不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する


根暗卑屈のもそもそ喋る可愛い系かな~?って思ってたら、初っ端から煙草番号で注文するタイプの嫌な客で笑った。
声音が優しいので脳みそが混乱する。
か、かわいい……とてもかわいいね……。

#eiga
岸部露伴、ルーヴルへ行く
ドラマ版は放送していた奴は全部見た。
ジョジョシリーズは原作の1部を読んだのと3部の古いアニメを軽く知っているくらい。
岸部露伴は4部に出てくるらしいことしか知らない。

以下ネタバレ

■総括
映画版としてボリュームアップしているんだけど、その方向性が私とあっていないゆえにかなりnot for me映画になってしまった感がある……。
これに関しては映画に求めるものが違うのと、ターゲット層から私が大きくずれているのが原因だと思われました。

■雑感
すいません滅茶苦茶眠かった……。
原因としては以下が考えられます。
①シナリオの主体が岸部露伴の過去回想
②情景を撮影する遠回しのカメラワークが多い
③無言の空間が多い
④全体的に暗い画面が多い

これらがnot for meになる原因としては、私の以下の性質が関係していると考えられます。
・岸部露伴をほとんど知らないので、過去回想に興味が持てない(小説や漫画における過去回想回が好きではない
・シナリオ展開が早い・事象や行為の描写を好む(左記の内容が充実している部分に加筆する形の情景描写は好む
・暗い画面が続くと視認性が悪くなり、画面から拾える情報が減るため集中力が途切れる

①シナリオの主体が岸部露伴の過去回想
これ岸部露伴が好きな人は楽しかったんだと思う!
私は岸部露伴のことなんも知らないから、岸部露伴の壮絶な過去!と言われても知らん……となる。でもあるキャラクターが語る過去の出来事みたいな形の漫画や映画は見れるので、なんなんだろうね。
それに過去の描写がしっとりゆったりじっとりしたひと夏の出会いみたいな奴をずっと見ることになるので……わからない……。
私岸部露伴のことドラマ版でしか知らないしついでに言うと1年目と2年目は好きだったが3年目の巻き込まれる側?としての性質が強くなった話がそんなに刺さらなかった側でした!
なんですがこの映画3年目っぽさが滅茶苦茶強い!
1年目と2年目の自分から事件に突っ込んでいって滅茶苦茶にしていく奴だと力関係が怪異≦岸部露伴だと思っていたけど、3年目は怪異>岸部露伴(抜け穴を見つければ打開可能)くらいという体感。
というか最初に岸部露伴が出てきた時点で「この演技、岸部露伴というよりいつもの高橋一生がよく振られる奴じゃね……?」ってなっていたんだけどそんなことない!?!??
ぱっと見へらへらしている/冷たいが実際付き合ってみるとこちらに内面全然提示してこない癖にそれなりの激情を抱えているいつもの高橋一生の奴じゃないですか?って思ったら最後直虎の時の高橋一生が出てきて笑った。
過去のお姉さんのことを思い出してアンニュイになっている岸部露伴はあまりにも高橋一生がよく振られるキャラクターになるんだなぁとおもいました。

②情景を撮影する遠回しのカメラワークが多い
③無言の空間が多い
もともと岸部露伴はこじゃれたカメラワークやたっぷりとして間の取り方が世にも奇妙な物語っぽくて好きだったんだけど、それを映画版にした結果風景や俳優の横顔をこだわったカメラワークで間をたっぷりとって無言の空間を多用することで情感たっぷり表現する!という感じになっていた。BGMもあんまりかからない。BGMはたくさん欲しかったな……岸部露伴の奇妙っぽさにかなり貢献しているのがBGMだと思っていたので……。
映画だから出来る潤沢な資金でのルーヴル美術館での撮影なので、美術館の異様な空気を表現することに重きを置いておりその方向に力を入れるのはシナリオとも合っていて良いんだと思う。
問題はそういうゆったりとしたテンポの映画をずっと見るのが私はマジできついということだけ……ッッ!オレが好きなのは驚くほどの速さで話が進みサクサク登場人物が死ぬ90分短編映画!!!!!!!!エンドロールが爆速で流れるとより最高!!!!!!!!の物語コスパ人間だから………………。
自分でもどうかと思っています。
そういう訳で、岸部露伴は映画作品としてのボリュームアップをきちんと文脈を揃えてやっているが、私がその方向性の作品が向いていないのでがっつりターゲット層から外れました。
最後の人がいっぱい死ぬシーンは良かったけど、もっと元気よく死んでも良かったんじゃないですか!?とちょっと思いました。
あとこれは私が情報見落としている気がするんだけど、血縁に含まれる後悔さえ想起させる呪いの絵画の話なのに、自分の記憶を消すとそれから逃げられるのはよくわかんなかった。
ヘブンズ・ドアーは記憶だけじゃなくて体に刻み込まれたしがらみさえ記述されているから、それを消せば血縁の呪いさえ断ち切れるのかな?

③暗い画面が続くと視認性が悪くなり、画面から拾える情報が減るため集中力が途切れる
これは暗い絵というテーマなのでもう仕方ないと思う……。
画面暗い映画いつも眠くなるんだけどどうすればいいんだろうね。ストロベリーナイトとかバッドマンとかの、雨とか夜とかが主題の映画で眠くならなかったことない。
全体的にテンポがゆっくりした作品で画面暗くなることが多いせいでそのコンボで眠くなります。助けてください。

ここまで

感想

#eiga
リバー、流れないでよ 』見た!
2分間ループ物!『ドロステのはてで僕ら 』視聴済み!

以下ネタバレ感想

■総括
群像劇ものとしてもループ物としてもコメディとしても満足して見られる作品だった!
全員がループに巻き込まれる広がりに短時間という縛りをつけるとこんなに面白くなるのかと思って滅茶苦茶楽しかった。
ヨーロッパ企画であることを全く知らずに行ったので、最初ロゴが出てきた時点でびっくりしちゃった。
あと主人公が……可愛いよ……。

■ループ物
最初説明だけ聞いた時点で、2分間のループは精神的にきつすぎるけどどうやって楽しくするんだ……って思ってたけど同じ地域の人全員が巻き込まれると聞いて安心した。一人で2分間ループの孤独感閉塞感考えただけでキツイ。誰にも説明でいないもんな……。最近やったルーパーズがループ物の構造としては近いのかな。
みんなループとか初期位置とかの単語をポンポン出してくるので見やすい。そしてループとリープは何が違うの?みたいな話をしだす人とかいて気持ちわかる~と思いつつ滅茶苦茶邪魔な奴扱いされていて笑った。でもそうなるよな……。
ループの発端の部分に関しては、コメディ色強めだったけど何より「タイムパトロールさん!?!??!?!」という喜びの方が大きかったしそこは本論でないので良い。むしろこの話ですごい真面目なループ解析をやっている眼鏡の板前のお兄さんはツッコミ不在の異常存在だから……。
2分毎に初期位置に戻されるので「移動が面倒くさい」というのが最大のネックになるの大変人間臭くて好きだ。仕事中だから携帯を持っていない人が多いというのも利いていてよい。現代文明を殺すには時間の縛りを厳しくすれば良い。素晴らしい。
みんな爆速でループに慣れていくので、途中で捨てループが発生するのとか好き。思考がRTA走者になっていく。
話の構成も①世界観説明②ループ発生から状況確認③偽のループの原因を明かす④全員で協力してループを打開するという無駄のない脚本になっているのが大変綺麗だ。
短いループだからこそ、最初は最初はどう話を運ぶのかわからない興味が強く出るけど、段々次の起こることが予測できるようになるので中だるみが普通のドラマよりも早く起きやすいはずなんだけど、一連の話の中の山場を定期的に作ってくれるから滅茶苦茶見やすい~!
特に③が好き!ずっと主人公視点で行ったところで、主人公の印象がガラッと変わるので一気に雰囲気が張るし一度視聴者と主人公の突き放しをやってくれる作品が私は好き。
加えてただ突き放すだけじゃなくって、③の終盤で実はみんな自分が犯人なんじゃないかと思っていた(時間が止まればいいと思っていた)とすることで主人公も登場人物も視聴者もみんなそういう一面があるよねと拾ってくれる塩梅が滅茶苦茶丁寧で好きだ~~。
他人は自分の人生にとって脇役だが、本人にとっては自分自身が人生の主人公だもんね~可愛いしそれが当然だとしてくれるのが好き。映画みたいだ。
ループ物って大抵原因になる巨大な何かに選ばれた特別な物の話になりがちだけど、原因を完全に外部委託することでこういう話にさっと接続できるの滅茶苦茶好きだ。
全然描かれなかったみんなのループも見て観たかったな~となる作品なのでとても好き。ループの使い方としては作家先生が言うまでもなく好きです。
番外編が見れるなら眼鏡の板前のお兄ちゃんとチケット戦争していた千鶴さん?が見たいかも。

■主人公
ミコトちゃん可愛いよね……。
ループの原因は自分だと明言してからの挙動が本当に可愛い。中学生の夏休みの逃避行みたいで……。
私は周りのことどうでもいいよ!って言って自分の好き勝手やっちゃう自分を世界の中心だと思っている女の子も、そういう挙動をするわりにその結果人が死んだのを見た瞬間自分事だとやっと理解して心が折れる柔らかい視野狭窄も好きなので③のフェーズずっとにこにこしていました。
特に途中別のお店の板前さんが死んだとか交通事故で死んだ人とか喧嘩が始まったのとかは、本人視点どうでもいいと思っちゃっているところが大変良い。
最初に自分の言動が原因で人が死んだかもしれないというのを自覚して、次の瞬間目の前で作家先生が死んだのを見せられて状況を理解するところの流れとかがね~~物語の緩急をつけるためという作劇上の都合もあるだろうけどそれによって成立するキャラクターが可愛い~~。
こういう視野狭窄はジュブナイルものではよく見るんだけど、社会人のミコトちゃんでそれを見れるのが良い。
多分ループがなかったら彼女は最後まで言うことなかったと思うので、ループだからこそ表に出せた一面という話をやってくれているのが好きだ。
特に自分のことを「面倒くさいと思ってるんでしょ」って言いながらもループ打開の主導権を握っていると思っているから悪びれている感じが全然ないのとかカワイイし、その後原因が自分で無かったと明かされるところまで込みで本当に可愛いよ……。

周回ゲーム好き人間としてはいつかループ物作りたいと思っているけど、ループが成立する世界線となると今作っている創作世界とは別軸にならないといけないのでどうしようかな~と思っている。

ここまで

感想

ダンガンロンパはだいぶ前にプレイ済みだけど、実況プレイを今見直すと炎炎ノ消防隊の絶望論法って江ノ島盾子の世界を絶望に染め上げる論法と大枠大体一緒なんだよな~と思った。

元々江ノ島さんの絶望論法のところはざっくりしていたけど本論じゃないのでそんなに考えなくていいよ!ってゲーム側から言われるのでそんなに気にしなくてよかったけど、炎炎はそこを本論に置いた上に論法ががばがばなので読んでいてよくわかんねぇな……ってなったので、同じガバでも物語に置いての重みづけの仕方で印象全然違うんだな~と思って面白かった。ここまで

ニンダイ、スーパーマリオRPGの移植が大変大変嬉しい!!!!!!!!!
いろんな人のニンダイの反応を見る動画を見ているけど、お茶ナイトさんの動画はいつ見ても知識量と声のトーンと喜び方が素晴らしくて見ていてにこにこする。


ありがとう乙女剣武蔵……
もともと採算度外視とまではいかないけど、やりたいところまでやりぬきたいというインタビューを読んでいたのでなんというかありがとうという感情だ……。
私が好きなのは結婚告白幼馴染かつ武蔵絶対殺す人間の宝蔵院 胤舜君です!
恋心と殺意を同時に抱けるすごいあどべんちゃ乙女剣武蔵

飽き性なので50冊はいけないだろうけど、再読とかミステリの有名どころをちゃんと押さえるという意味で良い活動だぜ

#hon
モルグ街の殺人 』読んだ!
密室ミステリーシリーズ

以下ネタバレ感想

■総括
有名な最初の推理小説でいいんだっけ?
青空文庫だと古いからかオランウータンじゃなくて猩々って訳されるんだね。青空文庫読みにくいぜ!
思ったよりちゃんとミステリしていたというか、滅茶苦茶江戸川乱歩が参考にしたフォーマットの味がする……!と思って面白かった。

■推理
江戸川乱歩初期作品の、精神を推理するその道筋を描くことが目的のミステリーの味がする―!
乱歩滅茶苦茶参考にしているのが伝わる。さすが名前を勝手に借りるだけある。乱歩勉強してからしばらく経って読むポー面白い。
殺戮オランウータンが有名だしそっちの印象が強かったけど、窓辺りの密室作成部分とか参考人すべてが他国の人間の叫び声だと証言したとかの推理部分が思ったよりちゃんとしていてびっくりした。最初の推理小説だと考えると本当にすごい。
猩々と翻訳したせいでファンタジー感というか殺戮オランウータン感が強くなってしまったが……。
過去の私はホームズの『まだらの紐』などが苦手だったんだけど、今読み返したら受け取り方違う気がする。

■ガイドブック
最初の密室の座を他の小説に取られたという旨が書いてあって、確かに私も殺戮オランウータンの方の印象が強くてモルグ街の殺人のこと密室だとあんまり思っていなかったので申し訳ないぜ!
筆者が強めにモルグ街の殺人はちゃんとしたミステリーだぜ!と言っていたので良かった。
思ったよりさっくりとした解説だったので、これは本当に密室の論評というよりガイドブックって感じだ……。
この読み味だとガイドブック自体は1時間くらいで全部読めちゃうんだろうけど、それは私の本意ではないので索引代わりにいろんな作品読むようにします。
ここまで

感想

密室ミステリガイドブック 』買ったので、それに合わせて密室ミステリを読んでいくぜ~

構造カップリングとは!?
本編中でほとんど会話をすることがないしキャラクター的関わりもほとんどないが、作品に置けるテーマを強く乗せられている/似た文脈のテーマを背負いつつお互いが成り得なかった・あったかもしれない姿を私が見出だした2人組のことを指すよ!

狡噛シンヤ(深夜)と槙島ショウゴ(正午)でウケてる。白と黒だったり同一人物だったりすごいね……。
私、比較的構造カップリングが好きな傾向にあるんだけど(メイドインアビスのボンドルドとリコ/怪盗夜想曲の遠山とエルロック/怪盗夜想曲のヴォルフとミカエル)、キャラの概念強度を本編中でしっかり方向付けてくれないと構造厨になれず困惑するんだなぁということがわかった。

シビュラががばがばでも市民から反発が上がりにくいのって、多分教育機関などがなくなった?り選択するタイミングがなくなったりした結果市民の思考力が落ちたからという舞台背景があると思うんだけど、できればそういうのももうちょっと説明してほしい気がする。
作中で反シビュラ感情の公安や犯罪者の描写ばかりで、一般市民の感性がわかりにくいんだよな。本来なら2期で霜月ちゃんが担うはずだった要素ではあると思うんですが。
世界観がシリアスだったり常守さんや狡噛さんやマキシマが知識層的なふるまいをしたりするから勘違いしやすいけど、シビュラシステムの導入された世界、多分『偏差値10の俺がい世界転生で知恵の勇者になれた訳』だと思ってみた方がすんなりいくはずなんだ……。

#eiga
『劇場版PSYCHO-PASS』見た!

以下ネタバレ感想!

■総括
やっとサイコパス世界外を描写することでシビュラシステムがあった方がマシ!と私たちに思わせてくれる話だ!!!1って思ったのに着地点がシビュラシステムは糞!だったのでなんなんだよと思いました。

■世界描写
なんで戦争かシビュラの二択なのか全然わからなかった。
というかシビュラって戦争が落ち着く+資金が潤沢+国民の犯罪係数が低下している状態でやっと導入できるシムシティでもかなり後半に導入できる手段だと思っているのでその2択しかない状態がよくわからない。シビュラを導入できる国、もうちょっと治安どうにかなるでしょ。
まぁ日本がシビュラの統治範囲を広げるために資金援助までして無理やり犯罪係数が低下した都市を外部に作ったという流れなのだろうか。
なんで世界で戦争が頻発しているのかよくわかっていないので、そうなんだ……と思いました。
そこらへん不明瞭なのでいつか最終回ですべてシビュラの画策だったんだ!!!ナ、ナンダッテーッ!?!?!?という流れを追加することも可能という。
ガバガバSFは後出しし放題なので良いね。

■キャラクター
世界観設定がガバの作品で既存キャラクターをほとんど出さずに進めていくのが決まった時点で疲れることが確定していたのですが案の定疲れたぜ!!!!!!!
常守さん、1期で泳げないって言われてたのにガンガン泳げている。もう設定の一貫性を求めること自体が罪なのかもしれない。
狡噛さんに関しては良かったです。途中でイマジナリーマキシマと会話を始めた時はウケたけど。まだ続けるんだ狡噛とマキシマはイコール文脈……。
それはそれとして狡噛さんが出てくると肉弾戦ができるから映えますね!
ずっと疲れていたので2期のメンバーが出てきてくれたシーンは滅茶苦茶嬉しかったです!!!!!!!!!!!!(温度差による喜び
というかシビュラの思想に関しては常守さんより霜月さんの方が上ってことなのか、ただ強気に出たかったから後出しでいったのかな……?
宜野座と狡噛さんの会話はよくわからなかったです!
常守さんが狡噛さんに縛られないようにしたい!というなら常守さんの言う通り逮捕した方が良くないか?いやもう男のロマン文脈っぽいので私は知らんが……。
もう二度と常守の前に現れるな!って言ってるけど、まぁどうせ狡噛さんは日本に帰ってくるんだろうな……。
ここまで

感想

サイコパスの感想、ずっとわからなかったと言っているがわからないのは私が悪い場合も作品が悪い場合もあるし私にはどっちが悪いのかはわからないので、ただわからなかったという事実だけ残る。いつかわかるようになるかもしれない。

PSYCHO-PASSアニメ、一人で見ていたら1期は女子高編、2期は3話くらいで脱落できる自信があるので人と見れて良かった。
それはそれとして雛河君が滅茶苦茶可愛いのに何もなくて本当に悲しい……。
DVD特典にあるよ♪をあるとカウントしないので私は……。

#anime
『PSYCHO-PASS サイコパス 2期』見た!

以下ネタバレ感想

■総括
キャラクターのヘイト管理する気を感じなくて笑いました。
そしてキャラクターの推進力をメインに進めていたアニメでキャラクターの掘り下げをしなくなるとそれはただの紙芝居だと思います!

■キャラクター
まず既存キャラクターが成長したというには「誰?」が多くて、続編であることがうまみよりも困惑要素になって笑いました。
常守さんは成長した結果探偵役になったのは分かるけど、それにしても人間味が無くなったな……。狡噛さんの姿を重ねられるにしては探偵機構になりすぎている。
クニヅカさんに関しては1期の時点からあんまりキャラクター性を見出せていないし、今回もそんなに出ていないので割と感情が無です。
宜野座は本当に誰?たぶんお父さんを継承したんだろうけど、宜野座の良さだった疑り深さや思慮深さの描写がなくなり常守さん肯定botとなってしまったので、これを成長と言われるとどうなんだ……?と思う。せっかくお父さんと狡噛さんに置いていかれて、常守さんと一緒に公安で闘い続けることを選択したんだからお父さんと狡噛さんと宜野座の良いところを足して3で割るくらいの活動を見せてほしかったな。
常守さんの後方彼氏面をするにしても、常守さんへの理解度が東金に負けている描写が多いので全部中途半端。私に成長した宜野座が活躍した2期のシーンがあったら思い出させてほしい。私にはわからない。
何よりも、公安のみんなが宜野座や死んでしまったカガリ君やお父さんについてほとんど言及しないのがわからない。引きずらないことを強さと表現しているのかもしれないけど、そういう風に受け取ってほしいのかすらわからない。
そして一度も狡噛さんが出てこない!!!!!出てこないんだ……????????いやいいんですけど……。
というか人間関係がだるすぎてずっっっっっと「狡噛さんまだ?」と言っていた。一応常守さんがイマジナリー狡噛さんと会話してたっけ。
そして新規追加キャラクターが最終話まで見ても情報が全ッッ然増えてないのがすごい。普通キャラクター説明回作らないか?
それをせずに事件を通してキャラクター性を描写できる力量を今までサイコパスに見せてもらったことない気がする。オレとお前には信頼関係がない。
東金!OPや描写内で狡噛さんと同一視される描写があった意味がマジでわからねぇ!!本当になんで?かなり一緒にしないでほしいし、一緒にした意図がわからない。
そして最終話周りで突然雑魚キャラになってしまって困惑した。雑過ぎる。なんか最初から最後まで打倒に怪しくて、こちらの好感度が上がる行動と言ったら常守さん肯定bot強火だったことくらい?で東金をどういうキャラにしたかったのかわからない。とりあえず最終回周りでの豹変がやりたかったんだろうな……。
雛河!突然常守さんのことをお姉ちゃん呼びしてきた時の私のドキドキワクワクを返してほしい。雛河君説明回はいつあるのかな♪って思っていたのに0で笑いました。私は最終回まで見たのに雛河君のことをホログラフがめちゃ得意な人間という公式サイト以上の情報を持っていない。
お姉ちゃん呼びの謎について調べた結果、2期のDVDについてくるドラマCDで背景を知れるらしくて笑った。キャラクターコンテンツアニメで重要情報をDVDで開示するの強気すぎる。
あと声優がマキシマと同じらしく、なんかこのアニメ全体のノリと前作のカガリ君の殺し方的に「声優を一緒にして視聴者のミスリードさせよ♪」みたいな下心を感じてキモいな……と思いました。私の性格が悪いだけです。
ダンガンロンパの苗木君と狛枝の声優被らせは狛枝のキャラクター性が尖っていたし、十神と豚神は十神のキャラクター性と出オチっていうファンサービスがあったから良かったけど、マキシマと雛河君はファンサービス要素がないただただ声優が被っているだけのミスリードなので「はぁ……そうっすか……」みたいな気持ちになった。
そして霜月ちゃんだよ!!!!!!!!!!!!!!1
1期の宜野座のような可愛げもなく、ただ意味もなく(あるのかもしれないがその理論を視聴者側に説明せず)ひたすら常守さんに突っかかるだけの舞台装置なので見ていてフラストレーションがすごい。一切それらを解消させることも、痛い目に合わせてストレスを解消させることもないので本当になんで?と思いました。
最後のシビュラに取り込まれた時の発狂も雑だったし……。
途中までは「1期はシビュラに反抗的な人ばかり描写したから、この世界における一般的なシビュラ観を持つキャラクターを出したい+常守さんの優秀さを描写する宜野座的役割の人が必要なんだな」と思っていたんだけど、霜月ちゃんの感性がこの世界で一般的なんだよという描写も全くないのでもともとシビュラに否定的な視聴者目線では異分子でしかないし1期の宜野座は周りにお父さんと狡噛さんという空気清浄機がいたから良かったのに誰も霜月ちゃんの空気清浄機になってくれないので本当に空気が悪い。
本来なら宜野座がそれをやってくれればいいのに宜野座は霜月ちゃん対抗の常守さん全肯定botなので……。
2期の公安面子、カガリ君やお父さんや狡噛さんみたいな空気を和ませる役割の人がいなくなるし、マイナス感情を律する人がいないので本当に見ていて疲れる。誰にも心をやれない。
観ながら「これ霜月ちゃん死んでもカタルシス感じられないし、成長してもかなり痛い目に合わないと好感度稼げないけどどうするんだろう」と思っていたけど最終話までなんもなかったのでびっくりしました。
でもほかのキャラクターの味がなさ過ぎて、結果的に霜月ちゃんへの感情が一番大きくなる変なアニメだった。
あとで調べたら1期の女子高の人だったらしくて、「へー」と思いました。思うだけですが……。
1期の感想で私はサイコパスのことをSF部分ががばがばなので、キャラクターの関係性とか生き死ににだけ集中した方がいいアニメだと評していたんだけど、そのキャラクター描写が無くなったのでマジで何を見ればいいアニメなのかわからなかったです!!!!!!!!!!!!!帰って来い狡噛さん!!!!!!!!!!!!!

■カムイキリト
前作のマキシマがカリスマ特化型犯罪者だったせいで割り喰ってるなと思いました。
カリスマ犯罪者の後に、復讐を基盤にするカリスマ型ってどうやってもスター性落ちるよな。
あとあなたのために涙を流す型のカリスマってかなり上手にやらないと視聴者側からするとナルシズムに見えてすごい!となれない。そう考えると何考えているのか引用癖でうやむやにしてくるマキシマの演出の方がうまくいってたんだな……。いやでもマキシマのやってることにカリスマは感じなかったからな私は……、反シビュラの部分に全面同意しているだけで……。
あとたぶん七面倒臭い引用癖をできるだけの知識も2期に関してはなさそうというのもある。なんか1期の文学からの引用に対して、2期は悪魔の証明とか全能の逆説とかの中学生の頃に知るタイプの引用が多かったしな……うぎぎ。
というかシビュラの判定システムそんなにガバガバならもうやめろよと1期からずっと思っている。100オーバーして公正の余地なしと言われていた犯罪係数が下がる描写が再三あるせいでもういいだろと思っているし……。反対するべきシビュラの脆弱性が高すぎてそのせいで犯罪者側のカリスマが下がるという悲しさがある。
話の流れとしてバラバラの脳をシビュラの構造と同一視して、それを認めさせることでシビュラに自浄作用を導入するという構造自体は嫌いじゃない。
いやそもそものシビュラの例外を集めてシステムにするの件にそもそも納得していないので、それの反転構造を出されても気持ちよく良いね!と言い難いところがあるが。
そもそもなんで免罪体質者に犯罪係数が出るんだよ……。

■暴力表現
なんか1期の方が分かりやすいしテンポよくなかった?
元々1期の暴力表現は、毎回多種多様な武器を用意してそれぞれ3分程度で終わらせていろんな暴力を見せるB級ホラー的な悪趣味さがあったんだけど2期は惰性的に毎回打撃系の武器で5分以上の痛そうな暴力を見せられるので、観ていてかったるかったです。
もともとサイコパスって露悪的な物をニヤニヤしながら見せてくるようなアニメではあったけど、2期の悪趣味さは「お前らこういうのが好きなんでしょ?」って言いながらとんちんかんなものを見せられているようで冷める回数がすごい多かった。1期の時からそういうのは多分にあったが。
露悪表現って真剣にやってくれないと滅茶苦茶冷めるので困る……。
そして相変わらず女の人が痛い目に合う描写が多いし、悪い人も全員女の人なのでそうね……という感じです。終わり。

ここまで

感想

キモいな

#anime
『PSYCHO-PASS サイコパス 1期』見た!

以下ネタバレ感想

■総括
開始1分の時点でシビュラシステムに対する嫌悪感が高めの状態でスタートするので、基本思想はマキシマに同意なんだけどやり口とやることが愉快犯的かつシビュラシステムに対する批判にもなっていないので肯定もできず、主人公たちも基本的にシビュラシステムを是とする感じで動いていくので誰にも心をやれずに進んでいく変なアニメだったな……。最後までどこを向いて見ればいいのかわからないアニメだった。それがハラハラ感とかワクワク感に私は繋がらなかったので、総括が変なアニメだ……となる。

■視聴姿勢
概要にも書いたけど誰に感情移入すればいいのかが分かりにくくて不思議でした。
シビュラが好きではないので公安も肯定出来ず、人間は選択してこそ生き物であるみたいな部分に関しては私は完全にマキシマ寄りなんだけどその思想はあくまでマキシマの他人をエンタメ消費するための理屈でしかないのでそこに関して全く乗れず。
途中で常守さんが目指すのが「自分たちで選択する勇気を持てる世界」という視聴者側の世界だったので、そもそも主人公サイドの誰にも心をやる作りになってないような気もする。(現代の政治や法の細部を肯定できるかは置いておいて)
一応狡噛さんと常守さんが反シビュラだけど、狡噛さんは部分的暴力肯定派で常守さんは1期の時点ではシビュラは必要と言わざるを得ない(どうしたいのか明示しない)だったので、やっぱりどっちにも乗りにくいんだよな。
しいて言うならカガリ君が言っていた「シビュラもマキシマも全員クソです!」が一番近いんだけど、そのあとカガリ君死んでしまうので一体なんなんだ……。

公安側も、盲目的にシビュラに従っている訳でもないが、執行官は自分たちの扱いに関して腐している程度でなぜ反対なのか?社会的にどんな問題点があるのか?みたいな思想の話をほとんどしてくれないので、どういうスタンスを取る予定なのかわかりかねるため、公安に安心して心を傾けられないんですよね!クニヅカさんが公安に入る件の会話に関しては、テロ側がどんな犯罪をしているのか明文化されていないのでシビュラの独裁制について反対している部分に関しては反論の余地あんまりなくない!?となったので変なアニメだった。
というかずっとテロ側の勧誘やシビュラの否定の仕方が下手。途中で感情論を入れるせいで主人公側が論点ずらしをしてそこにキレて終わるという会話が多い。クニヅカさんが公安入りした時も、シビュラの独裁制に関しては反論はされないが「シビュラの統制下で歌う歌になんて意味がない」という余計な強い言葉を使ったせいでクニヅカさんの逆鱗に触れているのでもう本当にデスカッションが下手!!!!!!!!!!!となる。というかサイコパスに出てくる敵役、みんな演説が下手!!!!!!!!!!!!!
たぶんそういうほころびがないと主人公側に反論の目がないという作劇上の理由なんだろうけど、そのせいでマジで誰にも乗れない。そして反論をされないタイプは難解な引用を執拗にしたり比喩表現をすることでそもそも会話をする気がない(視聴者に突っ込まれてものらりくらりしやすい話術になっている)ので、ず、ズルい!
ついでにSF部分や敵や味方やシビュラの論法について途中まで真面目に考えてたけど、ツッコミどころやガバガバなところが多いように感じて「これ私が真剣に考えてもあんまり作品側から響きが帰ってこない奴!」と判断して考えることをやめた。たぶん私にとってはどのキャラが死んだ誰が生き残ったを喜ぶのが丁度いいラインの作品なんだと思う。わからん、考察などを読めば深まるのかもしれない。しかし私はちゃんとした考察以外を読むのが本当に嫌なので、調べる作業に苦痛が伴うためやりたくない。そしてサイコパスはちゃんとしていない考察がたくさん出てくるジャンルだと思うので本当にやりたくない。
まぁ「どういう気持ちで見ればいいのかわかりやすい」というのはエンタメ作品の鉄板だと私が思っているだけで必須ではないし、わかりにくさがエンタメ要素になる作品もあることは理解しているし私はそういう作品も好きなんだけど、サイコパスってそういう深く考えるための耐久度はそんなに持ち合わせていないような気がする。少なくともサイコパスにそういう要素を見出す技能が私にはない。だから私はサイコパスというアニメをどう見ればいいのかわからなかった。
不思議だ……。

■キャラクター
最初の方は常守さんと狡噛さんの会話が可愛かったし、常守さんの成長部分があって良かった。序盤滅茶苦茶心を開いてくる狡噛さんの件に不自然さはあったけど、まぁそこは狡噛さんの人の良さと受け取ります。
ただ後半に登場人物が減っていけば行くほどキャラクターが全体的に舞台装置化してて不思議でしたね……。
常守さんはマジで探偵役になっていて、最初の人間らしい常守さんは一体……!?という快進撃を繰り広げ始めていて面白かった。まぁ今まで話が混とんとして中、一気に回答を導き出す言動をしてくれると快感が勝つので常守さんの舞台装置化は悲しくもあるが進行速度は上がって嬉しかったですね。あと狡噛さんのようになるという文脈が乗るのも好き。まぁその同一人物化現象は一体どういう文脈で用いられるのかよくわからなくなるので、今思うとなんなんだ……となるが……。
カガリ君が死ぬことに関してはシビュラの仲間切りをするような無慈悲さを表現するだったのかな。彼についての人となり全く明かされずに終わったのでびっくりした。5歳の頃から犯罪者の件は一体……。なんか声優が石田彰だから裏切ると言われていそうなキャラだったけど裏切らせず殺しましたー!みたいな手つきを邪推しちゃうけどさすがにこれは私の性格が悪いです。終わり。
クニヅカさんは前述のとおり、なんか頼りになるお姉さん属性と過去話の不安定さからもうキャラクター性はあんまり受け取ることができなかった。優秀な公安の一人。はい。
お父さんは途中までは老獪なおっさんかつ宜野座さんと狡噛さんと昔から知り合いなのかな?二人の父親みたいな目線や話しぶりだな……って思っていたけどお父さんはお父さんであることが分かった時点で行く先が決まったし案の定だったので、脚本の作りが滅茶苦茶わかりやすい。
なんかハードボイルドの権化みたいなおっさんだな……って思ったら本人の口から「男のロマンなんだ」って言い始めてウケた。「私ってサバサバしてるから」の男版だよ「男のロマンなんだ(周りの話をガン無視して自分の信念と職務を貫き何も言ってこないからと周りに迷惑をかけるふるまいをする)」
ただ左腕義手になった理由について説明回があるのかな?って思っていたら全くなかったので笑いました。全身サイボーグの人が出てきた辺りで、義手の説明要因として喋るのかと思っていたけどそれもなかった。まぁみんな自然に義手義足を使っている世界なので、そういうことを言及するのさえ野暮ですよという設定なのかもしれない。
狡噛とマキシマについては1話の時点から「何?」と思っていたけど22話まで見てもその関係性がまったく深められず「何?」から一切更新されていなかったので笑った。
1話の常守さんが狡噛とマキシマを魂の一対みたいな感じに語ってきたので何?ってなった。最終話でお互いに「自分/マキシマを殺すのは君/俺以外いない」と言い始めたけどなんで言い始めたのか全くわからなかった。
ただ私は江戸川乱歩の明智と怪人二十面相、ホームズとモリアーティの「探偵と犯罪者は最大の理解者であり共犯者であり魂の一対」理論を滅茶苦茶浴びているのでやりたいことはなんとなくわかった。やりたいことが先行してなんでそうなるのかは「監督か脚本家がやりたいからです!!!!!!!!!!!!!!!」以上のものは受け取れなかったけど、その熱意は受け取ったよ。
趣味も引用癖も白と黒の対比も、「この二人は絶対に対なんです!!!!!!!!!!!!!!!」って言っていて、「そうだね……」と言うことしか出来ない。そうなんだ……。
そういうのもあってすごい人間関係が構造的に感じる。ただ全体の構造が舞台装置的かつそれによってキャラクター性が置いていかれている気がするので私好みではない。
新総集編にはそこら辺の補完情報が追加されているらしいので見ないといけない。観ない限り私は狡噛さんがイマジナリーマキシマを召喚するたびに「なんで!?!?」って笑っちゃうのをやめられない。

■宜野座
以下ずっと宜野座って可愛いよね♡の話が続きます。これはただの劣情の記録です。私の社会に滅茶苦茶にされる男性という癖が発揮されている最悪の項目なので場合によっては読み飛ばしてください。
初登場の時点だと「『OJT先のカスの先輩』役職だけど、アニメなどのキャラクターコンテンツだったらどうせ常守さんにひっかきまわされて『どういうことだ常守!』ってなるタイプだろうな……」だったんだけど、ずっとそうで笑った。こんなわかりやすい男がいたのか……。
なんなら常守さんの意見に反対した末に間違った方の選択肢を選んだ未来を視聴者に解説するためのお兄さんになっていて面白かった。特に2話のアバター世界で常守さんと一緒にワールド世界に行ったのに置いていかれていた時点で「この人面白い人だ~~♡」ってなって可愛かった。
開始からずっとピリピリしているのに周りの同僚たち(狡噛とお父さん)は生暖かい目で宜野座を見ているので「言動はカスなのに根が良い奴であることが周囲の人間の振る舞いから決定される」という謎の現象が起きていた。男のロマンホモソ社会生息静物たちとその人々から守護らねばと思われている男、本当に可愛いし構造が最悪で良い。それはそれとして宜野座は常守さん対しての高圧的な態度は謝った方がいいし、周りの人も真面目に諌めてほしい。
狡噛やお父さんからの呼ばれ方がいっぱいあってずっと「仲仔じゃん……」って言ってました。ギノ・ギノザ・ノブチカ……。公私によって呼び方を変えるのはねぇ、仲良しだからねぇ……。
途中から局長と1課の中間管理職的立ち位置で虐められ始めたのは本当に可愛くて良くなかった。私は中間管理職的立場でもまれて真面目故すべてこなそうとして消耗してしまう責任感と向いていないのにそういう役職に就けられてしまう程度の器用貧乏能力の人がゴリゴリメンタルを削られていく様が本当に好きで仕方ないので、該当のシーンの時点でほほほほほとずっと笑っていました。可愛すぎる……。その上局長からは人事が向いてないことも数値がメリメリ減っていることも把握されている……可愛すぎる……。
視聴者に宜野座のサイコパスが上昇していることが開示された時点でテンション爆上がりしたし、父親にコンプレックスがあるのに父親への相談を提案された時点でわははははと言っていたんですが、もう自分の父親が部下だと分かった時点で「お父さんは事件の最中に宜野座を守って死ぬ」「宜野座はその結果左手を失いお父さんの義手を移植する」「宜野座の眼鏡は可愛い顔か父親似の顔を隠すために掛けている」ということですよね!?!??!?!と叫びました。こういう生きるのが下手な男は、コンプレックスを抱いている相手を身近におきつついくらでも心を開く機会があったのにその人に素直になれなかった過去とそれを絶対に忘れてはいけない楔を打ち込むのが一番かわいいんですよ。ついでに私の予想だと「お父さんは宜野座を守るために身を挺してドミネーターを被弾して死亡。宜野座の目の前には血だまりと義手だけが残る。宜野座はその義手を自分に移植する」という流れでした。会話させない・自分が守ってきた公安・シビュラによって父親が殺される方が宜野座さんは可愛いと思ったからです!
というかカウンセラーには「父親には相談できない」って言っていたのに、ちゃんとお父さんに相談しているところとか本当に君は真面目だよね……やわこいね……。さらに自分のことを要領が悪いと自覚しているところとか本当に可愛いよ……。
自分の部下に潜在犯になってしまった父親と親友がいる真面目で自己評価が引くくて責任感の強い男、可愛すぎる。こんなの、こんなのいくらでも可愛く出来ちゃう……。
最終回で世話していた後輩に自分を置いていった親友の姿を見る+最後親友が連絡をよこしたのは自分ではなくその後輩+父親と親友に同時に置いていかれるという要素だけ並べると本当に可愛くて良い。作中描写としては父親と親友に置いていかれたところがメインなんだけど、個人的にはこの連打が美しいなと思います。後日ずっと引きずりそうで。
ここからどうやって宜野座さんがメタメタになるんだろうってワクワクしていたのに最終回で突然2か月後になり成長後宜野座さんになっていて私は悲しかったです。
私が見たかったのはその2か月間なんだ…………。その二か月がトロなんだよ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はキャラクターの前向きな変化はエンタメとして必要だと思っている派閥だけど、その成長の過程を描いてもらえないとキャラ変となんも変わらんとも思っているので負荷を与えて2か月待つと変化します!!!その二か月後の様子はこちらです!!!!!!!!って言われても誰!?!??!?!となるので宜野座に関しては「誰!?!??!?!」となりました。
それも眼鏡をやめて前髪も切っているし義手になって滅茶苦茶前向きになっているので、もう……それは別のキャラじゃん……となって面白かったです。
キャラクターの成長をデザイン的にわかりやすくするのは技術としてあるのは了解しているけど、その結果眼鏡と長い前髪っていう宜野座さんのキャラクター設定が無くなるとそれはデザインに関して言えばモブキャラへの降格では……?デザインって難しいな……。
SSから宜野座さんが髪の毛結びだしたのを見て「キャラクター視認性が悪いからポニーテールを追加した……」となって面白かったです。
サイコパス、なんとなくキャラクターで話を進めるアニメのわりにキャラクターを見せるのが上手じゃない気がするんだけどそうでもない?そうでもないんですか??

にしてもこういう最悪社会手つきに関して、エンタメとしてすごい無自覚に無邪気に提供している可能性が高い作品であることもまた留意しないといけない気がするサイコパス。
官僚や主人公に女性を据えたり女性のカップルを置くことでバランスを取ってるんですよ強い女ですよ!とやりつつヒステリックやら酷い目に合う被害者文脈やらを女性に強くのせる手つきなどを感じるので、この作品で宜野座を可愛い~っていうのが趣味が大変悪いし厳しい。悪意を持っていることを確信させて、私を安心して悪趣味人間にさせてほしい。
ここまで

感想

有名だけど見ておらず、見たいと思っているけどシリーズが長くて腰が重い作品を複数人で見ようの会で『PSYCHO-PASS サイコパス』を見たので感想を後でまとめます。
とりあえずアニメは3期の1話まで、映画は1作目とSS3部作まで見ました。
割とサイコパスを見ることしかしてなかったんだけど見終わらないね!?
あと1期は新総集編ではなくて初期の方を見ました。

なるべくレベル上げ過ぎず道具も使わずにクリアしたいのに、1回死ぬたびにTwitterを見る時間が発生しロードが終わるたびにTwitterから離脱するストレスが溜まるのが嫌すぎてPS5を買うまで封印することになったエルデンリング君……。
本当は1分以上掛かっていたけど、高めのSSDを導入して40秒まで短縮したエルデンリング君……。40秒でもTwitterはがっつり見られちゃうからね。

手が滑ってPS5を買いました。もうすんなり買えるんだね♪
SF6もやりたいけど、それより一回死ぬたびに40秒近くのロードが発生するせいで折れたエルデンリングが!!!!!!!!できる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!嬉しすぎる!!!!!!!!!!!!!!!

SF6やりて~
PS5が欲し~

恋愛の成就をエンタメだと思っていない……?
でも読むのは好きなんだよな。なんだ?

まぁでも感情表現に力を入れた恋愛ゲームはたくさんあるけど、感情のすれ違いの末に全部破綻するゲームはあんまりないからいいか……?
でも7本作ったうちの7本が最初から最後まで変化がないキャラクターなのは流石に芸が無さすぎて途中からネタが割れるのでは!?
この時点でどんでん返しが効かなくなることへの懸念しかしてないからそこは頑張ればいいんじゃないですかね……。はい……。

「私のゲーム、順当両想いがいないなぁ」となった。
現状7本中7本は順当両想いではない。とりあえずこれから作るのが決まっているゲームも込みで数え上げてみても主人公とキャラクターの順当両想いが少ない。なぜ。
「順当両想いでお付き合いに至るゲームくらい作れらぁ!!!!」と思って真剣に考えてみたけど、途中まではいい感じなのにシナリオ的などんでん返しを入れないと「つまらないのでは!?」という切迫感に駆られるし、それによって恋愛関係が破綻する。なぜ?
いろいろ考えた結果、私が「分かりやすいエンタメ的側面をいれたい」かつ「最初から最後まで性質や関係の変わらない人間関係が好き」かつ「ポジティブな感情描写に対する苦手意識が強い」→「感情に関係する演出のみでエンタメまで持ってこれる信頼が自分にない」のが原因っぽい。
あと感情表現には内面描写ができた方が効率的なんだけど私に「お互いの情報のすべてを開示しなくても良い関係を好む」癖があるせいで内面描写に対する腰の重さがあり、感情表現下手な癖に縛りプレイをすることになっているのもある。
マドリくんでポジティブな感情操作頑張れたから、一回真面目に感情表現勉強してみようかなぁ……。

概念××、基本的に自分の解釈を受けた相手からの返答を受けて大喜利をするものだと思っている。
今回のイヤリングも別作品やキャラクターで解釈しろと言われればたぶん大喜利できるんだけど、相手からの解釈でやるというのが楽しい。
二次創作でも出来るんだけどそれは自分の信条的に難しいので、一次創作だとたくさん出来るからハッピー♪

あとは作中でなんて呼ばれてるかだな。

私のキャラクターの名前のちゃん/くん/さんの呼び分けはかなり適当なんだけど、ちゃんが入ってくる人は私が「可愛い子ぶってて最高に可愛い♥️」と思っている率が高いことだけは自覚しています。
琉夏ちゃん佐藤ちゃんイオちゃん……。
ニーナとか天地くんはなんで可愛い子ぶり判定ではないのか聞かれたけど、たぶん作中で「可愛い子ぶっている姿は本筋ではないと本人が思っている」という描写があるかないかが重要なんだろうな~と思う。可愛い子ぶりが本筋であることが重要なのではなく、「この可愛い子ぶりは本当の自分じゃない!」と本人が思ってない/プレイヤーに表明されないことが重要っぽい。
まぁこれに関しては私の物語の受け取り方の違いなので、いまやり直したらニーナも天地くんもちゃん呼びになるかもしれない。面白いね。

ときめきメモリアル Girl's Side 20周年記念展 ようこそ!はばたき市へ 』行ってきた!
うぉぉぉときメモGS!ありがとう!ありがとう!

以下感想。

■総括
楽しかった~。
特に新規情報とかはないけど、ときメモGSのためのイベントというだけで十分楽しかったので満足です。

■展示
①歴代の初回限定グッズ
入り口に並べられている時点でテンションが上がっちゃった。初めて実物みた。羽ケ崎学園の学生証って白かったんだね~!速攻で汚しそう。
でもGS3のPSPプレミアム版のミニフィギュアとかなかったな。まぁ全部並べているという訳じゃないと思う。
②キャラクターの下駄箱再現
学校に合わせて下駄箱の形が違ってよい。
古森君の靴が滅茶苦茶綺麗だったのを見て「学校来てないから綺麗だね……」って思いました。でも琉夏ちゃんの上履きの踵が潰れていないのはどういうことなんですか!?!?
学校の室内履きが運動靴ではなくちゃんと上履きだったので、彼らが全員これを履いていたのか……と思うと面白い。どんな台詞を言っていてもこのキャラクターが扶養に入っているんだなと思うと面白くなるのと同系統の感慨。
③大接近モード再現
大画面で大接近モードが見れる部屋。キャラクターがランダムで登場。一言台詞を残してからスライドして去っていく。
キャラクターによって歩く速度が違うんだけど、すごいゆっくり歩いている本田君を爆速で追い越していく鈴鹿君とかが見ていて面白かった。キャラクターごとに台詞が一つだけ設定されているようなので、それを聞くのも楽しかった。
参加者の人たち全員、新しいキャラクターが出てくるたびにそのキャラクターの名前を呼ぶという空間になっていたのは異様だったけど楽しいね!知っているキャラクターが出てきたら名前呼びたいもんね!
④フォークダンス再現
3台くらいの立てながらのモニターの前にボタンが置いてあった、ボタンを押すとランダムで体育着のキャラクターが出てきて(たぶん)好感度好きの時の台詞を言ってくれる。
その中にナンパ男がいたので「もしかしてフォークダンスにいなかったキャラも出てくるんですか!?」と思ったけどそんなことはなかった。なぜナンパ男はいたんですか!?
はばたき学園の体育着、最初は「HABATAKI」って書いてあったんだね。体育着新しくなって良かったねと思いました。
そしていろんなキャラクターがランダムで出てくると、主人公への好感度だだもれのキャラクターって可愛いよね……日比谷君のことですが……。

■雑記
好きなキャラクターはGS1は鈴鹿和馬と天童任、GS2は真咲先輩と古森君、GS3は琉夏ちゃんと設楽先輩、GS4は誰だろうね……という感じです。
一番長々と話せるのが真咲先輩なので写真撮る奴は真咲先輩と撮りました。花持ってるポーズが若干ハートポーズな気がしなくもない!そうかも!?
ブロマイドは1時間程度並ぶと聞いていたんですが、時間帯のうちの早い順番が当たっていたおかげかそんなに混んでいなかったです。後半の方は人が増えたようなのでタイミングがよかった気がします。
入場特典のブロマイドも最初は真咲先輩を貰う予定だったんだけど、並んでいる途中に「でもチェキを貰うなら琉夏ちゃんだよな……ハートポーズ決めててかわい子ぶってるしな……」と思って琉夏ちゃんを貰いました。私はかわい子ぶってくれる人間が大好きなので……。
特に琉夏ちゃんのかわい子ぶりに関しては、強がりとかかわい子ぶりとかみたいな言及が本編内であまりないのもあって滅茶苦茶好き。
グッズ買った時の特典ブロマイドでさっきの好きなキャラクター全員集まったので運が良かったです。すげ~!
なんにせよときメモGSの世界観が好きだな~と思ったので、こういうのが発端で新作に繋がってくれるといいな~。
ここまで

感想

ずっと家にいるのに家に帰りたいよ~と思っているよ。
可哀想だね♪

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