不理解理解

文末にはすべて必ず(※個人の考えです)が付きます

2023年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

#eiga
100日間生きたワニ 』見た!
アマプラに入っていたのが目に入ったので見た。
原作はTwitterで流れていた時に最終話まで見た。

以下感想。

総括としては原作の日常をやった上で踏み込みを追加してそして日常に戻って来る構成美しすぎる。カエル君を追加する選択が素晴らしい。
これが1時間映画として滅茶苦茶美しい。

原作が1日1本ワニの日常を4コマで覗く形になっていたので、映画でやるとなるとどうするんだろうな~と思っていたけど、間をたっぷりとったり声優も俳優さんを多めに配置したりことでアニメっぽさを押さえて日常ものにしているの良いな~!紙兎ロペみたいなテンポとテンション。
それはそれとして私は日常ものに入って来る、言いたいけど言えないモダモダした恋愛模様を見ると痒くなる体質なので、ワニ君とセンパイの会話は痒がっていました。

そしてその淡々とした日常回が終わってからの今までのローテンションを破壊する腹から声を出すカエル君!!!!!!!!!流れ変わったぞ!!!!!!!!
死ぬのなんて突然でそれは日常の延長線上にあるんだよというのをやった原作。そして原作にはないワニ君の死が来た後にも周りのひとの日常は続いていく映画!踏み込みとして最高だよ。
日常は続いていくけど、それは今までの日常ではないし世界は自分を置いてどんどん変わっていくよねというのをやるし、それを感じさせるためのカエル君がすごい。
今までの日常回でチューニングされた耳ではカエル君の話し方ってすごい耳にキンキン来る嫌な喋り方かつ空気を読まない姿勢なので異物感が強い。
でも実際はワニ君とやってること違わないんだよな!気のない返事する先輩にずっと好意ある態度で話しかけたり面白くない冗談で笑ったりとか。ワニのこと嫌いか?いや、内輪ノリが強いと思っているけど、内輪だからいいんだよ。内輪になっていないカエルがそれをやることで順当につまらないし乗りにくいと評価されているだけです。
カエル君は見た目がワニ君に似ているらしいので、カエル君を受け入れるのはワニ君の死を受け入れるのと同じになっちゃいそうで壁があるネズミとか、柔らかい心の機微がすごい……好きだよ……。
そしてカエル君はどっちかというとワニ君じゃなくて自分に似ているんだということに気付いてからの流れが私は~~好きなんだよな~~。
全体的にバイクの使い方とかスタンプの踏襲とか、原作のネタを踏まえた昇華の仕方がうますぎる……。
ワニ君は帰ってこないけど、ワニ君のいない日常はこれからも続くし、これから続く自分の生活にワニ君がいたという事実は確かに残っていくのだという塩梅。
第一話のラインの会話を踏まえて「夏がやってきました!」というニュースキャスターの台詞につなげるの綺麗だよ~!
エンドロールもその後の世界の話でそれだけで割と泣いていたんだけど、エンドロール後の演出が憎い~~。
1時間で見れるしおすすめできる映画だ。好き。
ここまで

感想

#game
Cult of the Lamb 』やった!
前Twitterでおすすめされているのを見たのとセールになってたから買った。
最後の神様と目玉集めまで終わった。

以下感想。

総括としては時間が溶けてしまう……。邪神ちゃんは我が配下になっても不遜で可愛いね……。配下なのにね……。

最初は難易度ハードにしてたんだけど、ダンジョンクリアに滅茶苦茶時間を喰ってしまうので結局イージーにまで落としてしまった。
ダンジョン自動生成もの楽しいんだけど、ゲーム自体そんなにうまくないので反復練習がやりにくいから超時間が掛かる。私は平日にゲーム時間をぶっぱできないので、こういう時悲しさを覚えるね。
操作感が気持ち良くて好きだ~。
未だにイカが釣れずにトロフィー終わってないんだけど……。魚釣りの教条を開けていない……。
ここまで

感想

#eiga
仮面ライダーアマゾンズ 』のシーズン1・2・最後ノ審判流し見した。
作業しながら見ていたから本当に流し見なんですけど……。やっぱり配信は集中して見れないね~。
シン・仮面ライダー見たのともうすぐアマプラの無料公開が終了するらしいので見た。

以下ネタバレ感想。

総括としては滅茶苦茶真面目に人間によって改造されたライダーの悲哀と生きることと生きる者が闘う理由の線引きの思考実験を強いてきて面白かったです!
滅茶苦茶暗いし重いし戦闘シーンが重苦しいけども。比較的理詰めで私は見やすかった。
私はゴア描写が苦手なんだけど、出血描写は多めだったけど具体的な痛さが想像できない奴だったので大丈夫だった。

シン・仮面ライダーは仮面ライダー論の発表会なんだけど、アマゾンズはエンタメをする上での見せ方を考慮したロジックって感じでした。
なぜ戦うのか?がキャラクターごとにきっちり設定された上で、全キャラそれを捨てざるを得ない状況になって情緒をメタメタにされる様を何度も見せてもらえるので良かったです。
金のために闘う部隊が、最後に5円玉のために闘うと宣言するのこてこてだけど良い~。
主人公は「守りたいものを守る」で線引きが曖昧なまま行くんだけど、それは目の前で何か選択を迫られる度に毎回悩まなきゃいけないというのと一緒なので、思考実験の餌食なんだね~!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何かを守りたいから戦う!→人を虐げるアマゾンズを倒す!→アマゾンズが人間の姿の時だとどうですか?→人を殺さないアマゾンズはどうですか?→人を殺さないアマゾンズを殺す人間はどうなの?→アマゾンズをすべて殺そうとするアマゾンズはどうなの?→そもそもあなたはアマゾンズが人間になった存在なんだけど、許されるの?
酷いよ!!!!!!!!!!!!!

初代仮面ライダーをちゃんと見てないんだけど、初代は確か組織に改造された人間が敵と戦う話だった気がする。
アマゾンズはそれをちゃんと踏襲した上でちょっと裏切りも入れるというのをやっていてエンタメ―!って感じだ。
ジンさんが自主的に改造した人間だという対比もっていてよい。
というかシン・仮面ライダーは力が欲しいと思っていた人間に仮面ライダーという力を与えるという形になってるんだな。(与えられた力が想定していたのより過剰だったけど……
変身ベルトがアマゾンズに変形するのを制御するための薬品投入用のツールという解釈になっているの面白かったな。

それにしても主人公よりジンさんの追い詰められ方がえぐすぎてすごいエッチだったな……。
最後ノ審判のジンさん、自分の意志と関係なくアマゾンズを生まされているのは………………はい……………。
最後の最後までナナハさんをよすがにして生きていた様も良いよ。
なんなら息子も最後の最後までイヨに執着していたので、この家系の男ども……となりました。どっちも好きです。
ここまで

感想

ChatGPTにギルガメッシュ王の人格を与えるには?

由里タイガ君でやってみたんだけど、特に指定してないのに文頭に「あ」をつけるようになっていて、ChatGPT君の腰が低い卑屈な男像……(ニッコリ)となった。

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ごめん……。

シン・ゴジラやシン・ウルトラマンの時は「観てないけど名前は知ってる」と言われていたけど、「シン・仮面ライダー見ました!?」って言うと「何それ」って言われる。
もしかして前作より宣伝をしていないのですか!?

#manga
野球場でいただきます 』読んだ!
WBC優勝記念の全話無料公開。
こういう全話無料公開が最近多いけど、買う人増えるんだろうな~。

以下感想

総括としては料理だけじゃなくて人間関係についても言及してくれるので読みやすかった~。
あと絵が可愛い。
野球は漫画しか見ないけど、こういうの見ると球場飯を食べる為だけに野球見に行きたくなるね。
野球に詳しかったら楽しくなれる描写が多いんだろうな~と思ってそれもまた楽しかった。
関係ないけど百合に挟まる男っていくらでも殴っていいテンプレになっているんだな~となって面白いな。私は女2人男1人の関係性が好きなので。
ここまで

感想

私が見ている配信するタイプのVTuber、夕刻ロベル さんくらいなんだけど、コメントのこと「文字」って呼ぶ距離感好き。
良い意味で視聴者に興味なくて一方的におしゃべりするのが好きでVTuberやってるんだな……ってなるので安心して見れる。

剣持さんもちょっと似たラインで好き。

#game
Little Inferno 』プレイした!
Twitterでおすすめみたのとセールになっていたので買った。

以下感想。

総括として私はこういう時間経過を待つゲームをずっとやってしまうのでマジで良くないね!コンボを探すのが楽しい。
待機時間が苦ではないどころか、普通にぼーっと待ってしまう質なので本当に良くない。チケットを使え。
全体的にブラックユーモアが強めなのかな?1/f揺らぎとは程遠いぜ。

コンボ考えるのが楽しすぎて最後の4つの贈り物のうち磁石のことを完全に忘れていた。
たぶん磁石だけなにに使うか行ってくれなかったからストーリー記憶できなかったんだと思うんですけど、何に使うか言ってくれているならもう完全に私はコンボを探すことに執心していました。

これは関係ないけどインフェルノって単語見るとリンフォン思い出してしまうのちょっとでウケちゃう。
ここまで

感想

#eiga
エスター 』見た!
続編が出るので配信で見た。

以下ネタバレ感想。

総括としてはどんでん返し系だったんですねあなた――――!?どんでん返し好きなので嬉しいです!!
下手なネタバレを踏んでいなくてよかったです。
それはそれとして配信は集中して見れない!

■シナリオ
ずっと嫌な感じが続いていてよかった。
公園で同級生が突き落とされるシーンも、音響がずっと風邪を引いて耳が過敏になっている感じっぽくて嫌さが倍増してよかった。
親どもちゃんとしろ!!!!!!!という気持ちはずっとあるよ!!!!!!!
特に息子がICUに入れられた後に帰宅して速攻で飲酒をする父親、現実逃避するのは息子と妻が退院してからだろ!!また緊急連絡があったらお前タクシー呼べるのか!?!?!?
電気消えた後に真っ先にマックスを助けに行かないところもどうなんすかと思いますし……。
子どもを守る人間でありたいという立場から、最後まで子どもの味方をしていたいという父親のスタンスも分かるが、信頼することとと何も考えずに許容することは別だからね!?!?!?
まぁエスターは周囲の人間の証言も込みで抑えてくるから厄介ですが。
そもそも吹き抜けの家のど真ん中でヒステリックに喋るのってどうなんだ。理性的な話し合いができないなら家の構造を間違えているぜ!と思いました。
周りの大人に対するフラストレーションと酷い目にあうのが大概子どもなのでストレスはすごい。
それはそれとしてエスターに対して「子ども扱いしているからではなくお前がお前だから愛されない」まで言ってやってくれ。

■ホラー要素
割とジャンプスケアと思わせて違う驚かしは多かった。でも本来はサスペンスなのでこれくらいで良いんだろうな。
それよりも落下とか撲殺とか滑落とかのシーンが多くて目を逸らすシーンが多かった。私は痛いのが苦手。

◆追記
エスターの扱いにもやもやしていた理由について考えていたけど、なんかこれ『羊たちの沈黙』のせいで性的マイノリティーの人への偏見が強まったみたいな話が、
エスターの身体的障害に接続されそうでそこら辺のフォローアップがないのがなんか納得いってない要因の一つだなと思った。
ヤバいのはエスターの性格や彼女がそのままだと社会で生きていくのが難しいという社会制度の方なんだけど、身体障害がギミックの一つになっているせいでそこが一番注目される故バランス取れているのだろうかと思う。いやどんな理由であれ人を殺してはいけないので情状酌量の余地はないんですが。
続編のファーストキルでエスターが「私ヤバい?」って言ってる奴、あんまり好きじゃなかったんだけどヤバいのはエスターです!という演出の補強であるなら……許す……!くらいの塩梅まで来ている。
ここまで

感想

全然シン・仮面ライダーの感想をあげないのはなぜ?
ずっとろくろを回しているからです……。

#game
春ゆきてレトロチカ 』プレイした!

パラノマサイト』が面白かった+前から気になっていたけど内容が全然わからなかったので二の足を踏んでいた+セールになっていたので買った。
以下ネタバレ感想

総括としてはすごい真っ当な犯人当てミステリーノベルゲームでした。面白かったよ。
そして新本格を名乗る作品の最後の畳みかけは気持ちいいね~!やっぱりどんでん返しは1回かと思わせてから3回くらい回ってなんぼですね!

一応不老という要素が入って来るけど、順当な推理部分には掛かってこないから推理はできる。
主人公の推理に対して「証拠なくないか!?」とか「それ犯人の自供しか証拠なくないか!?」とか「裏取りはしないのですか!?」とかはあるけどまぁ大体OK!そこらへんは逆転裁判的なノリで行きます。

ノベルゲームかと思っていたけど、話は基本的に動画で見る形になっている。
形式的にはやったことないけど『Death Come True』が近いのか?
私が配信系の映画を見れない理由が自分が何もせずに画面を見る集中力がないからなので、割とドラマパートはぼーっとしていました。
私の作るゲームで1回のテキストにおけるボタン押下要求回数が多い理由、多分私がボタンを押す行為が好きだからだなと分かって面白かった。
ボタンを押していないと集中できない体。
後半の疑問と推理フェーズは操作性の関係でちょっとかったるいなとは思ったけど、こういうのは推理部分が楽しくなれればヨシなのでヨシ。
推理部分はすげぇ手堅い火曜サスペンスでした。ドラマの雰囲気とか推理の内容とかも込みで……。
あと作中で「滅茶苦茶香川先生(女流棋士)っぽい人いるな~」って思っていたら香川先生で面白かったです。

最初に過去の物語を別のキャラクターに置き換えてみてね!と言われた時点で叙述への意欲を感じてウケました。
実写で叙述をやってくれるのは素敵だね~。ここは1回目くらいのどんでん返しかな~くらいで見ていた。良かったぜ!
私はミステリーで推理する時、最終結論だけ合っていて途中のトリック部分全然わからんというのがほとんどなので、推理パート完答できたの1つだけで楽しかったぜ!

キャラクター的には如水が好きだよ。そうだね……。
でもまぁほかの人に勧めるかと言われるとそこまでではない感じだ。
ここまで

感想

#eiga
わたしの幸せな結婚 』見た!
恋愛映画見よう年間。
原作・漫画共に未読!

以下ネタバレ感想

総括としては恋愛ものとしてちょうどいい塩梅な上に、アクションシーンが滅茶苦茶かっこいいので満足度が大変高い映画だった~!
こういう冷酷無比な男に嫁ぐ系って、主人公が健気な姿をみせた結果冷たい人格が氷解して主人公にだけ優しくなるがテンプレートだと思って行ったんだけど、これDVを受けていた少女を少し不器用な主人が介護して段々と自信をつけていくお話でびっくりしたよ~~。久遠さん最初から滅茶苦茶いい人だよ~~。

背景美術周りも良かったし見ていて楽しい画面作りだった。
あとこれは個人的にびっくりしたんだけど肌のメイクの表現幅が広くないか!?
主人公の手のあかぎれが治ったり髪の毛がぼさぼさじゃなくなることで大切にされていることの表現になるのはたまに見るけど、肌が荒れているのが綺麗になるのがちゃんと見た目で分かったので勝手に感動していた。帝も死ぬ間際に肌の色が浅黒く油でテカっていたのでメイクさんのこだわりがすごい。
他にも主人公の料理するときに野菜の処理がただ生きるために料理しているのではなく、誰かに食べてもらう前提の包丁の処理を入れていて使用人として真面目にやっていた様が分かるなどの細やかな手つきがすごい良い~~。

そして何よりアクションシーンがかっこいい~~!
CG使いながらカメラアングルも工夫しているので大変楽しくみられる。
殺陣も楽しいよ。

バリバリ続編匂わせをしていたんだけど、ぜひとも同じクオリティーで続編を見せてほしい~!
ここまで

感想

hololive SUPER EXPO 2023 』1日目に行ってきた!

私はこういうイベントに行ったときに、参加者層をざっと確認するのが趣味なんだけど、今まで参加したイベントの中で一番グローバルだし性別も年齢もぱっと見バラバラで面白いね~。
今回はコスプレもたくさんいたんだけど、VTuberって細かい衣装がたくさんあって三面図も公開済み+髪型や小物が違うので人によって同じ衣装でも小物が違ったりして面白い。
あとホロスターズのおしゃべりイベントの列を見た時に、並んでいるファンの雰囲気がキャラクターによって全然違うのが面白かった。
アルランディスの列の人、服みんな緑だったんだけど配信で何か言われたんですか!?!?自主的!?!??!
食べ物の単価が高くてウケてたんだけど、どれもおいしくて良かった!チキンとか温かいし柔らかいので今まで食べたコラボメニュー系の中で一番良かったかもしれない。
イベントの購入回りも事前購入があってスムーズだったので全部のイベントに導入してほしい。

生憎ライブには参加できなかったんだけど、XRみたいなライブになっていたらしくって見てみたかった~~~~!!!!!!!!!

感想

#hon
見えないものを探す旅 』読んだ!
ゲームさんぽ』で紹介されていた本。

以下感想。

総括としては知識を持ってさんぽするとより深く世の中を見ることが出来るよ(見れるといってもあくまで自分で無理やり引いていることにも自覚すべきだよ)というスタンスなので読みやすかったです。
作者の方が能楽師・大学教授・ゲームのプロデューサーというすごい肩書なのでその時点で面白い。この人ゲームさんぽに呼ばないんですか!?
私が能に全然詳しくないんだけど、解説が読みやすいのでとりあえずするすると読めて良い。
こちらの本でも、知識があると逆に見えないものも出てくるよねという話を触れていて最近の摂取しているものに通じるところがあって面白い。
色んな参考書を読んだ結果要点が分かりやすくなる現象が起きている。
ここまで

感想

花粉症なのかわからないけど全く頭働かないぜ~。息もできないぜ~。

Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023"GIFT"at Tokyo Dome supported by 雪肌精 』見た!

以下一周回って面白かったな感想


作家性強すぎて笑った。
作家性が強いこと自体は問題ないけど、それと面白さがトレードになってないとほよよ~となるな。
やりたいことはわかるけど、やりたいことの明確さに対して演出が不明瞭かつえぐ味が強くて集中できなかったぜ!
リアルタイムに生きている人間をコンテンツにすることに苦手意識を覚えている人間なので、その行為を本人から「『辛かった』けど『暖かかった』」と言われてもやっぱり生きてる人間につらいを与えた事実は、例え同じバランスの暖かみを提示されても不均衡に感じる~し、バランスはやっぱりお前らの与えた辛さのが大きいように感じるぜ……。
全体的に受け手より語り手のための物語って感じだし、本当に自分のことしか語らないで終わるので私小説的だ……。
なんか自己完結さに関して『アド・アストラ』を思い出した。
ここまで

感想

#xoxo
なんとてがろぐだとこういうTwitterで流しておくよしなし設定をメモしておくことが出来るんだ!素敵!

■『xoxo A to M』読み方
意味的にはキスハグで○×にもかかっています。読み方は特に決めていません!

■学校は高校か大学か
一応高校(学園)設定です。雲雀ケ丘ノドカさんは学力的にも大学で良いんだけど、本人が何を思ったか高校に行きたいと言い出したので須藤くんのお父さんに相談して捻じ込んでもらいました。
須藤くんのお父さんは割と涙もろい人なので、なんか須藤くんの話とひっかけて交渉したらしい。

■斑鳩ピースさんのカップは何?
「相手に無理やり紅茶を飲ませてはいけない」などイギリスで提唱されている性的同意についてのたとえ話のアイコンとして引きました。


■ヒヨリさんの転校元
『だいすきなあのこがまったく振り向いてくれない』の学校から転校してきました。
佐藤ちゃんとおんなじ制服です。

メモ

#xoxo
雲雀ケ丘ノドカさんのスチルでやってるペットボトル実験はこれになってます!イエイ!
平松式ペットボトル人工雪発生装置
雪を作る実験だ~!
私がやった時はなんか氷の形が埃みたいんであんまりきれいな形にはならなかった記憶があります。

メモ

#game
パラノマサイト FILE23 本所七不思議 』大体クリア!
滅茶苦茶楽しかった~!

以下ネタバレ感想。

総括としてはノベルゲームとしての遊び心があふれているし、プレイヤーが介入する構造がシナリオに組み込まれているのでとても楽しかった~!
楽しい楽しい。

■システム
私はもともと『街』とか『428』とかのザッピング式のノベルゲームが大好きなので超楽しい。
メタ構造入っているうえで、プレイヤーの介入がメタ的に意味があるので滅茶苦茶嬉しい~。そしてそれが明かされた時点で、キャラクターはプレイヤーのもとを去って各々の人生を歩んでいく様が描写されるのが超好き。プレイヤーとキャラクター間の突き放しが最後にあるのが好き。
彼らは私が手を貸さなくとも彼らなりの人生を生きて行ってくれる~~~!最後にプレイヤーが離れることで物語が収束するのは美しいね。
加えて、作中で約子さんのかなりわかりやすい憑りつかれる事象があるおかげでそこまで唐突な感じにもならないような構成になっているのが憎い~。
それはそれとしてスキップ機能は欲しかったぜ!

■キャラクター
立ち絵が可愛い。太めの縁取りに細い線で細かい表情を拾うイラストっていいな……。特に表情が分かりやすい喜怒哀楽ではなくて曖昧なものが多いので好きだ。男たちのアヒル口が滅茶苦茶かわいいし、約子さんの歯を見せて笑う表情も好き。
可愛い絵だと思っていたら、『すばらしきこのせかい』のイラストレーターさんなんだ!すばせかだと頭身もうちょっと低めだけどがっちりした人の立ち絵が好みで良い。というかすばせかでもヒガシザワよかったからな……。
エリオのあのなんかエッチなクロスのベルトは何。後ろ姿がすごい好き。ミヲちゃんもシルエットが丸くてカワイイ~。
後ろ姿や横顔の立ち絵がある時点で良いノベルゲームだと感じられる。リヒタが机越しに話しかけてくるのも好き。
立ち絵の選び方が参考になるのでメモしておきましょう。
カメラワークのおかげで似たような立ち絵でも奥行や動きの表現幅があるので視界も楽しいし、これは参考にできそう~。
あと視点カメラ固定のパノラマだからこそジャンプスケア系の驚かしが効いていた気がする。

■シナリオ
現代和風怪異譚特殊能力頭脳戦バトルロワイヤルだ――――――――――――!
こんなの開始時点で楽しくなっちゃうよね!
興家君が最初にこちらの命令を全無視してくるのと速攻で死んだのでまぁミステリの定跡として最初に死ぬやつは怪しいし綺麗な伏線回収感を出すためにラスボスか回収になるとは思っていたけど、福永さんが思ったよりさっくり勝利したのでびっくりしちゃった。
5人殺害した先で死んじゃったのは、福永さんを生き返らせて返り討ちにあったってことでいいのかな。かわいいね~♡
出会って1か月くらいの女の子のためにサクサク人殺しができる興家君好きだよ。例えそれが前世の因縁であっても。
にしても福永さんの霊感の例えがお酒の強さなのはミスリードなんだろうけどどこから来たんだろう。
全部終わった後の興家君が滅茶苦茶冷めた人だったの、約子ちゃんが途中江戸っ子が抜けていたのと同じ事象だと思うので最後までいって初めて私は興家君を見たんだな~。感慨深いね。
キャラクター同士の会話も良い感じに適当で良かった。
刑事同士のラノベに出てくる高校生みたいな会話と、探偵と奥さんのツッコミ不在型のシリアスっぽいふざけた会話が好き。
ちゃんとプロタンって呼んでくれるし駄菓子屋にもついてきてくれるしシールも一緒に探してくれる奥さん好きだ……。
私は逆転裁判の調査パートの脚立と梯子みたいな不要な会話が大好きなので、この二組の会話がめちゃ好き。
話が進むほど全部のキャラクターの情報が集まっていくのはザッピング型ゲームのだいご味だけど、それがとても楽しめるゲームでした~。

まだトロコンしてないのでまたしばらく遊ぶぞ。
ここまで

感想

佐伯祐三 自画像としての風景 』行ってきた!
知らん人だったけど良かったし、東京ステーションギャラリーの学芸員さん好きだ~。

以下感想。

総括としては情報の取捨選択と構図の取り方がシャープでカッコよかった!風景画も静物画もかっこいい~。
そして作品の展示の仕方と解説が論理的+冷静で良かった。今まで見た展示の中で一番好きな構成だったと思う。

■佐伯祐三
デフォルメというよりは重要な要素を拾って絵を構成する書き方をしていると思ったんだけど、その取捨選択に知性感じて滅茶苦茶格好良かった。
あと私が油絵の日本風景画をあまり見たことがないのもあって新鮮だったし、日本時代の思考錯誤が見れてとても面白かった。
西洋と違って高い建物がないため、電柱を描くことで画面上部のバランスを取る。それはそれとして電線は邪魔なので描かない。
これで画面が滅茶苦茶しまっているんだよな~!
2回目の留学の時の街の風景に黒い電灯がちゃんと描かれているのも、たぶん電柱での画面構成を踏まえた奴なんだろうなと思って勝手にテンションが上がってしまった。
あといろんな画家の描き方を取り入れているという解説に沿ってみると、確かに遠近法の取り方とか建物の直線の取り方に反映されているし、それが後々の画風にも影響しているッポイので、絵も技術的な勉強を踏まえて描くのがかっこいいな~と思いました。
特に2回目の留学の時の壁の絵が全部格好いいんだ~!
壁のポスターを取り入れているところとかが割と現代的で私の今の感性に近いからかもしれない。
扉だけの絵がどれも格好いい~。ポストカード欲しいね。

■展示
私は佐伯祐三のことを知らなかったんだけど、解説が分かりやすいおかげで頭の中整理しながら見れて良かった。
全体は佐伯祐三の人生を追う形の展示順なんだけど、最初の解説に展示の全体概要が書いてあるのでそれになぞって見れるのが良い。研究論文における概要が最初にちゃんと書いてある!
前述のほかの画家の勉強をしたという解説の近くにそれらを反映した絵がちゃんと飾ってあるのもありがたい……。
あと私は解説文に「まるで○○のようではないだろうか。」「○○のような××を感じる。」みたいな恣意的な文章があると「あなたはそうかもしれないですね……」と引きがちなんだけど、今回それが全然なかった。(たぶん
でも意思がない訳ではなく、情報量と丁寧さで構成されているところに意志を感じるので良い。全部の展示そうしてほしい。絵にどういう感想を抱くかは私に決めさせてください。
特に勝手に唸ったのが、東京ステーションギャラリーって2階だけ壁が赤レンガになってその階の展示が「ヨーロッパの壁」というタイトルで佐伯祐三のレンガ造りの壁の絵ばっかりになってるところ!!!!!!!!!!滅茶苦茶かっこいい!!!!!!!!!!!オシャレスギル!!!!!!!!
展示の解説も良ければ作品展示順も良ければ展示のまとめ方もタイトルの付け方も額縁の選定も全部オシャレだった……。
東京ステーションギャラリーの学芸員さんの解説を読むために展示通うのありだな~ってなるくらい素敵な展示でした。
学芸員さんの構成によって、おんなじ絵の展示でもいくらでも満足感違うの面白~。

ここまで

感想

#eiga
BLUE GIANT 』2回目見た!
音響自慢の川崎チネチッタで見た!
1回目の感想こっち

以下感想。

総括としてはシナリオの構成が丁寧なことを再確認出来て良かった!
それはそれとして一番好きな曲がどれなのかわからないし音が大きいので終わった後しばらく頭痛に苛まれていて音楽適正無ッッと思いました。

私にSoBlueの人が初めて聞きに来たライブの曲名を教えてほしい。何もわからない。トムがかっこいいことしかわからない。

初回の雪祈の演奏が片手演奏なのが最終ライブに繋がっているのとか、雪祈の「1回死ねよ」と大の「死んで来い」とか才能があれば踏み台にすると言っていた雪祈が大のことを後押しする行動をとるところとか、So Blueの客席に登場していた人がたくさんいたりとか気付けて良かった~。
原作ではラストライブがないらしいので、映画としてかっこいいの再構成していると思って唸っちゃった。

そしてライブ映画なので音楽は何度見ても良いし、前回とはまた違った曲でぐっと来たりして楽しかった。
前は玉田にうぉぉぉってなりがちだったけど、今回は雪祈のサビが良かった~。
でもやっぱり私は玉田がかっこいいよ……。
ここまで

感想

花粉しか飛んでないのかこの世の中

この話の続きだけど、だから『花散るまにまに』って全く世間向けじゃないんだよな~って思いながら作っていたのを思い出した。
プレイ時間+作業負荷が高いのに対して、わかりやすいハッピー・バッドの何も提示してこないゲームと受け取られやすいので、世間向けじゃな~い。
一応お兄ちゃんが何者なのか?というのが1回目の報酬になっているけど、それが中盤にあるからプレイ後までにカタルシスが失われるんだよな。
物語に置いての報酬は減価償却式なので、本来なら本文の中で定期的に報酬を与えないといけな~い。
それにお兄ちゃんのことはどんでん返しというよりも、回数を重ねると段々分かって来る要素なので風速もそんなに高くない。
逆に『てんがいちかく』は後半に新情報畳みかけで報酬を出しまくって、大抵の人がバッドエンドだと受け取って「なんで!?」ってなるところを流しているゲームなので、報酬の管理は楽しいね~。
私は多くの人間が、自分の中で体系づけた知識に新しい情報が追加されるのや自分が初めて気づいた/自分だけが知っていると錯覚することに快感を覚える生物だと思っているから、秘密の開示も報酬としてカウントする。
私は作品のことバッド/ハッピーで分けるのはやんないけど、世間的にはこう分類されるだろうを念頭に置いて作るのは大好き。

ただ『花散るまにまに』はバチバチの構造ゲームなので、構造で物語を読む人だと最後まで行ったときの主義の一貫性と突き放しは個人的にちゃんとできたから、そこは報酬になっていると良いな~。
最初っから報酬を与える人間を限りなく絞ったゲームなんだよな~。
外に向けた作品を作るなら、自分の考える最大値の人間に向けてやっと2割届いたか?くらいだと思うから読み手選んじゃいけないんだろうな~って思うけど、まぁフリーゲームなんでいいよ。フリーゲーム最高!

メモ


私もこの報酬型の思考が滅茶苦茶強いんだよな~。
ただその報酬はハッピーかバッドかはあんまり関係ない。(そもそもハッピーかバッドでエンドを二分するのが暴力的であることは置いておく)
テーマや主義主張が一貫しているかどうかと、それに対する証明やフォローアップがちゃんとしているかが重要だと思っているっぽい。
だから最後胸糞エンドでも主義が一貫していればよいし、ただ胸糞がしたいだけのエンドだと私が受け取ったら「そうっすか……」で心離れる。
世間的にハッピーエンドでも、やってることがおかしかったりテキスト内の主義と齟齬がったりフォローアップが足りてなかったりすると好きではないな~となる。場合によっては齟齬をハッピーエンドでごまかしたな……で引き算することもあるしな~。

テーマや主義主張をあんまり重要視していない話だった時は、気持ちよく読めるパートがあればもうそこらへんで報酬はもらえたって感じがする。だからB級映画の瞬間最大風速で大満足。

まぁ報酬って結局物語の何を面白いと感じるのかと近いんだろうな。
自分にとっての面白さとは何かについて考えるの大好きなのでこういうお話をこねる場所があるのはやっぱりいい。

滅茶苦茶好きな絵を描く人が、私の大好きな3等身くらいのデフォルメイラストで定期更新するみたいでウルトラハッピーになっている。

前述の漫画原作のアニメ、テンポ・スピードが合わない問題
個人的には『THE FIRST SLUMDUNK』が解消に成功していると思っているし超好き。

#hon
翻訳文学ブックカフェ 』読了!
最近翻訳について考えていたから読んだ。
確かなんかのブックフェスの時に買った。若島正先生(面白い詰将棋作る人)がいたから買った。
積読はするもんですね!

以下感想

総括としては言うまでもなく翻訳者によってスタンスは全然違うし、こりゃ翻訳者によって合う合わないが発生するわ!がよくわかって面白かったです。

■翻訳は二次創作的という私の考えについて
全体を読んであながち間違ってはいないなと思ったけど、あんまり正確でもないと思った。
どっちかっていうと楽譜を貰ってそれを演奏するが近いんだろうな。与えられた音階を元にどう表現するのかを試行錯誤する作業っぽい。
二次創作だと余白を足したり引いたりしすぎるイメージが強くなる。
そして私は楽譜を貰ったら自分で演奏したい!という風に言った方がしっくりくるかも。

土屋政雄先生の「文学作品の場合、原作者にどういう意図があろうと、翻訳者が勝手に訳せばいい」[p.211 l.18]とかはその傾向が強くて勝手に補強になった。
多分この思想は翻訳という行為をしている時点で意図を完璧に受け取ることが出来ないという前提があっての「勝手」という話なんだろうなと思っている。
もちろん作者の意図を訳すことを念頭に置いている人もいる。バランスのとり方が人によって全然違って面白い。
何を基準にするかが人によって違うのも面白い。
作者に会いたい人会いたくない人とかも違うし、それによって翻訳の質が上がる人もいる。
インタビューはうけてないけど、もともとの翻訳文はクールな感じだったけど、作者にあってみたら温和な人だったから翻訳を全文温和な感じに書き換えた人とかいるらしい。(私はそれをされたら切れると思う
翻訳する際にも、本文や作者と全く別軸で、出版される時代に合わせた翻訳をするというのも面白かったな。
改めて考えると、今風じゃない表現をターゲット層に合わせて変える作業を受け入れてくれるのってすごいよな~。
日本の作品でも古い作品はやっぱり読みにくいもんな……。
南総里見発見伝とかの、マジの古典とかまで行くと現代語訳があるけど、近代文学ってあんまりそういうの出ているイメージないもんな。軽く調べてもこれ くらいしか引っかかってこない?また調べてみよう。
そう考えると日本文学よりも翻訳された本の方がストーリー重視で長く読み継がれそう。
時代性を保ったままの作品はストーリーより古典・学問として親しまれるというか。
翻訳文学ってストーリーを重視するのか表現を重視するのかそれ以外を重視するのかがマジで翻訳者次第だ……というのが強まった。

■音楽的な話
面白いのが、多くの人が「ダイナミック」「リズム」「スピード」を大事にして翻訳していると言っていたこと。
これに関しては、私が最近の漫画原作を忠実に再現するアニメを「漫画の時とテンポが合わね~」と感じることがあるので勝手にシンパシーを感じている。
作品内の重要な要素そうじゃない要素に含まれるテンポやスピード感や空気感を保とうとする姿勢自体は滅茶苦茶好ましい。
ただ、村上春樹が海外文学は読むが戦後文学は読まない「いわゆる文芸日本語が読めないから。」「戦後文学って感覚的に弱いですね」[p.242 上 l.15]って言ってるのと逆に、私は翻訳文学が感覚的に文書として重くて読めないからこう……どうしょっかなぁ!って感じです。
たぶんその大事に再現しようとしているテンポやスピードが私にとって重いんでしょうかね!?村上春樹も割と読めないし。

あとこれは本文に関係ないけど、注釈に書いてある翻訳文がどれもこれも目が滑ったので本当に……読めないんだね……!って思って面白かった。
読んでください。
ここまで

感想

#manga
K2途中まで読んでいるけど、医療というか何かしらに従事する・継承する者たちへの賛歌の漫画なので読んでいて気持ち良いし、何より漫画として超絶読みやすい。
光の漫画だ……。
あと医療漫画って症状の伏線があってからの診断結果開示という流れがあるからミステリーっぽくて肌に馴染む。だから医療漫画好き。

感想

なんでその台詞(「今すぐにこの人を連れて、ここから出てけよ!」)というと由里タイガ君の数少ないスラングを使っていそうな台詞だからです。

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ふふ

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