開示するという物語肯定に着地する作品なんだけど、私の思想が脆弱すぎて読みながら徹頭徹尾「うみねこだ……」となってしまいました。
うみねこの当たり判定がデカいだけだし物語肯定や信じることをやるとそこに着地して結果的にうみねこ判定が出てしまうのは分かるんだけど、それはそれとして関係者が全員口を噤み真実を封印して永遠にする『王の宝物庫』は『黄金卿』の言い換えすぎて笑っちゃった。

■概要
大学生の主人公の所属する探偵サークルに神薙虚無シリーズの著者の娘がやってきて、解答編がなかった「神薙虚無シリーズの最終巻の謎を解いてほしい」と依頼してくる。
20年前に一世を風靡した神薙虚無ミステリーシリーズはノンフィクションと標ぼうしていたが、神薙虚無が存在していなかったとしてバッシングを受け絶版になった作品である。
サークル関係者の3人は思い思いに解決法を提示していくが、それによって依頼人の母親の不貞の事実を推理してしまう。
「誰かを不幸にする事実を開示することしか出来ない探偵は不要」という考えを持つ人物は、その事実を打ち破り依頼人は両親たちに愛されていた事実を推理する。

■推理
推理作品の名前がたびたび出てくるし、多分たくさんオマージュがあるんだろうなと思う。
タイトルもメルカトル鮎最後の事件のオマージュで、多重解決で密室で館ものなので贅沢だね~。
ミステリー部分に関しては多重解決ものなのでいろんな推理が見れるのが良い。
二つ名とか偽解決でトンデモ解決もくれるので満足!
メフィスト賞育ちなので初見の時点で多重人格ものだろうな~とは思っていたけど、畳みかける叙述と名前の入れ替わりを多重人格と絡めているところが楽しい!一個一個は分かるかもしれないけど、それらを全部接続した上に語り手がなぜそのずらしをしたのか?というところを名探偵・怪盗というフィクション存在の本懐「エンタメを提供するため」に接続する理屈がポンポンとつなげられて良かった。
私は多重人格の部分しかわからんかった。

■みんなが望む真実
30年も前の物語なので真実を開示することはできないので、あくまでたくさんの解決法を提示してその中で依頼人が一番真実であって欲しい真実を選んでもらおう!という理屈なので、偽解決のうち2つは登場人物以外の正体不明Xさんが登場し、なんなら最初の名探偵が提示する偽解決で登場人物のうちの1人を犯人としたときに止めようとさえするのが面白い。最初から推理の方向性をみんな決めている。
最終的にこの物語は著者と妻からの神薙虚無と依頼人への愛の物語であり、それでいて怪盗写楽からの世の中の人に向けた永遠の娯楽であるというところに着地する。
怪盗写楽は最後までみんなの心に残る物語であろうとしていたらしいけど、作中描写だと主人公や真実の名探偵は神薙虚無シリーズのことなにも知らなかったのでそうなると永遠の物語ではなくなるけど、そこらへんに関しては本を読んでくれた人に限定するんだろうか。
仲間たち内で虚無に対する緘口令を敷いた結果、本が絶版になり関係者以外一切口にしないようになったら本末転倒では!?と思うけど、その程度で緘口令敷かれるほどか?というのもあるのでまぁ深く考えないこととする。
むしろそれくらい秘密にされたら政府陰謀論説の方が納得できるぜ。
物語構造的に、作中真実を覆す真実がまだ残っていそうな気もするけど、私は推理が苦手なのでまた時間あるときにやろうかな~。

■うみねこ
私がうみねこだな~と思ったところを羅列していくぜ!
あくまで思想や構造部分がうみねこ!という感じなのでパクリだ!という指摘ではない。なぜなら真実とは何か?という投げかけをする手つきを取ると大抵こういう感じになるから。問題はうみねこがそれをガチガチにやったのでその構造を見ると「うみねこの構造だ……」となっちゃうこと……。
・真実とはその人が信じるかどうかで決まるということをテーマに進行していく
・受け手が不幸になる真実なんて許さないぜ!という主張をするキャラがいる
・その思想を汲んだ人々が関係者以外の犯人Xを仮定することで罪の所在を外部に逃がすことがある
・館を全焼させることで真実をうやむやにするという思想の実践がある
・名前によって人物を定義できない/肉体によって人物を定義できない思想が採用されている
・探偵は事実を解体する存在として最初登場する
・関係者が全員口を噤むことで真実を隠匿し、それによって守られる幸せな真実『黄金卿』概念
はい。
ネットで調べてもうみねこだ…‥って言ってる人がほとんどいなくて私が……悪いんですか……
ここまで

感想

イオンシネマのポップコーンにバターオイルを掛けられることを初めて知ったので塩バター食べた!
たまにバター追加ポップコーンを食べたいがためだけにTOHOに行っていたことがあったのでその衝動が湧いたときの選択肢が増えて嬉しい!
個人的な感覚だけど、TOHOの方が甘くて軽く、イオンシネマだと少し苦みがあり重い。バターのせいかポップコーンのせいかしらない。

#eiga
『MEG ザ・モンスターズ2』見た!
今の私はご機嫌だぜ!
MEG視聴済み
以下ネタバレ感想。

■総括
あのMEGがもーっとジェイソンステイサムになって帰ってきた!!!!!!!!!!!

■概要
前作で海底には白亜紀の生き物が生存していることを知ったジェイソンステイサムたちは海底の調査に乗り出すが、なんやかんやあって海底のメガロドンが海上に出てきてしまった!
その上今回はメガロドンだけではなく、なんかよくわからない両生類と巨大蛸も一緒だ!
なんやかんやジェイソンステイサムはメガロドンを撃退したぜ!
なんにせよめでたしめでたしだぜ!

■ジェイソンステイサム
開始5分で屈強な肉体とバトルシーンが始まったのでキャッキャしました。ジェイソンステイサムが強いと嬉しい!
水上スキーもする!そしてシャークネードみたいな口に鉄パイプを突き刺す!友情もある!
前回はジェイソンステイサム:メガロドンが6:4くらいだったけど、今作はジェイソンステイサム:メガロドン:そのほかが7:2:1くらい!ジェイソンステイサムのカッコいいところをみたいならぜひ見るといいと思います!

■前作との違い
前作はジェイソンとメガロドンが出てくる映画でした。
それはそれとして中盤に人間関係の話や教訓的な部分がちょっとあって中だるみしたのですが、今作はそれらがすべて取っ払われています。一応あるにはあるけど最終的には結果良ければすべてよし!というモンスターパニックあるある教訓なので何も考えなくて良し!
序盤中盤終盤で全然違う映画になっており、序盤は幻想的かつ恐怖の海底を逃げるパニックホラー、中盤は敵の暗躍する海底基地を捜査するアクション、そして待ちに待った終盤でご機嫌なビーチとメガロドンと巨大蛸と狂暴な両生類!お子様ランチだ!
巨大蛸と狂暴な両生類の時点でお察しですが、メガロドンの出番がすごい減る!序盤の海底パニックホラー部分での死亡者の人数は3人なのですが、そのうちメガロドンによって死亡した人数は1人!
そもそも海底での死亡理由が1人は巨大蛸に捕食され、2人目は酸素が無くなり生存を諦めて仲間を助けるためにメガロドンに食べられ、3人目は対圧性のヘルメットが壊れたことが原因で圧縮されて死亡するという感じなので、描かれていたのはメガロドンの怖さというよりも海底の恐ろしさの描写に感じました。
それはそれとして圧死は初めてみたので超良かった。死亡理由が三者三様なので飽きない。
次にアクション部分は今までの仲間が裏切っていたということが発覚する推理パートなのですが、敵方が早々にゲロってくれるのであとは暴力で脱出するだけなので展開が早く良かったです。
ここでもう一つの違いとして、!仲間のIQが上がっている!
前作はジェイソンステイサム以外の人間は、メガロドンを寄せ付けるか助けを求めてジェイソンステイサムを危機的状況に陥らせるための舞台装置でしかなかったのですが、今作は仲間たちがパワーアップしているので協力プレイができる!嬉しい!フラストレーションがたまりにくいし、仲間を信頼するジェイソンステイサムが見れるので嬉しい!(前作は仲間思いでなんでも解決してくれる頭のいいジェイソンステイサムが見れるので嬉しい
そして満を持してメガロドンが島を襲う!島の名前はファンアイランド(楽しい島)!!!!!くぅー――待ってました!
金持ちやインスタグラマーがキャッキャしながらあほほどカラフルなボールや浮き輪でどうぞ食べてくださいと浮いている中、颯爽と登場するメガロドン!いえーーーーーーい!
加えて巨大蛸!出てくるとは思っていたけど!?!?!?!頭によぎるシャークトパス!やっぱり巨大蛸は最強だぜ!海上喫茶で騒ぐ金持ちたちを捕食!うぉぉおぉ!
そして想定外狂暴な両生類!!!!お前ら海底で生きていたのにまだ陸上でも呼吸できるの!??!?!でも確かに陸上でのバトルシーン書きたいもんね!わかる!
こんなにたくさん巨大狂暴生物を出していいんですか!?!??!いいんです!!!!!11TheMonster"""s""""なので!!!!!!!!!!!!!嬉しい!!!!!!!!!
ジェイソンステイサムはメガロドン専門家なので水上スキーでメガロドンを殺しつくす!相変わらず長い鉄パイプみたいな奴一本ですべてのメガロドンを倒しつくせるのはジェイソンステイサムだけ!!!!
狂暴両生類とのバトルは仲間たちが担ってくれるんですが、それがギャグに全振りしてくれているのも良い。ジェイソンステイサムはクールに、仲間たちはドタバタコメディ式に闘ってくれるので飽きない。嬉しい。
ジェイソンステイサムが巨大メガロドンを滅茶苦茶カッコいいカメラワークで倒して、めでたしめでたし!!!!
蛸はメガロドンと相打ちになった……んですか!?!?よくわからない!し地上に大量に表れた狂暴両生類をどうやって駆逐したのか全然描かれないけど、良い!
なぜならジェイソンステイサムがメガロドンを倒したのだから!!!!!!!!完!!!!!!!1な!!!!!!!
という勢いが良すぎて嬉しかった。
潤沢な資金でもって作られるジェイソンステイサムとパニックホラー何も考えなくてよい映画、素晴らしい……。
いい物をみた……。
MEG3のフラグを立てていたので楽しみです。次は恐竜が出てこないかな~。

■犬
前作も出ていた犬が再登場しており、今作も人間が大量に死ぬ中余裕の生存を決めていて良かった。
ここまで

感想

読み終わった本でやってることや用語があまりにもうみねこで最初から最後まで「うみねこだ……」となっていたんだけど、この場合悪いのは本ではなく、その本を読んでいるときに他の作品を想起する行儀が悪い私の感性なんだけどそれはそれとしてうみねこの当たり判定はデカすぎるよぉ……。

感想を書くのが久しぶり過ぎて何を書けばいいのかわからなくなっている。そして溜めている奴を描き切らないといけない!

#eiga
SAND LAND 』見た!
原作ちょっとだけ読んだ。
以下ネタバレ感想

■総括
わかりやすい勧善懲悪ものなんだけど登場人物がおじさんとおじさんと見た目少年の3000歳オーバーの悪魔と見た目おっさんの3000歳オーバーのおっさんなのが面白い。
あとねーメカがね!鳥山明のメカが滅茶苦茶カワイイ!!!!!!!!!!!ウルトラ可愛い~~!
そして王子が想定よりもクソ餓鬼感がなくてずっと「か、カッコいい……!」となっていました。

■概要
悪魔とごく少数の人間がお互い関わり合いにならないよう過ごす水が枯れ砂漠化が進行したサンドランド。
サンドランドの国王が少ない水を高額で販売し、それを買えない人々が水不足にあえぐ様を憂いた保安官のラオは、砂漠の世界にあるというオアシスを探すため忌み嫌われている悪魔のベルゼブブとシーフと共に冒険に旅立った。
その道中でラオはシーフから「人間は自分たちの都合の悪いことはすべて悪魔のせいにしてきた」「過去にラオが所属してた軍に対してある悪魔の殲滅作戦を国が命令したが、その悪魔は無実だった」ことを知る。
オアシスを探すのと並行してその命令を出した上司を倒すことを決意するラオは、サンドランドの水不足の原因もその上司が原因だったことを解明する。
水不足の原因を破壊し、上司を倒した3人は国に帰って楽しく暮らしましたとさ。

■メカ
メカがかっこいいの!!!!!!!!!!
私はマクロスとガンダムならガンダムが好きで、ガンダムでも連邦軍とジオン軍だとジオン軍が好きという丸みを帯びたメカが大大大大大好き人間なので鳥山明先生のメカが可愛くって仕方なかったです。
それもラオが凄腕の戦車操縦技術を持っている設定なので動きが早い!操作も早い!そしてごちゃごちゃした操縦部分もちゃんと描いてくれているので見ているだけでニコニコする。たくさん動く丸みを帯びたメカが可愛い。
戦争に使う武器はカッコいいよね!というのを無邪気にやることもできるけど、ラオが退役軍人かつその結果大切な人を亡くしているので「戦車は好きだがそれによってもたらされる争いや殺害を肯定する気はない」というスタンスをブレさせないのも個人的に見やすかった。最後までラオは人殺さないし。
あと王子とシーフが車や戦車を運転したがっているのも、それを嬉しそうに見ているラオの様子も好き。私は何かを見て喜んでいる人を見るのが好き。

■ベルゼ
王子が滅茶苦茶カッコいい!!!!!!!
私の想定だともっとクソガキっぽいふるまいをすると思っていた(というか前半のキャラ振り的にそうだと思っていた)んだけど、後半になってからの純真かつクールな立ち振る舞いがメインになったのでひたすらに格好良さを受け取り続けていた。私は強いクソガキも大好きなのでどっちでも良かったけど、クソガキだった場合はカッコいい~♡でクールメインだとかっこいい……くらいの差異が出る。どっちも良い。
前半クソガキが最新ゲーム機につられてパパに命令されてついてきたと思わせて、ラオに対して「お前じゃなかったら一緒に冒険してないよ」と言ってくるのは、作中人間よりも視座の高さや純真さの強度を強く描かれていて「かっこいい――――――!」となりました。この一連の流れはラオの良さと王子の良さがそれぞれ書かれているので嬉しくなっちゃった……。
ここまで

感想

エドモンの幕間だったか強化クエストで発生した全員エドモン
サポートがどっちかわからない上に大変賑やかで面白かった。
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#fgo
妖精國のオーロラに感じる人間臭さについてのまとめ

妖精國で最後まで何も語らなかったから私はモルガンのこと何も知らない。
でもモルガンの1万4000年の実績が妖精の國であることは確かなので、それを完遂できる人間である時点でモルガンの評価は群を抜いて高い。私は何を語ったかより何を行ったかを評価する!
だから本編中でモルガンがあっけなく死んだこととモルガンが死んだあと誰かから語られることがほとんどなかったことにとてもとても驚いたのでした。彼女を評価する人が本編中にはバーヴァン・シーしかいない!

そして逆に口が良く回り自分からほとんどの行動を起こさないオーロラのことも大変好きで、これはなんでかというと物語上のキャラクターなのに言動が超絶人間らしかったからなんですよね~。
私が物語を好きな理由は主義主張が1冊で完結している+作者が何度か見返すので全体で主義主張がブレることがそんなにないからです。明確な作劇意図がない限り、主義主張のブレは起きにくく、キャラクターの言動は例え作中で何年経とうとも一貫していることが多い。
冷静に考えるとこれは大変非人間的だと思う。
現実で生きた人間が完全に一貫した主張を口頭で完璧に実践できるかといと無理だと思っています。何年も前の主義主張や生きる目的や姿勢が一切ブレないのは難しい!なぜなら我々変化する生き物なので!ついでに環境も変化するし、流行も変化するし、言葉も変化するし、生きていることにテーマなんてないので!
じゃあ現実に人間の言動がブレた時にそれが嘘かというと、別にそんなこともないと思っている。その時はそう思っていたし、今はそう思っているみたいな人が割と多いように思う。3分前と全然違うことを言っているけどどっちも本人にとっては真実であることは往々にしてある。
でも、物語上でそれをやるのってノイズになるからか私はあんまり見たことがない。
仮にあったとしても、もともとのテーマと根幹が一緒だということを発言者が自覚していたり、発言者が意図的に嘘をついていたり、言っていることがぶれていることで発言者の未熟さを表現するための舞台装置だったりする。少なくとも物語に置いてそのブレは真実ではない。
だからこそ、発言が一貫していないこともすべてが発言者にとって真実なことも意図的に作劇されているオーロラの存在は珍しいと感じる!
そして私は人間のほとんどが自信満々に一貫性のない発言をするもんだと思っているので、オーロラに対して「物語上のキャラクターなのにとても人間っぽい!」と感じました。
物語上の人物なのに言動が不一致でありつつ本人にとってはすべてが真実で嘘はほとんどなくそれらを意識した作劇をしたオーロラの、超人間っぽくてイカすぜ!

論理も一貫性もないが本人からすればすべては真実である語りには、信じる価値や判断基準にする意味がないという点でオベロンとたぶん似てるんだね~。
ただ私はプリテンダーの語ることがすべて嘘になるという性質がよくわかっていないのでここの構造があっているのかはよくわからないです。
ここまで

感想

てんがいちかく、「由里タイガ君のがんばり物語」軸で受け取るとタイトルのてんがいちかくの意味が取れなくなるの好き。

ここ最近テキストやるかFGOやるか本読むかしかしてないので感想が書けていない。
映画3本舞台2本大逆転裁判2話分!FGOもアヴァロン・ル・フェは感想書きたいな。オリュンポスは離脱機関が長すぎてさすがに覚えていないや。

水着があるけど景清水着牛若丸ガチャ引きたい……

グッド・ナイト・ワールドの好きなヒキコモリ描写、立った時のふらつきが眩暈ではなく筋肉不足なところ。

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