不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

読み終わった本でやってることや用語があまりにもうみねこで最初から最後まで「うみねこだ……」となっていたんだけど、この場合悪いのは本ではなく、その本を読んでいるときに他の作品を想起する行儀が悪い私の感性なんだけどそれはそれとしてうみねこの当たり判定はデカすぎるよぉ……。

感想を書くのが久しぶり過ぎて何を書けばいいのかわからなくなっている。そして溜めている奴を描き切らないといけない!

#eiga
SAND LAND 』見た!
原作ちょっとだけ読んだ。
以下ネタバレ感想

■総括
わかりやすい勧善懲悪ものなんだけど登場人物がおじさんとおじさんと見た目少年の3000歳オーバーの悪魔と見た目おっさんの3000歳オーバーのおっさんなのが面白い。
あとねーメカがね!鳥山明のメカが滅茶苦茶カワイイ!!!!!!!!!!!ウルトラ可愛い~~!
そして王子が想定よりもクソ餓鬼感がなくてずっと「か、カッコいい……!」となっていました。

■概要
悪魔とごく少数の人間がお互い関わり合いにならないよう過ごす水が枯れ砂漠化が進行したサンドランド。
サンドランドの国王が少ない水を高額で販売し、それを買えない人々が水不足にあえぐ様を憂いた保安官のラオは、砂漠の世界にあるというオアシスを探すため忌み嫌われている悪魔のベルゼブブとシーフと共に冒険に旅立った。
その道中でラオはシーフから「人間は自分たちの都合の悪いことはすべて悪魔のせいにしてきた」「過去にラオが所属してた軍に対してある悪魔の殲滅作戦を国が命令したが、その悪魔は無実だった」ことを知る。
オアシスを探すのと並行してその命令を出した上司を倒すことを決意するラオは、サンドランドの水不足の原因もその上司が原因だったことを解明する。
水不足の原因を破壊し、上司を倒した3人は国に帰って楽しく暮らしましたとさ。

■メカ
メカがかっこいいの!!!!!!!!!!
私はマクロスとガンダムならガンダムが好きで、ガンダムでも連邦軍とジオン軍だとジオン軍が好きという丸みを帯びたメカが大大大大大好き人間なので鳥山明先生のメカが可愛くって仕方なかったです。
それもラオが凄腕の戦車操縦技術を持っている設定なので動きが早い!操作も早い!そしてごちゃごちゃした操縦部分もちゃんと描いてくれているので見ているだけでニコニコする。たくさん動く丸みを帯びたメカが可愛い。
戦争に使う武器はカッコいいよね!というのを無邪気にやることもできるけど、ラオが退役軍人かつその結果大切な人を亡くしているので「戦車は好きだがそれによってもたらされる争いや殺害を肯定する気はない」というスタンスをブレさせないのも個人的に見やすかった。最後までラオは人殺さないし。
あと王子とシーフが車や戦車を運転したがっているのも、それを嬉しそうに見ているラオの様子も好き。私は何かを見て喜んでいる人を見るのが好き。

■ベルゼ
王子が滅茶苦茶カッコいい!!!!!!!
私の想定だともっとクソガキっぽいふるまいをすると思っていた(というか前半のキャラ振り的にそうだと思っていた)んだけど、後半になってからの純真かつクールな立ち振る舞いがメインになったのでひたすらに格好良さを受け取り続けていた。私は強いクソガキも大好きなのでどっちでも良かったけど、クソガキだった場合はカッコいい~♡でクールメインだとかっこいい……くらいの差異が出る。どっちも良い。
前半クソガキが最新ゲーム機につられてパパに命令されてついてきたと思わせて、ラオに対して「お前じゃなかったら一緒に冒険してないよ」と言ってくるのは、作中人間よりも視座の高さや純真さの強度を強く描かれていて「かっこいい――――――!」となりました。この一連の流れはラオの良さと王子の良さがそれぞれ書かれているので嬉しくなっちゃった……。
ここまで

感想

エドモンの幕間だったか強化クエストで発生した全員エドモン
サポートがどっちかわからない上に大変賑やかで面白かった。
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#fgo
妖精國のオーロラに感じる人間臭さについてのまとめ

妖精國で最後まで何も語らなかったから私はモルガンのこと何も知らない。
でもモルガンの1万4000年の実績が妖精の國であることは確かなので、それを完遂できる人間である時点でモルガンの評価は群を抜いて高い。私は何を語ったかより何を行ったかを評価する!
だから本編中でモルガンがあっけなく死んだこととモルガンが死んだあと誰かから語られることがほとんどなかったことにとてもとても驚いたのでした。彼女を評価する人が本編中にはバーヴァン・シーしかいない!

そして逆に口が良く回り自分からほとんどの行動を起こさないオーロラのことも大変好きで、これはなんでかというと物語上のキャラクターなのに言動が超絶人間らしかったからなんですよね~。
私が物語を好きな理由は主義主張が1冊で完結している+作者が何度か見返すので全体で主義主張がブレることがそんなにないからです。明確な作劇意図がない限り、主義主張のブレは起きにくく、キャラクターの言動は例え作中で何年経とうとも一貫していることが多い。
冷静に考えるとこれは大変非人間的だと思う。
現実で生きた人間が完全に一貫した主張を口頭で完璧に実践できるかといと無理だと思っています。何年も前の主義主張や生きる目的や姿勢が一切ブレないのは難しい!なぜなら我々変化する生き物なので!ついでに環境も変化するし、流行も変化するし、言葉も変化するし、生きていることにテーマなんてないので!
じゃあ現実に人間の言動がブレた時にそれが嘘かというと、別にそんなこともないと思っている。その時はそう思っていたし、今はそう思っているみたいな人が割と多いように思う。3分前と全然違うことを言っているけどどっちも本人にとっては真実であることは往々にしてある。
でも、物語上でそれをやるのってノイズになるからか私はあんまり見たことがない。
仮にあったとしても、もともとのテーマと根幹が一緒だということを発言者が自覚していたり、発言者が意図的に嘘をついていたり、言っていることがぶれていることで発言者の未熟さを表現するための舞台装置だったりする。少なくとも物語に置いてそのブレは真実ではない。
だからこそ、発言が一貫していないこともすべてが発言者にとって真実なことも意図的に作劇されているオーロラの存在は珍しいと感じる!
そして私は人間のほとんどが自信満々に一貫性のない発言をするもんだと思っているので、オーロラに対して「物語上のキャラクターなのにとても人間っぽい!」と感じました。
物語上の人物なのに言動が不一致でありつつ本人にとってはすべてが真実で嘘はほとんどなくそれらを意識した作劇をしたオーロラの、超人間っぽくてイカすぜ!

論理も一貫性もないが本人からすればすべては真実である語りには、信じる価値や判断基準にする意味がないという点でオベロンとたぶん似てるんだね~。
ただ私はプリテンダーの語ることがすべて嘘になるという性質がよくわかっていないのでここの構造があっているのかはよくわからないです。
ここまで

感想

てんがいちかく、「由里タイガ君のがんばり物語」軸で受け取るとタイトルのてんがいちかくの意味が取れなくなるの好き。

ここ最近テキストやるかFGOやるか本読むかしかしてないので感想が書けていない。
映画3本舞台2本大逆転裁判2話分!FGOもアヴァロン・ル・フェは感想書きたいな。オリュンポスは離脱機関が長すぎてさすがに覚えていないや。

水着があるけど景清水着牛若丸ガチャ引きたい……

グッド・ナイト・ワールドの好きなヒキコモリ描写、立った時のふらつきが眩暈ではなく筋肉不足なところ。

グッド・ナイト・ワールド アニメ化 おめでとうございます!
全然知らなかったのでびっくりだよ!!!!
5巻完結で良い感じに1クールに収まりそうだし、話の展開とか伏線とか現代向きだと思うので超嬉しい―――!
マンガワンがアニメ化に意欲的だからそのラインでなったのかな。ケンガンアシュラもNETFLIXだったし。
いや原作は言うまでもなく面白いしアニメ化向きだと私は思っているんですが!
ネットと現実の話でOPEDをにじさんじに担当してもらっているのもすごい意欲的だね~。
個人的に主人公のイチの喋り方がにじさんじ入る前のクズハっぽいなと思っていた記憶があるので主題歌担当していてちょっと面白かったです。

私がよくやる『てんがいちかく』や『もんだいがある▼』の引き歌とか、別にゲームの理解には役に立たないけどあったら面白いやろ~と思って入れているだけだからそもそもそこまで伝わってほしいとも思っていないしな……。

創作物を作ったとき「理解されないだろうな~と思っていれた要素について触れてくれる人がいると嬉しいか?」という質問をされた。
私は「嬉しい!なぜなら想定していた結論にたどり着ける道筋のある創作であることが確認できたから!そういう作品を作れたことが確認できたから!」と答えたところ「そう読める読み手の人がすごい!とはならないんだね」と言われた。
どーーーなんだろう。思ってるのか?でもそれで読み手の人すごい!と感じると、読みに正解不正解があることになるからやっぱり私の作り方の方針大体あってたや~んくらいの気持ちだ。
別に私の想定通りの結論にいくことが正でもないし。
あと「理解されないだろうと思いながら作品に込めている」の前提が「伝わって欲しいけどあえて明言を伏せている」なのか「優先順位が低いのでそんなに比重を割いていない」なのか「理解して欲しいからガチガチにやっているが上手くできているかわかんね~!」にもよるかな~。
「理解されないだろうな~と思っていれた要素について触れてくれる人がいると嬉しいか?」の質問の伝わって嬉しいが強い質問の時は3つ目で、理解されないだろうな~の方が強い時には2つ目くらいのテンション。

2023年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

BAR ROBEL渋谷出張店 ~夕刻ロベルとおしゃべりよ!!!!!!!~ 』行ってきた!
お昼の部に行った。まさか当たるとは思わなかった。

以下ネタバレ感想

■総括
私はマスターのことを芸人だと思っているが、私たちは芸人じゃないんだぞ!!??!?とは思ったけど、ロベルさんの配信の雑談+コメント拾いを再現しようという形式だったし割と再現もできていたので意欲的というか不思議なイベントでした。
でも充実感は高かった。

■イベント内容
イベント当選した時にイベントの開始時刻が13時で特別チケットのイベント開始時刻が14時だったので「1時間のイベント!?」でウケていたのですが、「まぁ以前からリアルイベントで雑談みたいなのしたいって言ってたもんな~1時間雑談する感じのイベントかな♪」と思っていました。
なんだけどイベント会場に着いた時点でテーブルが班ごとに分かれている+机の上にスケッチブック+チーム名を書く紙が置いてあって嫌な予感はしたんですよ。
滅茶苦茶リスナー参加型イベントだった・・・・・・・・・・
参加者が大喜利をし、それに対してロベルさんが突っ込むという、ロベルさんのツッコミ力への信頼がないと出せないイベントでした。
そのうえでちゃんと全部の参加者グループについて触れているし、コメント拾いみたいに出身地について言及したうえで参加者に絡んでちゃんと落ちをつけてくれているのですげ~。ちゃんとロベルさんの配信っぽい~。
それはそれとしてあなたの配信にはコメントをする人とコメントと戯れているあなたを見ている人がいて、俺は後者後者後者後者~~~~!!!!!!!!!!!
マジできつかった…………私は学校のグループ行動とかグループ発表とかでウケ狙いを強要されるのが本当に嫌いなんです……大喜利するタイプのボードゲームに参加するたびに空気を終わらせ続けてきた人間……。
いい企画だとは思う!思うからもうこれに関してはnot for meだったとしか言えない。それもたぶんこれを配信で見ている分には楽しいだろうから、参加したのが誤りというあまりにも悲しい奴だね。私あんまりVTuberと双方向コミュニケーション求めてないし。なぜリアルイベントへ参加したのか?VTuberの単独イベント・ライブは特別な企画があったりして楽しいんだよぉ!
同席してくださった方がすごいいい人だったので良かったです。クイズも全問正解しました!すごい!
もうこの感想が学校のグループワークとか就活のグループディスカッションに対するあれだもん!!!!!!!!!!!ハァハァ……
でもロベルの空気感は良かったよ……。

■参加者について
これは私が趣味でやっているイベントの参加層に対するメモ書き。
参加者が男女比半々くらい!ホロスタなので女性が多いかなと思っていたけど、男性も多かった。6:4くらいかな?
リアルイベントなのでどんな格好の人が来るのか楽しみにしていたんだけど、ガチガチにロベル推しです!という人がそんなに多くないのが新鮮でした。私が行くイベント、服や髪をキャラクターの色にしたりバックにグッズバチバチにつけてたりする人が多い印象だったので割とライトだ!
クイズ大会自体も割とみんなワヤワヤだったので、ライトな感じのファンが多いのかもしれない。
あと参加しているほとんどがROM専のファンだったので、私の回ではにぎやかな机が画面端の2組しかいなくて笑った。
ロベルさんのファン層って、他のリッカさんとかアステル君とかと比較するとバラバラな気がする。

ここまで

感想

#bluearchive
ユウカさんのモモトーク一発目が先生が経費の落とし方を知らないので申請書のひな型をくれるという会話で一撃でユウカさんへの好感度が爆上がりした。
領収書をまとめてくれるし確定申告もしてくれそう♡だいすき♡先生はどうにかしろ。お前が生徒を守るんだぞ。

水着ハナコさんを見て陥落したのでブルーアーカイブを始めたけど、使っている携帯のスペックが低すぎてチュートリアルのスキルモーションの描画に30秒くらいかかる。

夕刻ロベルさんは内輪ノリで「リスナーは俺のことアイドルじゃなくて芸人だと思われている」「アイドルっぽくない」を自虐でやっているんだけど、ホロスターズで活動している時にアイドル衣装で慣れないファンサやダンスをやっている様を見た時に私は全部めためたになった記憶があります。
その上ロベルさんは多分アイドルマスターシリーズが好きなのもあってか、理想のアイドル像というかアイドル像下地があるのを感じさせるんですよ~~~。
けどそれはそれとして気恥ずかしさがあってはっちゃけられていない感じがするのが本当に本当に本当に良くない。一生懸命アイドルをやってくれている……。
あとロベルさんは演技する時、声が可愛くなるというか借りてきた猫になるんですけどそういうのも込みで……可愛いよね…‥‥。
多分ロベルさんがアイドル挙動に慣れてきたらこの感覚は接種できなくなるので、今のうちに吸っておきたい……。

受け取り手や自分のことを茶化すタイプの人がやるかわい子ぶりっこが性癖なので、可愛くてごめんのことを馬鹿にしたテンションで歌っているのにサビの部分は真面目にかわい子ぶっているMVを見ると精神的に良くないことが分かった。
こっちのことを茶化したかわい子ぶりっ子はあんまり刺さらないため、メスガキとか配信者の腹グロ設定とかは好きじゃないというのがまた面倒くさいなと思う。
茶化している人が、真剣に、こちらはこれを可愛いと思っているんだなと解釈して一生懸命かわい子ぶっているのが、可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!
多分人のこと小ばかにしているゆえに演技でもかわい子ぶりっこに照れが入ってしまうため、結局全力でかわい子ぶりっ子をしないといけないところが好きなんだと思う。メスガキとか腹グロ設定はそこに照れがない上に全力でもないという属性が載ると刺さらなくなっているのかな。照れながらかわい子ぶっているのはまたちょっと違うラインでかわいいと思っている。
私は全力でかわい子ぶっている人間は全部好き。

例として挙げると夕刻ロベルさんとか五月雨空也さんとかなんですが……。

ええい我こそは!ポケモンGo1週間、どうぶつの森ポケットキャンプ2か月で離脱せし者!
ポケモンスリープはいつまで続くか見ものですわい!

大逆転裁判一文40文字で自然かつ明快な会話できているのすごいな。
あと文字の量に合わせてテキスト中央ぞろえかテキスト領域のみ中央ぞろえか変えてて読みやすい。
私はこまっしゃくれたかつ不要な形容詞副詞を使いすぎるきらいがあるがそこらへん直せばこういう感じに書けるようになるんだろうか。

今コンプリート・シャーロック・ホームズの人気作品 を軽く読んでたんだけど、まだらの紐が作者ファン共に一番人気なんだ!?!??!趣味合わないねぇ!!!!!!!!!

#game
#daigyakuten
漱石さんの事件を黄色い顔ってワトソンちゃんが言ってたけど黄色い顔こういう話だっけ。何も覚えていない。
そろそろちゃんとホームズシリーズを読もうかな。コンプリート・シャーロック・ホームズ の存在は前々から知っているので、気が向いたときにぼちぼちと。


私の性癖メジャーな物多いじゃん!って思ったけど男性向けジャンルだったね。
性別でこんなに結果変わるの面白いけど、どこに感情移入するかによるのかな。そう考えるとどっちも上位にランクインしている男性受け面白いな。

#game
#daigyakuten
そういえばホソナガ刑事はもう帰ってこないのですか……?
最後の裁判で日本からはるばるやってくれる枠?

感想

#game
#daigyakuten
イギリス最初の事件にオートロみたいな人をぶつけることで弁護士ってなに?という話をやってくれているのが良いというか、オートロをぶつけられて1話しか揺れないナルホドくんが異常なんだよな。
ナルホドくん、Fate/Stay nightのシロウのセイバールートと大体一緒。初手に異常事態を見せられている。

感想

#game
#daigyakuten
にしても猫を置いていった漱石に対して「連れて帰れないなら飼うな」というワトソンとか人の持ち物や日記を触ると「他人のプライベートだから勝手に見てはいけない」というスサトさんとか、フォローアップを入れてくれる倫理センターがいっぱいいるな大逆転裁判!
そこらへん時代に合わせたのかな。私は見やすくて好ましいです。
それでいて龍之介君とスサトさんは男女観は作中の日本時代に合わせつつ、女だからって舐めないでほしいという台詞をイギリス側の人間に言わせていたり、それを言える人たちが国籍でガンガンに差別してくるという塩梅を採用していて冒険する~↑↑とテンションが上がる。
私は自覚的に描かれた無自覚な暴力が大好きだから……。いろんな価値観の人が喋っているのを見るのが楽しい。
ワトソンとホームズは確か国籍の話した時も国関係ない友好が必要っていう台詞を言っていたから現代寄り倫理観の人という設定になっている気がする。面白。

感想

#game
#daigyakuten
大逆転裁判4話終わったので感想
今回はプレイしながら感想書いたので長い。

以下ネタバレ感想

■総括
また不穏に終わるお話だ!どんどん社会風刺や弁護士とは何か?という疑問提起が重なっていくのでいつもよりテーマ性がかなり強くとても楽しみです!
1話しか出ていないのに証言するキャラクターに対して愛着を持たせられる手腕がさく裂していて楽しい~

■トリック
4話にして初めての調査+裁判だ~!
その割に調査で全然情報が集まらない!1回目の調査パートは龍之介君が立ち直るための章扱いっぽいな。調査+裁判だとやっぱり全然推理はできない感じです。
奇跡と衝動が合わさって起きた悲しい事件でしたね……という感じ。証人や陪審員に夫婦が多かったのは一人で生きることが難しい大衆という話を強調するためなのかなとちょっと思った。
でも切っ先が折れたナイフって人体に刺さるもんなのかしらね。バロック検事が担当した意味もよくわかっていないので、この事件もまた絡むのかな?バロック検事は司法に不都合な事実を隠蔽する役割があるのか、隠ぺいしようとする人たちの対策をするためにそういう事件を担当しようとしているのかまだわかっていないので何がしたかったのかわからないね。
被害者について言及させないという役割だったのかなと思っているけど、そうなると前者なのかな~。そうだとしてもかなり苦悩しての選択というキャラクターなんだろうと勝手に思っている。今回の事件みたく望まざる行動というかなんというか。

■陪審員制度
陪審員に事件関係者を入れるな――――!!!!って思ってたら案の定証言台に引きずり出されてて笑った。
まぁ2日前に手紙が来て陪審員に決まるシステムならこうなるか……。でもこの人被疑者に仕立て上げようとすると、最初から有罪に1票入ることになるからやっぱり関係者は弾いてよ!そしてフェアプレイさんは1日おきに裁判所に呼ばれて可哀想だよ。3話の事件の時点で陪審員に呼ばれていたのか、証言台立った後に滅茶苦茶事情聴取されて帰宅した家に陪審員制度の手紙が来ていたのか考えただけで辛いよ!仕事どうなってるんですか!?借金もあるんですよって思ったけど借金は蒸発したんだった。よかったね。良くない。
でも今回の陪審員は少なくとも2人は論理的に話してくれる人がいるから好き♡理屈をちゃんと説明してくれる人を見ると結論があっていようと間違っていようと嬉しくなるね。というかたぶん段々参加する陪審員は理論的な人と面白い人の割合で前者が増えていくんだろうなと思う。それの方がプレイヤーの群衆に対するフラストレーション管理ができるし何より群衆に対する評価があがるからです!
なんでこんなライブ感たっぷりの陪審員による判決方法にしたのか考えてたけど、こうすると大衆の意見を採用した体を取りつつさくさく30分程度で裁判を終わらせられるからだな。
そう考えると逆転裁判の裁判システムは退化ではあるけどこの時期よりマシなのか……。人類は前には進んでいる……。
ナルホドくんは裁判員制度を取り入れるより爆速序審制度を直した方が良いよ。3日で裁判員裁判はこの時代に逆戻りだよ。
逆転裁判の方だと一つ一つの事件の間隔が長かったからそんなに感じてなかったけど、大逆転裁判だと1日も置かずに殺人事件がサクサク起きるし名探偵が毎月面白い事件を元にした小説を出せる世界観として出されるとさすがにそうもなる……なるかぁ……と思って面白かった。全世界米花町化!名探偵もいる!世界の終わりですよ……。その世界の大衆を信じろ!というの、人類への信頼が厚い。
今回の事件で面白かったのは、証拠が全然ない中陪審員の人の案「凶器を投げたのかもしれない」を龍之介君が採用することでみんなで話し合った形で新しい道筋が出てくる点だ。
弁護士が一生懸命陪審員の意見を引き出して、陪審員が分からないなりに自分の意見を出したことで裁判が進む。実際の陪審員制度では全くないけど、これによって法律や裁判はすごい人が一人で解決するのではなく、みんなで考えて作り解決するんだよ!というところに持っていく感じになるんだろうなという気持ちが高まりますな!バロック検事あたりが意見がコロコロ変わる陪審員を衆愚扱いしている辺り、最後は検事と弁護士と陪審員みんなで何かの答えを探す裁判になるのかな~と思っているけどどうでしょう。
バロック検事、一人で全部抱え込んでしまう上に能力が高いせいでなまじっかうまくいってしまいどんどん人に頼るのがうまくできなくなった造詣な気がするので、みんなで一緒に!に着地することが成長として描かれる気がする。全然今のところその様子はないですが。
あと陪審員が大衆性とイコールになる話で、バロック検事が「お前たちは特別ではない」と言いつつも「真実を語るために証言台に立て」と言うのが大変好きだ。
告発されたからという側面もあるけど、あくまで「本当は何があったのか知りたいから」という理由で証言台に立つような話運びになっているのも憎いね~。疑われたからではなく、真実を知るために裁判に参加する真摯な1人の人間であれかし!その姿勢を見せたことで龍之介君も弁護士としての在り方を見つけるようになるんだ~。
そしてその時の証言台に立つのは陪審4号ではなくジョーンさんただ一人!と言う構造!美しい~。ちゃんと名前表記もバイシン4ゴウからジョーンに変わっている。特に調査パートでは自分の言葉で語ることをせず妻と言う役職も世間体のために隠してきた彼女が、たった一人で真実を知るために証言台に立つ!美しいよ~!
でも一人で喋るのは怖い!ここで初めて震えるモーションが入るのが超絶憎いッッここ大好き!
だから自然とガリデブさんが隣に立つ~うわぁ~~~!!!!!!!!!!人は一人で立つのは苦しいし辛い時もあるからね―――!って思っていたらガリデブさんの足が悪いことに言及されてうわ――――――――一人で立つのが苦しいし辛い人たち―――――――――――となってひとりで喜んでいる。

■キャラクター
ワトソンが登場!面白い・安全なように物語を再編する話をやっている!
ホームズっていう物語に登場する人物を、裁判っていう検事と弁護士がそれぞれの物語を語って人々を納得させる物語に出してくるの今思うと構造として超かっこいいな~って思った。
探偵はみんなが面白がる事実を、検事は被疑者が最も不都合な事実を、弁護士は被疑者が一番有利な事実を語る役職だと思っている。そしてナルホドくんは実際にあったことを開陳する役職だったんですよ!(なるほどくんに肩入れしている人
逆転裁判のホームズは雑誌連載上だとみんなが面白がる事実を開示する人だけど、本人は実際にあったことを開陳する役職で最後に龍之介君がそこに合流するのかな。
ワトソンの推理が龍之介君の納得する質の物だったけど、ワトソンはあくまでホームズの方がすごいという。キャラの立て方が良いな~。実際ホームズは間のロジックが変なだけで結論はあっている強キャラ枠なんだろう。裁判後に傍聴していないのに事件の全貌をしっていたところでさらっと強キャラっぽさを強化されていた。
そして帽子を脱いだホームズが頗るかっこいい……!!!!!!!!!!!!!顔が綺麗ですねぇ!
2年後くらいに指紋調査が取り入れられるという話があったけど、大逆転裁判は2年後の話なのかな。

今回は資本主義による中流から下流の人間の話だ。前回の被疑者が上流階級の人かつ被害者や証人が搾取される側の人の話だったので、今作は社会風刺の側面も強く入れていくのかな。すべての人を守るための法がお金のある人を守るものになってしまっている状態を告発する感じの話運びになるのかしら。
2話のニコさんも虐げられた結果衝動的に罪を犯してしまった人で、バッド夫妻もそうでで常に苦さを残していく話が多いので疑問提起の意味合いが強い感じ。
バロック検事もワインばっりんばりん割っていて、現状の法律に対してあんまり敬意払ってない挙動をしているのは現状に憂いているからなのかなと思っているけどどうなんでしょう。
検事が全然嘘つかないし意図的な証拠品の後出しによって弁護側の主張をはねのけない~!すごい!!!!!!!!!
あと逆転裁判だと割と手軽に関係ない人を告発していたけど、今回はバロック検事が「告発するということは相手を傷つけることだ」と毎回釘刺ししてくれるので偉い。搾取される人間の話をする予定というのもあるのか社会風刺を入れるからかフォローを丁重にしてくれるのは嬉しいね。
ついでバッド夫妻に関しても、これ以上いたずらに内面の踏み込みをさせないために早期退場させるしバロック検事はいい人として描かれている気がするな。
そして今回の犯人は一旦殺意も悪意もない殺人で、暴いたところでスッキリはしない事件なのでどんどん問題提起してくる。暴いたところで幸せになれない人がいるよ~という話なのかな。

夏目漱石可愛いね。3Dの動きの可愛さの恩恵を十分に受けている。あとおめめぐるぐるは可愛い。
にしても漱石もまた物語る人なので、また出てくるんだろうな~。龍之介君の物語を書いてくれるのかな。
人類万歳!!!!

関係ないけど龍之介君の「~かしらん」という喋り方、近現代文学にちょくちょく出てくる奴なので好き。小説の方は「~か知らん」が語源だと思うんだけど龍之介君は「~かしら」も「~かしらん」も使うので「らん」が遊びの響きになって良い。かしらん。

ここまで

感想

#game
#daigyakuten
にしても大逆転裁判の事件の次の日に裁判が始まる制度だと、陪審員の選定どうやってるんだろうね。
朝手紙来てそのまま裁判所に直行とか、朝裁判所の前を通りがかった人をその場で採用とかなのかな。

感想

#eiga
ニューオーリンズ・トライアル 』見た!
陪審制度関わっているという話を聞いたので見た。
ただ今の私は集中力がまったくないので感想が短い。

以下ネタバレ感想

■総括
陪審員制度、改めて見るといくらでも悪いことが出来そうな制度で面白いな~。
丁度やっている大逆転裁判の正義って何?陪審員制度って何?と話がド被りしているので勉強になる。

■陪審員制度
悪いことがいくらでもできる制度だ……。
民主制も参加者すべてが健全で意欲的で論理的に考えられる優秀な人間であるという前提で成り立っているけど、陪審員もそれだと思うし摩擦は存在しない物とすると同じくらいの前提だね~と思う。
参加者すべてが意識的に思考して議論を行うというのが理想論だけど、一人意欲的な人間を投下すればそれで会話の主導権握って話誘導いくらでもできそう。絶対その場の雰囲気で流される人がほとんどだろうな。
とりあえずそれくらいふわふわしている上に陪審員が常に危険に晒されている制度なんだよ~という話をやっている。あんな風にテレビにガンガン流されたらプライバシーもクソもないしな……。
その上被告側は裁判無効になればめっけもんなのでいくらでも暴れられるのか~なんだかな~。
今作は陪審員自体はあくまで善良で無力な一般市民であるという感じで進んでいるので議論の内容自体は触れてもらえないんだけど、一番最後の陪審では「大事なのは感情ではなくどんな証言があったのか」について言及してくれているのはとても嬉しかった。
ここまで

感想

今びっくりするくらい集中力が失われているというか集中する先が全力でばらけるんだけど、2日くらい飲むのやめていた薬飲み始めたからな気がするな。
飲む飲まない選んでいいって書いてあったけど、私は駄目っぽいな……。

#game
#daigyakuten
プレイしていると、大逆転裁判って逆転裁判の再話でありつつ総括をやろうとしているんだろうなというシナリオ運びで嬉しくなるね。
あってるかは知らんけど。

感想

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