不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

#hon
七回死んだ男 』読了!
特殊設定ミステリが読みたくて買っていたのを最近引っ張り出した。

以下ネタバレ感想

総括としては滅茶苦茶面白かったです!私は特殊設定ミステリが大好き!

同じ設定を何度もやり直すことで登場人物のいろいろな可能性を見るというのも好きだし、なぜ毎回同じことが起きるのか?というのも好き。
ループごとに新しい情報が手に入ったり毎回同じ部分を知ることで重要な情報が何かを知れる構造が好き。世界における対称実験ができるところ。
それをしやすい媒体がマルチエンドノベルゲームだと思っているから、私はゲームを作っているんだけど、小説でも出来るんだ!と思ってそこがまず大好き。
加えて、主人公の誤認トリックを挟んでくるのが憎い。情報をたくさん知っている人間が、それゆえに情報を取り落とした誤認トリック!
カッコいい―!
トリックは全然わからなかったんだけど、読んでいる時に違和感のある部分が根拠になっていて滅茶苦茶良かった。
友理さんもループしてるのかな~と思っていたけど、全然違ったね。
特殊設定ミステリはそもそも犯人が誰か?だけでなくてその特殊設定は正しいのか?とかその設定で何ができるのか?というフーダニットやワイダニットだけじゃない推理が主になる点で楽しく読めるよな。
一応特殊設定は何個か読んだけど、その中でも一番楽しく読めました。

倫理観的なヤバさはあったけど、それらが全部老人の暴走で片づけられる腕力すごいと思う。
文体も砕けているおかげか、そういうノリでもまぁ飲み込めるので空気づくりって大事だ……。
ここまで

感想

#hon
マカロンはマカロン 』読了!
『タルト・タタンの夢』と『ヴァン・ショーをあなたに』の続き。
シリーズ物。

以下ネタバレ感想
総括としては、なんか全体的に視線や手つきが合わないな~という感じだった。

シリーズを通して女性の権利とか立場の非対称性について気にしているシナリオなのかな~とは思っていたのに今まで言及していなかったが、『マカロンはマカロン』でかなりしっかり描いていたから今回は言及します……。
そういう話をするにしては、語り手の主人公やバランサーの志村さん、探偵の三舟さんの言葉選びがちょくちょく気になる。「女性らしい感性」とか「女性実業家」とかわざわざ女性であることについて言及する必要はあるんだろうかとか。
『マカロンはマカロン』でも、本人がいない状態でその人のことをトランスジェンダーと類推してしゃべるのとかもアウティングじゃねーかと思うし。まぁ語り手の主人公が聞かないといけない+ページ数の関係なんだろうなと思う。
シナリオ全体がバイアスを指摘する話っぽいなのに、語り手や世界観の方の言葉選びのバイアスに自覚的かどうかが私にはわかりかねて、安心して読めなかった。
バイアスのない語りなどないが、性的嗜好とかジェンダー観とかについて語る話の中でそこに関するネガティブなバイアスを私が感じて合わなかった~……。
語り手の高築くん、そろそろ信頼できない語り手属性を作中で明示してくれないと辛いぜ!
あと前回からずっとそうなんだけど、作中の悪意を持った側の人が大抵その場にいないので、以降の展開が丸投げされるからスッキリしないことに加えて、毎回悪意の感じがすごい嫌なんだよな!
この語り手というか世界観、人間のこと嫌いか!?ってなる。
勧善懲悪にしろという訳ではないが、そういう有様に対してこの作品はどういうスタンスを取るのかというのが明示されていないからかもしれない。
とりあえず私向けの作品ではなかったな~と言う感じです。あと料理ものに関しては安心して読みたいという私の個人的な願いがあるのかもしれない。
今手元にあるシリーズ全部読み終わったので良かったです。
ここまで

感想

一旦映画の感想は終わった!
あと本2冊!

#eiga
サウンド・オブ・ミュージック 』見た!
友人が面白いと言っていたので配信で見た。
タイトルだけ聞いたことあったけど内容全然知らなかった。

以下ネタバレ感想

総括としては音楽も好きだし、社会風刺も込めつつすっきりした終わりだったのでとても良かった。

■人間関係
登場人物が理性的でいい人達が多くて良かった。
それでいて全面的にいい人という訳では全然ないのが好き。
例えば娘の彼氏だった人の変貌とかまでやっているところや父親の元婚約者が「あなたのことは好きだけど一緒に居るのは難しい」と言葉で伝えて去るところとか。まぁ婚約者周りに関しては感情だけでなく経済的な戦略の話も入って来るので一概に言えないんだけど、でもそこにちゃんと感情と経済の話を挟んで複雑にしてくるところも良いよな。娘の恋人だって、むやみに悪役にしているわけではなくあの環境のせいでと言う風に受け取れる余白だってあるから、全体的に登場人物に対する視線が優しいと感じました。
子どもたちだって、親の気を引くために家庭教師虐めたりするしな……。
でもどのキャラクターも過剰に厭らしく描かれる部分が少なくて、素朴に受け取れるから良かった。
なんか昔の作品ってわかりやすいけどこてこての消費用エンタメ設定そんなに盛ってこないから素直に受け取れるんだよな。(私はこてこての消費用エンタメ設定は好きなんだけど、それと人情物は食い合わせが悪くなる時がある)
それか実際はそういうのがあるけど、時代の違いのせいで私がそのテンプレを知らずにただそのキャラとして受け取っちゃってるだけかもしれない。
まぁなんにせよ、私は受け取りやすくていい人たちだなと思いました。

■歌について
歌自体がちゃんと物語として必要な構造になっているので見やすかった。
感情を表現するだけではなく、子どもに実際に歌を教えているとか人前で発表するとかの建付けがあるので、突然歌い始めた!?みたいな奴がそんなに多くなかったような?
2022年の『ウエスト・サイド・ストーリー』がそんなに刺さらなかったので、これも難しいかと思っていたけど楽しく聞けた。歌からシナリオへの接続や建付けの仕方がこっちの方が私好みだったのかな~。
『ウエスト・サイド・ストーリー』は映画館で、『サウンド・オブ・ミュージック』は配信なので、前者は飽きても画面を見ないと行けず、後者は歌部分興味なくなったら作業すればいいので私の飽きの感情を直視しなくて済んだからという側面も十分にありそうだけどな。
私は配信映画は集中して見れない……。申し訳ない……。
それはそれとして作中の雷を聞きながらみんなで好きなものを数え上げる歌が滅茶苦茶好きでちょっと泣いちゃった。
私は好きな物をいっぱいいっぱい教えてくれる言葉が~大好き!作中にもっとそういう描写増やそうと思いました!

■シナリオについて
途中まで家庭教師と家族の交流の話かと思っていたら、途中からナチスドイツの話が表面にゴリゴリ出てきたからびっくりした。
音楽の力と戦争や差別の話はセットになるのをよく見るけど、サウンドオブミュージックもそういう話だったんだ……、私は無知。
でも音楽のおかげで悪役は改心して、家族は逃げ延びました!という話では全然ないところが好きだったよ。
ここまで

感想

にしても私は自分が恋愛ものの映画や物語が得意でないと思っていたんだけど、『エゴイスト』を見て私は本当はちゃんと恋愛描写が好きなんだよな~ということが分かって良かった。
私が苦手なの、かわい子ぶっている人や恋愛している人々を過剰な演出で「仲良しでしょ笑」とか「キラキラしてれば満足なんでしょ」みたいに提示してくる監督側の舐めを私が感じ取ることが多いため辛くなっているだけだな。
これは別に監督がそういう風に出して来た!って私が勝手に感じただけなので本当にそうかはわかんないです。ただの手癖かもしれないし。

可愛くあろうと過剰に振る舞っている人のこともバカップルのことも好きなんだからそりゃそうなんだよな~。
恋愛映画年間開いてよかった~。

#eiga
エゴイスト 』見た!
恋愛映画見よう年間なのと、鈴木亮平さんのインタビュー がTwitterで流れていたので見た。
あとこのレビュー が面白そうだった。

以下ネタバレ感想

総括としては、鈴木亮平さんの演技とカメラの切り取り方の温度感が日常と地続きの映画で良かった。

■空気感
序盤の飲み会のシーンの時点で頭がちゃんと映画内世界に接続されたのですごい。
あんまり演技とかの観点で作品を見ることがないんだけど、あまりにも空気感が統一されていて入り込みやすかった。
私は飲み会とか好きじゃないからああいう雰囲気や空気になるのかはよくわからないけど、みんなが地に足着けて喋っている!と感じられた。すごい。
途中の熱唱シーンとか、多分ほかの映画で入っていたら私にとっては一回集中力切れるタイプの差し込みなはずなのにちゃんと画面見続けているのどうしてか未だに自分でも理解できていない。
直接言及はしないけど露骨な財政状況の差を出してくるところも容赦なくて好き。
龍太郎君の雰囲気に関してはあまりにも可愛かったので、ミステリーを見過ぎ人間は「これ絶対騙されてる奴だよ……」って思い続けていました。私の物の見方が悲しいだけです。
セックスのシーンもタチネコの入れ替わりが描写されたりイチャイチャしているシーンをハンドカメラっぽくずっと映して来たところがとても好きだな。
そういう濡れ場のシーンがただの恋の成就の舞台装置的演出ではなく、彼らの生活の延長として受け取れるのが好きだった。
ずっと世界が地続きだったな。素敵な作品だ。
主人公と龍太郎の母親の会話がとても好き。
「愛は何かわかりません」「あなたは分からなくていいの。受け取った私たちが愛だと思えたなら」(うろ覚え)
アラビアンナイト』で愛っていったい……?と思っていたところに滅茶苦茶好きな定義づけが来たので唇噛みしめちゃった。
愛、相互であることは素晴らしいが、それはそれとして受け取り手が愛だと思ってくれないと愛であることは難しいと思うし、関係のない第三者が二人の間の感情の何が愛と呼ぶかみたいな話をするのって難しいよな~と思っている節があるので、この定義が大変私は好き。
まぁこれ定義と言うより愛を渡す人受け取る人がそれぞれ定義を決められて、それは他人によって上書かれたり奪われたりされる物ではないよという宣言でしかないんだけど。
主人公の行動はエゴなのかもしれないけど(作中でも主人公はこれを何度も「これは僕のわがままなので」と言う)、それは受け取り手によっていかようにも形を変えるし、それでいいんだよな。

■お話について
物語としてのエンタメ的な起伏は少なめ。
でもこれはあくまで日常と地続きの物語だと私は受け取ったのでそれでいいし、龍太郎の死を過剰にエンタメとして演出されると自伝的小説が原作というのも踏まえてかなりえぐみが出てしまうのでこうで良かったと思う。
あくまで主人公の視点に寄り添って、たまに龍太郎の背景も交えながら主人公の人間関係を覗くという形。
会話の中で「結婚ができないから婚姻届けを書いて飾る人の話」や「日本の制度のせいで龍太郎と婚姻届けを出せないため戸籍上家族と担保できない」→「龍太郎とその家族への援助に歪な文脈を持たせる視線が発生する」「自分は家族だと自信をもって言えない」や「親に自分の恋人として紹介するのにうしろめたさを感じさせられる/認められても謝罪をしないといけないと感じる」や「男は女と付き合って結婚して子どもを産むという常識や感覚があるので、会話のスタートが『彼女はいる?』となる」という日本の現状があってずっと嫌だ~~~~~~となっていた。
未だに婚姻制度程度で何をもめているのか理解ができないなぁ!
経済格差によって取れる選択肢が狭くなり、そのせいで余計格差は広がるという話もあって、主人公が経済的に力を持っているから何とかなっていた側面もあったよな~。
主人公もちゃんと経済的に無理をしているという描写もあったけど、それでもあの大きさのマンションに住めて毎月10万近く工面してもその生活を手放さなくて済む程度の経済力だもんな……。
社会とは……。生活とは……。
何にせよとてもいい映画でした。
ここまで

感想

#hon
ヴァン・ショーをあなたに 』読了!
『タルト・タタンの夢』の続き。
以下ネタバレ感想

総括としては、不誠実がテーマなのかわからないが全体的にえぐみのある話が割と軽いエンタメとして提示され続ける+フォローがあまりされないのであんまり私向けではなかったです。

料理描写は前作はおいしそうだったけど、今回は基本その料理や受け手に不誠実さがあったりするのであんまり刺さらず。
ちゃんと美味しそうな料理描写は表題の『ヴァン・ショーをあなたに』くらい?
別にスッキリしない話が嫌いなわけじゃないけど、それをちゃんとスッキリしない話です!と提示してもらわないとどう受け取ればいいのかわかりかねる。

一発目に『錆びないスキレット』猫が事故で死ぬ+それを家族に言わない+原因をそのままにする話を軽く釘刺しで入れられてウギー――からスタート!
ついでに野良猫にエサをやってはなったままの三舟さんに釘は刺されるが、その後の斡旋先がこのざまなのでなんかもう嫌ッ!
逆セーブザキャット!
『憂さばらしのピストゥ』は明らかな悪役が出てくるけど、そもそも語り手が割とその人と感性が近い語りをするくせにそれに釘を刺さないのが滅茶苦茶気になる。もともとこの語り手、女性男性をひとくくりにして語って来ることが多いので割と苦手なんだけど、悪役と一緒の言動をしたらさすがにフォローを入れてほしい。
『ブーランジュリーのメロンパン』はむやみやたらに他パンを下げる人が出てくるし『マドモワゼル・ブイヤベースにご用心』は作中でもろ不誠実という単語が出てくるのでそのまんまだし、『氷姫』は語り手の男も氷姫もやってること滅茶苦茶だしそれを愛で丸め込んで提示してきたっぽいのが不誠実じゃねぇか!と思うし『天空の泉』もなんか愛で丸めて出してくるし『ヴァン・ショーをあなたに』はワインを植物に掛けるな!
みたいな本筋じゃないけど中途半端に本筋に掠る部分が気になるというのが全作品にあり、読むの辛かったな。
こじつけじゃねぇかみたいな奴もあるんだけど、こうも連続で嫌な感じの話で構成されるとそういう視線になるんだよ!
それも全部愛と表現するには自分本位すぎない!?って奴が多くてあんまり好きじゃない奴だし!
それが人間っぽさだよね~というには愛でまとめる力業を見せてくるから、もう人間だね~でまとめてくれた方がまだよかった。
短い話だからこそ、えぐみが浮いちゃって気になって流れるというのを続けてしまった感じがある。
多分それぞれの話がもっと分散していたらそんなに気にならないか、多方面で見せる構成なんだな~ってなるんだけど、一冊全部不誠実料理か不誠実受け手の話にされると辛い!
まぁこの本についてはネガポジのバランスが合わなかったな~という読後感でした。
あと1冊残っているんだけどどうなるんだ!
ここまで

感想

他の奴も感想書きたいんだけど、今回ほとんどの作品が情報量多めかつ重めなので無理だな。
一応下書きは残しておくけど、加筆しながら上げよう……。

#eiga
アラビアンナイト 三千年の願い 』見た!
物語と願いの話っぽかったので見た。

以下ネタバレ感想

総括としては前半部分の人間は物語ることで世界を認知できる・願いや欲望はその人の本質を表しそれはまた愛にもなるという要所要所はなんとなく受け取れたけど、全体像が今の状態だといまいちわかりかねている……。

■物語る構造
実際の歴史や神話と異なる物語をジンが語り、それを受けとった主人公は物語そのものであるジンを愛するという、物語を愛すること物語によって救われることを肯定する映画として受け取ったんだけど、ちゃんとしたライン取りができていない!未だに自分の感想がわからなさ過ぎてニヤニヤしながら書いている!
物語によって救われてきた人間は、科学の発達によって自分の心を助ける物語から離れているように見えているが、実際は科学の中にも物語を見出しているし、また物語だって科学によって構成されている側面もあるという部分もなんとなく……。
あと主人公が眼鏡を掛けるのが世界の細部を拾うこと(理性で世の中を捕らえること)で外すことが世界をぼんやりと受け取ること(感情で世界を受け取ること)というギミックがあり、だから最後に彼女に眼鏡が増えるということをやっているっぽい?
加えて自分で自分を物語る・それを受け取ることで初めて自分の感情を知ることが出来るという話もやっているような気がするるる。
なんか上記のようなパッチワーク的な受け取り方をして全体像がわかっていない。
これは映画として分かりにくいから悪いという話や評価ではなく、私が自分の感想がわからないだけです。
これ一週間くらいおいて考えないとよくわかんない気がする。

なんでここまで分かりかねているのかを考えているけど、この映画では物語を受け取るということと愛することを並列して語っているんだけど、私は愛という単語が出てくると、自分の中の採択できる文脈が多すぎるためそのうちのどれを取ればいいのかわかんなくなって、作中でかなり明確に愛の定義をやってくれないと思考が鈍るからなんだよな。
この映画の主軸、愛な上に「愛とは理性によって制御できない物」(理性を取り除いたロジックで受け取れない物である!)というのは定義されてしまったので、私はそれをされるとどう考えればいいのかわからなくなる。
「愛とは与えるものであり、求めるものではない」
いやかなり明確に定義されている気がするんだけど……。
そもそも愛をロジックで語ろうとすることが誤りと言われたらそうなんですけど。でも一回物語として再構成されているのに!?!?!??!
ううう愛っていったいなんなんだ……。
後日なんか思いついたら感想②が追加されるかもしれない。
ここまで

感想

うぉぉぉ今日感想書き切れるかな。とりあえず忘れないうちにメモしておこう。
あと私は映画見た1週間後とかに感想変わってたり情報増えて新しく考えが増えたりするのでまたそういうメモもしたいね~。

#hon
『タルト・タタンの夢』 読了!

Twitterでおすすめされたのを見て買ったのかな?
覚えていない。なんかkindleに入っていた。
料理とミステリの短編集。

以下ネタバレ感想


総括としては食にまつわるお話が好きなのと文体も軽かったのでサクサク読めました。登場人物も漫画的なので読んでて楽しいね。

ミステリとしては、食材の特徴や歴史などを知っているかどうかなので推理をするタイプではないです。特定のジャンルに絞ったミステリーはそうなりやすい気がする。それに短編だから知識一個知っていれば完答できるシンプルな謎が多い。
登場人物が漫画的なので、どうしてその事件が起こったのか?という動機の方にフォーカスして読む方が楽しく読めると思いました。
料理は相手にどう受け取ってもらうのかが重要だったりするし、全体的にそういう謎が多かった気がするな。
志村さんが可愛かったので「ガレット・デ・ロワの秘密」が一番好き。

食べ物の描写が美味しそうなので、そういうのを読んでいるだけで私は十分満足だったので楽しかった。
軽い読書とか息抜きに丁度良い作品でした。
ここまで

感想

#hon
『僕は令和で棋士になる 江戸前期に夭折した少年棋士が令和へタイムスリップ』 読了!

将棋題材小説シリーズ。
Amazonのアンリミデッドに入っていたので読みました。
将棋ものでラノベみたいな長いタイトルなの初めてみたかも。

以下ネタバレ感想

令和で棋士にならないんかいッッッ!!!!
総括としては江戸と現代の差を出しているので棋譜を並べるのは楽しかったです。SF要素は棋譜のためのギミックだったので期待するには肩透かしという感じ。

■棋譜について
最初に出てくるのが雁木でテンション上がっちゃった。
江戸時代からある+当時と型が少し違う+ちょっと前に流行ったので採用されていることに違和感が少ないというので雁木だったんだろうな~。
私は5三銀型しか指さないので、むしろ印達さんの気持ちに近かったけども。
ほとんどの対局が全部書いてあったので、並べるのが楽しい。
マイナビの方で買うと棋譜データ貰えるらしい。
本編では棋譜解説とほぼ同じ書き方なので、これ将棋知らん人からするとショートカットするページになるんだろうな~と思いました。
あと私は該当ページの棋譜を読み切ってから並べるので、毎回ざっと流し読んだら印達の勝ちがさらっと確定して笑いました。
特に最後の決勝戦くらいは、最終手5手前くらいまで図式で描いて、最後の5手は文章で書いた方がお互いにテンションぶちあがらないか!?
棋譜途中図まで全部描いてからその後に解説が付く形式だと、感想戦と似た感じになって印達に同調して読めないんだよ~。
そういう描き方に関しては漫画の方に部があるのかな~。でも絶対小説でもできるよな~。

■将棋じゃない部分
SF部分の解説フェーズいる!?!??!?!いや現代に来るきっかけの部分だからいるんだけど、それにしては長いし軽い。
なんの根拠もないSF小説好きたちが好き勝手言ったのを、何の根拠もなくこっちがいい!で採択していくので、「まぁじゃあもうそれでいいんじゃない……」となった。
本当かどうかはわからないけど、それの方があなたのことを忘れなくて済むのだからそうであってくれと願う様と恋愛を絡めている部分なのかもしれない。私はそういう機微がわからない。
途中の入院時のSF解説フェーズのタッチが軽いので、真面目に読む必要があるのかないのかわからず、結局何がきっかけて戻ったのかもわかっていないので本当にいる!?!?!?
なんとなく後味としてはバタフライエフェクトの最後みたいにしたかったんだろうなとは思う。
SF部分も恋愛部分も人間関係部分もかるいタッチで進んでいくので、人によっては読みやすいといえば読みやすいと思うが、私は情報量が少なくて読み応えがないと受け取っちゃったな。
コロナの話を絡めてくるのかと思ったらそうでもないし。これは年代を合わせて没入感高めるためなのかな。
結核の話をすることで、今も昔も病気の危機は同じようにあるけれど、将棋のように医療も進歩しているよ!という話なのか?わからない。
色んな将棋じゃないフックを作ろうとしたのかと思うけど、フックにしては私は邪魔だなと思ったので私向けではなかった。
かといって将棋知らない人が読むには棋譜部分が多すぎるので、なんかもうどっちかに振り切ればよかったのではとは思う。

そんな感じなので将棋が好きな人は棋譜部分はオススメするけど、シナリオ部分では将棋好きにもそうじゃない人にもおすすめはしないくらいだった。

ここまで

感想


これ、私だと趣味が合うとか合わないとかよりも、
趣味が合う合わないについて言及しない・相手の意見は相手の意見自分の意見は自分の意見としてくれる人との方が合うんだよな。
言及してもいいけど、それは感想であって利点として言及してこないというか。
倫理観全然違っても、こちらに押し付けてきたりそれが当然という思想さえなければ楽しく話聞けるしな。
実際に付き合いが長い人って、趣味の傾向合わないし映画の感想も違うし許せる許せないのラインも全然違うけど、そういう感想を「へ~」って聞いてくれる人ばっかりな気がする。
趣味が合うことをフックに話をされると、なんかコンテンツを人間関係のツールにしてるっぽく感じて好きじゃないのかもしれない。コンテンツ・作品と私の一対一の関係に別な物を混ぜたくない。
インターネット向いてない人間すぎ。
他人の意見の付き合い方の気が合う人というのが正しいかもしれないね。

そういう考えがあるので、二次創作はあくまでFAくらいの塩梅にしたいし、やるとしても既存キャラクターの一人称は取らないようにしているし、こう考えていたと断定する表現は用いないようにしているし、こんなこと考えるならもう1次創作してましょうよ!!!!ということでいまここにいます。

ただそれはそれとして尊厳があるようにあつかうので、彼らの人間関係をこちらが邪推したりこう考えていたに違いないと決めつけたり勝手にこうあって欲しいと願ったりしたそれを好き勝手脚色して表に公開する行為のことをグロ~と思いながらやっているよ。
まぁ自覚があれば何やってもいいと思っている訳でもないので、自分のなかにラインを引くようにもしているよ。
もはや自分を納得させるためのルールでしかないね。

私は非実在存在のこと、ある程度の尊厳があるように扱うという縛りを設けながら創作をしているんだけど、これはベースに彼らに尊厳はないし駒でしかないという思想が元にあるからなんだよな。
キャラクターや物に意志がないから救われている人もいる。

『シルクロード.com』 は、映画の内容自体はおっさんのマッチョな思考で進むのでそこまで人に勧めはしないんだけど、
ノンフィクションものの冒頭として「これは事実を元にして滅茶苦茶エンタメとして膨らませた物語です」みたいな注意書きが入っていた点は滅茶苦茶好き。
逆に『最後の決闘裁判』 は一体何が真実なのか?という話をやった最後の章で「これが真実の物語である」って言ってきたところが、女性の扱いに対するカウンターをしている点では好きだけど結局歴史上の彼女の意思を映画の都合で勝手に語って来るという、弱者(既に死んでいる人)の意思は上書かれる再生産シナリオになっているところが合わなかった。そして主題は力の強いものによって黙殺されるものへの批判が根本だと思うから、主題との折り合いができてないと思ってあまり作品として好きではなかった。
ノンフィクションものとの付き合い方が滅茶苦茶難しい~。

そもそも私は現実にいた人間の考えを他人が勝手に代弁するタイプの話で「この物語は真実である」とか言われるとゲゲーッ!となる質なので、歴史もので真実事実を擦る奴は向いてない。
歴史ものとかノンフィクションとか擬人化とか、だからあんまりピンとこないんだよな。
刀剣乱舞本当にあなたは一体どこへ……それはそれとして1舞台ごとのギミックは好きなので付いてきます……。

先週、全然作業に身が入らずにどうして~?と思っていたけど、切れていたコーヒー豆補充したら作業やる気出たのでパブロフの犬コーヒーバージョンになっている気がする。

#butai
舞台刀剣乱舞 禺伝 矛盾源氏物語 見た!
千秋楽ライブビューイングでした!
以下感想!

概要としては物語を愛するものを肯定することに全力を注いだ物語で良かった~!
それはそれとして物語を付与することの暴力性の話からいい加減逃げるなとは思うぜ!

■物語の消費と創作賛歌
全体を通して、あの世界は紫式部と彼女の源氏物語を愛した人間の起こした騒動であり、その人物の創作したキャラクターたちの感情に意味はあるのか?という疑問を提示したうえでそこに意味はあるし感情はあるし、そこに確かに愛はあるんだ!というのをやる話でした。
源氏物語を好きでいた人や物語を見る人達を肯定するお話になっていてよかったな~と思いました。
加えて、最後にこの舞台が物語だったとして、それがどんなに過酷な物でもそれでもこの世界を愛するし生きていくと宣言することで、物語に生きる彼らの生きざまやそれを愛する人達を含めて全部肯定する話だったので、やりたいことが明確で良かったです。

■構造の話
構造が5重になっていてクソ複雑で笑いました。
①オタク君の考えた最強の源氏物語本編
②オタク君の考えた最強の源氏物語行間
③オタク君の考えた最強の紫式部世界
④作中現実世界
⑤刀剣乱舞という物語世界
欲張りセット?真田十勇士の辺りからこれいつかメタ構造やるだろうな~って思っていたけど、ここまでやってくるとすごすぎて笑っちゃうね。

源氏物語のキャラクターに勝手に意志を付与して物語展開するの、刀ステの最近の話的にどうなんだろうな~と思っていたので、実際は全部オタク君の二次創作でした!という構造で出して来たのは好きです。
雲隠の結論を知っているのは紫式部だけで、お前ではないと言ってくれたのもマジでちゃんとしていて偉いと思う。
ただそれだったら女御の台詞に関しても「お前の受け取った物語中の女御がそう思う気持ちは否定しないが、原作の物語で彼女たちがそう思っているかどうかもわからない」くらいまでのライン引いてほしかった。
紫式部の「物語を作った罪を償う!」とか女御たちの「光源氏を恨んでいるが、それ以上に愛している!」とかも全部全部オタク君の妄想!原作とは一切関係ありません!
女御たちが男性社会に蔑ろにされた存在としての意味も持ってしまっているので、その状態で彼女たちに「本当に光源氏を愛していたから彼を殺せない」って言わせたまま終わらせたら再生産になっとるやんけ!と思う。
私はあれをオタク君の妄想としてバッサリ受け取るけど、仮にオタク君の妄想として受け取ってても、再び男性の意思で女性の意思がなかったことになる構造になるので、そこはちゃんとやれよと思う。
オタク君の性別を男で固定してきたっぽいので余計そう感じる。
別に性別固定してなくない?に関しては大倶利伽羅が六条の御息所に成り代わろうとしたら性別を理由に拒否されてるんで、まぁ性別は固定なんだろうな~と私は受け取りました。
途中まで光源氏のベース人格を菅原孝標女とか~?って思っていたのも、女性でやった方がえぐみ落ち着くかな~と思っていたのもある。
でも菅原孝標女に紫式部のため!って言いだす人格を付与することもまたえぐみになるので、紫式部の物語を愛した性別も分からない誰かにした方が個人的には好きだったかもしれないなと思いました。
そうすると本当に光源氏ベースオタク君に私が完全に内包されるし。

■光源氏について
私はこういう自分勝手にあなたのためにって言う大義名分で無自覚にエゴ振り回して他人のもの踏み荒らしながら最後まで反省せずに気持ちよくなって消える害悪男が好きなので喜んじゃった。
禺伝の全貌、原作沿い光源氏成り代わり夢小説を現実にしようとするオタクの話なので、最後に光源氏が女御に殺されそうになったり若紫に殺されそうになるシーンで「それもいいかもしれない!」と言い出すところとか本当に私の好きじゃないオタクの手つきでウケる。最悪。
自分の大好きな紫式部を桐壺に宛書して、その上自分は光源次ではないと理解させたうえで両想いにする+光源氏の役割を失っているのに自分が何者か分かってくれる若紫+女御たちは最後まで自分のことを愛し続けたとする
あ~~~^^あ~~~~~~^^
人の夢小説の趣味にケチをつけてはいけません。はい。でもこの人これを公式にしようとしてきたんです!?!??!
私は光源氏のTwitterアカウントブロックはしないけどミュートにはすると思う。出土してきた骨、工事現場の人たちがうわー工事延期されちゃう~って言って隠匿してなかったことにしてほしい。
にしても紫式部を物語で登場人物を苦しませた罪で苛ませるくせに、オタク君が勝手にキャラの感情代弁してキャッキャすることに罪を付与しないのなんでなんでなんで~?
それはオタク君とお客さん(私)がニアリーイコールでそこに罪を付与すると最後の怒涛の丸め込みに水を差してしまい失敗する可能性が高くなるからだと思います!エンタメ商業作品ッッ!
まぁいうて創作をしたことに苛まれている紫式部もオタク君の二次創作なんだけど……。オタク君と紫式部の解釈が合わな過ぎてずっと紫式部のこと「誰?」って思っていた。
紫式部苛ますわりに、今回の作中で刀剣男子たちに物語を付与することに対してのえぐみについての描写も少ない。政府がやったことに対しての批判も軽い。
そもそも刀剣乱舞というゲーム自体が歴史として正しくない(と言われている)逸話で成立している刀剣男子がいることに全部ブーメランになるから先延ばしにしてんだろうな~というのもある。
段々刀ステではそこら辺の回収はしないんじゃないかとも思っているし……。
もしかして一文字の人達の「物語を愛そう」とか「愛によって紡がれている」とか歌仙の「地獄だ!」とかで物語付与の功罪を説明しきったという体なんだろうか。
確かに昨今のインターネットだと地獄とか鬱とか言ってりゃ勝手に点と点をつなげてくれるだろうけども……。ず、ずるい……。
まぁ私の好きではないメタ構造あるあるの「読み手の攻撃性に言及するわりに自己の暴力性には無自覚」のうちの読み手の攻撃性への言及が少なかったから、まぁまぁまぁ……。
いや全然飲み込めてはいないけど……。
なんかそういう攻撃性に無自覚で無邪気なところも込みで光源氏が最悪で好きなんだけど、作劇上そこらへんに自覚的なのかどうかは割と微妙でそこはどうかと思います!
いい加減物語付与して消費する暴力性の話を先延ばしにするには、作品数が重なりすぎじゃないかなと思います。

構造が複雑だったり登場人物多かったりやってること多かったりで言及する箇所が多すぎて確実に漏れがあるし、語り口としても雑な扱いが多いのはそうなんだけど、
それはそれとして物語賛歌をしたいんじゃい!!!!という熱意は確かに受け取りました!という作品だった。
好きか嫌いかと言ったら好き。それはそれとして人には気軽には勧めない。そういう距離感の話だった。
ここまで

感想

今日、中国茶にアナゴにと心が満ち満ちる美味しい物ばかり接種したので満足度がウルトラ高いぜ!
美味しい物を食べるのはいい人生。

栞が欲しいんだけど、ブックマーカーとか厚みがある栞は紙の根元の形が変形して開きにくくなるから好きではなく、紙の栞は速攻で無くすので、いつも買った本に紙の栞が付いていることを祈りながら開いている。
今読んでる本には付いてなかったのでレシートを挟んでいます。

私が今までで映画のいい~と思った音楽は以下の3曲。(覚えている限りだと
・『The Greatest Showman』の『The Greatest Show.』


・『TOP GUN: Maverick』の『Main Titles』

『TOP GUN』の時点で最高!と思っているんだけど、曲が見つからなかったのでこっちを載せています。

・『THE FIRST SLUMDUNK』の『第ゼロ感』

第ゼロ感は映画の一番欲しい時にドンピシャで欲しい音楽が来たーー!って感じなので、映像+音楽の組み合わせとして気持ち良かった記憶がある。
そういう映像作品として最高のことをしてくれると「見てよかったー!」とぶち上れるので大好き。

『音楽』(映画)の映像表現は『BLUE GIANT』に近いよな~とは思ったけど、あんまり音楽の内容を覚えていないので今度見直そうかな。

#eiga
BLUE GIANT 』見た!

以下感想。

主人公の「良い物は届くんです」を体現した音楽と映像で私は全面的に屈服するしかなかった~~!ありがとうBLUE GIANT……。

私自身、音楽を楽しむ素養がないため音楽を中心にした映画などはあんまり刺さらない傾向にあったんだけど、それを全部打ち壊していく作品だったので本当にすげ~~!という感想ばかり出てくる。
私音楽映画楽しめるんだ……。教えてくれてありがとうBLUE GIANT……。
何がすごいって、BLUE GIANTは音楽+物語進行という構成ではなく、そのまんまライブを見せてもらえる形の音楽と映像的音楽表現ということなんだよ~。
私は映画のことを時間区切りの情報量で見る傾向にあるので、物語が進まないパートのことを早く終わらないかなと思う気があります!これは良くないところです!
にも拘わらず、音楽と映像で物語進行がないパートなのにそこにはちゃんと感情と熱量があって私がずっと聞けていました!アンコールしたかったです!
うぎーカッコよかったよー!
演奏はもちろんのこと、映像でのスポットライトを浴びた楽器の煌めきだとか、顔に入る影の青い境界ラインとか、揺らめく熱量が液体の表面張力みたいに張りつめて張りつめて音楽になる表現とか全部カッコよかった~!
ライブ聞きながら一緒に体を揺らしたかった。

特に私は過去に打楽器やってた経験があるので、ドラムやってる人がどんどんうまくなっていくのを見ては「すごすぎる……!」で勝手に手に汗を握っていたし、ファンの人に「君のドラムが成長するのを見るのが楽しみなんだ」と言われているシーンを見て「そうだよすごいんだよ~!」と一緒に頷いてしまった。
パーカッション経験あるのになんで音楽的素養ないんですか?知りませんが……。
それでもドラムの大変さを知っているので、ドラムの人が最後ソロをやり切ったのを見てうわぉんとなりました。かっこいいよ……。
というか一番最初の空き缶で主人公の演奏に合わせてリズムを取るシーン、あのソロを聞きながらテンポを崩さない時点でリズム感えぐくない!?
あと2人の演奏に置いていかれるときの、なんとか入りたいけど音の濁流に置いていかれてもうどうにもなれない孤独感とかを見ていてお、おぉぉ……私は……。
そしてライブが重なるごとにちゃんとドラムが上手になっている曲のそういう作りもよかったし、ドラムのソロがなかったり主人公とぴったり合わせた気持ちのいいパートはちゃんと確保されていたり多分ドラムの人に合わせた曲作りをしてくれてるピアノの人の優しさやら厳しさやらにも触れられて楽しかった……。楽しかったです……。

音楽映画として出して、こんなに音楽を楽しめる映画に触れられて私はとーっても嬉しかったし楽しかったです!
音響最強映画館でやってくれないかな~。
ここまで


感想

やっと2023年の辛辛魚食べたんだけど、今年は魚介っぽさ押さえて辛さ強めだ~。
うめ~。

#manga
『いじめるヤバイ奴』100話無料読んだ。
加藤の顔が好きです。
あと私はガチガチのロジック+アンジャッシュか常軌を逸しているので分かり合えないコミュニケーションが好きなので気持ちがいい~!
最近こういうパワープレイで読み手を引っ張っていく漫画増えているように感じて楽しい。
増えているというより、そういう漫画はインターネットで発信しやすいから目に付きやすくなったのかもしれない。
『ハイパーインフレーション』とか『チート付与』とか。

感想

ミステリーやホラーを見ている時、「そうきたか!」の気持ち良さを得たいから見ている側面があるのはいいんだけど、自分の想像の範囲内に収まるとちょっとがっかりするのやめたいんだよな。
「そうきたか!」を求めてみること自体はいいんだけど、それが目的の8割とかになってくるともうびっくり箱でもずっと開けてろ!と自分に思う。
そもそも数読めば読むほど「そうきたか!」ってできなくなるのは当然だよ!
この楽しみ方ってかなり消費に振ったお客様姿勢なので、あくまで優先順位としては下から数えた方が早いくらいに設置しておきた~い。
これは私の物語に対する姿勢の話なので、ほかの人がそうしている分には関係ないです。
日ごろ物語とかテーマの話をしている人間が、ミステリやホラーに関してだけ優先順位滅茶苦茶になっているの一貫性がないから嫌だなというところから来た発想。

ミステリーやホラーは物語とかテーマより「そうきたか!」をフックにして作っている作品が多いので、まぁそうなるのは分かる。
ジャンルをひとくくりして全部それと同じ価値観で読むのが良くないよ!作品に合わせて調整した方が楽しいよ!という自戒の話。

午前中の集中力のなさを補うつもりなのか?というくらいには20時を超えたあたりから過集中が起きるんだけど、朝から来てほしい。
後生なので。

自分の創作物の攻略対象側の一人称視点小説書くの初めてで楽しい~。
2次創作では既存キャラクターの一人称語りや主観情報の開示(考える吹き出しとかモノローグとか)を採用する気になれない質だし、いままでの創作ゲームの攻略対象も思考開示を拒む構造で作ってたから、とても新鮮で楽しい~。
夢小説の主人公や創作ゲームのもんだいがある▼とか花散るまにまにの主人公は、プレイヤーに向けて思考開示をするために作ったから自分的に問題なしになってる。

これは私がそういう性なだけで、他の人の創作物には掛からない奴です。
何より私は一人称主観小説が大好きだからね!!!!

メモ

あれかし ありこそすれ ありさえすれば
文中ならすぐ読めるけど、自分で書くときに意味がわからなくなる。

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