不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

そういえばてがろぐ4.0なのにYoutube埋め込みにならなかったな。なんでだろう。

読みにくい/わからない/間違いやすい名字

由里タイガ(由里/由利/由梨など)
須藤カズキ(ストウ/スドウ)
八重咲ミノリ(八重咲/八重崎)
八重咲さんに関しては原作で私が滅茶苦茶名字間違えているのも原因です。八重島。誰?
小梅枝ミコ(希少名字)
甲レノン(キノエ/コウ/カブト)
佐斉ミソノ(斉/斎/齊)
尾笹カナ/戸高カイト/小梅枝ミコ(誰が小だっけ……ってなる)

我孫子や小鳥遊や斑鳩は読めると思っている。かっこいいから。

同人ゲームオブザイヤー2022にノミネートしてもらったので嬉しいタイムスタンプ記録


タイトルの読み方は質問してもらったときに「じゃあこれで」と決めた奴なので、好きに決めてください。
ギリギリにノミネート感想を書いて送ったんだけど、我ながら音読しにくい長文を送ってしまうね……。読みやすい文章を心がけましょう。

#eiga
『善き人のためのソナタ』見た!
Twitterで知らない人がおすすめしていたのと配信日が昨日までなので見た!

以下ネタバレ感想

■総括
良い映画だね~
それはそれとして人の生活を覗き観てそこに感動を抱く構造自体には『こづかい万歳』の駅を歩く人を観察して映画として消費する人とか江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』とか思い出す人間なので、最初の方はノれる自分と冷静になる自分がいて大変複雑な気持ちになりました!
それに監視対象の人が最後まで主人公に声をかけないことで、完全に許すということはしないというライン引きがされているのかなと思うので良い。
善き人のためのソナタを買う主人公が「私のための本だ」っていうシーンが綺麗だ……。

■概要
東ベルリンのシュタージュである冷酷無比な主人公は、反逆の可能性がある作家のドライマンとその恋人の舞台役者クリスタを盗聴することになった。
自分の上司に役者の職を奪う脅迫を受けるクリスタと主人公の恋愛関係や、ドライマンの読む本、ピアノの演奏を聞くうちに、主人公はドライマンとクリスタに惹かれていく。
ドライマンが反逆者のグループに所属してしまうが、2人に肩入れをした主人公は二人がシュタージュに疑われるたびに全ての証拠を処分していく。
最終的に上司の反感を買ったクリスタがシュタージュに捕まり、主人公はドライマンが反逆者である証拠を尋問するように命令される。
主人公はクリスタから証拠の場所を引き出し、主人公は逮捕されそうになるがその証拠は主人公によって処分されていた。
それをしらないクリスタは道路に飛び出て自殺した。
ベルリンの壁崩壊後、ドライマンは自分の身を救ったのが主人公であったことを知る。二人は最後まで出会わないが、ドライマンは『善き人のためのソナタ』という本の序文に主人公の名前を記載して出版した。
主人公が『善き人のためのソナタ』を購入して終幕

■人間ドラマ
人間の日常を覗き観て消費するの楽しいよな~~~!これは最悪感想。
本筋としては、敵対したり支配下においている人間のことを生きている人間だと思っていなかった主人公が、リアルリアリティショーを見たことでその人々を生きる人間として愛してしまったという流れだと思う。どうやっても最悪な言葉選びにしかできないの?
いえ、人を人と思っていなかった人間が、人間同士の熱い交流や芸術を通して心を呼び覚ました話です。
面白いのは主人公が関わるのはドライマンの恋人のクリスタだけで、主人公に直接会ったことはないということですかね。
ドライマンと話をしたことはないが、彼の人生や人となり、読む本や作った劇、彼の奏でる音楽を知ったことでドライマンに惹かれる。
いや……プライバシーの侵害……。
でもこの作品は、結局ドライマンは最後まで主人公に声をかけることもないしお礼も言われないし貧しい生活を送ることになっているという線を保っているので良い。
そもそも題材自体が社会風刺として重めの話題なので、これくらいの塩梅で良いのだろうなと思う。
というか最後のドライマンが自力で主人公までたどり付くフェーズと、主人公の「私のための本だ」という台詞のおかげでかなり爽やかな後味になっているというのは感じる。

なんか久しぶりに感想を書いたので書き方を忘れた。良い映画だったんだよ!?!??!?!??!?!?!
ここまで

感想

2023年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

私の大変大変大好きな辻本彩夏さんという『テニスの王子様ぎゅっと! ドキドキサバイバル 海と山のLove Passion』の海側の主人公は、料理の見た目が壊滅的だが味は大変良いというキャラクターです。
本人も「見た目は悪いですが、食べたら美味しいですよ!勇気があれは是非食べてください!」と言ってくるキャラクターなんですが、これはある意味自分の能力及びそれを他の人がどう受けとるかに滅茶苦茶自覚的なキャラクター造形なんだねぇ。かわいいねぇ。
加えて辻本さん自体もぱっとみだと言動がはちゃめちゃなおもしれー女なんだけど、付き合ってみると頭も回るし気遣いと優しさをベースに行動しているというのがわかるというキャラクターなので、そこも込みで好き。

料理が下手キャラクターの性質、もうちょっと分解して以下くらいの項目に分けてみた。
①料理の際にレシピをみない/思い付きのオリジナリティを出す/味見をしないなど計画性がない
②味覚が壊滅的なため不味いことを自覚できていない
③頑張って作ったことしか視野に入らず出力された結果を客観視(広義)できない
④料理を提供する相手(好きな人)なら許してくれるという甘え/信頼

もうちょっとありそうだけど。
佐藤ちゃんの場合は①メインに③のバイアスがかかる感じかな。
世のキャラクターデザインだと、個人的には④の要素を可愛げとして提示している側面もまぁあると思う。割と暴力ヒロインの文脈に近いかも。嫌だな。
こう書き出してみるとキャラクター造形的には自分の目的と立ち位置に自覚的じゃないかつその暴力性に無自覚というところがかなりのえぐみになっている+料理を雑に扱う忌避感が原因なのかな~。

料理を作るのが激烈に下手+それを他人に食べさせるヒロインは顰蹙を買いやすいのに何を目的に作られるのか問題。
作者が料理に興味がないからコメディ要素として手癖で入れてしまうのでは?とか作者が下手な料理を提供されることに怒りを覚えることがそんなにないのでは?みたいな予想があって面白い。

料理が激烈に下手なキャラは弊サークルにおいて『だいすきなあのこがまったく振り向いてくれない!』の佐藤ちゃんのことなんですが、佐藤ちゃんの場合は見た目先行で可愛くデコレーションしてそっちに満足して味見もしない激しい偏りのあるキャラクターとして設定してるので、料理が下手なのはコメディリリーフというより佐藤ちゃんのえぐみの具現化になっています。佐藤ちゃんの無自覚攻撃性の一部です。
別にこれ佐藤ちゃんがイオちゃんのこと全く考えていない訳ではなく、センパイに可愛くみられたい!が第一な上にそれ以外が見えない視野狭窄なのでイオちゃんのために一生懸命であるという事実だけは揺らがないんだね~。まぁ一生懸命無罪は私の中ではないので、ただ一生懸命だったことを認めるでしかないが。
この後の佐藤ちゃんは学習能力があるのでちゃんと味見して不味いのを確認した上で渡すのを辞めるか、既製品を買うようになるからえらいね……。

個人的に味見をしない美味しくない料理を提供することに対して私は新鮮な怒りを覚えられる人間なのでそこに関してはマジで佐藤ちゃんよお……と思っているし、作中であれを食べて不味いと言及するのは佐藤ちゃんのみに留めている。
あの後のショウくんは知らないです。

メモ

Ren’Pyを触りながら「この人もしかしてオブジェクト指向じゃないですか!?!?!?」ってテンション上がったので自分の成長を感じました。
jsより圧倒的になじみやすいのなんでかな。
jsはデバックするまでエラーが出ないのが気持ち悪いのかと思っていたけど、Ren’Pyもそうなので不思議~。
まぁどうせこっから激烈に躓くんですけどね!!!!!!!!!!!!!!!

VNオンリーに参加したけど、そろそろオリジナルのアバター欲しい~。
前グノーシア描いたときの自分キャラクターの感じで作ろうかな。黒子
20230530133019-965.png

ここ一週間映画や本を読んでいないな~。
少ない可処分時間なので作業時間を取るか遊ぶかの二択で作業時間を取っている。それか寝る。

#てんがいちかく
Ren'Py版移植のために過去に作ったてんがいちかくのコードとか画像を見直していた。

20230527192734-965.png
一体誰なんだ……。

画像作る一番最初の名前を間違えて、あとは全部数字を変更するだけで保存していった+8件すべて名前変更するのが面倒臭かった過去の自分の思考が見えます。
しかし、今は違う!(コマンドプロンプトを起動

メモ

fgoの好きなサーバントだぁれ?みたいな質問について考えていたけど、こんな感じかなぁ。

◼️戦闘使用での愛着があるサーバント
牛若丸/陳宮/マーリン/アルジュナオルタ/岡田以蔵

◼️見た目や設定が好きなサーバント
牛若丸/森長可/ゴッホ/シェヘラザード

◼️好きなシナリオがあるサーバント
牛若丸/シェヘラザード/サリエリ

fgoは連載+時限式のリアルタイム性の面白さがかなり感性に噛んでくるのや、ガチャで手に入るか入らないか、戦闘の関係で一気に読めない、サーバントの性質上物語上のサーバントと手持ちのサーバントの同一性が低いなどの関係で私の中であんまりサーバントをキャラクターとして一貫して受け取ることができないからふわふわするね~。
なんだかんだこのならびから好きなサーバント選べと言われたら、戦闘愛着あるサーバント選んじゃうしな私は……。

Q.牛若丸は何?
A.1部最終章あたりまで星5が0、星4サーバントが3体だった弊社のアタッカーだったため肩入れした状態でバビロニアのシナリオを読んだので冷静さはないです。

#eiga
ゴースト・キラーズ 血塗られた少女の謎 』見た!
Twitterで知らない人がおすすめしていたので配信で見た。

以下ネタバレ感想

■総括
何も考えなくていい非倫理的悪ふざけ映画を何も考えずに見るのは楽しいな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
既存のホラー作品のテンプレを擦る部分が多いのでいくらかホラーを見てからの方が楽しいと思う。
それはそれとして冷笑的な笑いが多く、そこらへんはあんまり好みじゃない。
滅茶苦茶汚いので食べ物を食べながら見ていたのは後悔しました。

■概要
幽霊退治のやらせYoutuberグループ「ゴースト・キラーズ」の四人組は資金繰りに困っているところ、ある学校の呪いを解く仕事を依頼される。
今回も適当なやらせ映像を作る気だったが、夜の学校に閉じ込められた上、霊感のある仲間が頭を爆破されて死亡したり自分が殺されかけりしたことでこれは本物の幽霊だということを確信する。
幽霊は無機物有機物に憑依し執拗に主人公たちを殺そうとしてくるが、グループ内のいじめられっ子がホラー作品で見たことのある封印の儀式を行ったところ封印に成功する。
生き残ったゴースト・キラーズは一時期幽霊退治成功者として有名になるが、施設内で死んだ人間を殺したとして摘発されて終幕。

■幽霊
幽霊がすごい元気に人を殺すのでスピード感があって大変良い。殺すときに意味が分からないくらい血でべたべたになるのとか、憑依するものが人間だけじゃなくてホルマリン漬けの胎児とかうんことかで意味が分からないので何も考えなくていいです。
ホラー映画あるあるの「少女の霊は虐められていた悲しさから人を殺していたのです!」を露骨に馬鹿にするラインで、基本構造は冷笑でしたね!
幽霊が自己申告してきた悲しい過去、信ぴょう性0だよなぁ!?!?という話なのでそこは大好き。第三者からの証拠がないと、自分が被害者面の語りは信用してはいけません!
それはそれとして個人的に過去に悲しい過去があろうとも人殺しは人殺しただろ派閥ではある。

■キャラクター
全員ろくでもないし、ホラーゲームやったことない人の挙動ばっかりするので見ていて面白かったです。
オタクキャラクターが最後まで一切顧みられないのは珍しい。
全員ろくでもないので全員ろくでもない目に遭います。そうだね……。
ただ霊感のある仲間だけはもうちょっとなんとかならんかった!?!?グループ内でも嫌なタイプのイジリを受けていたせいで割と一方的に嫌な目に合っていたよ。
本人的にはマジで霊力があるのでああいうことしかやってられないタイプなのか、思い込んでるタイプなのかわかりかねるし、そういうことをやりつつこれってコンプラ違反?笑なノリは好きではない。
ここまで

感想

バターをたっぷり使った焼き菓子が大好きだ……。

あきました!!!!!!!!

私30分くらい歩いてワインオープナーを買ってきたけど、非力すぎてワインが開かない965!
こっちは今日飲もうと思って意気揚々と買ってきたのにただそこにあるだけしかできないワイン!

私965!
こっちは今日飲もうと思って意気揚々と買ってきたのに家にワインオープナーがないことが分かってただそこにあるだけしかできないワイン!

#eiga
パラノーマル・アクティビティ 』見た!
見てた実況動画で言及されているので配信で見た。

以下ネタバレ感想。

■総括
夜に配信で見るとちょうどいいし、夜見て部屋うろつくの若干怖くなって良い作品だった!
モキュメンタリーとしてよくできている~。

■概要
女性が幼少期からポルターガイストやラップ音に悩まされている原因を調べるために、恋人である男性は部屋に監視カメラを仕掛ける。
最初は女性を馬鹿にしていた男性であったが、カメラに映る部屋の様子がどんどんとおかしくなっていく。
原因は幽霊でなく悪魔であり、専門家に頼まないと解決できないと霊媒師に言われた2人だったが、男性は自力で問題を解決しようと悪魔との交信を試みる。
悪魔との交信によって得た在る女の子の名前を調べたところ、年代こそ違えど女性と同じ経験をした悪魔憑きであることが分かる。
悪魔が本物だと男性が本格的に慌てだしたところで、悪魔の憑依が完了したのか様子のおかしくなった女性によって男性が殺害・女性は行方不明になり終幕。

■彼氏
ホラー映画あるある、余計なことしかしないへらへらした彼氏!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼女がやめろって言っているのに撮影をやめない!せっかく来てくれた霊媒師に失礼な態度をとる!役に立たないのに高圧的!お前を守るって言うけど最後死ぬ!
様式美ですね。美しいね。
ただ悪魔憑きの話だと、彼氏にそういう性質が0だったとは言わないけど悪魔のせいでその性質が助長されている可能性もあるので面白い。
彼女がマジ切れしているのにカメラを止めない根性がすごすぎる。カメラを止めるな!

■定点カメラ
定点カメラだからこそのジャンプスケアが面白かった。来ると分かっているけどびっくりしちゃうね……。
あと彼女が変な方向にぶっ飛んでいく奴はどうやって撮影したのかわからなくてよかった。
最後の彼氏がぶっ飛んでくる奴も良い。
ここまで

感想

#eiga
プラットフォーム 』見た!
以前勧められたので配信で見た。

以下ネタバレ感想。

■総括
久しぶりに気分が落ち込む良い映画だなと思いました。
それはそれとして食べ物を粗末にしたり切迫状態の非倫理的な言動だったり犬が死んだり、私はこういう物を見るとテンションが下がるんだな~というのが分かって面白かったです。

■概要
主人公は部屋の中心に穴が開いた部屋に知らない人間と2人1組で閉じ込められている。
この建物は一日に一度上の階から穴を通じて食べ物が乗った机が降りてくるが、すべての階層の人間が一つの机の食材を取り合うため下の階層に行けば行くほど机の上に残る食材は減り、状態は汚くなっていく。
階層は定期的に入れ替わることになっており、100層より下になると食材が一切手に入らないため、一緒に居る人間を食べることで生きながらえる者も出てくる。
主人公は一緒に居る人間を入れ替えながら、最終的にこの施設で最下層の人間にまで食べ物をいきわたらせようと決断する。
机に乗って下の階層に行くまで机の食材を守り抜こうとするが、道中この建物の管理者に抗議の意として一切手を付けられていない料理を上の階に返すことを思いつく。
死傷を負いながら料理を配り切りパンナコッタを守った主人公だったが、最下層近くに子どもが一人いるのを見つけパンナコッタを渡してしまう。
最下層まで来た主人公は、本来ならこの建物にいるはずのない子どもを送り返すことで、管理者になにかのメッセージを送れると信じ何もない最下層に1人残り終幕。

■犬が死ぬ
悲しい

■落ち込むところ
・食べ物を使って下の階層の人間に鬱憤を晴らそうとする人間が多いこと
・食べ物を踏む人がいること
・犬が死ぬところ
極限状態に置いて上の人から虐げられた経験から、自分より目下の人間に嫌がらせをすることで鬱憤を晴らす人が多いというのをずっと描かれるのでひたすらに悲しくなるね~。
作中で人に向けて話し合いや許しの気持ちを持つよう提案する人や宗教によって理性ある姿勢を求める人がいるんだけど、主人公は序盤それに看過されてある程度まで実践するんだけど速攻で挫折するのがまぁ……そうだよね……となる。
ただ宗教での理性的な姿勢を提案してきた人も「一回は話し合いをして言うこと聞かなかったら殴っていいと思うよ!」って寛容だったので、最低限こちらの寛容さは見せましたよ!という大義名分を獲得する姿勢滅茶苦茶わかる~!ってなりました。
私も基本的には話しあえよ!という人間なんだけど、それは社会に所属する生物で自分がい続けるため・相手と殴り合いになる前に自分は最低限の努力をしたのでこちらに非はないですと主張するためなので、こういう極限状態でそれを求めるのは利点があんまりないので酷だなと思います(カス
ただ下の人間に嫌がらせをするために机ぐちゃぐちゃにする奴らは元気だな……と思います。
下の人間に興味がない、くらいならわかるけど下の人間虐めるというのは教室内でカースト作って虐めするのとおんなじ感じなのかな。
やることがない状態だとしたの人間に嫌がらせをするのが楽しみになったりするのかな。
こういう思考実験的な作品を見ると、自分は何するんだろうなとなって悲しくなるね。

■社会構造
あんまり詳しくないけど格差社会の話なんだろうなと思う。
上の人たちは好きな物をいくらでも食べられるし、下の層への嫌がらせも出来るし自分の状況が悪いのは自分より上の層の奴らのせいだし、下の層の奴らは自分より下であるのでいくらでも虐げていいという姿勢が社会の縮図として提示されているのか。
今回嫌がらせする人間ばっかり映っているけど、多分嫌がらせはしないけど自分が満足するだけたくさん食べて下の人に残さないようにする人はいるだろうからむしろそっちの方が私は分かるな……。
最下層まで行った人間が初めて何かを見つけて、世界に何かしら訴えかけることが出来るというのがオチなのかと思うけど、割と最後はぼんやり終わったのでちょっとわからねぇ。

■ドン・キホーテ
主人公がドン・キホーテを建物に持ち込んでいたのは、途中で幻覚を見始める件で空想と現実の境界崩しやるためなのと、暴力よりも知性や理性を上とするためなのかな~。
全体的に示唆的+社会風刺な側面が強いけど私に知識がないため難しいぜ!

ここまで

感想

『左様なら今晩は 』の感想で主人公が幽霊の情報をこちらに一切明かさなかったのは主人公も知らないからでは?という茶々いれをしていたけど、物語的には謎解きにしたくないとかの意図があったんだろうなとは思う。
もしかしたら主人公と彼女の関係から読み手をはじくみたいな意図もあったのかな……、でもそれをするにはさすがに主人公が幽霊の情報を勝手に詮索することへの戒めの気持ちがないからその線でやるんだったら主人公にも同等の責任感は持たせてほしいからその意図としては私は取らない。
でもやっぱりあの主人公を幽霊との恋によって一皮むけた感じで描写されるのは腑に落ちないんだよな……。

『月の満ち欠け』が2022年12月、『左様なら今晩は』が2022年11月公開なので、転生落ち恋愛邦画が2本上映してた期間があるんだな……。

#eiga
左様なら今晩は 』見た!
恋愛映画年間なんだ~と言ったら、これは見やすいのではと言われたので配信で見た!

以下ネタバレ感想

■総括
登場人物が須らく気持ち悪くてすごかったです。
多分なんでもかんでもなぁなぁに生きていた主人公が幽霊と恋をすることで成長するボーイミーツガールなんだろうな……。
両方とも社会人だけど、やっている内容をそのまま高校生にスライドしても大体成立すると思います。
いやでもこのぼんやりなぁなぁとしている優男感を強調するために社会人設定は必要なのかもしれない。わからない。

■概要
破局が原因で彼女との同棲を解消した主人公だったが、霊感の強い彼女がいなくなったことで部屋に憑りついていた地縛霊が見えるようになってしまう。
最初は幽霊の存在に困惑する主人公だったが、次第に二人は惹かれ合うようになる。
しかし、主人公の同僚が紹介してきた霊媒師によって、幽霊のせいで主人公の生気が抜かれ近いうちに死ぬ可能性があることが二人に各々伝えられる。
自分が死ぬことよりも幽霊と過ごすことを優先する主人公だったが、幽霊は主人公との初めての屋外デートを最後に部屋からいなくなってしまう。
数年後、成長した主人公は最後のデートで行くことの出来なかった映画館を訪れるが、そこで主人公の近くの席に座った女子高生が地縛霊だった幽霊の転生した姿であることを示唆して終幕。

■主人公
最後まで主人公が自己中心的な思考回路のままだったので、私はこの映画を一体どういう物として受け取ればいいのかわからなくて困惑しています。
ボーイミーツガールというには、最後に幽霊がいなくなった時に「なんで自分が死ぬ可能性を彼女につたえたんだ!俺はあいつといられるなら死んでも良かったのに!」と霊媒師の人にぶちぎれた結果「お前はそれでいいかもしれないけど彼女がそれでいいわけないだろちょっとは相手の気持ち考えろ」って怒られるシーンが入っている+冒頭で主人公が恋人に振られる原因も相手の気持ちを何も考えていないことが原因なんで、映画を通して主人公の性質があんまり変化してない。
まぁ別に主人公の成長がなきゃいけない訳じゃないとは思うんですが、それはそれとしてこの映画に関してはその成長しなさをどういう演出効果として狙っているのか全然わからない。
もしかして何事にも必死になれなかった主人公が、最後には必死に幽霊を探す姿勢を見せたこと自体を成長としているのかな……。
あと主人公が全体的に嫌な男かつ自分のことをかっこいいと思っていそうな男になっていて私向けじゃ無さすぎて辛かったです!
初対面の時点から相手に高圧的な態度を取るのはまぁ、相手が異分子かつ家賃も払っていない異形ということでまぁ、まぁ差し引きますけど。(いやでも主人公の高圧的な態度を取っている理由が自分に害をなさない見下してもいい存在だからっぽいんだよな……。嫌だな……)
仲良くなった結果二人称にお前を採用してくるとか、あだ名をつけるときに「犬みたいで呼びやすいから」で照れ隠しにふざけた名前つけたりとか、無許可で頭撫でてきたりとか、幽霊が部屋から出られないことを理解しているのに部屋に同僚を連れ込んで相手がモーション掛けてくるまましけ込もうとするとかの相手に丸投げするわりに上から目線の行動基準が私に合わなさ過ぎて見ていてつらかったです。
途中に挟まるギャグも雰囲気と採用タイミングが肌に合わなくて、全力で私向けじゃないぜ!と思って面白かったです。
もしかしたらあれらはギャグというよりラブコントみたいなものなのかもしれない。ラブコントを名乗るには男が中途半端に理性がなく中途半端に理性があるせいで飲み込むには私は喉が滅茶苦茶イガイガするんですが……。バカップルやりたいなら素直にバカになって私の頭を破壊して欲しい。
最後は悲恋に若干ハッピーエンドをにじませる感じなのでどの層向けなんだろう。

特にキモイ主人公の言動は幽霊が初めて登場した時の「ノーブラ?」です!
主人公以外だと幽霊が出ることを相談しに行ったときに大家さんが言う「若い女性と一緒に住んでると思えば生活に潤いが出るでしょ」です。

■幽霊
恋愛経験がなくて俺にしか見えなくてちょっと生意気だけど俺のことが好きで俺みたいな人と恋愛がしてみたかった、体のシルエットがくっきりわかるタイプの白いワンピースを着たノーブラの女。願望器?
幽霊設定、無理やり主人公と同じ空間で過ごすのと最後に消える理由付けにはなっているけど、後半主人公からも幽霊からも触れるし最後にはほかの人間からも見えるようになっていたのでウケちゃった。
「こんなのもう生きてるようなもんじゃん……!」って切ない文脈で主人公言ってたけどさすがに第三者からの認識入ったらその扱いで良いと思うよ。切なくもなんもないよ。
なんか生気吸われている設定もあったけど作中で主人公がダルそうにしている描写がまったくなく実害が主人公の心霊写真が黒ずむくらいしかないのも面白かった。
にしても主人公は「君のことが知りたいんだ!」って言ったわりに全く彼女の生い立ちとか死んだ背景とかを調べている様子をこちらに開示しないまま数年後……で墓参りに行ってしまったので、私幽霊のこと何にも知らないまま映画が終わった……。
途中まで生霊なのかな~って思っていたけど本当に死んでいたっぽく、大家さんに聞きに行く前に大島てるで調べろよと思いましたし、この主人公なら調べてないんだろうなという逆信頼が築けていて面白かったです。
ここまで

感想

ペットの探偵に依頼するに当たって、殺戮オランウータンの話が出てきてちょっと笑った。

#hon
ドン・キホーテの消息 』読んだ!
神保町ブックフリマ で面白そうだったから買った。
探偵とドン・キホーテの組み合わせだったのでメタフィクション入ってそうで面白そうだった。

以下ネタバレ感想

■総括
哲学的SFだ!全然わからねぇ!
物語として語り手によって語られることは現実か空想か曖昧である(それは物語外の現実世界でも同様である)というのと
物語は語り手と読み手がいることで初めて成立するというメタフィクションをやっているような気がしなくもない!でも基本的には分からない。

■概要
ペット探し専門の探偵である主人公のもとに、裏社会を取り仕切っていたあるが痴呆になってしまった老人を探してほしいという依頼が舞い込む。
捜査していく中で、脱走した当時に老人が自身のことをドン・キホーテだと思い込んでいたらしき証言と証拠を見つけ、世の中では「ドン・キホーテの第四の遍歴」という街頭演劇に扮して劇場型犯罪が多発していることを知る。
それと並行して、400年の時を超えて復活したドン・キホーテはサンチョパンサの「自分を島の王様にするいった約束を果たしてほしい」という願いを受けて旅を始める。
探偵の一人称の語りでもう一人の語り手のドン・キホーテの冒険が現実に存在するテキストであることがわかる。
段々と探偵の語りは崩壊していき、ドン・キホーテは理性を取り戻しながら民衆を世界の崩壊へと導き、2人の語る世界は一つになる。
最終章では何者かわからない「わたし」が読み手である「あなた」がいたから最後の世界までたどり着くことが出来たと語り終幕。

■探偵とドン・キホーテ
探偵とドン・キホーテの組み合わせ、良いよね……。事実を暴く探偵と、事実は真実の敵であると語ったドン・キホーテの対比だけで満面の笑み。
ドン・キホーテ読んだのすごい前なのであんまり詳細覚えてないけどね!読み直すか……。
その上作中の探偵は、人間の探偵ではなくペットの探偵だから物語中の事件に追い越されることはないという理屈がすごい可愛いよ……。
だから事件の概要を全然解説してくれないので私は困惑したけども、探偵も困惑していたので可愛いねと思いました。完全に語り手としての機能しか期待されていない。この物語自体がただ語ることしか求めていないっぽいので、それで十分なんだと思います。最初から信用ならない語り手かつ信用できない世界を観測する語り手であることを要求されていて大変だなと思いました。
ドン・キホーテの「「わしを狂人とあざ笑うものは、自分の生きる現実ばかりが、ほんとうのことと信じ切っておる。だが現実というものはそんなに単純なものではない。正気と狂気がせめぎ合う場所、それがこの世だ」(p.222 l.8)がサビなんだろうな……。
ドン・キホーテに関しては、途中まで探偵が探している老人の一人称の語りかと思っていたら、老人は当分前に死んでいたこととドン・キホーテの語りが作中創作であることが明かされて宙ぶらりんになり、それからドン・キホーテの方が現実の語りなのではないかと読み手に思わせる手つきが好き。現実と空想の境目なんて存在しないんだよ!
途中サンチョパンサに民衆の愚かさを擦らせるパートが始まって面白かった。それと同じ分量で最終章の読み手肯定が入ってきたのでまぁ良いかと思いました。

■メタフィクション
ドン・キホーテを踏襲するならメタフィクションやるでしょう!と思っていたけど、最後に語り手と読み手の関係で着地したので良かったです。
若干唐突な感じはあるけど、観る人が現実と空想の線引きを行うという話に置いて語り手と読み手の関係は必須というところからここにきているのだろうな~というのはなんとなくわかるので個人的には良い。
「わたしはいまここにいる。あなたが読んでくれたおかげで。わたしはけっして一人ではなかった。長い遍歴の果てに、ようやくそのことに気がつくのでした。いままでどうもありがとう。けれどもここでお別れです。もういないわたしの代わりに、あなたが白い雪原を見る。残されたページの余白をじっと見つめて。ここから次の物語が始まる。」(p.267 l.5)
私は情景描写をそぎ落とした一人称の語りが好きなので、最終章の締め方が案外好き。いや全然わかんないんだけど。
ただ主人公であるわたしと一緒に行く読み手のことをサンチョのような従者と表現されて、作中のサンチョは衆愚とイコールとされていたしその部分が直近にあるのでウケちゃった。いや、私は衆愚なので何も嘘じゃないんですけど!?

■わからないこと
探偵の世界の曖昧になり方がどういうことかわからなかった。
途中で老人の担当医が別のキャラクターの宝探しが趣味という設定を引き継いでいたり、ドン・キホーテの街頭演劇が世間に流行っている件などがわからなかった。
あと女と探偵のセックスのシーンはなんだったのかわかりかねた。性欲の話?わからん。わからないところ、別作品の引用ネタだったりするのかな。
ドン・キホーテのことを世界の人が全然知らないという設定も、この世界とは別の世界ということを教えるための設定だったのかな。別の世界でも驚安のドンキはあるんだ……。
あとドン・キホーテ周りの黙示録の引用部分とかもよくわかんなかったな。途中からいろいろな有名作品のネタを引っ張ってきていたので、物語を空想と同じものと扱って現実か空想かわからないという話に接続させているのかな。
というか今回も黙示録出てきて笑った。最近の私の黙示録率高いな。


■フォント
作中のフォントが探偵の語りとドン・キホーテ語りで綺麗に別れていたのが、途中で段々混ざっていくところも境界線ずらしをしているんだな~と思って面白かったです。フォントで遊べるの良いな。
ゲームでもできそう~と思ったのでメモ。
ここまで

感想

#game
Ori and the Will of the Wisps 』やった!
メトロイドヴァニアがやりたくてだいぶ前にセールで買って積んでいたし、どうやらこれ2作目だな?
Normalでクリア。

以下ネタバレ感想。

■総括
グラフィックは綺麗だったがイライラ棒と追いかけっこって需要あるの???????
多分ゲームとしての出来は良いはずなんですが、終わった後の感想が「やっと終わった……」になる程度にイライラするマップが多かったです!

■概要
森の妖精であるウィスプは友人であり行方不明になった梟を探しにある森を尋ねた。
やっとの思いで見つけ出した梟が死んでしまうが、妖精であるウィスプが力を無くした森の光を5つすべて集めれば、梟を生き返らせることが出来ると分かる。
光を集めていくうちに、その光はウィスプのような森の妖精が森に生命力を与えるための力を与える物だと分かる。
5つすべての光を集めたところで、ウィスプは森を守る樹に変身し、森と梟に生命力を与え、みんな幸せに森で暮らしましたとさ。

■謎解き
ギミックが多い!
というか途中で操作が難しくて大変なルートに行ったとき「難し~!でもこれで実績に絡むアイテム手に入るかな?」って思ったら正規ルートだったみたいなことが3回くらいあった。たまにゲーム内ヒントがまったくない状態で新しいスキルの変わった使い方の理解を要求されるからマジで?となった。

■ゲーム性
ホロウナイトの影響をとても感じるんだけど、ホロウナイトと差別化するための追加要素であるイライラ棒とか追いかけっことかのフラストレーションがたまりまくる……。
全体的に視認性が悪いというか初見殺し箇所が多かったりで、自然とそうなったなら仕方ないけどこれを難易度調整として意図的に設定しているなら製作者の性格が悪いと言わざると言えないマップが多くて!!!!!!!!11ウギィ!!!!1
死んだ後のリポップ位置が序盤だと対処に困る飛行突進する敵の湧きどころ+次の面に進むには一度もミスせずにジャンプで対岸まで行かないといけない場所だったり、迷路とかイライラ棒とか追いかけっことかは長い上に即死ポイントがあるのに中継地点がなかったり、ボスの中間セーブが体力と気力もセーブされるためたまに詰みセーブになったり、死ぬたびに「カスが……!」となりました。
私は割と死に覚えゲーが好きなんだけど、そういうゲームってちゃんと再チャレンジする際のフラストレーション調整がされていたんだな~と思えてよかったです。
あと操作性というか、ホロウナイトとかソルトアンドサンクチュアリとかのせいでダッシュに無敵判定がないのも嫌だ……。他にも着地した部分に主人公が挟まって死んだりとかするのが地味にストレス。死んだときに素直に自分の失敗だと感じにくい死に方をすることがたびたびある。いや私が悪いんですけどね!?!??!?!
でも敵の弾丸をはじくスキルの弾く対象に雑魚敵が入ることがあるのだけはどうにかしてくれ――――!せめて蜘蛛のボス戦でだけは雑魚にフォーカスするのやめてほしかった。蜘蛛の弾丸拾おうとしたときに雑魚にフォーカスが行って弾丸拾えないことが多すぎる。あと弾丸はじき返さないと大きいダメージ与えられない蝙蝠と蜘蛛に関しては逆に弾丸はじき返しのフォーカスを入れてほしい……。かなりの精度で綺麗に返さないと当たらないよ!
ボス戦も長いんだ……。
蜘蛛のボスの暗闇戦で、蜘蛛の吐く炎が発光物判定入らないのも意味わからないし、最後のボスの第三段階の背景が黒と紫の空中戦で敵が飛んでくる方向を示すエフェクトも黒と紫にしたのと画面上の雲の方向から飛んでくる時はオブジェクトの優先順位が雲の方が上なので見えなくなるとか本当に……何……!!!!!!!!!
イライラ棒もノーミス要求操作もマジで嫌いだったのでずっと悪口言えちゃうな……。
ついでにメインシナリオとサブクエスト終わったし、RTA系とかノーダメ系以外の実績集めようかな♪って思ったら、実績に絡むミニゲームでイライラ棒とスピードランのかけ合わせが出て来たのでキレながらやめました。
ここまで

感想

今週のバンオウ、ちゃんと月島さんが天才であると言われててよかった。
120年間将棋の勉強を続けられる上にどの時代の戦法も現役で使いこなせるのはどう考えても凡百ではない。

#madamisu
ハムレット殺人事件 』参加した!
知り合いのやっていたマダミスに参加したのでこれも感想を書くぜ!

以下ネタバレ感想。

■総括
私の配役絶対狂人枠じゃん❤って罪被る気満々だったのに、私が守るはずの人があまりにも白だったのでただただ穏当に推理をしてただ犯人を詰めて終わりました。
一応私の役も黒要素はあったんだけど、アリバイがガチガチすぎて死因になった薬物を持ち込んだのに不動の白だったのでマダミスのアリバイ設定って難しいな~と思いました。

■概要
ある弱小劇団になぜか有名俳優が入団したのだが、ハムレットの公演が終わった時点でその有名俳優が胸に剣を刺されて出血した状態で死亡していたことが発覚する。
6人の劇団員は、劇団内で犯人を探し出さない限り警察には連絡しないとして、誰が犯人かを話し合うことにした。
その結果、劇団員①が有名俳優のストーカーだったこと・自分の幼馴染である劇団員②に冷たくした有名俳優を殺すために劇団員③が毒薬を持ち込んでいたこと・有名俳優に片思いしていた劇団員②が有名俳優の死体にナイフを突き刺していたこと・劇団員⑤が有名俳優の弟だったことが発覚する。

■配役
私は幼馴染に片思いしているけど、幼馴染は自分のことを友達としか思っていないので彼女が幸せならそれでいいと思っていたところ、幼馴染が有名俳優に冷たくされたのを見て激昂し毒薬を飲ませようとしたが途中で日和ってやめた上に毒薬を紛失した劇団員③です。ゲームの目標は本物の犯人を指摘することと幼馴染が犯人だった時は守り切ることですやった―――――――――――!!!!!!!!!!!
こんなん絶対狂人じゃん!!!!!!!!!!!って思っていたけど、序盤で有名俳優の死因が薬によるものだということが確定して連鎖的にアリバイが成立して幼馴染が白であることが確定したのでウケました。
私は幼馴染のためにない罪を被る気満々だったのに……。なんなら薬で殺害した可能性も考慮して幼馴染の部屋の持ち物全部押さえていたのに……。
ついでに途中までの私の想像していたシナリオは以下でした。
①幼馴染は有名俳優に邪険にされていたが、有名俳優の具合が悪そうなことに気付き何かの薬(私の配役も同様の薬を貰っている)を渡す
②有名俳優が常飲していた薬と幼馴染が渡した薬の飲み合わせが悪く死亡
③幼馴染は有名俳優を殺したことに気付いていないので、飲み合わせの情報を全員に開示せずに私が毒薬を有名俳優に飲ませたと証言する
幼馴染は自分が相手を殺したことに気付いていない+それに気づいた私が周りに気付かれないように罪を着る流れ、良いな……!!!!!!!!!!!
まぁ違ったのでなんでもなかったんですが!!!!!
本来なら密談を仕掛けるパートがあったんですが、幼馴染白確定したので密談もせずに普通に話し合いに参加していました。わはは。

■犯人
犯人側の目的で、なぜか私の配役に罪をかぶせないようにするが目標になっていたのでなんで!?!?ってなりました。
終わった後犯人側もなんで!?!?!?って言っていたので面白かったです。
シナリオだと、幼馴染黒めの状態で私が狂人ムーブをする想定なので犯人の負荷が高いんですよね~。

■キャラクター
ストーカーとか嫉妬に走る人とか何食わぬ顔で有名俳優の衣装と全く同じ衣装を自作して持ち歩いている有名俳優の親友などキャラが濃すぎて面白かったです。
ストーカー役の人がちゃんと最後まで自分のことをストーカーだと思っていない演技をしていて偉すぎる……!いいね……!
そして幼馴染のHO、私の配役に対して幼馴染としか書いてないし、終わった後に私が「庇いたかったのに……」って言ったら「なんで?」って言ってきて興奮しました。本当に興味がない!!!!!!!!!!!!!!!!♡♡♡
ここまで

感想

#hon
ポピーのためにできること 』読んだ!
なんで買ったんだっけ……覚えてないけど積んでいた。

以下ネタバレ感想。

■総括
メールや手紙しかない状態で事件を推理する奴滅茶苦茶好きなので楽しかった~。
色んな人のメールのやり取りを見ることで相手によって態度が変わるいろいろな側面を見せられているのに、手紙以外の情報がないので書面上のその人の性格しか知ることができない!好きな奴だね~。
そういうゲーム作れそうなので参考にしよ~と思いました。

■概要
2人の大学生は、教授にとある事件の関係者の手紙やメールのやり取りをまとめた事件資料を提供され、事件の概要解説を受けないままどのような事件が起きたのか推理する課題を提出される。
その事件資料はある裕福な家庭の少女が脳腫瘍になったことから始まったクラウドファンディングとその家族の所属する劇団の劇団員たちが送受信したメールや、イベントに関する告知、電話の録音などのメッセージをまとめたものだった。
メッセージを読み進めることで、メールをやり取りする人々の人間関係や性格などを推理していく。
途中で教授から事件の概要の解説を受けつつ、実際の事件で何があったのかについて事件の真相を暴くことに成功する。

■メールしか見れない状況
好きだね~!
メールものあるある、「存在しない登場人物がいる」という欲しいところに欲しい物くれるので喜んじゃった。
加えて、途中から教授が参加して実質読者への挑戦状状態になるので面白かった。
推理部分に関しては、行間を埋める出来事で一番納得する物語を作るという感じが大きいな~と思っていたけど、終盤は割とアリバイの精査を行う手順になっていたので、ミステリーのワイダニットとハウダニットの両面からやってくれるのでどっちも楽しめて良い。
ついでに私は感情を邪推して物語作るのヤバいな……と思っている人間だけど、推理をする2人と教授が法曹関係者で弁護のために調査しているという前提があるのでちょっとマシになるので良かった。
加えて、周りの人からどれだけ邪険にされてもやっほー!から始まる長文のメールを3分おきくらいに送ってくるし私と貴方は親友だよねとしつこく言ってくる上に自分より立場が下のイマジナリーフレンドを作ってメールのやり取りをしているところに加えて、自分から他人の罪を被るために自首した面白いキャラクターがいるのですが、最後の最後に調査をしていた2人に対してそのキャラクターが「あなたたちが私を救ってくれたから、あなたたちに報いたいな❤」でメールを送ってくるようになるというオチでカウンターが入ってるので全部OKしたところが大きい。
完全に第三者として他人のメールを盗みみていた状況から、その矛先が自分に向いた瞬間のうわッという感情。お前も当事者だ。にっこり!

■人間関係
後半に出てくる情報でまたキャラクターへの印象が変わるので、あくまで手紙からの側面しか知りえないというのは前提として、嫌な感じのやり取りがたくさん見れるので面白いです。
誰かの前だと丁寧な文章なのに嫌いな人の前だと一文しか返してくれなかったり、あえて煙に巻く話し方をして相手に誤認させたり、誤情報が変な形で噂話になったり、不の人間関係大盤振る舞いだぜ!
それはそれとして登場人物が多すぎて読むのは大変ですね!キャラクターの名前で背景色変えてほしい。そんなことすると雰囲気が無くなるので自分でやってください!

■翻訳
海外作品だと毎回翻訳について言及するなこの人……。
以前、私は海外作品の冗長な情景描写に苦手意識がある可能性があるということに気付いたのですが、こちらの作品は全文メールによる口語体なので読みやすい読みやすい!
私好みです!そして自分の読みやすい文章が分かって良かった。
日本の作品だと情景描写長くても読めるのに不思議だね。一回表紙隠して翻訳かわからない状態でどうなるのか見て観たいな。思い込みかもしれないし。
ただ海外作品って登場人物が多い+カタカナで私が名前を覚えられないというのが相まって人間関係が把握しにくいというのもあるかも!?
海外作品でもくじの前に登場人物一覧があるの多い気がするんだけど気のせいか?
ここまで

感想

何も作業ができないまま日々が過ぎるぜ!悲しいね!
何かしたかったのでLony さんに登録しました。

これでちゃんと話し合いに持ち込めるエンディングがあったら笑っちゃうが、あるのかな!?!?!?

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