不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

なんで突然将棋漫画読んでいるかというと、
①オモコロでリボーンの棋士が取り上げられていた
②そろそろ読むか……と思ってAmazonを開く
③将棋関連の書籍で後で買うに入れっぱなしになっていた奴が目に入る
④全部買うか……
の流れです。一応ちまちま集めてはいるんだけどね……。


別で紹介されている『根こそぎフランケン 』も私は好きなのでぜひ!
三枚目の絶対強者フランケンに出会って、へらへら昼行燈が闘争心を覚えて全力で強者に挑む最終戦がマジでかっこいい。
ついでにスピンオフで昼行燈のお兄ちゃんは女子高生の尻に敷かれ始める。Love?

#manga
リボーンの棋士 』読んだ。
なんで今まで読んでなかったんですか将棋漫画第2弾。
気付いたら5巻以上出ていて手を出すのをやめていました……。
たしかその時『将棋指す獣』とか『永世乙女の戦い方』とか将棋漫画が同時に出ていて手が回らなかったんだよな。

『リボーンの棋士』は好感をもてる将棋好きの主人公の底が見えない感じで話が進むのでキャラの扱いは盤王に近くて、
将棋の内容はシナリオの内容とはそこまで絡まないけどちゃんと棋譜が作られているのが分かって読んでいて楽しかったです。
自由・高見を目指す手・オールラウンダーで相手の得意戦法を受ける形なので羽生先生がベースにあるのかな~。
対局中の顔が赤くなる描写が滅茶苦茶好きなんだよな~。頭に血が上っているように見えてギラギラしている様。
私が好きな将棋指している人間っぽくて滅茶苦茶見ていて好きだ。土屋も良いキャラしているしな~……。
なんかこの二人はダイの大冒険のダイとホップみたいなW主人公形式を意識していそうで面白い。
関係ないけど望月が好き♡おかっぱぎょろめの性格の悪いプロ棋士♡

感想

最近一番良かった将棋の女見下し描写は『花四段といっしょ 』の12話の
今まで一度も人前で泣いたことがない奨励会員が朝顔さん(女性)に負けた時に泣きながら「すいません……男とか女とか関係なく……」って言ってるシーンです。
こ、この理性・社会的には女のことを見下すのは悪いというのは了解しているけど、感情的に見下しが沁みついているので泣いちゃう様!!!!
これ書けるのすごいよ。痺れちゃったぜ。

#manga
龍と苺 』10巻まで読んだ。
『響~小説家になる方法~』の作者さんの将棋漫画

長期将棋漫画だ!
なんで今まで読んでなかったかと言うと、序盤の女を馬鹿にする男の描写が直接的過ぎて避けていたからです!
カウンターするためなのは分かっているんだけど、マジでそういう言動する人は本当にいるのもあってストレスがね!
最近腰を上げたんですが、最後の方はもう苺さんが常人離れしているのであんまりそういう言及少なくなって良かった。
苺さんがどんな風に強いのかもわかって楽しい将棋漫画だ~。
あと性格が悪い奴が強いという理屈なので、登場人物軒並み性格悪くて良い。
11巻楽しみだね~。

感想

自分のことを特徴が少ない絵を描く人間だと思っているんだけど、ここから特徴を付与するならどうすればいいかな~と思う。
自分の絵のことは滅茶苦茶かわいいと思っているよ♡
やるとしたらアニメ塗り+蛍光色+境界線で遊ぶ色塗りをするとか、二値ペンでも線の太さで緩急出すとかかな~と思っている。
それか縁取りを無くして絵本風の塗りをするとか……。
拾う線をもっとシンプルにする場合は、キャラクターの頭身をもっと上げた方がいいんだろうな。
あとは構図にこだわるとか。乙女ゲームのスチルって構図が主人公主眼になるのでそこまで凝った物を見たことがないから面白そうではある。
色のセンスがないので、絵柄傾向的にホビアニの色塗りでも参考にしてみようかな~。

2023年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

前々から食べたかったナナイモバーというカナダのお菓子を食べました。
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ずっと探していたので食べられて嬉しい!
チョコレートガナッシュと、カスタードクリームと、ココナッツが混ざったクッキー生地を重ねたお菓子。
甘くて大変美味しい!ねっとりしたベースにココナッツの触感が加わって口の中が楽しいです。
コーヒーに大変合います。
届いたとき、10センチ×10センチ×5センチくらいのケーキが4等分されて届いたので「小さい!」と思っていたんですが、一口食べた時点で100満足するカロリーの塊だったので、このサイズが丁度いいしなんなら多いんだということが分かったぜ!
2個買ったんだけど食べきれるのか不安だ。

#eiga
スマホを落としただけなのに
韓国版が見たくて日本版をちゃんと見た。偉い。
以下ネタバレ感想

ちゃんとスマホを落としただけなのにだ―――!
総括としてはサスペンスとしてよくできていた楽しく見ることが出来ました。
作中でもちゃんとスマホがたびたび演出として登場するのでとても良かった。

スマホによって人間がつながりやすくなったから簡単に炎上するし、スマホでしか繋がっていないから簡単に人間関係が壊れたりするよ!というのをやっていて、スマホを使った内容に超絶真摯だった。ちゃんとした映画だ……。
スマホのパスワードもちゃんと簡単にわからないようになっている。これがネット犯罪だよ。そうだよ。
ホラーとしての演出も良いし、人間関係ホラーとしても良い。
主人公と刑事が家族関係がうまくいっていないという点で対比になっていたり、最後に主人公の友人からの連絡もスマホ経由だったりとか、すげーちゃんとした映画だ―――。
犯人が刑事の息子に成り代わっているところが、日本版のヒロインが別の人と入れ替わっているネタとたぶん掛かっているんだよな……。偉すぎ……。
サスペンス系の韓国映画が好きなので、これも良かったです。
ここまで

感想

カスのピタゴラスイッチって書いていてこれ思い出した。
Der Lauf der Dinge
これは汚いピタゴラスイッチ

#eiga
スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 』見た!

韓国版を見るために見直した②
以下ネタバレ感想

総括としては1よりも倫理レベルが下がっていてカスがよ!と思いながら見ました。

児童虐待ネタで引っ張った上におとり捜査の際に着替えシーンを見る警察に暴力シーンをエロシーン的な扱いしてきたし虐待経験がある人間に親と仲直りしろをポジティブな文脈で出してきたりで倫理レベルがカス!
同性愛のことを若干イジリネタとして出した後にMにそういう属性を振って来たところも何!?
前作はまだエンタメ映画としてやってます!目をつぶってね!って感じだったけど、今回は話の本筋にがっつり絡むところでそれをやるから好きではない。

でも1から引き続き、話を二転三転させるための引きを何度も作っているところとかはエンタメ作品としては偉いし面白かったです。
犯人が白髪になっているところとか、羊たちの沈黙みたいに協力関係築いたり、犯人と刑事は表裏一体……っていう明智と二十面相みたいな文脈で色気を出してきたところとかはウケた。
スマホ、落としてねぇじゃねえかと思ったら最後のエピソードぶち込んできて、ここまでそのタイトルにこだわる必要があるんですか!
ここまで

感想

#eiga
スマホを落としただけなのに 』見た!

韓国版を見るために見直した。
以下ネタバレ感想

総括としてはお手本のようなB級邦画サスペンスなので、何も考えたくね~!と思ったときに見るのが丁度いいです。

スマホを落としただけじゃなくて、落とした先がカスのピタゴラスイッチだった映画。
殺人鬼の人や被害者の過剰な演技やごり押しの展開、山場を作るための謎の設定など何も考えなくていい作品で良いね~。
酒を飲みながらツッコミを入れつつ見るのが良い。
山場を作るための設定に児童虐待ネタを採用するところや女性の暴行シーンが長いのがカスだとは思うけど、サメ映画の被害者が大抵水着の女になるのと同じ文脈なんだろうな~。全然好きじゃないことだけは宣言しておくぜ!
メリーゴーランドの件もうぐちゃぐちゃで笑いながら見ていた。
ネットリテラシーが終わっている人々。
スマホを落とすって怖いね!ここまで

感想

翻訳本を読みにくいと感じるのとほかに、翻訳って原作の文章に対して翻訳者の解釈がかなり強く入っちゃうから腰が重くなるというのもあるんだよな~。
二次創作に近いと感じている。作者の目も通っていないものが多いし。
まぁ日本語でも原作をそのまま読んだからと言って、作者の意図が100%受け取れる訳じゃない・第三者の介在が全くない作品なんてないんだから許容しろよ!と自分にも思う!!!!
もうこれは私の中の面倒くさいルールでしかないです。
だから好きな作品はなるべく原作まで手を出してちまちま読んでいる。『千個の青』も原作を買わないといけない。

良い翻訳の定義というのもよくわからない。
読みやすい物が良いという時もあれば、原作の意図を汲んでいるのが良い時もあるし。
ぼちぼちいこか 』という絵本は、関西弁で意訳されていて日本でヒットしたしそれを汲んだ翻訳が別の国で出版されたらしいんだけど、原作自体は『What Can a Hippopotamus be?』で全然方言とかも入ってなくて枠組みは間違ってないけど意訳に意訳を重ねられており売上的にもそこまでヒットしていない。
みたいな話を聞くと翻訳行為って何!?ってなる。(ソースが出てこないから別の国で翻訳されたというのは嘘かも

#hon
千個の青 』読了!

Twitterで知らない人がお勧めしているのを見て買った記憶。
少し不思議くらいのSF世界で人間関係と言葉でやり取りすることと貴方に理解してほしいと思うことをやってくれるお話。

以下感想

読めて良かったし、電子書籍で買っていたけど手元に置いておきたくて紙で買いなおした。
あなたと私は理解し合えないけれど、それでも人間は言葉を介さないとあなたの気持ちを想像することができない/しすぎてしまうから、例え傷ついてもあなたのことを理解したいし理解してほしいと思う。それでも言葉にしなくても伝わることもある。
そういうのを淡々とした言葉で静かにずっと語ってくれるので私はとても好き。

■翻訳について
私は翻訳本があんまり得意ではない(読みやすいと感じられる翻訳本をあんまり読んだことがない)んだけど、今作はなんか読みやすかった。
二人称の距離感が揺れているか?と思うところは合ったけど、基本的には遠くの距離から揺れている感じなのでそこまで気にしなくてよかったかも。
マーダーボット・ダイアリー 』も問題なかったんだけど、それはロボットが淡々としゃべる感じと翻訳文の冷たい感じが合っているように感じるからなのかな~とおもったんだけど、本作もそれが適用されている気がする。滅茶苦茶主観的だ……。
あと個人的に韓国語の翻訳本はそこまで読みにくさを感じない傾向にあるんだけど、ただの思い込みなのか相性なのかどうなんだろう。

■語り
コリーの語りが良い。
マーダーボット・ダイアリー 』の時にも感じたけど、自分は人間とは異なる(人間感情に憧れない)ロボットの語りがとても心地いい。
コリーは自分の語りで衝動の話をするけど、徹底して感情はないと言うし、それでも感情のようなものを感じると語るという塩梅が好き。感情に名前を与えないがそこに感情の動きを認めるという距離感私好みだ~。
あと作中で何度も何度も感情は完全に言葉にすることはできないし、本人でさえ完全に把握することが出来ないということを言ってくれるのが良かった。私が好きな価値観だからね!
ロボットだからコリーの気持ちは分からないよね、それでも彼を人間のように扱うことは両立できるしそれをコリーは嬉しく思うという話をやってくれつつ、トゥディの一人称は絶対に取らない構成とても好きだ。
ロボットでない人間同士だって気持ちはわからないよというのも勿論ベースにある……。
コリーが喜んでいると証明できるものはなにもないが、ヨンジェはコリーの言葉を信じた。コリーは、自分を生きていると表現してくれたことを心から喜んでいるようだった。チョン ソンラン. 千個の青 (p.263). 早川書房. Kindle 版.
あんまり本の好きな台詞とかをメモしたりしないんだけど、この本には線を何回か引いている。
また読み直して感想追記したいな。

ここまで

感想

映画を倍速で見る文化について、問題視する人がいるのって面白いな~と思う。

これに怒る人がいる理由として、「そのように消費される予定ではない物を情報を取得するために想定外の消費の仕方をしているから」というのを見ました。
その際には、物語の想定されている「本当の楽しみ」があるという前提があって、倍速はそれに背く消費の仕方だからという論法なのかなと思います。
「本当の楽しみ」に向き合う際にどこまで「本当じゃない楽しみ方」を許容していいかというラインがそれぞれの人の中にあって、倍速映画が要求ラインを下回った人がそれに怒っているのかなと仮定してみます。
その際、私個人は「倍速映画」と「作業しながらアニメ・映画を見る」と「同時視聴」って想定されている消費方法じゃないライン全部同じくらいなんだけど、後者2つはそんなにやり玉に挙げられるのを見たことがないのも、ラインの違いなんだろうな~と思って面白い。
私自身は映画館で観たいし、配信もあんまり見ないのでラインとしては面倒くさい方なんだと思う。
私は映画よりも「ゲーム実況を見た」人が「そのゲーム好き!」ってプレイした人と同じ体で話しかけてきたら「そのゲームの実況を見るのが好き!」と言ってくれ……!と思っちゃうしな……。
そう考えると私は映画よりもゲームの方が要求ラインが厳しいらしい。たぶんゲームには「プレイヤーの体験が紐づくこと」が必須だと思っているからだな。
まぁ他人の物の消費の仕方に口を出す権利はないので、自分と他人は別の人間だということはちゃんと覚えておきたいね~。

なんでこんな映画や小説を搔っ込んでいるんだろうと思うけど、これ完全に現実逃避ですね!!!!!!!!!

#hon
七回死んだ男 』読了!
特殊設定ミステリが読みたくて買っていたのを最近引っ張り出した。

以下ネタバレ感想

総括としては滅茶苦茶面白かったです!私は特殊設定ミステリが大好き!

同じ設定を何度もやり直すことで登場人物のいろいろな可能性を見るというのも好きだし、なぜ毎回同じことが起きるのか?というのも好き。
ループごとに新しい情報が手に入ったり毎回同じ部分を知ることで重要な情報が何かを知れる構造が好き。世界における対称実験ができるところ。
それをしやすい媒体がマルチエンドノベルゲームだと思っているから、私はゲームを作っているんだけど、小説でも出来るんだ!と思ってそこがまず大好き。
加えて、主人公の誤認トリックを挟んでくるのが憎い。情報をたくさん知っている人間が、それゆえに情報を取り落とした誤認トリック!
カッコいい―!
トリックは全然わからなかったんだけど、読んでいる時に違和感のある部分が根拠になっていて滅茶苦茶良かった。
友理さんもループしてるのかな~と思っていたけど、全然違ったね。
特殊設定ミステリはそもそも犯人が誰か?だけでなくてその特殊設定は正しいのか?とかその設定で何ができるのか?というフーダニットやワイダニットだけじゃない推理が主になる点で楽しく読めるよな。
一応特殊設定は何個か読んだけど、その中でも一番楽しく読めました。

倫理観的なヤバさはあったけど、それらが全部老人の暴走で片づけられる腕力すごいと思う。
文体も砕けているおかげか、そういうノリでもまぁ飲み込めるので空気づくりって大事だ……。
ここまで

感想

#hon
マカロンはマカロン 』読了!
『タルト・タタンの夢』と『ヴァン・ショーをあなたに』の続き。
シリーズ物。

以下ネタバレ感想
総括としては、なんか全体的に視線や手つきが合わないな~という感じだった。

シリーズを通して女性の権利とか立場の非対称性について気にしているシナリオなのかな~とは思っていたのに今まで言及していなかったが、『マカロンはマカロン』でかなりしっかり描いていたから今回は言及します……。
そういう話をするにしては、語り手の主人公やバランサーの志村さん、探偵の三舟さんの言葉選びがちょくちょく気になる。「女性らしい感性」とか「女性実業家」とかわざわざ女性であることについて言及する必要はあるんだろうかとか。
『マカロンはマカロン』でも、本人がいない状態でその人のことをトランスジェンダーと類推してしゃべるのとかもアウティングじゃねーかと思うし。まぁ語り手の主人公が聞かないといけない+ページ数の関係なんだろうなと思う。
シナリオ全体がバイアスを指摘する話っぽいなのに、語り手や世界観の方の言葉選びのバイアスに自覚的かどうかが私にはわかりかねて、安心して読めなかった。
バイアスのない語りなどないが、性的嗜好とかジェンダー観とかについて語る話の中でそこに関するネガティブなバイアスを私が感じて合わなかった~……。
語り手の高築くん、そろそろ信頼できない語り手属性を作中で明示してくれないと辛いぜ!
あと前回からずっとそうなんだけど、作中の悪意を持った側の人が大抵その場にいないので、以降の展開が丸投げされるからスッキリしないことに加えて、毎回悪意の感じがすごい嫌なんだよな!
この語り手というか世界観、人間のこと嫌いか!?ってなる。
勧善懲悪にしろという訳ではないが、そういう有様に対してこの作品はどういうスタンスを取るのかというのが明示されていないからかもしれない。
とりあえず私向けの作品ではなかったな~と言う感じです。あと料理ものに関しては安心して読みたいという私の個人的な願いがあるのかもしれない。
今手元にあるシリーズ全部読み終わったので良かったです。
ここまで

感想

一旦映画の感想は終わった!
あと本2冊!

#eiga
サウンド・オブ・ミュージック 』見た!
友人が面白いと言っていたので配信で見た。
タイトルだけ聞いたことあったけど内容全然知らなかった。

以下ネタバレ感想

総括としては音楽も好きだし、社会風刺も込めつつすっきりした終わりだったのでとても良かった。

■人間関係
登場人物が理性的でいい人達が多くて良かった。
それでいて全面的にいい人という訳では全然ないのが好き。
例えば娘の彼氏だった人の変貌とかまでやっているところや父親の元婚約者が「あなたのことは好きだけど一緒に居るのは難しい」と言葉で伝えて去るところとか。まぁ婚約者周りに関しては感情だけでなく経済的な戦略の話も入って来るので一概に言えないんだけど、でもそこにちゃんと感情と経済の話を挟んで複雑にしてくるところも良いよな。娘の恋人だって、むやみに悪役にしているわけではなくあの環境のせいでと言う風に受け取れる余白だってあるから、全体的に登場人物に対する視線が優しいと感じました。
子どもたちだって、親の気を引くために家庭教師虐めたりするしな……。
でもどのキャラクターも過剰に厭らしく描かれる部分が少なくて、素朴に受け取れるから良かった。
なんか昔の作品ってわかりやすいけどこてこての消費用エンタメ設定そんなに盛ってこないから素直に受け取れるんだよな。(私はこてこての消費用エンタメ設定は好きなんだけど、それと人情物は食い合わせが悪くなる時がある)
それか実際はそういうのがあるけど、時代の違いのせいで私がそのテンプレを知らずにただそのキャラとして受け取っちゃってるだけかもしれない。
まぁなんにせよ、私は受け取りやすくていい人たちだなと思いました。

■歌について
歌自体がちゃんと物語として必要な構造になっているので見やすかった。
感情を表現するだけではなく、子どもに実際に歌を教えているとか人前で発表するとかの建付けがあるので、突然歌い始めた!?みたいな奴がそんなに多くなかったような?
2022年の『ウエスト・サイド・ストーリー』がそんなに刺さらなかったので、これも難しいかと思っていたけど楽しく聞けた。歌からシナリオへの接続や建付けの仕方がこっちの方が私好みだったのかな~。
『ウエスト・サイド・ストーリー』は映画館で、『サウンド・オブ・ミュージック』は配信なので、前者は飽きても画面を見ないと行けず、後者は歌部分興味なくなったら作業すればいいので私の飽きの感情を直視しなくて済んだからという側面も十分にありそうだけどな。
私は配信映画は集中して見れない……。申し訳ない……。
それはそれとして作中の雷を聞きながらみんなで好きなものを数え上げる歌が滅茶苦茶好きでちょっと泣いちゃった。
私は好きな物をいっぱいいっぱい教えてくれる言葉が~大好き!作中にもっとそういう描写増やそうと思いました!

■シナリオについて
途中まで家庭教師と家族の交流の話かと思っていたら、途中からナチスドイツの話が表面にゴリゴリ出てきたからびっくりした。
音楽の力と戦争や差別の話はセットになるのをよく見るけど、サウンドオブミュージックもそういう話だったんだ……、私は無知。
でも音楽のおかげで悪役は改心して、家族は逃げ延びました!という話では全然ないところが好きだったよ。
ここまで

感想

にしても私は自分が恋愛ものの映画や物語が得意でないと思っていたんだけど、『エゴイスト』を見て私は本当はちゃんと恋愛描写が好きなんだよな~ということが分かって良かった。
私が苦手なの、かわい子ぶっている人や恋愛している人々を過剰な演出で「仲良しでしょ笑」とか「キラキラしてれば満足なんでしょ」みたいに提示してくる監督側の舐めを私が感じ取ることが多いため辛くなっているだけだな。
これは別に監督がそういう風に出して来た!って私が勝手に感じただけなので本当にそうかはわかんないです。ただの手癖かもしれないし。

可愛くあろうと過剰に振る舞っている人のこともバカップルのことも好きなんだからそりゃそうなんだよな~。
恋愛映画年間開いてよかった~。

#eiga
エゴイスト 』見た!
恋愛映画見よう年間なのと、鈴木亮平さんのインタビュー がTwitterで流れていたので見た。
あとこのレビュー が面白そうだった。

以下ネタバレ感想

総括としては、鈴木亮平さんの演技とカメラの切り取り方の温度感が日常と地続きの映画で良かった。

■空気感
序盤の飲み会のシーンの時点で頭がちゃんと映画内世界に接続されたのですごい。
あんまり演技とかの観点で作品を見ることがないんだけど、あまりにも空気感が統一されていて入り込みやすかった。
私は飲み会とか好きじゃないからああいう雰囲気や空気になるのかはよくわからないけど、みんなが地に足着けて喋っている!と感じられた。すごい。
途中の熱唱シーンとか、多分ほかの映画で入っていたら私にとっては一回集中力切れるタイプの差し込みなはずなのにちゃんと画面見続けているのどうしてか未だに自分でも理解できていない。
直接言及はしないけど露骨な財政状況の差を出してくるところも容赦なくて好き。
龍太郎君の雰囲気に関してはあまりにも可愛かったので、ミステリーを見過ぎ人間は「これ絶対騙されてる奴だよ……」って思い続けていました。私の物の見方が悲しいだけです。
セックスのシーンもタチネコの入れ替わりが描写されたりイチャイチャしているシーンをハンドカメラっぽくずっと映して来たところがとても好きだな。
そういう濡れ場のシーンがただの恋の成就の舞台装置的演出ではなく、彼らの生活の延長として受け取れるのが好きだった。
ずっと世界が地続きだったな。素敵な作品だ。
主人公と龍太郎の母親の会話がとても好き。
「愛は何かわかりません」「あなたは分からなくていいの。受け取った私たちが愛だと思えたなら」(うろ覚え)
アラビアンナイト』で愛っていったい……?と思っていたところに滅茶苦茶好きな定義づけが来たので唇噛みしめちゃった。
愛、相互であることは素晴らしいが、それはそれとして受け取り手が愛だと思ってくれないと愛であることは難しいと思うし、関係のない第三者が二人の間の感情の何が愛と呼ぶかみたいな話をするのって難しいよな~と思っている節があるので、この定義が大変私は好き。
まぁこれ定義と言うより愛を渡す人受け取る人がそれぞれ定義を決められて、それは他人によって上書かれたり奪われたりされる物ではないよという宣言でしかないんだけど。
主人公の行動はエゴなのかもしれないけど(作中でも主人公はこれを何度も「これは僕のわがままなので」と言う)、それは受け取り手によっていかようにも形を変えるし、それでいいんだよな。

■お話について
物語としてのエンタメ的な起伏は少なめ。
でもこれはあくまで日常と地続きの物語だと私は受け取ったのでそれでいいし、龍太郎の死を過剰にエンタメとして演出されると自伝的小説が原作というのも踏まえてかなりえぐみが出てしまうのでこうで良かったと思う。
あくまで主人公の視点に寄り添って、たまに龍太郎の背景も交えながら主人公の人間関係を覗くという形。
会話の中で「結婚ができないから婚姻届けを書いて飾る人の話」や「日本の制度のせいで龍太郎と婚姻届けを出せないため戸籍上家族と担保できない」→「龍太郎とその家族への援助に歪な文脈を持たせる視線が発生する」「自分は家族だと自信をもって言えない」や「親に自分の恋人として紹介するのにうしろめたさを感じさせられる/認められても謝罪をしないといけないと感じる」や「男は女と付き合って結婚して子どもを産むという常識や感覚があるので、会話のスタートが『彼女はいる?』となる」という日本の現状があってずっと嫌だ~~~~~~となっていた。
未だに婚姻制度程度で何をもめているのか理解ができないなぁ!
経済格差によって取れる選択肢が狭くなり、そのせいで余計格差は広がるという話もあって、主人公が経済的に力を持っているから何とかなっていた側面もあったよな~。
主人公もちゃんと経済的に無理をしているという描写もあったけど、それでもあの大きさのマンションに住めて毎月10万近く工面してもその生活を手放さなくて済む程度の経済力だもんな……。
社会とは……。生活とは……。
何にせよとてもいい映画でした。
ここまで

感想

#hon
ヴァン・ショーをあなたに 』読了!
『タルト・タタンの夢』の続き。
以下ネタバレ感想

総括としては、不誠実がテーマなのかわからないが全体的にえぐみのある話が割と軽いエンタメとして提示され続ける+フォローがあまりされないのであんまり私向けではなかったです。

料理描写は前作はおいしそうだったけど、今回は基本その料理や受け手に不誠実さがあったりするのであんまり刺さらず。
ちゃんと美味しそうな料理描写は表題の『ヴァン・ショーをあなたに』くらい?
別にスッキリしない話が嫌いなわけじゃないけど、それをちゃんとスッキリしない話です!と提示してもらわないとどう受け取ればいいのかわかりかねる。

一発目に『錆びないスキレット』猫が事故で死ぬ+それを家族に言わない+原因をそのままにする話を軽く釘刺しで入れられてウギー――からスタート!
ついでに野良猫にエサをやってはなったままの三舟さんに釘は刺されるが、その後の斡旋先がこのざまなのでなんかもう嫌ッ!
逆セーブザキャット!
『憂さばらしのピストゥ』は明らかな悪役が出てくるけど、そもそも語り手が割とその人と感性が近い語りをするくせにそれに釘を刺さないのが滅茶苦茶気になる。もともとこの語り手、女性男性をひとくくりにして語って来ることが多いので割と苦手なんだけど、悪役と一緒の言動をしたらさすがにフォローを入れてほしい。
『ブーランジュリーのメロンパン』はむやみやたらに他パンを下げる人が出てくるし『マドモワゼル・ブイヤベースにご用心』は作中でもろ不誠実という単語が出てくるのでそのまんまだし、『氷姫』は語り手の男も氷姫もやってること滅茶苦茶だしそれを愛で丸め込んで提示してきたっぽいのが不誠実じゃねぇか!と思うし『天空の泉』もなんか愛で丸めて出してくるし『ヴァン・ショーをあなたに』はワインを植物に掛けるな!
みたいな本筋じゃないけど中途半端に本筋に掠る部分が気になるというのが全作品にあり、読むの辛かったな。
こじつけじゃねぇかみたいな奴もあるんだけど、こうも連続で嫌な感じの話で構成されるとそういう視線になるんだよ!
それも全部愛と表現するには自分本位すぎない!?って奴が多くてあんまり好きじゃない奴だし!
それが人間っぽさだよね~というには愛でまとめる力業を見せてくるから、もう人間だね~でまとめてくれた方がまだよかった。
短い話だからこそ、えぐみが浮いちゃって気になって流れるというのを続けてしまった感じがある。
多分それぞれの話がもっと分散していたらそんなに気にならないか、多方面で見せる構成なんだな~ってなるんだけど、一冊全部不誠実料理か不誠実受け手の話にされると辛い!
まぁこの本についてはネガポジのバランスが合わなかったな~という読後感でした。
あと1冊残っているんだけどどうなるんだ!
ここまで

感想

他の奴も感想書きたいんだけど、今回ほとんどの作品が情報量多めかつ重めなので無理だな。
一応下書きは残しておくけど、加筆しながら上げよう……。

#eiga
アラビアンナイト 三千年の願い 』見た!
物語と願いの話っぽかったので見た。

以下ネタバレ感想

総括としては前半部分の人間は物語ることで世界を認知できる・願いや欲望はその人の本質を表しそれはまた愛にもなるという要所要所はなんとなく受け取れたけど、全体像が今の状態だといまいちわかりかねている……。

■物語る構造
実際の歴史や神話と異なる物語をジンが語り、それを受けとった主人公は物語そのものであるジンを愛するという、物語を愛すること物語によって救われることを肯定する映画として受け取ったんだけど、ちゃんとしたライン取りができていない!未だに自分の感想がわからなさ過ぎてニヤニヤしながら書いている!
物語によって救われてきた人間は、科学の発達によって自分の心を助ける物語から離れているように見えているが、実際は科学の中にも物語を見出しているし、また物語だって科学によって構成されている側面もあるという部分もなんとなく……。
あと主人公が眼鏡を掛けるのが世界の細部を拾うこと(理性で世の中を捕らえること)で外すことが世界をぼんやりと受け取ること(感情で世界を受け取ること)というギミックがあり、だから最後に彼女に眼鏡が増えるということをやっているっぽい?
加えて自分で自分を物語る・それを受け取ることで初めて自分の感情を知ることが出来るという話もやっているような気がするるる。
なんか上記のようなパッチワーク的な受け取り方をして全体像がわかっていない。
これは映画として分かりにくいから悪いという話や評価ではなく、私が自分の感想がわからないだけです。
これ一週間くらいおいて考えないとよくわかんない気がする。

なんでここまで分かりかねているのかを考えているけど、この映画では物語を受け取るということと愛することを並列して語っているんだけど、私は愛という単語が出てくると、自分の中の採択できる文脈が多すぎるためそのうちのどれを取ればいいのかわかんなくなって、作中でかなり明確に愛の定義をやってくれないと思考が鈍るからなんだよな。
この映画の主軸、愛な上に「愛とは理性によって制御できない物」(理性を取り除いたロジックで受け取れない物である!)というのは定義されてしまったので、私はそれをされるとどう考えればいいのかわからなくなる。
「愛とは与えるものであり、求めるものではない」
いやかなり明確に定義されている気がするんだけど……。
そもそも愛をロジックで語ろうとすることが誤りと言われたらそうなんですけど。でも一回物語として再構成されているのに!?!?!??!
ううう愛っていったいなんなんだ……。
後日なんか思いついたら感想②が追加されるかもしれない。
ここまで

感想

うぉぉぉ今日感想書き切れるかな。とりあえず忘れないうちにメモしておこう。
あと私は映画見た1週間後とかに感想変わってたり情報増えて新しく考えが増えたりするのでまたそういうメモもしたいね~。

#hon
『タルト・タタンの夢』 読了!

Twitterでおすすめされたのを見て買ったのかな?
覚えていない。なんかkindleに入っていた。
料理とミステリの短編集。

以下ネタバレ感想


総括としては食にまつわるお話が好きなのと文体も軽かったのでサクサク読めました。登場人物も漫画的なので読んでて楽しいね。

ミステリとしては、食材の特徴や歴史などを知っているかどうかなので推理をするタイプではないです。特定のジャンルに絞ったミステリーはそうなりやすい気がする。それに短編だから知識一個知っていれば完答できるシンプルな謎が多い。
登場人物が漫画的なので、どうしてその事件が起こったのか?という動機の方にフォーカスして読む方が楽しく読めると思いました。
料理は相手にどう受け取ってもらうのかが重要だったりするし、全体的にそういう謎が多かった気がするな。
志村さんが可愛かったので「ガレット・デ・ロワの秘密」が一番好き。

食べ物の描写が美味しそうなので、そういうのを読んでいるだけで私は十分満足だったので楽しかった。
軽い読書とか息抜きに丁度良い作品でした。
ここまで

感想

#hon
『僕は令和で棋士になる 江戸前期に夭折した少年棋士が令和へタイムスリップ』 読了!

将棋題材小説シリーズ。
Amazonのアンリミデッドに入っていたので読みました。
将棋ものでラノベみたいな長いタイトルなの初めてみたかも。

以下ネタバレ感想

令和で棋士にならないんかいッッッ!!!!
総括としては江戸と現代の差を出しているので棋譜を並べるのは楽しかったです。SF要素は棋譜のためのギミックだったので期待するには肩透かしという感じ。

■棋譜について
最初に出てくるのが雁木でテンション上がっちゃった。
江戸時代からある+当時と型が少し違う+ちょっと前に流行ったので採用されていることに違和感が少ないというので雁木だったんだろうな~。
私は5三銀型しか指さないので、むしろ印達さんの気持ちに近かったけども。
ほとんどの対局が全部書いてあったので、並べるのが楽しい。
マイナビの方で買うと棋譜データ貰えるらしい。
本編では棋譜解説とほぼ同じ書き方なので、これ将棋知らん人からするとショートカットするページになるんだろうな~と思いました。
あと私は該当ページの棋譜を読み切ってから並べるので、毎回ざっと流し読んだら印達の勝ちがさらっと確定して笑いました。
特に最後の決勝戦くらいは、最終手5手前くらいまで図式で描いて、最後の5手は文章で書いた方がお互いにテンションぶちあがらないか!?
棋譜途中図まで全部描いてからその後に解説が付く形式だと、感想戦と似た感じになって印達に同調して読めないんだよ~。
そういう描き方に関しては漫画の方に部があるのかな~。でも絶対小説でもできるよな~。

■将棋じゃない部分
SF部分の解説フェーズいる!?!??!?!いや現代に来るきっかけの部分だからいるんだけど、それにしては長いし軽い。
なんの根拠もないSF小説好きたちが好き勝手言ったのを、何の根拠もなくこっちがいい!で採択していくので、「まぁじゃあもうそれでいいんじゃない……」となった。
本当かどうかはわからないけど、それの方があなたのことを忘れなくて済むのだからそうであってくれと願う様と恋愛を絡めている部分なのかもしれない。私はそういう機微がわからない。
途中の入院時のSF解説フェーズのタッチが軽いので、真面目に読む必要があるのかないのかわからず、結局何がきっかけて戻ったのかもわかっていないので本当にいる!?!?!?
なんとなく後味としてはバタフライエフェクトの最後みたいにしたかったんだろうなとは思う。
SF部分も恋愛部分も人間関係部分もかるいタッチで進んでいくので、人によっては読みやすいといえば読みやすいと思うが、私は情報量が少なくて読み応えがないと受け取っちゃったな。
コロナの話を絡めてくるのかと思ったらそうでもないし。これは年代を合わせて没入感高めるためなのかな。
結核の話をすることで、今も昔も病気の危機は同じようにあるけれど、将棋のように医療も進歩しているよ!という話なのか?わからない。
色んな将棋じゃないフックを作ろうとしたのかと思うけど、フックにしては私は邪魔だなと思ったので私向けではなかった。
かといって将棋知らない人が読むには棋譜部分が多すぎるので、なんかもうどっちかに振り切ればよかったのではとは思う。

そんな感じなので将棋が好きな人は棋譜部分はオススメするけど、シナリオ部分では将棋好きにもそうじゃない人にもおすすめはしないくらいだった。

ここまで

感想


これ、私だと趣味が合うとか合わないとかよりも、
趣味が合う合わないについて言及しない・相手の意見は相手の意見自分の意見は自分の意見としてくれる人との方が合うんだよな。
言及してもいいけど、それは感想であって利点として言及してこないというか。
倫理観全然違っても、こちらに押し付けてきたりそれが当然という思想さえなければ楽しく話聞けるしな。
実際に付き合いが長い人って、趣味の傾向合わないし映画の感想も違うし許せる許せないのラインも全然違うけど、そういう感想を「へ~」って聞いてくれる人ばっかりな気がする。
趣味が合うことをフックに話をされると、なんかコンテンツを人間関係のツールにしてるっぽく感じて好きじゃないのかもしれない。コンテンツ・作品と私の一対一の関係に別な物を混ぜたくない。
インターネット向いてない人間すぎ。
他人の意見の付き合い方の気が合う人というのが正しいかもしれないね。

そういう考えがあるので、二次創作はあくまでFAくらいの塩梅にしたいし、やるとしても既存キャラクターの一人称は取らないようにしているし、こう考えていたと断定する表現は用いないようにしているし、こんなこと考えるならもう1次創作してましょうよ!!!!ということでいまここにいます。

ただそれはそれとして尊厳があるようにあつかうので、彼らの人間関係をこちらが邪推したりこう考えていたに違いないと決めつけたり勝手にこうあって欲しいと願ったりしたそれを好き勝手脚色して表に公開する行為のことをグロ~と思いながらやっているよ。
まぁ自覚があれば何やってもいいと思っている訳でもないので、自分のなかにラインを引くようにもしているよ。
もはや自分を納得させるためのルールでしかないね。

私は非実在存在のこと、ある程度の尊厳があるように扱うという縛りを設けながら創作をしているんだけど、これはベースに彼らに尊厳はないし駒でしかないという思想が元にあるからなんだよな。
キャラクターや物に意志がないから救われている人もいる。

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