不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

#game
#daigyakuten
大逆転裁判3話終わったので感想

■総括
陪審員制度だ―――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!それも裁判が終わってから話し合う本来の陪審員制度ではなくライブ感を重視した話を聞き切らないで周りの反応を見ながら投票するタイプに変更されているおかげで衆愚さが強調されていてエンタメ重視だ――――!!!!!となって面白かった。証言コール最悪過ぎて衆愚!衆愚!
でも大逆転で陪審員制度が採用されているのは嬉しいな~逆転裁判4の最後にちょっとだけプレイヤーが参加した時に「嬉しいけどもっとがっつり入ってたら嬉しいな~!」と思ったので。というかたぶん4でがっつり採用できなかったのは現実の裁判員制度に合わせたからなんだろうなというのに今気づきました。
2話は蘇るの2話のダイイングメッセージの捏造が一緒だったけど、3話は証拠品の捏造っていう逆転裁判だとたびたび出てくる問題提起をやっているので、本当に逆転裁判シリーズの総括をやるんだろうな~という題材が出てきていて楽しい。
というかどの事件も後日回収されるんだろうなが多すぎて、大逆転裁判1は問題提起フェーズなんだろうな。問題提起から解答編を出すのに2年近くかかるの面白いな。

■トリック
何もわからないで終わったので終わりです。血痕があったかどうかも椅子の下に掃除用具があったかも覚えておりません!
証拠品に馬車を入れることで裁判パートだけなのに捜査ができる!というのは良いね~。馬車にナルホドくんの英語名のフェニックスなんちゃらがついててかわいかった。
被告人が有罪である場合、弁護士の仕事は被告人を無罪にすることか?真実を解明することか?という逆転裁判2「さらば、逆転」の語りなおしをしており良い。
今回は龍之介君が亜双義の遺志を継いで弁護士になろう!と決める物語なので弁護士とは何か?の確認がちゃんとできるのが良いよね。なるほどくんは弁護士になることは目的ではなく手段であり、御剣検事と会話して御剣検事の身に何があったのかという真実を知ることが目的という異常例外存在だからそこら辺の葛藤が割とショートカットされている人間だったから………………。なるほどくんにとって重要なのって(ちょっと悩むことはあっても)真実を解明することというのはずっと一定だからな……。
特に今回は陪審員制度が採用されて、裁判が「何があったのか?を明らかにする場」ではなく「勝ち負け・感情の良し悪しで二分化されている場」なのでより切迫感があって良い。

■システム
陪審員制度可愛い~~~!!!!!!!!!「みなさんは弁護士の言葉を一切聞きません!」衆愚がよ!!!!!!!!!!!!!!!
裁判全部聞き終わってから投票しろとか難しい言葉を使って説明した気になっている奴に何も食らわせられないところとかは滅茶苦茶イライラするけどこれは私が狭量だからです♡何にせよみんないっぱい並んでいて可愛い。
でも陪審員が説得の結果「本当は何があったのか知りたい!」に転ぶところを見るとなんか感動するので私はライターの手のひらコロコロしています。
今回は証言台にもいっぱい人が並ぶし、陪審員も6人並ぶので大衆というのはキーワードになるんだろうな~と思いました。システムとシナリオが一致しているのは素敵だ~。

証言台にいろんな人が立つ奴は、他の人が発言している最中の反応はかなりわかりやすくアイコン表示されるので驚いた。
わかりやすいのは最初の裁判だけだと思っていたけどずっとアイコン表示してくれるのかな?
逆転裁判4の最後の方の裁判の嘘を吐いたときの癖を見抜く奴は難しくて全然進めなかった記憶があるので、反応を見るタイプの奴が分かりやすいのはありがたいけど少し寂しくもある。
でもさすがに4人の反応毎回見るのは面倒だから今のシステムがいいな!

■キャラクター
死神の人来た!この人はパッケージにいたので知っている。バロックさん、覚えました。
3Dモーションは検事側みんなかわいいね~。ワイングラス破壊にもいろんな種類がある。掃除する人大変そう。謝れば何をしてもいいのか。
証拠品見ている時に「バロック検事が言及してこないなんて不思議だ……」って台詞を見て「検事は大抵こっちに不利益のある情報を後出ししてくるものだからな~」って思ってたらマジで知らなかったのでびっくりした。悪質な検事に慣れ過ぎている。
バロックさんが逆転検事時点の御剣検事みたいな感じのいい人なんだろうなというのはなんとなく伝わったけど、それ以外の人となりはよくわからないからこれ以降に期待だ~。楽しみ。
レストレイド姓の子が出て来たけどどういう立ち位置なんだ?グレグスン刑事のことは何も覚えていないんだけどこの人本当に緋色の研究と恐怖の谷に出ていましたっけ……覚えてない……。
今回ホソナガ刑事いないんだ……!?もう出てこない……?

ここまで

感想

映画の感想と本の感想が3冊溜まっている~いや~そして大逆転裁判も進んでいる~

#game
#daigyakuten
大逆転裁判2話終わったので感想
終わらせたの4日くらい前なんだけど、感想書かないと忘れるのでやっぱり終わった瞬間に書く必要があることが分かった。

■総括
前の感想で逆転裁判はあんまりミステリーのフォーマット取ってないって言ってたけど、今回は裁判がないせいかとてもミステリーだ!
私は原作のまだらの紐が原因でホームズシリーズを読むのをやめた人間なので、まだらの紐を滅茶苦茶ちょけながら密室殺人をやってくれたので超楽しかったです。
ホームズが出てきたけど結論は合っているが道筋がおかしいという、今までの私の逆転裁判のプレイングとかなり近い人が出てきて笑った。ハッタリは常套手段です!

■トリック
マダラの紐で私が納得していなかった部分をスサトさんが全指摘してくれて私は満足しましたよ!!!!!!!!!!!!!!
ミステリー部分は調査パートの時点で大体推理できる感じになっていてびっくりした。
ちゃんと密室だ密室だ密室だ~~!
証拠ないところは犯人の人のピアスのところとか生物が猫のところくらいかな。あとは大体捜査していたら証拠は引っ張れる気がする。
推理パートはホームズの登場によって論理の整合性を合わせるフェーズが追加された。
テンポは悪くなるけど、ホームズと一緒に推理する龍之介君のモーションめちゃ可愛い。
裁判がないのもあってか犯人の自供とか豹変とかが軽いのは、自分たちの望んだ事実を見つけるのではなく本当に起きた事実を暴くのが大逆転裁判だよ!というのをやっているのか後半もう一回この事件についての言及があるのか楽しみだ。

■キャラクター
前回の感想で亜双義死ななくてびっくりしたとか言っていたけど死にましたね!まぁ亜双義がいたら龍之介君導き人が多すぎるから仕方ないのかな……。
でも龍之介君死体を直接が見ていないからまだ分かんないよ!!!!!!!!!!!!
スサトさんが大変亜双義に入れ込んでいるけど、どういう関係なんだろうね。いやどっちかというと龍之介くんの立ち直りの速度が異常なだけなんですけど。まぁ逆転裁判シリーズの語り手のことを私は一切信用していないため、何も言ってないだけで立ち直ったとは思っていないが。
ホソナガ刑事は加虐嗜好の人を喜ばせる存在なのかな……。ひたすらに喜んでしまったので本当に良くないんですが……。
なんであんなに一生懸命でかわいいんだろう…‥‥。ぼこぼこになって出てくる意味が分からなかった。
ホームズがついに登場したけど、頓智気推理かと思ったら変な言動なだけで見通しはできているキャラっぽいのが分かって面白かった。
顔が綺麗だね~。3Dになると目鼻立ちというかEラインが強調されるので顔が綺麗だというのが情報として分かりやすくなる。
ホームズさんが頓智気するけど、龍之介君も割とノリノリなのが面白い。

■次の章
また密室だ!!!!!!!!!!!!楽しみ!!!!!!!!!!!!!!ここまで

レストレード姓が証言者として出て来たけどこの人刑事か?
ホソナガ刑事いないなと思っていたけど、これ以降の刑事枠?でもさすがに刑事枠が買収されることはないだろうしな……

感想

このごちゃごちゃも何がヤバいって字面の話しかせずに発言者がどういう感情だったのかを一回全シカトしているところだよ。

前に小説の読み方がわからんと言っていた人に羅生門の空間論の読み方を一例として説明したことがあったんだけど、数年後くらいにその人にあって喋った時に「あの読み方ができる人とできない人がいて、できる人の方がすごい」みたいな感想を言われたり、別の人に「この物語を〇〇のように受け取れる私で良かった」と言われたりした時に全くピンとこなかったんだけど、私の中で何かしら面白い読みが発生してもすごいのは物語であって読み手ではないという感覚がベースだからなのだろうというのも分かって良かった。
物語は最初からそれらを見出せる可能性はずっと内包しており、こちらにそれを受け取れるだけの籠というか受け取り口がないだけで読み手は常時読み落としているという気持ち。
そう考えると「この物語を〇〇のように受け取れる私で良かった」という感想自体は一緒なんだろうけど、そこで評価軸が自分に行くのが不思議という感覚なのかな。でも私も本読んだ結果「私こういう部分に感じ入る事あるんだ!?」と驚くこともあるので、そんな変わらないのかも。
でもそういう物語を読める自分でありたいみたいな気持ちはあるのか……?なんか「そう読める自分でありたい」は別の人の解釈を読んだ末にその読み方を正としたい気持ちがないといけない+物語よりも読み方を先行している気がするから私向けじゃない気がするな!?私は物語を読んでいる時は私対物語が優先第一なので「こう読みたかった」(過去形)はあって「こう読みたい」(現在形)はないからそう考えるとやっぱり「この物語を〇〇のように受け取れる私で良かった」は字面だけだと私とは合わない感覚な気がするな。
まぁ発言者に対してこの発言の深堀してないので、私がごちゃごちゃ言っていた内容が頓珍漢な可能性が高いが。
「あの読み方ができる人とできない人がいて、できる人の方がすごい」に関しては、そういう読み方を勉強しているという観点であるならすごいすごくないの尺度に乗れないし、読めること自体がすごいすごいくないという話であるならばお前がそう思うんならそうなんだろうなではあるが、その枠組みに私を入れて語ろうもんなら全力で反論する気持ち。すごいのは物語であってその読み方によって人間のすごいすごくないの話をするのは私は乗りたくない。せいぜい物語をどう受け取れるかですごいすごくないを決めるのは好きじゃない。

キャラクターの心の機微に対する意識が低すぎて詩歌を読むように心がけよう!というのを始めたけど、蓄積がないことしかわからなくて面白かった。
それについて話していた友人と一緒に「雨ニモ負ケズ」を一緒に読もう!という突発会話をしたんだけど、私が始終「内容としては質素かつあるがままの日々を受け入れるが善性は捨てない人間になりたい素朴な感情を読む詩と言われているが、そもそも質素な欲望の内容であってもそれを何文にも重ねた場合それはあまり質素な欲望に私は受け取れず、また玄米1日に4合は多すぎないかということが気になって集中できない」という話を受けた友人の「それくらいの欲望を持った人間がそうなりたいと思っていることが良いんだよ」と言われてそうじゃん!?!??!?!?となって面白かったです。正しいかはわかんないけど、重要なのは私が「私ハナリタイ」ということは「私はそうはなっていない」という感情を完全に読み落としていたという事です。
言っていることおかしくない?ということにしか言及できないの面白いな
そもそも小学校の頃に読んだことがある詩を今まで音声としてしか認識していなかったっぽいことも分かって良かった。
こちらがどう受け取るかによって印象全然変わるので文章おもしれ~

twitterにログインができない!!!!!!!!!!!!!!!!!
TLが更新できないのは特に問題なかったのに、自分が呟けなくなると途端に苦しみ出すので私はTwitterのことを記憶移植ツールとして扱っている節がある。

#hon
科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで 』読んだ!

以下感想

■総括
天才と言われている人たちの発想の飛躍の仕方、意味わからなさ過ぎてかっこいい~~!となったし、アインシュタインが漫画キャラにいたら私の性癖?というくらいの宗教との殴り合いをしていて可愛かったです。なんだこの感想。

■概要
世間的に相容れないと考えられがちな宗教と科学者との関係について、物理学量子力学天文学の進歩を簡単にまとめながら、著名な科学者がそれぞれ宗教に対してどのような姿勢を持っていたのかを注釈していく新書。
地動説と天動説の対立の流れにおいて宗教がどのような立場を取っていたのか、その後「光」「世界の始まり」というキリスト教における重要なファクターがどのように科学で解釈・研究されていったのかを簡潔にまとめている。
要所要所に挟まれる科学者と宗教の関係に関しては、世間で有名な逸話や新聞や本人の著作などを引用しつつ、筆者の思想を交えながらわかりやすく紹介されている。
それはそれとして最終的にどの著名人も神との関係は切っても切れないよね!何にせよ心惹かれているよね!に着地させており恣意的だなと感じる部分はないことはない。

■感想
宗教をベースに科学の話をするというよりも、科学の歴史をベースに宗教と合わせて解説するという感じの本だった。
有名な逸話や新聞の記事について、あくまで創作だと言われているとかのフォローアップがしっかりしていて良かった。
ニュートンのりんごが落ちるのを見て万有引力を発見した話は知っているけど、そこから「どうして月は地球から離れないのか?」で遠心力と同じ理屈を思いつくの意味が分からないよな。そもそもなんの知識もない状態で「目に見えない力が働いてりんごが落ちるんだ!」となるのも意味が分からない。
真面目に考えるほど気持ち悪くなってくる。面白。今まで気にしないように生きていた世界、意味が分からなくてウケる。というようなことを読みながらずっと考えていた。紹介されている例の人たち、みんななぜそこのたどり着けるのか……?となる例ばかりで良い。
そういう基礎知識何にも身についていないので全員「なんか……聞いたことある……!」となるけど何も思いつかない。この前「進化論を発見したのは?」と聞かれてガリレオガリレイ!と元気に答えた人間です。
進化論以前の人は生活と政治ががっつり宗教と癒着していたからたびたび神について悩むのは分かるんだけど、進化論以降・近現代になっても著名な人が神について言及するのは面白い。まぁそういう人をこの著者が選んでいるのかもしれないけど。
とりあえず著者がいいたいことは最後の章のまとめに全部書いてあるのでそこを読めばOk!
アインシュタインで萌えたとこ。宗教に反発していたアインシュタインが「特殊相対性理論」によって時間の不平等性・光の速さはどんな時も一定などを証明することで聖書で唱えられていたものを軒並み否定することに成功したと思ったのに、「宇宙はビックバンにより生まれ膨張し続けている」という「神は「光あれ」と言われた。すると光があった」を髣髴とさせる事象の証明に特殊相殺性理論が使われたり、最終的に仇とした量子力学を論破しようと作った「箱の中の時計」問答も特殊相対性理論で反論されたりした構造があまりにも寝取られで良かったです。何を言っている?
ここまで

感想

itchのコレクション機能、似たような系統のゲームでまとめてくださるので『てんがいちかく』が入っているのと同じファイルにまとめられているゲームは「なんかそういうゲームなんだな!」というのが分かって面白い。

#game
#daigyakuten
『大逆転裁判』やっていなかったので最近やっている。
1章終わったので感想。

■総括
逆転裁判のどんどん新しい謎が与えられる形のテキストゲームはやっぱり頭が気持ちよくなれて楽しい!
龍之介さんも亜双義さんも大変好印象でテキスト読むのが楽しいね~。

■トリック
ノックスの十戒第4条未知の薬品だ~!
逆転裁判の普通のミステリと違うところは、「会話によって新事実を開示していくことが支点(捜査パートの時点で全貌の推理が不可能)」だから「会話によって提示できれどんなトリックでも採用できる」ところだよな~!
プレイヤーに対するフェアさを一切考慮しなくて良いミステリーは簡単に作れるけど、プレイヤーがフェアじゃないと感じにくいミステリーを作るのは大変難しいと考えており、逆転裁判の会話を中心に回るというフォーマット+会話が面白いし作中キャラクターが「そうはならんやろ!!!!!!!!11」を言ってくれるエンタメとしての面白さからアンフェアさを感じにくいという地盤ができているのが強すぎるよな~。
逆転裁判をミステリーと呼ぶのに憚られるのもまたそれが一因なんだけどね!!!!!!私は大好き♡❤♡ミステリーはエンタメ♡❤♡
英国がガンガン出てくるらしいので、せっかくなら密室(秘密の抜け穴が2つ以上ある)とか中国人(超能力を使う)とか出してほしい♡楽しみ♡
双子もやってほしいけど、それはちいちゃんあやめちゃんでやっているからもうないかな。関係ないけど私はちいちゃんが大好き♡

■キャラクター
全員性質が善良でかわいかった。逆転裁判のキャラクター、基本的に生きぎたないし誠実じゃないけど一生懸命生きているから大変好感を持てる。
龍之介君と亜双義がずっと良い。龍之介君に対する好感度がなぜか序盤から高いんだけどなんでだろう。自分の気持ちが分からない。
あんまり龍之介君がツッコミ気質じゃないのが新鮮なのかもしれない。亜双義に対してのツッコミはツッコミっていうよりジャレというかダルがらみっぽくて可愛い。亜双義の最後の居合に対して、何を言われるまでもなく速攻でしゃがんでツッコミを入れない辺り、慣れを感じる、可愛いね。
3Dの動きが一番可愛いのもあるかも。
亜双義は快男児なので好きです。丁寧な喋り方をするが龍之介君に対しては「~だぜ!」と口調が砕けるところも好き。
2人とも学力が高い設定なので提出された英語資料を読めるし、証言者が英語で喋った内容をホソナガ刑事が翻訳したのを受けて「彼の翻訳は信用してよさそうだ」と会話できる……!ラブですね!
そしてホソナガ刑事が特に好きだ~。この世界のこの時代の警察の捜査方法が終わっているため、現場保存という大義名分で現場ドロボーをするんだけど、その基本姿勢はあくまでこれから来るであろう成長した警察組織の未来に託すというスタンスなのがあくまで未来は明るいと信じる人間で好き。
それはそれとして押収した証拠品に血痕があったら怪しく思ってほしかったです。あとガラス瓶奪われるのもしっかりしてほしい。
被告人は多分最終章当たりに再登場してくると思っているので楽しみだ。この世界の司法が終わっていることの象徴なんだろうけど、逆転裁判の世界を知っているとまだまだ世界の終わりは続くんじゃ!という気持ちになるので不思議ですね!いえ、作品世界の中では相対的に良くなっているんだと思います!はい!
ホームズが出てくるのは知っていたけど、ワトソンが速攻で死んで笑いました。たぶん最後の章まで引っ張る事件になるのでワトソンくらいの大役じゃないといけないんだろうというのは予想しているが、それにしてもワトソンを殺すのは面白いよ。
あと勝手に亜双義は死ぬんだと思っていたので、あくまで海外留学に行くだけらしく良かった~と思いました。この後すごい死にそうな退場の仕方をしたが大丈夫だろうか。

■次の章
まだらの紐じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111
蛇!?!?!??!?もしかしてホームズネタいっぱいある!?!?!?!?
た、楽しみすぎる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここまで

感想

プライムデーなに買おうかな♪と思っていたら食洗器が壊れたので買った♪
プライムデー終わり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

英語版のてんがいちかくの実況プレイだ~

タイ語らしくリスニングが何もできないので動画書き起こしサービスかけてグーグル翻訳かけてみました。
コメントで由里タイガの見た目を褒めている人と由里タイガに厳しい人がいて嬉しい😊

■参考URL
YouTube動画の音声をGoogleドキュメントで自動的に文字起こしする方法
タイ語の文字起こし

ゴーストトリックやったおかげで恋する男の序盤がめためたダレる問題が解決しそうなので全編書き直しだ!!!!
もともと話し合いの順番がグダついてたので書き直す予定ではあったけども、テンポ感体に入った状態で出来るのは滅茶苦茶良い。

刑事さんたちと監察医の関係も好きなんだよな……

#game
ゴーストトリック 』やった!

以下ネタバレ感想

■総括
シナリオが素晴らしく良いし、キャラクターモーションも可愛い~んだこれが!DSの3Dモデルってこんなに可愛く動いてたっけ!?すごい可愛い。
それでもやっぱり随一はエンタメ作品としてのシナリオの出来だろうな~。滅茶苦茶勉強になる~と思いながら読んでいた。

■シナリオ
開始5分で「私は何者か?なぜ死んだのか?を明らかにする」というプレイヤーに最終目的を提示したうえで、章毎の小目標、序盤中盤終盤の中目標を段階的にキレイに回収していくお手本みたいな構成でちゃんと面白いというのが脚本の力……!
それでいて全キャラ躍動でどのキャラクターにも愛着が持てるようになっているのが剛腕だ。割とポップな絵柄だったり面白が強い見た目なのに、最後はみんなカッコよくて愛嬌あって人間臭くて好きだ~~となる。シセルのあの面白い見た目で今全力でシセルさんはカッコいいんだ……!ってなってますからね!?!?
キャラクター名もみんな死が関係するのに人名っぽいのが楽しい~。やっぱり頓智気ネームは最高だぜ!ジョード刑事が好き。
伏線がちゃんとしているから、リンネちゃんが最初の復活で自分以外の人の姿になっちゃったのを見た時にシセルの見た目は別の人なんだろうな~展開的にたぶん動物だろうな~と思っていたんだけど、それ分かった上で次どうなるのかな?が十分楽しかったので脚本力~~~~~!とずっとなっている。
いやだって序盤で肉体が別の人ということが分かった時点でたぶんその別の肉体の人の死んだ時間まで戻って自分の死を回避するんだろうなまで読めるのに、それでしっかりプレイヤーが楽しくシナリオに乗れるんだからも~~素晴らしいもんな~~~どんでん返しはあくまでブースターであって、基盤のシナリオの面白さあってこそ倍掛けになるということが分かる~~~うぎ~~~~それはそれとしてどんでん返しは入れれば入れるだけ良い。クネリのこと誰だろうと思っていたけど、ミサイルだとは思っていなかったよ。アホで元気でうるさい犬が好きなので、10年…………犬……。
あとこのゲームが死の4分前という、犯人やトリックを開示してスタートする物語だから出来る密室殺人事件が超絶に好き。最初見た時爆笑しちゃった。証拠も残らないという凶悪な仕掛けは、こういう答え合わせからスタートするゲームじゃないと許されない。
それでいてその密室が最初から最後までシナリオの中心部にあるというのが嬉しいよ~~~!

■ギミック
謎解き部分はタイミングゲーな部分もありつつ時間停止で進められるのでやりやすかった。キャラクターのモーションも全部カワイイのでトリツクフェーズ大好き。
ただ元がDSのゲームだからか点が密集しているところは若干の操作しにくさを感じたので発売当時にどうしてやっていなかったんだ……!とちょっと思いました。
途中でミサイルが加わるところは嬉しかったな~!新しいギミックが追加されるとテンションが上がるのは今も昔も同じ。
その反復でヨミエルが加わるシーンも熱いよ~~10年前のヨミエルが「体が勝手に動いてよかった」と言っているのも良い。
シセルでフォーカスするとできるアクションが表示されるので、そんなにヒントなくても次に行けるのが良いね~。
そういうシステムをさっと理解するジョード刑事を描写することで敏腕刑事であることをわからせる手法も良い。
あと結論逆引きだからどんな「そうはならんやろ……!」を「なっとるやろがい!!」で通せるのが気持ちいい。もともとコメディタッチなのでそこまでのツッコミも不要という意識合わせができるのもある。
それはそれとしてZLボタンのキャラクター一覧開くのになんであんなに時間かかるんだろう。私が最後までボタンの位置を覚えなかったせいで、定期的にZLを押してしまい3秒程度待たされるという事象が起こって若干ストレスだったぜ!

■キャラクター
キャラクターがそれぞれ全員自分の意志で動いていることが一貫していて大変良かったよ~~~~!
リンネさんがかなり最後までシセルのことを信じずに利害関係の一致で手を組んでいるところが好き。ちゃんと考えて生きている。
割とタイムリープもので過去を変えるというのは途中の言説によっては私は「言ってることとやってること違うのでは……?」となりがちなのですが、も~ゴーストトリックはキャラクターたちが今までの出会いを積み重ねて積み重ねて今新しい未来を獲得するという筋で一貫しているので良い。
みんな後悔していることがあって、それをどうにかできるのなら自分の一生や命をかけることが出来る人々。意志が強い。そういうのを踏まえて人生の再生がテーマなのかな~と思う。
ヨミエルが好きだ………………。ヨミエル、どうやって終盤好感度稼ぐのかな~たぶん最後に手伝ってくれるのと身を挺して何かから庇ってくれるのはあるだろうけどな~って思っていたらシセルとずっと一緒だったのはヨミエルだったんだ!はあまりにも強すぎる。Save the catだ……脚本のお手本だ……。その上フィアンセがいたという情報までくるのでもう無敵。あぎゃ―――……。
あとほとんど出番ないけど刑務所のトランプタワーやってる人が好き。あの人は何。
ここまで

感想

よくわかんないなりに翻訳をやった結果得た知見は、読むのが遅くともうまくなくとも一度は原作を読んだ方が良いということだな……。
翻訳者の解釈の入り方、凄まじいと思うもん。文化や国民性やターゲット層に合わせて滅茶苦茶調節入るもんこんなん!!!!
は~英語と中国語と韓国語が読むだけでいいのでできるようになりて~~~~。

恋する男をRen’Pyで作るとしたら勉強しないといけない物についてまとめておく


■TIPS
【R】簡易TIPS
→Tips~style使えば背景に画像も置けそう。

Tips menu
→古いらしいけど一応メモ
こっちはTips一覧かな?

■ヒストリーに追加
選択した選択肢をユーザーに表示せずに履歴に追加する

■喋っている時ポポポポポと鳴る
Wiki
sound for the text in the textbox?
Adding sound to text like a typewritter

■3D
Ren'Py引擎从入门到放弃(23)——3D渲染1
→DEMOを動かしてみたところ、ちゃんと3D空間をカメラで見回す挙動ができているな~~~~
すげ~。

ワイドの表示でカメラでパンする方法
同様

もしかしたら参考になるかもしれないpythonとOpenGLでの球体描画の動画


できるか知らないけどとりあえずメモするだけメモはしておく……ここまで

メモ


わーい新作!
一気に雰囲気を変えたと思わせておいて、今までの曲の歌詞をがっつり引用してくるの滅茶苦茶格好いい!
人間の肉声で淡々と読み上げた後に、ボイスロイドの明るい声音をぶつけるとボイスロイドの無機物感が強調される構成で、さらにその後荒げた肉声を一発ぶつけてくるのも格好いいな~~~。

てんがいちかく公開したので、サイト公開当時の背景色にした。見えにくくて笑いますわね。

久しぶりにロベルト=クロムウェルの声を聞きましたが、このかわい子ぶった胡散臭い声が可愛すぎる……♡❤♡❤
こういう高橋直純のキャラいないんだよな。
ロベルトが男のロマンって言い始めるの本当に好き♡可愛い♡

てんがいちかく英語版公開しました~やった~
結局Josei Jam2023 だけ参加して、Otome Jam2023 は参加見送りした。
理由としてはOtome JamのOtomeの定義に「Romance (You have to end up with one of the characters in some way)」が含まれていたからです。
結ばれないといけないので、てんがいちかくはアウトだな~と思った。プレイヤーがキャラクターと結ばれるの前提であのゲームをやった時あまりにも悲しいし……。
定義がない場合は私が「汝は乙女ゲーム!」と言ったらなんでもありなので、「乙女ゲームはキャラクターと結ばれる物」という前提の人とは前提が違いましたね!!!!!!で通すんですが、参加するイベント内でちゃんと定義がある場合は素直に「汝 is not OtomeGame!」で終わります。
ついでに私は乙女ゲームのことを「恋愛を主題とした、主人公が肉体か精神かそれ以外に女性としての認識を持つゲーム」くらいに思っているし、主人公がプレイアブルかどうかは問わないという緩い定義づけでやっています。ついでに「女性」の定義は主人公の自己認識に依るのでゲームによって異なります。振り落とされるなよ!!!!!!!1

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きになるきメモ
八剱伝
相手固定男女カプのゲーム
好きそうなキャラはパッと見いなさそうだけど、いまこれを出す気概を買いたい。

#hon
奇巌城 』読んだ!
密室ミステリーシリーズ②

以下ネタバレ感想

■総括
乱歩後期味~!!!!!!!!!1
私は乱歩後期のエンタメ重視のどたばた冒険活劇がそんなに好きではないんですが(好きでないというより前期が大好きなので相対的に後期の評価が低い)、乱歩ってマジで海外のミステリーの流れそのまま汲んでるんだね!?となって面白かったです。
でも冒険活劇ものにしては比較的ミステリー味がして良かったです。

■密室
密室としては、隠し部屋がないことは証明できないが長期間人の出入りがなかった=2週間以上飲まず食わずにいられる人間はいないのでこの部屋の中に人がいるわけがないという密室の成立のさせ方なのかな?
共犯者がいた!は割と最初に除外される可能性だけど、今回はルパンとの知り合いは誰もいないはずという前提が心理トリックになっているのかな。

■ガイドブック
上の予想と大体同じで、ルパンが初対面にも関わらず登場人物を懐柔したというところが密室の鍵になっているという解説だった。
そのような事態は本来ならありえないが、ルパンというキャラクター性でそれを可能にしている点が密室の土台を揺るがす部分らしい。
新本格ばっかり読んでいるのでそれがありえないという前提に「へ~」という気持ちです。新本格は登場人物舞台装置になりがちなので、初対面で全面協力も全然ありだからな。私は新本格の舞台装置的登場人物読み味もとても好き♡
多分古典ミステリーの中でそれをやったということが前提条件の共有の観点で土台を揺るがすという話になるのかな。

■怪盗夜想
私の大好きな怪盗夜想曲というアプリゲームにもルパンが出てくるんですが、そのルパンが2回くらい「死んだと思ったら生きていた」ネタをやってくるんですが滅茶苦茶原作踏襲しているんだな……ということが分かって良かった。愛してるよ……。ついでに怪盗夜想の死んだと思ったら生きていたはびっくり要素だけでなくちゃんと入れ替わりトリックや双子ネタを絡めてくるのですごい良いです。
ガニマールもエルロックも出てきてウキウキしていたけどマジ物の噛ませ犬になっていて笑っちゃった。百歩譲ってガニマールは自創作のキャラだからいいけど、エルロックはダメじゃないですか!?!?
それはそれとしてルパンもホームズも真面目に読んできてなかったから、いつか真剣に取り組まなきゃな……。
ここまで

感想

いや……ドラマCD系は感想を公開する気はなかったんだけどちょっとだけ感想を残したくて……。
年齢制限ありのドラマCD感想

謎解きはえっちの後で~桃色の脳細胞と湯煙殺人事件~ 』聞いた。

Q.なぜ買ったの?
A.探偵と助手だったので……。助手可愛かったです。

トリック部分は普通というか普通未満。
でも重要なのは「桃色の脳細胞」という一発ネタから思いのほかちゃんと解説パートがとられていることなんですよ。私はそういう真面目さが好きだよ……!!!!
笑いを取るでもなくマジの犯人の自供を1パートまるまる使っている。なぜ。
さらにそれが最後に来るので、視聴後感が不可解。訳が分からない。
でも嫌いじゃない……。

それはそれとしてホテルの公共の場所で……!という気持ちになるので面白い。
ここまで

感想


根暗卑屈のもそもそ喋る可愛い系かな~?って思ってたら、初っ端から煙草番号で注文するタイプの嫌な客で笑った。
声音が優しいので脳みそが混乱する。
か、かわいい……とてもかわいいね……。

#eiga
岸部露伴、ルーヴルへ行く
ドラマ版は放送していた奴は全部見た。
ジョジョシリーズは原作の1部を読んだのと3部の古いアニメを軽く知っているくらい。
岸部露伴は4部に出てくるらしいことしか知らない。

以下ネタバレ

■総括
映画版としてボリュームアップしているんだけど、その方向性が私とあっていないゆえにかなりnot for me映画になってしまった感がある……。
これに関しては映画に求めるものが違うのと、ターゲット層から私が大きくずれているのが原因だと思われました。

■雑感
すいません滅茶苦茶眠かった……。
原因としては以下が考えられます。
①シナリオの主体が岸部露伴の過去回想
②情景を撮影する遠回しのカメラワークが多い
③無言の空間が多い
④全体的に暗い画面が多い

これらがnot for meになる原因としては、私の以下の性質が関係していると考えられます。
・岸部露伴をほとんど知らないので、過去回想に興味が持てない(小説や漫画における過去回想回が好きではない
・シナリオ展開が早い・事象や行為の描写を好む(左記の内容が充実している部分に加筆する形の情景描写は好む
・暗い画面が続くと視認性が悪くなり、画面から拾える情報が減るため集中力が途切れる

①シナリオの主体が岸部露伴の過去回想
これ岸部露伴が好きな人は楽しかったんだと思う!
私は岸部露伴のことなんも知らないから、岸部露伴の壮絶な過去!と言われても知らん……となる。でもあるキャラクターが語る過去の出来事みたいな形の漫画や映画は見れるので、なんなんだろうね。
それに過去の描写がしっとりゆったりじっとりしたひと夏の出会いみたいな奴をずっと見ることになるので……わからない……。
私岸部露伴のことドラマ版でしか知らないしついでに言うと1年目と2年目は好きだったが3年目の巻き込まれる側?としての性質が強くなった話がそんなに刺さらなかった側でした!
なんですがこの映画3年目っぽさが滅茶苦茶強い!
1年目と2年目の自分から事件に突っ込んでいって滅茶苦茶にしていく奴だと力関係が怪異≦岸部露伴だと思っていたけど、3年目は怪異>岸部露伴(抜け穴を見つければ打開可能)くらいという体感。
というか最初に岸部露伴が出てきた時点で「この演技、岸部露伴というよりいつもの高橋一生がよく振られる奴じゃね……?」ってなっていたんだけどそんなことない!?!??
ぱっと見へらへらしている/冷たいが実際付き合ってみるとこちらに内面全然提示してこない癖にそれなりの激情を抱えているいつもの高橋一生の奴じゃないですか?って思ったら最後直虎の時の高橋一生が出てきて笑った。
過去のお姉さんのことを思い出してアンニュイになっている岸部露伴はあまりにも高橋一生がよく振られるキャラクターになるんだなぁとおもいました。

②情景を撮影する遠回しのカメラワークが多い
③無言の空間が多い
もともと岸部露伴はこじゃれたカメラワークやたっぷりとして間の取り方が世にも奇妙な物語っぽくて好きだったんだけど、それを映画版にした結果風景や俳優の横顔をこだわったカメラワークで間をたっぷりとって無言の空間を多用することで情感たっぷり表現する!という感じになっていた。BGMもあんまりかからない。BGMはたくさん欲しかったな……岸部露伴の奇妙っぽさにかなり貢献しているのがBGMだと思っていたので……。
映画だから出来る潤沢な資金でのルーヴル美術館での撮影なので、美術館の異様な空気を表現することに重きを置いておりその方向に力を入れるのはシナリオとも合っていて良いんだと思う。
問題はそういうゆったりとしたテンポの映画をずっと見るのが私はマジできついということだけ……ッッ!オレが好きなのは驚くほどの速さで話が進みサクサク登場人物が死ぬ90分短編映画!!!!!!!!エンドロールが爆速で流れるとより最高!!!!!!!!の物語コスパ人間だから………………。
自分でもどうかと思っています。
そういう訳で、岸部露伴は映画作品としてのボリュームアップをきちんと文脈を揃えてやっているが、私がその方向性の作品が向いていないのでがっつりターゲット層から外れました。
最後の人がいっぱい死ぬシーンは良かったけど、もっと元気よく死んでも良かったんじゃないですか!?とちょっと思いました。
あとこれは私が情報見落としている気がするんだけど、血縁に含まれる後悔さえ想起させる呪いの絵画の話なのに、自分の記憶を消すとそれから逃げられるのはよくわかんなかった。
ヘブンズ・ドアーは記憶だけじゃなくて体に刻み込まれたしがらみさえ記述されているから、それを消せば血縁の呪いさえ断ち切れるのかな?

③暗い画面が続くと視認性が悪くなり、画面から拾える情報が減るため集中力が途切れる
これは暗い絵というテーマなのでもう仕方ないと思う……。
画面暗い映画いつも眠くなるんだけどどうすればいいんだろうね。ストロベリーナイトとかバッドマンとかの、雨とか夜とかが主題の映画で眠くならなかったことない。
全体的にテンポがゆっくりした作品で画面暗くなることが多いせいでそのコンボで眠くなります。助けてください。

ここまで

感想

#eiga
リバー、流れないでよ 』見た!
2分間ループ物!『ドロステのはてで僕ら 』視聴済み!

以下ネタバレ感想

■総括
群像劇ものとしてもループ物としてもコメディとしても満足して見られる作品だった!
全員がループに巻き込まれる広がりに短時間という縛りをつけるとこんなに面白くなるのかと思って滅茶苦茶楽しかった。
ヨーロッパ企画であることを全く知らずに行ったので、最初ロゴが出てきた時点でびっくりしちゃった。
あと主人公が……可愛いよ……。

■ループ物
最初説明だけ聞いた時点で、2分間のループは精神的にきつすぎるけどどうやって楽しくするんだ……って思ってたけど同じ地域の人全員が巻き込まれると聞いて安心した。一人で2分間ループの孤独感閉塞感考えただけでキツイ。誰にも説明でいないもんな……。最近やったルーパーズがループ物の構造としては近いのかな。
みんなループとか初期位置とかの単語をポンポン出してくるので見やすい。そしてループとリープは何が違うの?みたいな話をしだす人とかいて気持ちわかる~と思いつつ滅茶苦茶邪魔な奴扱いされていて笑った。でもそうなるよな……。
ループの発端の部分に関しては、コメディ色強めだったけど何より「タイムパトロールさん!?!??!?!」という喜びの方が大きかったしそこは本論でないので良い。むしろこの話ですごい真面目なループ解析をやっている眼鏡の板前のお兄さんはツッコミ不在の異常存在だから……。
2分毎に初期位置に戻されるので「移動が面倒くさい」というのが最大のネックになるの大変人間臭くて好きだ。仕事中だから携帯を持っていない人が多いというのも利いていてよい。現代文明を殺すには時間の縛りを厳しくすれば良い。素晴らしい。
みんな爆速でループに慣れていくので、途中で捨てループが発生するのとか好き。思考がRTA走者になっていく。
話の構成も①世界観説明②ループ発生から状況確認③偽のループの原因を明かす④全員で協力してループを打開するという無駄のない脚本になっているのが大変綺麗だ。
短いループだからこそ、最初は最初はどう話を運ぶのかわからない興味が強く出るけど、段々次の起こることが予測できるようになるので中だるみが普通のドラマよりも早く起きやすいはずなんだけど、一連の話の中の山場を定期的に作ってくれるから滅茶苦茶見やすい~!
特に③が好き!ずっと主人公視点で行ったところで、主人公の印象がガラッと変わるので一気に雰囲気が張るし一度視聴者と主人公の突き放しをやってくれる作品が私は好き。
加えてただ突き放すだけじゃなくって、③の終盤で実はみんな自分が犯人なんじゃないかと思っていた(時間が止まればいいと思っていた)とすることで主人公も登場人物も視聴者もみんなそういう一面があるよねと拾ってくれる塩梅が滅茶苦茶丁寧で好きだ~~。
他人は自分の人生にとって脇役だが、本人にとっては自分自身が人生の主人公だもんね~可愛いしそれが当然だとしてくれるのが好き。映画みたいだ。
ループ物って大抵原因になる巨大な何かに選ばれた特別な物の話になりがちだけど、原因を完全に外部委託することでこういう話にさっと接続できるの滅茶苦茶好きだ。
全然描かれなかったみんなのループも見て観たかったな~となる作品なのでとても好き。ループの使い方としては作家先生が言うまでもなく好きです。
番外編が見れるなら眼鏡の板前のお兄ちゃんとチケット戦争していた千鶴さん?が見たいかも。

■主人公
ミコトちゃん可愛いよね……。
ループの原因は自分だと明言してからの挙動が本当に可愛い。中学生の夏休みの逃避行みたいで……。
私は周りのことどうでもいいよ!って言って自分の好き勝手やっちゃう自分を世界の中心だと思っている女の子も、そういう挙動をするわりにその結果人が死んだのを見た瞬間自分事だとやっと理解して心が折れる柔らかい視野狭窄も好きなので③のフェーズずっとにこにこしていました。
特に途中別のお店の板前さんが死んだとか交通事故で死んだ人とか喧嘩が始まったのとかは、本人視点どうでもいいと思っちゃっているところが大変良い。
最初に自分の言動が原因で人が死んだかもしれないというのを自覚して、次の瞬間目の前で作家先生が死んだのを見せられて状況を理解するところの流れとかがね~~物語の緩急をつけるためという作劇上の都合もあるだろうけどそれによって成立するキャラクターが可愛い~~。
こういう視野狭窄はジュブナイルものではよく見るんだけど、社会人のミコトちゃんでそれを見れるのが良い。
多分ループがなかったら彼女は最後まで言うことなかったと思うので、ループだからこそ表に出せた一面という話をやってくれているのが好きだ。
特に自分のことを「面倒くさいと思ってるんでしょ」って言いながらもループ打開の主導権を握っていると思っているから悪びれている感じが全然ないのとかカワイイし、その後原因が自分で無かったと明かされるところまで込みで本当に可愛いよ……。

周回ゲーム好き人間としてはいつかループ物作りたいと思っているけど、ループが成立する世界線となると今作っている創作世界とは別軸にならないといけないのでどうしようかな~と思っている。

ここまで

感想

ダンガンロンパはだいぶ前にプレイ済みだけど、実況プレイを今見直すと炎炎ノ消防隊の絶望論法って江ノ島盾子の世界を絶望に染め上げる論法と大枠大体一緒なんだよな~と思った。

元々江ノ島さんの絶望論法のところはざっくりしていたけど本論じゃないのでそんなに考えなくていいよ!ってゲーム側から言われるのでそんなに気にしなくてよかったけど、炎炎はそこを本論に置いた上に論法ががばがばなので読んでいてよくわかんねぇな……ってなったので、同じガバでも物語に置いての重みづけの仕方で印象全然違うんだな~と思って面白かった。ここまで

ニンダイ、スーパーマリオRPGの移植が大変大変嬉しい!!!!!!!!!
いろんな人のニンダイの反応を見る動画を見ているけど、お茶ナイトさんの動画はいつ見ても知識量と声のトーンと喜び方が素晴らしくて見ていてにこにこする。

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